DESTROYED

D E S T R O Y E D

GUILTY GEAR』シリーズの一撃必殺を決めた時に表示される文字のこと。
現在最もよく見られる演出は『GGX』以降のもの。通称「デストローイ」。
それ以前の作品では「DESTROYED」の文字は同じだがデザインが大きく異なる。
原作では『初代』と『GGX』以降で一撃必殺の仕様が大きく異なる。
また、『Xrd』でも大幅な変更が入っている。
『STRIVE』では一撃必殺技自体無くなった。


GUILTY GEAR(初代)

『初代』はP+Kで出せる殺界発生技をヒットもしくはガードさせるか、相手の打撃技を直前ガードすることで殺界を発生させる。
殺界発生中に↓↘→+攻撃ボタンを入力すると一撃必殺技が発動し、殺界を受けた側は一撃必殺が発動する前に↓↙←+攻撃ボタンと入力することで回避可能。
回避されても攻撃側にデメリットは無く、いつでも何度でも一撃必殺技を狙うことが出来る。
一撃必殺技がヒットすると1ラウンドではなく1試合丸々奪い取り、文字通り一撃で勝敗が決する必殺技となっている。
家庭用専用だからこそ許された仕様。

殺界中に防御側が回避コマンドを入れると、回避モーションを取り一撃必殺を回避する。
攻撃側が一撃必殺を入力していなくても、防御側が回避コマンドを入れれば回避モーションを取るが、このモーション中は打撃にしか無敵がない。
そのため攻撃側が入力なし+防御側が回避コマンドを入力した場合、攻撃側の投げが確定する。

参考動画


GUILTY GEAR X、XXシリーズ

『GGX』以降はP+K+S+HSボタン同時押しで「一撃必殺準備」。完了すると構えに入り、「殺界」と呼ばれる赤いオーラが出る。
この状態になるとテンションゲージ(一般的に言うパワーゲージ)が一撃必殺専用ゲージになり、一撃準備した時のテンションゲージ量からじわじわと減っていく。
また、このゲージが0になると、今度は体力が削られていく。ただしスリップダメージでKOとはならない。

一撃必殺専用ゲージになると、ロマンキャンセルや覚醒必殺技(超必殺技)といったゲージが必要な行動が一切使えなくなる。
準備した状態で特定のコマンド入力(ほとんどのキャラは↓↘→↓↘→+HS)で一撃必殺技が発動する。
『初代』とは違い、一撃必殺技を当てても1ラウンドしか取れなくなっている。
準備した状態でまた全ボタンを同時押しするとまた構えに入り、一撃必殺準備を解除した上でゲージも元に戻る。ただし、テンションゲージ残量は0%になる。

これらの一撃必殺技は非常にスキが大きかったり、技を出すと成否問わずそのラウンドのテンションゲージが消滅したりと、
とにかくリスクがとても大きいため滅多に使われない。
全ての一撃必殺技は通常技キャンセルで出すことが出来ず、さらに仰け反り状態の相手には決まらないので連続技に組み込むことも出来ない
(ただしよろけ状態なら入るので、長時間のよろけを誘発する技を持つEXザッパなら組み込める)。
相手がピヨっていたら何とか出せるくらいである
(とはいえ、相手の気絶値が溜まっているからといって一撃準備をするわけにも行かない。
 準備中は相手の気絶値の減少が2倍になるため、準備後即カウンター始動でコンボでもしない限り相手はほぼ気絶しない)。
また、A.B.Aの諸刃モード強制解除(通称「スカ」)でも大きな隙が出来るため、ここも一撃必殺を当てるチャンスである。
ソルの「グランドヴァイパー」やチップの「万鬼滅砕」など、ガードしたら確定する技も幾つか存在する。

……とまぁ、非常に限られた条件でしか当てることが出来ず、ロマン技通り越してほぼ死に技であると見るのが常識である。
ただし、『GGX』は全体的に気絶値の設定が甘く、かつFCDの恩恵もあり1コンボで気絶というのもざらだったため、数人のキャラクターは実用範囲内であった。

+ 『GGX』『XX』シリーズの一撃必殺技
灰色は初代『ギルティ・ギア』の一撃必殺技。『初代』での一撃の解説は省略。
斜め上に上がる火柱と共に飛び、膝蹴りで舞い上がる。
上に判定が強いが横の判定が狭く、地上の敵には密着しないと当たらない。
また、相手の気絶時に狙う場合でも、気絶モーションの姿勢が低いキャラに当たらないという弱点も。

  • カイ=キスク 「ツヴァイヴォルテージ」「ライジング・フォース」
封雷剣の最大出力で放たれる突き。
カイ自身の一撃必殺の準備時間の短さ、発生の早さもあって最良の一撃必殺技とも呼ばれている。
下の動画を見ると、意外と実戦でも使える…かも。
しかし「究極奥義!(一撃準備)→ヴェイパースラスト!(→↓↘+HS暴発)」とかやってしまうと恥ずかしい。

  • メイ 「とんでっちゃえ!」「メイと愉快な仲間達」
コマンド投げ技。相手を掴んで空中から叩き付け、快賊団のメンバーがドカドカと踏み付けていく。
『GGXX』以降ではこっそりとディズィーも混じっており、きちんと対ディズィー戦では居なくなっている。
最後にリープさん(大変大柄なおばちゃん)がズコーっとボディプレスでトドメ。ヘヴィだぜ…。
また、「DESTROYED」のフォントがちょっと可愛らしいものになる。
他のキャラと違って、←↙↓↘→←↙↓↘→+HSという難しいコマンドになっている。
バージョンによっては→↘↓↙←→↘↓↙←+HSという逆ヨガ2回でも出る。
メイには気絶確定コンボもあるため比較的決めやすいが、コマンドが長いため焦ってハイジャンプHSに良く化ける。

  • エディ(ザトー) 「フィアオブザダーク」「ブラック・イン・マインド」
斜め上に突きを放つ。モーション自体は地味だが当たると演出が入る。
『AC』だとエディは気絶を狙いやすいので、比較的見る機会が多いかも。
また、空中ガード不能なので対空技としても使えなくはない。一撃準備した時点でバレバレではあるが。

地面に髪を突き刺し、相手の足元から攻撃。打ち上げた後、ドリル型の髪が×字に串刺し。
攻撃が相手の足元からなのでどこからでも使えるが、ご多分に漏れず発生が遅いので使い所は…。

「れんせんおうぎ・みだれがみ」と読む。
鎖を蜘蛛の巣状に放ち、当たった相手を鎖で雁字搦めにして爆殺。
発生の遅さや隙の大きさ故に一撃必殺の中でも性能が低い部類らしいのだが、
唯一下段判定の一撃技なので引っかかっちゃう人は引っかかる。

アーマーをパージ(何故か相手が高く打ち上げられる)し、全力ストレートパンチ。
殴る前に拳にキスしているのがちょっとお茶目。
一撃準備は非常に遅いが、技自体はポチョムキンの周りに判定があり、
攻撃発生まで無敵時間があるため、見た目の割りに(一撃必殺技の中では)高性能である。

二本の鎌で斬り付けた後、禍々しいベッドに寝かせてサキュバスが寝首を掻いてトドメ。
テスタメントに斬り捨てられるよりは、かわいいサキュバスに殺される方g(ry
血が飛び散る表現があったが『GGXX AC』では無くなってしまったようだ。
発生が遅く、気絶を狙えるキャラでもないため滅多に使われない。当然ゼイネストで捕縛した相手にも当たらない。

  • 梅喧 「殺陣瞬幕」「画竜点睛」
突進技。すれ違いざまに相手を斬り捨てる。
当たると背景が情緒ある日本庭園に切り替わり、障子に血飛沫が飛び散る。
「殺陣瞬幕」も、演出が多少違うことを除けばほとんど同じ技である。
ちなみにEXバージョンでは覚醒必殺技として「殺陣瞬幕」を使用することが出来る。
出始めに打撃無敵があるものの一撃準備時間が長く、避けられた時の隙も非常に大きい。

文字からして「自惚れ」とか「自画自賛」という意味だろうか。
これも突進技。当たると「天!上!天!下!唯!我!独!尊!」と打撃を加え、ラストは夕日をバックに飛び蹴りでトドメ。
掛け声ごとに1枚ずつカットイン絵があり、「独」の時の絵が可愛い。
『GGX』では何故か尊で落としてデストローイしないという謎のバグがあった。
準備、発生共に中々で気絶も実践レベルで狙いやすいため実用性は高い方に入る。

光の球体になって一端画面外に移動し、巨大な龍に乗って横一線に駆け抜ける。
ベガというか我旺というか『まんが日本昔ばなし』というか。
一端画面外で準備してくれるお陰で、見てからガード余裕なんてレベルじゃねーぞ!
使用後は当たったかどうかに拘らず、画面外からテケテケと戻ってきて扇子で頭をペチッ。
外した場合のリスクの大きさはトップクラスである。自分がデストローイされることが確定する相手も多い。
空中投げから重ねるとめくりになる小ネタがあるそうな。MUGENでも出来るかどうかははてさて。

  • ファウスト(Dr.ボルドヘッド) 「昇天落獄」「今週のYAMABA」
相手を診療台に寝かせて、爆殺という名のオペを行う。が、火薬の量が多すぎて周囲一面が綺麗さっぱり吹っ飛んでしまう。
でもちゃっかりシェルターに避難している先生。「観客動員数0…」

EXバージョンになると演出が『GGX』時代のものとなる。「アナタ一人のアフロステージ!」
こっちは火薬の量に間違いは無いようだがスイッチが上手く入らず、診療台を確かめに行った瞬間に爆発。
自分もろともアフロステージ。キャラによってはリーゼント。
また、ほとんどのキャラは髪型が変わると同時に服がボロボロになる。
女性キャラに使えばちょっとした脱衣KOである。でもアフロ。

しかしこの技、最初に繰り出される突きの打点が異様に高く、同ゲーム内でも小柄なキャラ(メイやブリジットなど)には中々当たらない。
まぁ、先生の身長がアレだし…EXとの演出の違いの楽しみもある辺り、おうちで楽しむ技である。

水平に投げたカードの中に相手を閉じ込め、カードごと一刀両断。
カードの弾道が高く、ほとんどのキャラは屈めば回避出来てしまう。気絶状態の姿勢が低いキャラが相手だと涙目。
発生はそこそこ速く、ガードされても有利であるがそれでも使い道は無い。
相手の低空ダッシュを読んで出せば当たるかもしれない。

相手をボールに変化させてセット、ショットしたボールが相手に吸い込まれるように叩き込まれ、
最後に手玉がヒットして大爆発。「ナインボール、ゲットだ。」
こいつあたりに決めるとそれっぽいかもしれない。
博麗霊夢の「夢想封印」を彷彿とさせる弾道である。
一撃必殺としては準備も発生も速く、打撃無敵付きで上方向にも判定が少し広めで空ガ不能。性能だけならカイと並んで優秀。
ジャンプ軌道が低い聖ソル相手に準備すると、ジャンプ牽制になったりならなかったり。
まぁそれでも普通は使わない。おまけにヴェノム相手に気絶するというケースはほとんど発生しないので出番は無いに等しい。

空中で5人に分身し星型の陣を組み、飛び込んできた相手を閉じ込めたら、印を切って爆☆殺!
元ネタは『ウイングマン(夢戦士ウイングマン)』の「デルタ・エンド」(こちらは地上3分身で正四面体)だろう。
だが技の準備時間(攻撃判定が発生するまで)が異様に長く、対人で使ったらこっちがエンドしてしまう。
適当に使ってしまえば相手は失笑、自分はシッショー! おそろしや。
当たり判定の持続が長いので、CPU戦で使うと意外とホイホイ飛び込んでくる。
見た目より当たり判定が広く、普通の人はディエルタ・エンドの当たり判定なんて詳しくないため、時々事故って当たったりする場合もある。
それくらいロマン技。

自身で制御出来ないほどの力が発動し、周囲に衝撃波を放つ。
それまで一撃必殺技が無かったディズィーにも、『AC』からこの技が追加された。
「ガンマレイ」同様テンションゲージ100%で使用可能で、一撃必殺準備を必要としない(しかし外せばテンションゲージは消滅する)。
だがコマンドが↓タメ↑←→↓+P+HSとえらい難解で、普通に入力するとジャンプしてしまうため、
挑発や敬意の硬直を利用してコマンド入力しなければいけない。おまけに発生がとても遅い
(100Fぐらい。発生動作中に余裕で相手の一撃準備→一撃が間に合うレベル)、
無敵時間ももちろん無い、とCPUすら当たってくれないあたりロマン技どころか死に技である。

ショルダーアタックから演出に入り、スレイヤーが趣味としている「HAIKU」を詠み上げられ、相手はお星様に。無茶しやがって…。
よく「衝撃のアルベルトみたいだ」と言われたりするが、元ネタとして正解である。
この「HAIKU」、上の句、中の句、下の句で多彩なパターンがあり、『GGXX/』までは各33種類(計3万5937通り)、
『GGXX AC』からは更に種類が増え各41種類(計6万8921通り)になった。
ごく平凡な性能だが、CHから気絶してくれる場合が割と多かったりするので狙ってみるのも一興。

「ありがと~う♪」と両手を広げ、当たると背景がライブ会場になり、イノ・オンステージ。
スピーカーにピンボールされた後イノのソロギターでフィニッシュ。判定がとっても狭い。

コマンド投げ技。S子がおいでおいでしてくる。
掴まれると演出に入る。ひいいいいいい…こわいよー!
メイ同様「DESTROYED」のフォントが違うが、こっちは不気味。
S子という名前だけあって、演出が『リング』っぽい。
投げ技なので間合いは狭いが、それ以外は中々の性能。
状況限定だが気絶確定コンボもあるため、他キャラと比べれば決める機会はある。
『SLASH』のEXザッパの場合、「さっきまで居たんだよ!」を当てると長時間よろけるので、
あらかじめ一撃準備をしておけば 確定 で入る。

宇宙の旅にご招待。YOYOと一緒に相手を月まで投げ飛ばす。
どんな厳つい奴が相手でも、月面に頭から突き刺さってピクピクしている様はシュール。
一撃技にしては発生が速く、無敵時間が長い。狙えばなんとかなるかもしれない。
MUGENでは某遊撃動画において数多の凶悪キャラが月送りとなっている。
ちなみに実際のYOYOにも実在する技。投げ飛ばしちゃってるあたり、違う技のような気もするが…。

今週のおっかなびっくりロボ!
相手を切り払って気絶させ、ゆっくりとイスに腰掛けて口からちびロボカイを召喚、相手を空中に持ち上げて爆発させる。
セリフからお察しの通り、元ネタは『タイムボカンシリーズ ヤッターマン』の「びっくりどっきりメカ」。
画面端での空ミサコンなどで気絶させれば入るが、キャラ特性上外した時のリスクが尋常でなくデカイため封印推奨。

  • A.B.A 「無知の闇」
通常・諸刃どちらのモードでも使用可能。
両腕の包帯をぶちまけ、ヒットすると扉(石碑?)が出現し、相手がその中に吸い込まれる。
吸い込み終わると扉が閉じ、パラケルスが鍵でも掛けるのかと思いきやまとめて両断してしまう。
元ネタは錬金術繋がりで『鋼の錬金術師』の真理の扉。
気絶確定コンボもあるっちゃあるが、準備と発生が遅いので使い勝手は良くない。

厳密には覚醒必殺技であり、条件がそろうと一撃必殺技に変化する。
テンションゲージ100%、チャージレベル3で使用可能。
コマンドは、→↘↓↙←→+S後、P・K・S・HS・D・K・S・→↘↓↙←→+HSとデッドリーレイブ系の乱舞技で、
ドラゴンインストールで相手をロックし乱舞に突入、最後は『初代』のタイランレイブでトドメ。
フルヒットすれば全体力の7割強は持っていく凄まじい威力を誇る。
さらにタイランレイブ後の相手の体力が一定値以下であれば特殊演出に移行し、ナパームデスを相手に叩き込んで「DESTROYED」。
追加入力に失敗すると気絶モーションに入り致命的な隙が生じるが、決まればカッコいい魅せ技である。

ちなみに、EX版には「オールガンズブレイジング」という一撃必殺技がちゃんと搭載されている。
これは初代のソルの一撃必殺技を再現したもので、膝蹴りがヒットすると相手を通り抜け、それを追うように火柱が通り、相手を焼き尽くす。
膝蹴りのリーチが短いので当てづらいのが難点だが、それ以外の性能としては優秀な分類に入る。

巨大な龍を召喚し、その攻撃共に相手を斬り倒す。
どのあたりが爆砕なんだろうか。ともかく豪快な技である。
性能は悪い部類だが、クリフの前Pの性能が半端無い(気絶値超高い上に上半身無敵)ので、
リバサ気味の対空から気絶して普通に繋がったりする。

相手に高速で突進し、掴んだ相手を宇宙まで持ち上げて爆発させる。
勝利ポーズと同時に、相手が上空から落ちてくる。
ジャスティス自身の準備の早さ、発生、突進の速さと一撃でもボスキャラらしく高性能。
『AC+』では気絶を狙うのも容易いため実質的に最強の一撃必殺技である。
アーケードの『AC+R』では一撃準備時間が長くなってしまった。

…何気に『GUILTY GEAR』の一撃技は爆発技が多いようだ。

  • ファニー*1 「死の119番」
古風な電話機(所謂「黒電話」)の乗った台を取り出して相手にぶつけ、これがヒットすると一撃確定となる。
ヒット後はファニーが電話で救急車を呼び出し、そこへ相手を突っ込んで緊急手術を始めるというぶっ飛んだものになり、
さらにオペ後は相手をその場に放棄して救急車で走り去っていく。
そして、何故かそのあとに上空から天使のように舞い降りて帰還する
設定上、Dr.ボルトヘッドに命を救われて、その追っかけをする看護師なのだが、
どう見ても先生がラリってらっしゃった頃の覚醒必殺技まんまである。
全キャラがちびキャラとしてデフォルメされ、技の演出やストーリ等もコメディー調にアレンジされた中、
この技だけに妙なサイコ臭が漂う…。

参考動画


GUILTY GEAR Xrdシリーズ

『GGXrd』では一撃必殺技のシステムにいくつかの調整が加えられた。
  • コマンドは「一撃必殺準備中に236236+HS」に統一
  • コマンド入力時に発生する始動モーションが当たると特殊演出に移行する形に変更。
    演出パターン(セリフの差異等)は基本3パターン+特定のキャラの組み合わせによる特殊パターン
  • 「決着条件」*2を満たした状態で一撃必殺準備を行うと、性能が大幅に強化される

決着条件下で一撃必殺準備を発動した場合、一撃必殺準備時に時間停止を伴う暗転が加わり、さらに一撃必殺技をコンボに組み込めるようになる。
また、一撃必殺準備中のゲージの色も変化している。
一撃必殺技のモーション中は覚醒必殺技と同様にサイクバーストの発動が不可能なので、
相手のサイクバーストによる脱出を許さないコンボが構築出来るようになった
(例…使用キャラソル、決着条件下かつTG100%:ぶっきらぼうに投げる→(赤RC)→(一撃必殺準備)→ブランディングブリーチ)。
また、本作では根性値補正が非常に強力で、通常時では4~5割減るコンボであってもヘルファイア状態の相手だと殺し切れない、という事態が多々発生する。
そのため一撃必殺技を絡めたコンボは覚えておいて損は無く、完全な死に技ではなくなり若干見せ場が増えたと言えよう。

+ 『GGXrd』シリーズの一撃必殺技
「まだミディアムレアなんだがな…」
ジャンクヤードドッグをフル稼働させた後、渾身のボディーブローと火炎流で焼き尽くす。
ロマン技だが、ドラゴンインストール中に当てることで竜人状態のまま行う別映像に差し替えることが出来る。

「…心育む時、四海はその涙、奮い立て…!ライジング・フォース!」
技名こそ同じだが、本作では上述の詠唱の後突進突きを見舞うように変化。
本作のカイは大ダメージを受けると確率で髪留めがほどけるのだが、それもきちんと演出に反映される。
なお、この詠唱は一部分でしかない。全文は家庭用版や『GG2』で聞けるようになっている。

  • メイ「そしてさらば。」
「ミッション完了!」
始動モーションの打撃で気絶させた後、人間大砲で彼方へ吹っ飛ばす技に変更。
うろたえている時のセリフは終わり際がカットされてしまうことが多いが、
こちらも家庭用版でノーカット版が聞けるようになっている。
これまでの作品同様、メイのみ「DESTROYED」の文字が違う。
ジョニーが参戦したREVELATOR以降では、対ジョニーの専用セリフが追加されている。

「君を覚えておこう。」
エディが相手の影を食い、影を食われた相手はそのまま倒れこむ。
地味と言えば地味だが、その後のザトーのポーズが何かとネタにされている。
ちなみに、技名の由来はパイナップル科アナナス属の花の名前。その花言葉は「貴方は完璧」「理想の夫婦」を意味する。

「なまじ、強いから…」
技名は以前のものと同じであるものの、演出は大幅に変更され
相手の周囲に無数の「髪の針」を展開させ、一気に襲い掛かるという技に。

「クールに決めたろ?」
相手を鎖で絡め、そのまま爆発させる。
アンリアルエンジンによるものなのか、やられる側の表情も作りこまれている。

「最終工程だ…」
相手を強く地面に叩き付け、そのまま地球の反対側まで飛ばしてしまう。
その様子はまるで「ギガトンパンチ」

「スーパー術式(オペ)、開始!」
相手を寝台に寝かせた後、顔を整形して脱力させる笑撃の必殺技。
整形パターンは3種類用意されており、それぞれにリアクションが用意されている。
整形中は専用のBGM(第九のアレンジ?)が流れる。
対ザトーの時のみ、フィニッシュ時のセリフが変化する。

「もう君のターンは無い。」
相手をボールに変えてセットする所は前作と同じだが、
本作ではそこからのブレイクショットで相手を「第七のポケット」へ誘う。
ボール化されている状態のキャラはきちんと全キャラ分作られている。
対戦相手のリアクションのせいか、一部では「Q&A」とネタにされている。

「シキソクゼクー。」
エグザイルめいた分身から大量のスリケンを投げ付けた後、雷遁の術で〆。相手はたまらず爆発四散!
出の速さが標準的になったため、以前よりは狙うチャンスが増えている。

「今年こそ
   全裸で頼むよ
      全米ナンバーワン     須齢屋流」
演出及び技名は前作までのものと同様。
強いて変更点を挙げるとすれば、HAIKUの後に相手キャラの「ダンディ…」という呟きと、「須齢屋流」のハンコが現れることだろうか。
ボイス収録が追加で行われたREV2では、新たなフレーズが追加されている。

  • イノ「メガロマニア」
「そろそろ限界かしら?」
ボスイノ専用技が一撃必殺技にまさかの昇格。
3Dによる弾幕演出は必見。

  • ベッドマン「シアターオブペイン」
「過去を見せておくれ。君の悲劇的な過去を!」
自分の夢の中に相手を取り込み、銀幕にトラウマ映像を映して心の傷を抉る。
その後観客席のベッドマンがご満悦の表情で勝ち台詞を放って終了。
キャラの反応は大抵シリアスなのだが、ギャグをぶっ込んでくる場合もあるため油断出来ない。

  • ラムレザル=ヴァレンタイン「アニモエスティンギ」
「私は役目が終わるまで、意味がある。」
「今の私は、多分弱くない。」
突進しつつ相手を幾度も切り刻み、最後は大剣によるクロス斬りでトドメ。
SIGN時点では「私には感情なんて無い」とか言っているが、その割には、締めの際の邪悪な笑みが…。
家庭版SIGNで感情に目覚めたからか、『REVELATOR』以降は一部セリフが変化している。
(上述の場合、前者が『SIGN』、後者が『REVELATOR』以降のセリフ)

  • シン=キスク「ライディーン」
「多分めっちゃ痛ぇから、しっかり気張れよ!」
両腕をクロスさせつつ相手に突進し抑え込み、加速して岩塊を粉砕しつつ前進、最後に大爆発でフィニッシュ。
おばあちゃんの一撃必殺技「イグゼレイザー」を思い出させる演出。
ソル、カイが相手だとシンのセリフが変化する。

  • エルフェルト=ヴァレンタイン「マグナムウェディング」
「乙女の宣戦布告です。覚悟してください!」
胸の谷間から「恋の弾丸」を取り出し、相手のハートを射抜く。
ハートを射抜かれたキャラはメロメロ状態となり、セリフを呟きながら倒れ込む。
相手が女性であっても問答無用で魅了する。キマシタワー

  • レオ=ホワイトファング「ヴィンタートデスヴェートラウム」
「これが獅子王たる俺の、全力全開スクリューだっっ!」
双剣を合体させて獅子を模した大剣に変えた後、回転突進突きでフィニッシュ。
セリフのパターンによってはウォーズマン理論やどこぞの戦乙女っぽいフレーズも…。

「切り札があるなら、出し惜しむな。」
技名こそ同じだが内容は一新。
カードを投げた後地上版ツヴァイハンダーで追い付き、カードが相手の眼前に着弾すると同時に居合一閃。
カードが真っ二つになり、ジョニーが納刀した時に相手が倒れる。

「天・上・天・下・唯・我・独…尊ー!!一次面接通過~!」
こちらは細部こそ違うものの過去作とほぼ同じ流れ。「独」の時の絵が可愛いのもそのまま
(もっとも、本人にとっては店全焼のトラウマ映像なわけだが…)。

  • ジャック・オー「アイウォントアウト」
「ふっふふ、次は地球も…割る!」
サーヴァント達が相手を拘束した後、思いっきり勢いを付けたジャック・オーがライダーキック。大爆発が起きる。
「I want out(意訳:飛んでっちゃえ!)」といった感じなのだろうか?

  • 琴慧弦「全弦撤廃」
「ウヌを巡る全ての組織は今、理万象の埒外よ。」
「調律」によって相手を極限まで弱体化した後、軽いデコピンの一撃で相手を遥か彼方へと吹っ飛ばす。
ソルやスレイヤーといった規格外の戦闘力を持つ人物にすらデバフが通用したあたり、かなり反則じみた能力であると思われる。

  • レイヴン「ゼーンズフト」
「きっと理解できるはずだ…」
相手の顔面を掴んで持ち上げ、紫色の大爆発を引き起こして自分ごと焼き尽くす。
後には灰の塊だけが残るが、次の瞬間灰の中からレイヴンの片腕がホラー映画の如く生えてくる。
見た目にかなりショッキングな一撃必殺技。
なお、「ゼーンズフト」とはドイツ語で「憧れ」を意味する言葉。死に焦がれるレイヴンの感情を端的に表したネーミングと言える。

「逃げてぇ―――――っ!!」
ネクロが手加減無しの巨大な光弾を放つものの、その瞬間ディズィーが身を挺してネクロを抑え込むことで軌道が逸れる。
……が、命中こそしなかったものの光弾は遥か彼方の山脈に当たり、キノコ雲が発生するレベルの大爆発を引き起こす。
その威力を目の当たりにした相手は完全に戦意を喪失し、降参。
そのためこの技のみ「DESTROYED」ではなく「SURRENDERED(放棄、降参)」と表示される。

  • アンサー「口寄せ・大型神陣(おおがたしんじん)
「大型神陣!!」
自分の血とマフラーを使って期待のルーキー?である大蛇を召喚して攻撃。最後は丸呑みでフィニッシュ。
名前こそアレだが、アンサーの必殺技にしては至極真っ当な部類(他が奇抜すぎるとも言う)。

「涅槃も六道も興味ないね。あまりしつけぇと道連れになるぞ?」
技の流れは『XX』シリーズのものとほぼ同様。
ただし、鹿威しや鯉が追加される等、演出面は大きく変化している。
また、梅喧のムービーのみBGMが三味線主体のアレンジバージョンに変更されている。

参考動画


MUGENにおける「DESTROYED」

MUGEN動画などでよく見かける㍻㌢氏のAI(LV7以上)の場合、KO直後に一撃準備はするものの、
単なるパフォーマンス止まりで実際にデストローイはしてくれない。
まあ北斗と違いリスクが高すぎるので無理かと思われる。
ただし、たまにAI起動前に一撃準備してしまうことがあるため、その場合は一撃を使うことがある模様。

ナテルオ氏AIの高レベルではピヨリから一撃を決めるようになっている。メイやエディの6Pカウンターなどは気絶値が3倍なので、
開幕飛び込んで、6P対空から即気絶→デストロイで秒殺という光景も見られる。

ちなみに、実際にアーケードで対戦中確定状況以外に出すのは暴発か舐めプレイとしか思われず、
さらにKO後一撃準備をするのは挑発以上にトラブルを引き起こすので、ご利用は計画的に。

+ 番外編
初音ミクの項に詳しい説明があるので、参照されたし。
この技でフィニッシュ出来た際にも、『GGXX』同様の「DESTROYED」の表示が出る。

アレンジキャラであるブロン子さんが持つ一撃必殺技。
有頂天状態でライフ200以下、3ゲージ消費と条件は高めに見えるが、
有頂天中では防御力が高く、ライフは2割以下になることが稀によくある上、最大ゲージは9本あるので条件はかなり緩い。
始動技に当たった相手をかち上げて「全人類の緋想天」で焼き尽くし、 完 全 論 破 。
決まるとブロントさんPVでお馴染みのあの曲が流れるため、実はオーモーイーガーの方が性質が近い。シンクノソラー
ちなみにブロントさんの方も「デストロおいィ?」を当初から実装予定だったがまだ未実装。

  • FlowrαLliα氏製GGアレンジキャラ
『GGXX』同様の「DESTROYED」の表示が出るが、その際のアナウンスを『AC+R』に変更可能。
使用条件も若干違う。


関連項目



*1
『ギルティギア プチ』シリーズに登場する看護師のキャラクター。
詳細はファウスト先生のページを参照されたし。

*2
決着条件は「マッチポイントラウンド(このラウンドを取れば勝敗が決する)」「相手がヘルファイア状態(HPが一定以下でライフバーが点滅している)」
「自身のテンションゲージが50%以上貯まっている」の3つ全てを満たしていること。


最終更新:2023年03月31日 03:05