「そんな戦い方ではこの俺は倒せない。」
- 名前:Jimmy Lee
- 出身:ロサンゼルス
- 身長:175cm
- 体重:73kg
- 格闘スタイル:双截拳
- 趣味:トレーニング
「なかなかやるな ただそれだけだが。」
テクノスジャパンから誕生した対戦格ゲー『
ダブルドラゴン』の主人公。
「
双截拳」で戦う
ビリー・リーの兄。
また、同会社のアクションゲームの『
双截龍』は、多少設定の違いはあれど、同名義の歴代主人公。
アクティブでスピーディな俗っぽい弟とは違って、兄のジミーはストイックな武闘家。それも相まって一撃が重いパワータイプ。
普段はビリーと双截拳道場を共同経営している(ジミーは総帥の肩書き)。
コガ・シューコーの脅威もしっかり把握している。
そのため、組織をぶっ潰そうと勇み足をしたビリーを止めるために、闘いに巻き込まれてゆく。
弟が破天荒な性格という事は、兄は逆に冷静沈着でクール……かと思いきやこっそり弟をライバル視している。
シューコーを倒そうとする弟を心配する反面、あわよくば弟を負かして自分が代わりにシューコーを倒せればと思っている。
結局兄弟揃って俗っぽい所は似た者同士というオチ。
また、
マリアンに「君んちに・・・か。若さゆえに・・お姉さんは居るかい」と内緒話をする。
ビリーとマリアンは恋人同士。ビリーの兄貴はジミー。マリアンに姉はいるかと聞くジミー。
*1
……兄弟揃って似た者同士ではないお盛んだからね。仕方ないね。
レベッカへの勝ち台詞も「女とは戦いたくなかった」とやんわり。
つまり良く言えばレディーファースト。悪く言えばムッツリスケベ。
ちなみにジミー
ステージの登場イントロは、ジミーがスパーリングしている最中に、
スパーリングに付き合っていた門下生が相手キャラに蹴り飛ばされるので、戦いの理由が明確。
そして『ダブルドラゴン』と言えば、かつて続編として製作が始まった『
レイジ・オブ・ザ・ドラゴンズ』の主人公に
ジミー(ジェームス・ルイス)が存在し、
ジミーの服装や出で立ちも赤・茶・黒を基調としたオマージュが窺えるデザインになっている。
しかし、やっぱりどっちのジミーも
地味さはイマイチ拭えないかもしれない。
また、格ゲーの『ダブドラ』のジミーは赤というよりは橙色(オレンジ色)であり、
ノースリーブの黒い上着と髪型も相まって『
餓狼伝説』の
ホンフゥに見えなくもない
(というか格ゲー版『ダブドラ』も『餓狼3』も同じ1995年稼働な上、
こちらに登場する
チェンフーも
ジャッキー・チェンオマージュなのが被ってたりする)。
原作での性能
ダブル主人公である弟のコンパチかと思いきや微妙に違ってたりする。
というか、弟のビリーの方が性能が若干いい可能性があるかもしれない。
突進技「双龍牙」は弟より潰されやすく、
昇龍系の対空技「裂空破」は弟より1ヒット少ない。
竜巻旋風脚のような「龍尾旋」はボタン違いで低空飛行になる事が無く、しゃがんだ相手に当たらない。
しかもビリーは多段ヒットするのに、ジミーはヒットするとガード、食らい関係無しに技が終了。
だがジミーならではの性能もある。それが
超必殺技の対空技「閃空破」。裂空破の強化版で天高く飛び上がる技だ。
つまりほぼ垂直に飛ぶので外せば隙は極大。出来る限り引き付けてから出すのがオススメ。
しかし空中ガード可能。
もう一つの超必殺技「双龍転生」はビリーと同じ技である。
オーラを纏いながら服とほぼ全ての技の性能が変わり、
飛び道具も使えるようになる。
超必殺技が使えなくなるのもビリーと同じ。やはり使い所は非常に注意しなければならない。
総評としては、弟のビリーに対し、痒い所に手が届かないもどかしい性能になっている。
「鍛錬を怠る事は死を意味する。」
MUGENにおけるジミー・リー
ですからー氏がbad darkness氏作のビリーを改変したものが有名。
同氏製作のビリー・リーのファイルに同梱されており、defを書き換えれば使い分けられる。
イントロが「ビリーがスパーリング中に門下生ごと蹴り飛ばす」に変更されている。
技の構成は格ゲー版から大きく変更されており、オリジナル技として
コマンド投げ「パンチングラッシュ」、
超必殺技にベルトアクション時代に活躍した双截拳の三大奥義「爆魔龍神脚」「天殺龍神拳」「龍尾乱風脚」が追加されている。
なんで格ゲーでこの技が使われなかったんだろうか
双截拳の奥義を主軸に戦うビリーとの差別化として、
ジミーは格ゲーで変身後に使用可能になる飛び道具「飛龍拳」、変身前に使う対空技「裂空破」と突進技「双龍牙」を使用。
裂空破の上位技である超必殺技「閃空破」を使えるという点は一貫しているのだが、
双龍牙の上位版「吠龍撃破」はビリー専用技。そしてビリーは双龍牙を使えない。
「双龍転生」は無く、同じ発音の
ボイスが使い回しできる新超必殺技として二匹の龍のオーラを正面に向けて放つ「双龍転掌」がある。
原作からかなり一新された攻防でガンガン楽しめるであろう。
なお、変身能力は搭載されていない。
AIもデフォルトで搭載されており、基本は手数でどんどん攻めてくる。
出場大会
プレイヤー操作
*1
ベルトアクション版ではこの二人の仲はさらに凄まじい事になっており、AC版初代では二人協力プレイでクリアすると、
ラスボスを倒した後に
マリアンを巡って兄弟で決闘、勝った方がマリアンをものにするという壮絶なラスト。
FC版では二人同時プレイが無かったために、一人プレイでもこの展開が確実に起きる……つまり
ラスボスとして登場する。
まだ「姉はいるか」と本人に手を出さないだけ、ベルトアクション時代よりマシになっているのである。
最終更新:2023年09月20日 08:16