浦原喜助





   「想う力は鉄より強い

          半端な覚悟ならドブに捨てましょ」





 職業:駄菓子屋『浦原商店』店長
 身長:183cm
 体重:69kg
 誕生日:12月23日
 斬魄刀:「紅姫」
 声優: 三木眞一郎

『週刊少年ジャンプ』で連載されていた久保帯人氏の漫画『BLEACH』の登場人物。
「うらはら きすけ」という。作中の初期から登場しており、コミックスの表紙を6番目に飾る。
作者の中では、それまで主人公である一護の仲間達が2巻から5巻と表紙になっていた流れを破るほどのキーパーソンだったと言える。
日常は「浦原商店」の店長として活動。その商品は駄菓子だけでなく、死神を顧客とした霊に関係した物も取り扱っている。
虚(ホロウ)を浄化させるために現世に来た死神は、虚を倒した報酬をもとに浦原と交渉しているが、当初は非公式であった(現在は尸魂界公認)。
自分のことを「アタシ」と呼び、語尾は「~ッス」。どんな相手にも「さん」付けする。
いつも遠回しな物言いと腹積もりがありそうな態度で、人を食った態度でへりくだる。典型的な訳ありで事情通っぽい雰囲気を出す男。
周りからも好印象は余り持たれておらず、今も彼を慕うのは浦原商店の店員と旧友の四楓院夜一ぐらいである。
その風体から最初は一護に「ゲタ帽子」と呼ばれていた。

作中の立ち位置は、主人公達に修行の場の提供やトラブル解決法を与える便利屋。
一護や恋次が卍解を習得するための手助けだけでなく、物語で主人公側がピンチの時には大抵浦原が手を貸している。
戦闘描写は多々あるが、あくまで腕試しや強者からの弱者の保護が中心。しかもノーダメ。真の実力は底知れない。
藍染惣右介をもってしても頭脳面で敵わない唯一の存在と言わしめるほど。
藍染とは違うベクトルで「またお前か」「浦原がなんとかしてくれました」である。
とはいえ物語の根幹に関わる人物でもあり、浦原がBLEACHの物語においてあらゆる面で関わっている。
+ 浦原の素性

浦原はかつて死神護廷十三隊の十二番隊隊長であり、自ら設立を提案した技術開発局の初代局長である。
隊長を任される前は、二番隊の第三席として犯罪者達を収監する牢屋「蛆虫の巣」の管理をする実力者だった。
十二番隊が研究者畑の特色を強めたのは彼の功績であり、浦原本人も研究に没頭する。
その頃の彼が開発してしまったのが超危険物質「崩玉」である。「崩玉」の全ては原作でもまだ語られていない。
この「崩玉」のせいで尸魂界から追放され(現在は罪状取消し)、遠因だが『BLEACH』本編で起こる事件のほとんどの原因になってしまう。
彼が事件に巻き込まれた死神や一護達を全力でフォローしていたのは、罪滅ぼしの為もあった。
誤解されがちだが、彼が「崩玉」を悪用することは決して無かった。ただ「崩玉」の破壊方法を見付けられなかっただけ。
やむを得ず「崩玉を封印する」段階が限界だったのである。それでも恐ろしい悲劇を更に招く可能性はあったが一護達の奮闘もあって未然に終わった。
このことについて浦原は、後に一護達に深く謝罪した。今も彼はこれまで通り彼らをサポートしている。
しかし、浦原はこの他(主に黒崎一護の出生に纏わる謎)にも色々と真実を知っている節がありながら、
長らく本人にそれらを語る事無く秘密主義を貫いていた。
いずれも外道働きは大局的に見れば必要不可欠なものばかりであったし、
隠し事も他の当事者達が一護に話すのはともかく、浦原がみだりに話すのが憚られることばかりであったのは事実であり、
一護も浦原がこれらの秘密主義や合理主義も含めてやれる範囲で最善を尽くそうとする人間である事は理解・信頼している一方で、
それはそれとしてこうした秘密主義や必要とあらばろくでもない方法を取るのを辞さない人物なのを理解しているのも相まって、
必要以上に懐疑的に見てしまうこともあり正義装甲ジャスティスハチマキの一件は文句言われても仕方ないが
実際に死神代行消失篇にて一護の死神の力を取り戻す方法を模索していた事すら長らく本人に伏せていたせいでいざこざが起きており、
千年血戦篇にて曳舟桐生は「浦原喜助のせいで随分疑心暗鬼に育っちまったみたいだねえ」と一護を憐れんでいた。

斬魄刀の名前は「紅姫(べにひめ)」。解号は「起きろ」。浦原はこの刀を「彼女」と呼ぶ。
能力は刀の鞘から盾のように血の壁を作ったり、紐で相手を捕縛したり、爆発のする網を撒いたりと応用度が高い。
強力な斬撃を飛ばしたり、敵の強力な攻撃を相殺できたりと単体の威力もあるが、具体的な能力は最後まで不明だった。
劇中の描写を見る限り、霊圧のエネルギー化(サンライトハートみたいな能力)と思われる。
また、鬼道にも精通しているらしく、上級難易度を誇る鬼道を使いこなしていた。
卍解はチャドに特訓を施すに当たり、その相手役となった恋次に「私の卍解は、人を鍛えるのには向いていない」と告げ、
能力的には単純な代物ではない事を示唆したのみで長らく不明であったが、千年血戦篇の終盤でついに披露。
「観音開紅姫改メ」という名前で、女神像を召喚して触れたものを生物はおろか空間などの概念すらも問わず(自在ではないが)改造することができる能力であり、
強力だが他害に使用する場合は初見殺し色の強い能力であると判明した。

鬼道は高度な九十番台を使用可能な他、「封殺火刑」のような浦原オリジナルの鬼道を作成している一方で、
小説版では「苦手」と称しており、実際にアニオリでは現世にいる花太郎を呼び寄せたことから回道の類は使えない模様で、
原作でも他人の治療には回道ではなく麒麟寺天示郎の作った回復効果を持つ温泉の複製版を使用していたことから、
不得意というよりは才能・資質が攻撃方向だけに偏っている模様。

彼が発明したものとして崩玉の他にも「霊子を一切含まない義骸(霊力を消失させていく副作用あり)」や「ケータイ義骸」などがある。
また、虚圏編まで死神の中で虚圏にいくための穴である黒腔(ガルガンタ)を作る技術を持つ唯一の人物だった(後にマユリも方法を確立した)。
加えて、上記のジン太や雨は被造死神として彼に作られた存在で、しかも涅ネムのような副作用の無い上位互換の代物である。


格闘ゲームにおける浦原喜助

DS版の格闘ゲームでは、ストライカー設置技を駆使して制圧するキャラ。
機動力が全体的に緩めなので、逃げ切るよりは迎え撃つタイプ。多人数戦で真価を発揮する。
必殺技は大砲を前方にぶっ放す「紬屋雨」、通り過ぎた相手をバットでかっ飛ばす「花刈ジン太」、
上空から卍禁(ばんきん)という巨大な塊を落とす「塚菱鉄斎」、
前方に盾を作り、破壊されると相手の動きを固める破片を飛ばす「血霞の盾(ちがすみのたて)」。
超必殺技は巨大な飛び道具「啼け 紅姫(なけ べにひめ)」と、10秒間ストライカーを強化する「皆さん本気でいくっスよ」。


MUGENにおける浦原喜助

LightMatt氏によるものが存在したが、現在はリンク切れにより入手不可。
DS版ゲーム『ブリーチ2nd 黒衣ひらめく鎮魂歌』の再現キャラクターとなっている。
氏のブリーチキャラでは通例となっているが、ボイスは日本語。海外版ボイスに変更することもできる。
必殺技は弱中強全てではなくどれか1つで発動するように調整されている。
それぞれ別個に召喚コマンドが違っていた3つのストライカーは、全て↓↓↓コマンドで統一。
コマンド受付の空中限定や地上限定の条件も取り払われている。
また、「皆さん本気でいくっスよ」を使用しなくても強化版ストライカー発生技を単独で出せるようになっている。
ちなみに同じキャラの通常版と強化版を同時に出すことも可能である。そのため画面上に2人いることも。
紅姫は若干火力がマイルドになったが、通常のコンボでも充分火力は狙える。
ジン太の設置をワイヤーバウンド代わりにしてエリアルコンボを繋いだりといった芸当も可能。
AIは簡易的なものがデフォルトで搭載されている

出場大会

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「弱者が敵地に乗り込むことそれは自殺って言うんスよ 
        朽木サンを救うため? 甘ったれちゃいけない
                   死にに行く理由に他人を使うなよ」


最終更新:2023年10月19日 02:29