ワルキュリア



「ここまであたしを助けてくれて

 ありがとう、NARS。

 そして…あなたに…」

 TEAM:MIDI-NITOREN
 H/W:29.3ft/25t
 PACKAGE:MIDI LABO.
 POWER UNIT:NITOREN XV10 6C
 O.S:SYTEM V.1.08

『シュマイザーロボ』に登場する赤紫色のロボット。
MIDIラボによって開発された身長29.3フィート(約9m)、重量25tの巨大ロボである。身長をフィート表記するなら重量もポンド表記するべきじゃ?
パイロットの女の子の名前はラナ。彼女はワルキュリアを作ったMIDIラボと呼ばれるチームに所属している。
戦いに関しては素人のようで「こんな殴り合い、おもしろいのかなぁ」「あれ?勝っちゃった」など素っ頓狂な態度。
「NARS」という装置を使っており、そのデータ収集のために戦っているようだ。

+ 『シュマイザーロボ』とは?
シナリオ交換システムを謳いながら2シナリオしか出なかったPC用RPG『カレイドスコープ』や、
伝説のクソゲーFC用RPG『星をみるひと』で知られるメーカー、ホット・ビィが1993年に生み出したAC用格ゲー。
登場キャラは全てロボット(上記の通りパイロットは居る)で、ロボットはそれぞれ所属チームがあり威信を懸けて戦う。
2Dゲーとしては珍しく、操作はレバー8方向に加え、パンチ、キック、防御の3ボタンで構成されている。
防御ボタンは押しっぱなしでも移動やジャンプができ、これを利用して空中ガードが可能。
ただし防御ボタンを押しながら攻撃をした時はしっかりダメージを食らう。
ハウツー画面では、防御の効果が発動するとあるが謎。防御からそのまま攻撃へ繋げられるという意味かもしれない。
また、この作品は今や格ゲーでお馴染みのシステムである、
「空中ガード」「小ジャンプ」「カウンター」「コンビネーション」「ガードキャンセル」の元祖ではないかとされている
(このゲームのカウンターは攻撃を受けると同時に防御ボタンを押すと硬直が短くなるという仕様で、コンビネーションは目押しに近い)。
残念ながら家庭用に移植はされていない。そもそも発売直前にホット・ビィは倒産しており、置き土産とも言える
(元スタッフが『雪ん娘大旋風』で知られるスターフィッシュを立ち上げており、一部版権を継承した)。


原作での性能

女性キャラという立ち位置とは裏腹に、火力が化け物じみている。
というのも、『シュマイザーロボ』というゲームが全体的に高火力すぎるからである。
ワルキュリアは通常技のコンビネーションを完遂するだけで体力5割以上持っていくのだ。

必殺技は3つ。既視感を覚える3種類のローリングアタック
「ヴィントシュートス・バリエーション1」は相手にヒットした後もう一度突進する二段構え。
ガードされても、もう一度突っ込んでしまうが、下段ガード不能なので知らないとなかなか凶悪。
「ヴィントシュートス・バリエーション2」はローリングアタックを1回するだけ。
バリエーション1と2の名前が逆のような気がするが気にしてはいけない。
「ヴィントシュートス・バリエーション3」は移動せず、その場で止まって宙に浮きながら回転する。
こちらも下段ガード不能。ただしコマンドがボタン連打なので、コンビネーションに化けやすい点に注意。

CPUをハメ殺せる性能、また対戦相手に回った時の厄介さから考えるとオススメキャラである。


MUGENにおけるワルキュリア

マイナー格ゲーキャラに定評あるmass氏によるものが存在。
原作のままでは高火力すぎるため、調整として攻撃力が50%に抑えられている。
ちなみに挑発の投げキッスにはゲージ溜め効果がある。
また、設定でパイロットであるミラの顔を表示させる事も可能。

防御ボタンのシステムについては、防御しながら前進後退が可能な代わりに、ジャンプをすると効果が無くなるという仕様。
つまり空中ガードはジャンプした後にもう一度ボタン押す必要がある。ただし上昇中は不可能。
オリジナル要素として、相手の攻撃ヒットに合わせて防御ボタンを押す事で無敵時間が発動する「ガードリバーサル」というシステムや、
超必殺技として3回ヴィントシュートスをする「ヴィントシュートス・バリエーション4」、非ロック式の乱舞技である「乱舞シュートス」を追加。
なお、乱舞シュートスはバリエーション4の後にキャンセルで繋がる。

外部AIはつづら氏によるものが公開されている。
容赦の無いヴィントシュートスの使い分けによる攻防の魔の手を躱し切れるか!?
プレイヤー操作(12:17~)

出場大会

プレイヤー操作



最終更新:2023年10月24日 17:32