ブラムス







  「無へと帰すがいい!!」

『ヴァルキリープロファイル』シリーズの登場人物。
CVは同作品でブラッドヴェインも演じている 乃村健次 氏。

『1』本編では自身の城「ブラムス城」の最深部で戦うボスであり、イベント戦で一度だけ操作可能なお助けキャラでもある。
不死者達を統べる「不死者王」の呼び名を持つ。
アース神族の王オーディン(出典元は『テイルズ』シリーズのオーディーンと一緒)とは事あるごとに対立し、
世界の均衡を保つ四宝(オーディンが持つ神槍グングニルもその一つ)に匹敵するその魂を狙われている。
主人公レナス(ヴァルキリー)の姉であるアーリィとも過去に戦った事があり、その時の決着を望んでいる。

レナスの妹シルメリアを人質に取っているが、人物紹介では本来は策を巡らしたり人質を取るような性格ではないとされている。

+ 『1』と『2』のネタバレ注意
昔、シルメリアが横暴な主神オーディンに反旗を翻し、ブラムスを庇って氷漬けにされてしまう。
助けられたブラムスは彼女を連れて逃走、シルメリアを城の玉座の上に安置した。→そして『1(レナス)』へ…。
というのが本来の流れだったが、『2』ではある人物の介入によって歴史が変わり、ブラムスの魂がオーディンの手に渡ってしまった。

『1』

ボスとして戦う事自体は選択肢次第で避けられるのだが、その直前の会話イベントがエンディング分岐に関わってくる上に、
トゥルーエンドルートでしか喋らない台詞もある。
ミッドガルドにいながらラグナロクを自力で生き残り、創造神レナスに支配されていない数少ない存在となった。
冥界の女王ヘルに創造神の片割れでもあるシルメリアの身柄を狙われる事になるだろうと覚悟しつつ、
同じく生き残った唯一の人間であるレザード・ヴァレスの動向にも警戒しながら来る戦いに備えシルメリアとどこかへ去って行った。
おまけダンジョン「セラフィックゲート」では、戦いを挑んで勝つ事ができれば味方になる。
フレイ同様ガードが固くて崩しにくいが、フレイに比べて体力・ダメージともに低めなので比較的倒しやすい。
単体攻撃しかないので、全滅させられる恐れもほとんどない。
技の挙動が素直なため、同じくセラフィックゲートで仲間になるフレイと比べると使いやすい。
戦闘前の会話で、開発中の段階では本編で仲間になる予定だった事が彼の口から語られる。

『2』

『2』でもストーリー上重要なキャラであり、黒幕による歴史改変のターニングポイントとなる。
生前の彼は人間であり、『2』の主人公アリーシャ王女の祖国であるディパン公国の数代前の王であった。つまりアリーシャのご先祖様。
エインフェリアには他にもディパン王家出身の者が数名いるのでそこはあまり驚く事実ではないのだが。
賢王と呼ばれた非常に優れた人物であり、死後、シルメリアによってエインフェリア(ヴァルキリーに戦力として選定された勇者)に選定されるが、
オーディンの暴挙に対して義憤に駆られ反逆するも敗北。
不死者となり消されそうになったブラムスを庇ったシルメリアは、「王呼の秘法」によって強制的に人間に転生させられる。
深く恩義を感じたブラムスは彼女と彼女が持つ英雄達の魂と共にアリーシャに宿り、その傷付いた魂を回復させるため、
最も劣化の少ない強靭な魂を持ったエインフェリア・ディランの魂と融合し姿を変え
序盤は別人として仲間に加わる(この時点では人格も戦闘スタイルも本来と異なっている)。
器となっているディランにはたまにブラムスの記憶や意識を混同しているという自覚はなく、自分の言葉として話す。
そして、神々によってディパン公国が滅亡するその日、シルメリアとブラムスの運命の瞬間が訪れる…。
ちなみに、ディランの声も乃村氏が演じている。

その後、アリーシャ達の活躍で、ミッドガルド(人間界)の均衡を支える四宝ドラゴンボールオーブと彼の魂をフレイから奪還すると仲間になる。
ゲーム後半はキャラクターの加入と離脱イベントが頻繁に行われるが、ブラムスは最終決戦まで残ってくれる。
リーチの短さに難はあるものの高性能なキャラで頼もしいが、勝るとも劣らない高性能だったディランは戻ってこないのが惜しまれる。
一応、隠しダンジョンのセラフィックゲートをある程度まで進める事で再び加入してくれる。

ボイス

名前の由来は恐らく『吸血鬼ドラキュラ』の作者である小説家、ブラム・ストーカー。
近代創作における「吸血鬼」ジャンルの創始者とも言える人物であり、不死者の王に相応しい名前である。


「“死”を感じる───」


MUGENにおけるブラムス

霊柩なき者氏による、原作ドットを用いて製作されたものが存在。
一時期入手不可となっていたが、現在はDLリンクが復活している。
同氏のエイミと同じく、技構成は『1』の原作再現で、『2』のAPゲージシステムが搭載されている。
元のゲームではレナス以外にしゃがむ動作がないため、屈もうとすると逆に直立不動になって喰らい判定が縦に長くなる。
ハイジャンプ、2段ジャンプ、空中ダッシュ不可のシンプルな基本システム。

中段技の「ブラッディナックル」、2ヒットの昇龍拳で空中ガード不可の「デッドリーレイブデッドリーレイド」、
中段と昇龍のコンビネーション技「イモータルブロウ」などの技を持つ。
下段技が皆無なため立ちガード安定…と思いきや、フレイやエイミ同様に確率でガードクラッシュが発生する。
非攻撃中に前後方向への無敵移動を使う事ができるため、やや遅めの発生を立ち回りでカバーできる。
立ち回りに一役買っている「TrickStep」「Dark」「Throw」、回復系アイテムを使う「AutoItem」、
攻撃力の底上げを図る「Reverie」「Splash」など、多彩なスキルも搭載されている。
中でも「Throw」はガードされる事によって真価を発揮し、ノーコストで決め技を出す事ができる。
原作ではフレイやエイミでも同じバグが起こるものの、画面移動の際に 必ず フリーズするため、
このバグを問題無く活用できるキャラは限られていて、ブラムスはその中の1人である。

APゲージの上限は100で、各技の発動時に対応した量が減少する。
1コンボに複数回同じ技を発動させるとAPゲージ消費量も2倍、3倍と増えていくため、各技を満遍なく使わないとすぐにAPゲージ不足となる。
APゲージは攻撃をしていないときに徐々に回復する他、ダウン起き上がりや空中復帰の際にも回復する。
また、ダウン追い打ちすると紫炎石が出現し、1個につきAPゲージが2回復する。

特殊カラーも搭載されており、11P(黒カラー)は火力が2倍、前述のゲージ減少量半減等の特典が付き、
12P(金カラー)回避の頻度上昇、空中コンボの被ダメージが軽減される。
紹介動画
人操作で同じメーカーのボス達と対決


「我が力は、虐げられし者の剣!」

出場大会

凍結


最終更新:2023年09月27日 22:31
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