範馬刃牙

男子( おとこ )はね―――誰でも一生のうち一回は地上最強ってのを夢みる
程度の差はあるけどね これは誰でも見る
けれど誰もがそれをどこかであきらめてゆく
兄弟喧嘩に敗けたとき ガキ大将に出逢ったとき 父親の拳骨の痛さを知ったとき…
99.9999999…..ぐらいの人達は途中で他の夢にいっちゃうんだ
けれど
ほんの一握り…何があっても誰に出逢っても
大人になっても決してこの夢をあきらめない人達がいる―――
*1

板垣恵介の格闘ギャグ漫画『グラップラー刃牙』シリーズの主人公。
声優はTVアニメ版では菊池正美氏、ナック製作のOVA版とアーク製作のPS2版では山口勝平氏。
名前の読みは「はんま ばき」。作中ではバキと片仮名で呼ばれることが多い。
原作を知らずとも、彼が作中で言った「そんなふうに考えていた時期が俺にもありました」というフレーズを知っている人は多いかもしれない。

地上最強の生物、範馬勇次郎の息子にして若干17歳にして地下闘技場に君臨するチャンピオン。
異母兄弟にジャック・ハンマーがいる(勇次郎の発言からしてもっと多くの異母兄弟がいそうだが、登場したのは彼のみ*2
母親は朱沢コンツェルンの総帥、朱沢江珠。勇次郎を喜ばせるために幼い頃から格闘技の英才教育を受けてきた。

夜叉猿や花山薫ガイアといった強敵たちとの戦いを乗り越え、13歳の時に父親に挑むが敗北。
その時に我慢できなくなった勇次郎に『喰われ』そうになるが、江珠が刃牙を庇い死亡してしまう。
(この場合の喰うというのはもはや本能となっている戦闘を食事に例えた言葉。カニバリズムの事でも同性愛の事でもない。
 原人は本当に主要人物の肉を喰っちゃったけど
その後、強くなるために世界中を渡り歩く中で世界中の強者たちが集まる東京ドームの地下闘技場の存在を知り、
より強くなるために地下闘技場で戦い続け史上最年少のチャンピオンとなる。
その後も数々の強敵との戦いを経て、地下闘技場で行われた最大トーナメントでも猪狩完至や烈海王らとの戦いを勝ち進み、
決勝にて兄であるジャック・ハンマーとの兄弟喧嘩を、お互いに尿闘いの聖水を撒き散らしながらも制し優勝。
次の最凶死刑囚編では他の濃いメンツの影であまりバトルでは出番がなかった。主人公なのに。童貞は卒業したが。*3
最凶死刑囚の一人、柳龍光との対戦時に毒手を食らい一時瀕死になるが、烈海王の拉致勧めにより中国に渡り、
勇次郎の他モハメド・アリマホメド・アライJr.、ドリアン海王(とオリバ)や烈海王らと共に100年に1度の武闘大会・大擂台賽に出場。
そこで他の毒手使いと再度対決することで毒も受け続けた結果毒が裏返るというよく分からない理論で克服。
試合後、烈海王が用意した10リットルの水と4キロの果糖を混ぜた14キロの砂糖水を一気飲みした事で弱っていた体を超回復させた。
その結果、直後の試合にて郭春成(後に勇次郎と戦いを繰り広げる郭海皇の息子)を僅か2秒で倒すという圧倒的な戦闘力を見せ付ける。
更に大擂台賽終了後のアライJr.との対決も事前の盛り上げをガン無視して「死ぬ覚悟がなかった」と瞬殺。

そして時が満ちたと父、勇次郎を最後の対戦相手として指名する。
Mr.アンチェインことビスケット・オリバや恐竜時代最強の男ピクルとの対決を経て、Gに弟子入りしたりしつつも
遂に地上最強の親子喧嘩は始まり……。
+その結末(ネタバレ注意)
母の命を奪った博愛固めで全身ボロボロにされながらもリアルシャドー攻撃すると言う離れ技を見せた。
この直後、勇次郎もリアルシャドーを使えることが発覚。
勇次郎自身の持論「強さとは我儘を通す力」に従って地上最強を贈られた。それにしても……
……まさかエア味噌汁の味付けで地上最強が決定するとは、読者の誰が予想しただろうか。

というか、担当編集者にとっても想定外だったらしくアオリで
先生!! 打ち合わせと全ッ然違うじゃないですか〜!!?(担)
と書かれる始末だった。
……前にもこんなのがあったような。前例がある時点でおかしい気もするが。

+そして……(シリーズ第4期ネタバレ)
一年以上ものブランクを開けて、シリーズ第4期『刃牙道』がチャンピオン誌にて連載開始。
名実ともに「地上最強」となった彼の退屈を紛らわす為、差し向けられた新たな対戦相手は……

勇次郎による幼少期からのトレーニングにより習得した、様々な格闘術を取り込んだ独自の総合格闘術を用いて戦う為、
これと言った明確な格闘スタイルを持たず相手に対して臨機応変に変化させている。
その戦い方は13歳の時点でも職業軍人達をして「少しきれい過ぎるが本物」と言わしめる程であり、
いざとなれば相手の急所を的確に、躊躇なく叩きのめすエゲつない戦い方もできるなど、
地下闘技場のチャンピオンと呼ぶに相応しい実力を有しているのは間違いない。
また紐切りやマッハ突きなど、一度見ただけの他人の技でも使えるようになるという水影心のようなチート技術も有している模様。
尤も、これに関しては血が薄いと言われた兄ジャック・ハンマーでさえ数回食らっただけで柔術を体得していたため、範馬の血の為せる業かもしれないが。
脳内麻薬を自在にコントロールする事も可能で、耳を捻るという行為をトリガーにエンドルフィンを分泌させる事もできる。
こうした身体能力を支える食欲や消化能力もすさまじく、刃牙の食事シーンはその量が半端ではない。
何せ第一話からタッパーにぎっしりつめたオジヤと梅干、そして炭酸抜きのコーラを試合直前になって完食するという事をやってのけた他、
夜叉猿と戦う為の修行の間、大人数か月分の食料を一人で食いつくしたり、
前述の14キロの砂糖水もたらふく食い物を食いまくった直後のデザートだったりする。

+リアルシャドーについて
刃牙が持つ技術で最もトンデモなもの、それがリアルシャドーである。
相手の存在をイメージして攻撃や回避の予行練習をするシャドーボクシング、それを極限まで突き詰めた超スゴいパントマイム。
本人が持つ強烈な思い込みで対戦相手をリアルにイメージし、殴った手応えや殴られたダメージをも自身の肉体に再現する。
ボクシングやムエタイ、中国拳法などは朝飯前で、
果てには100キロのカマキリや古代生物のティラノサウルスまでイメージすることが可能。
それにより、少年の年齢でありながら数百、数千戦分のキャリアを得ているという。
その便利さからオタクが最も得たい技術だとかネタにされる、紳士的な意味で。
その一方で、体力測定中にトレーニングの癖で重りをつけたイメージをしてしまい、走れなくなったことも。
余談だが、前述の100キロのカマキリはフィギュア化されている。

ギャグ番外編『バキどもえ』ではこれによって犬のウンコを超巨大化させて師匠と崇めたり、
ゾンビ映画からリアルシャドーを発生させて市街地をリアルバイオハザード状態に陥れたりしている。

と、こんな風にやや(?)人間の範疇から外れかけてはいるもののそれなりに真っ当な戦い方をしていたのだが、
作品がギャグ漫画化インフレしてゆくに従い、刃牙の戦い方と主人公補正のレベルもかなりおかしくなっていき、
ピクル戦の際には形意拳でトリケラトプスを模した「激獣トリケラトプス拳」や、
そのままプテラノドンやTレックスなどの様々な恐竜を合体させたプトティラコンボ恐竜拳をやってのけたり、
勇次郎と戦うために時速270Kmのスピードを一瞬で叩き出す特殊走法、通称蜚蠊(ゴキブリ)ダッシュを
文字通り ゴキブリから学び、ゴキブリを師匠と崇めたり とやりたい放題。
勇次郎の息子という事もあり、極限状態になると父と同じく背中に鬼の貌が顕れるのだが、
最近ではそれに留まらず 脳みその形すら鬼の貌である という驚愕の事実までもが発覚した。
ぶっちゃけ最近の板垣先生はゆで御大化してきt(ry

2分半でわかる最大トーナメント編


MUGENにおける範馬刃牙

長きに渡って彼をインスパイアした眼鏡をかけた学生がその代理を務めてきたが、
ついにバキキャラに定評のあるtokage氏が制作したものが2012年8月14日に公開された。
ドットのベースはやはりというか天童凱のもの。
ただ全体的に体型がマッシヴに描き直されており、刃牙らしい外見にはなっている。元々凱自体バキのパロディだし
転蓮華音速拳など原作で使用した数々の技が搭載され、トリケラトプス拳や無呼吸連打などの最新の技も搭載。
接近戦メインで飛び道具に弱い…と思いきやゲージ技の蜚蠊ダッシュが突進中飛び道具無敵なため意外と行ける。
ボイスはアニメ版のものが使われており、AIもデフォルトで搭載されている。11Pは性能強化の特殊カラーに、
12Pはそれに加えリザレクション付与(ジャック戦やオリバ戦などで見せた鬼の貌開放)となっている。
しかし性能は同氏の勇次郎に比べるとマイルドであり、11Pは勇次郎1Pに負ける事が多く、
12Pでも勇次郎7Pに瞬殺されるため地上最強の生物には遠く及ばない。まあそこは主人公とボスの性能差上仕方ない

そのためか、2012年9月にGGG氏によって強化パッチが公開された。
このパッチを適用すると、勇次郎と同じように1~6Pで狂下位、7~11Pで狂中位~狂上位、
12Pで準神、と12Pを除いては勇次郎と互角かそれ以上に戦えるようになる。主人公の面目躍如といったところか。
2014年6月1日には、誠治氏によるAIパッチも作成された。
幅広い大会の活躍に期待される。

出場大会

出演ストーリー



*1
しかし後に刃牙自身は「自分は地上最強を夢見たことなど一度もない」と恋人に語っている。
他にも独歩に対し「もし親父が地上最弱の生物だったとしたならば、俺は2番目に弱くていい」
「父親がたまたま地上最強だったから」とも。

*2
実は『バキ』における中国大擂台賽編にて範海王と呼ばれる人物が登場しており、
名前の「範」の字、その前後に勇次郎が意味深な発言をしたことから読者の期待を煽ったが
結局血縁云々には一切触れられずマホメド・アライJr.にボロ負けした。なんだったんだアンタ。
ちなみにベージ上段や下のAAの「そんなふうに考えていた時期が~」は、この試合の最中に刃牙が発した台詞。

*3
なお、この恋人との童貞卒業のエピソード『バキ外伝SAGA(サーガ)』はわざわざ掲載誌を青年誌に移したうえに、
この話だけ番外編としてコミックが独立している。なんか力の入れどころ違わなくないか?
ちなみに内容はと言うと『これでヌける奴は居ない』と掲示板で叩かれるほど。つまり通常運行
+補足の補足、刃牙とヤッた恋人について
名前は松本梢江(まつもと こずえ)といい、刃牙が寄宿しているアパートの大家の娘。
登場時から刃牙に淡い想いを寄せており、刃牙も彼女に好意を寄せていたため自然と恋人関係へと発展。
性格は平和主義のおっとりとした年頃の少女。
しかし、板垣ワールド刃牙の恋人となっただけあって、徐々に刃牙の戦う姿や周囲の
人外じみた格闘家たちに感化され、自己や周囲を顧みない格闘家たちに毅然と抗議見せる胆力を身につけ、
あの勇次郎をして「いい女」と言わしめる女傑までに成長する。

第2部終盤でマホメド・アライJr.から執拗なほどのアプローチをされるもこれを拒むが、
刃牙にボロ負けしたアライJr.をその母性と慈愛で癒してい見せた。
この頃は刃牙が勇次郎との最終決戦を予感し、迷惑をかけまいと彼女をあえて突き放していたが、
この一件以降、ギクシャクしがちだった二人の仲は元に戻った。

ギャグ漫画『バキどもえ』では読者視点からの女傑的なイメージを最大限に誇張したキャラ付で登場。
……というか、同漫画の梢江は確実に刃牙より強い。烈先生すら彼女に怯えるほどである。

なお、アニメ版だと全くの別人ぐらいキャラ造詣が変わっている。
最大トーナメント編終盤あたりでやや原作っぽく崩れたが



  ,j;;;;;j,. ---一、 `  ―--‐、_ l;;;;;;
 {;;;;;;ゝ T辷iフ i    f'辷jァ  !i;;;;;  ボクシングには蹴り技が無い・・・
  ヾ;;;ハ    ノ       .::!lリ;;r゙
   `Z;i   〈.,_..,.      ノ;;;;;;;;>  そんなふうに考えていた時期が
   ,;ぇハ、 、_,.ー-、_',.    ,f゙: Y;;f.   俺にもありました
   ~''戈ヽ   `二´    r'´:::. `!