ジャギ


「バカめ!勝てばいいんだ、何を使おうが勝ち残りゃあな!!」

「この傷が痛むたびにきさまへの憎悪を燃やしつのらせて生きてきたのだ!!」

プロフィール

北斗の拳』に登場する、北斗四兄弟の三男。ラオウトキケンシロウとは義兄弟にあたる。
声優はTV版及びAC版等では戸谷公次氏で、羅将ハンや若かりし頃の師父リュウケンと兼役。
旧劇場版やPS版では大塚周夫氏で、新劇場版でリュウケンを演じており何かとリュウケンと同じ声優であることが多い。
『真救世主伝説』シリーズでは俳優のデビット伊東氏、PSP版『天の覇王』では青木強氏。
タイピングゲーム『激打』では本作TV版ナレーションや数々の雑魚でおなじみの千葉繁氏。
『北斗無双』では高木渉氏。氏はアニメ『GTO』で主役・鬼塚英吉を演じたときに劇中で「喧死狼(ケンシロウ)」を名乗ったことがあった。(その直前までは「怒羅江悶(ドラえもん)」を名乗っていたが)

『DD北斗の拳』では松本ヨシロウ氏。スペードと一人二役である。

北斗四兄弟の中では珍しく、特にモデルとなった人物については明言されていないものの
いつも被っている仮面がTVドラマ『スケバン刑事II少女鉄仮面伝説』で主人公(美少女)が子供の頃から
強制的に付けさせられていた鉄仮面とデザインが似ていると評判である。
仮面の色は原作では金の装飾だが、TVアニメ版及び旧劇場版では赤色。
髪の色も原作では黒、TVアニメと旧劇場版では金髪と度々色設定が変わっている。
AC版では金髪に仮面は金色という組み合わせになっており、PS版では上着がピンクになっていたこともある。

身長179cm、体重89kgと(一般的には十分大柄ではあるが)北斗四兄弟の中では最も小柄である。
年齢は特に語られないが、ケンシロウの推定年齢やほかの兄弟を考えると22~25歳程度と推定される。
北斗神拳の伝承者候補でありながら他の三人の当て馬扱い*1を受け、
死後は「北斗の三兄弟」と北斗四兄弟からも外される等ある意味かわいそうな扱いを受けている。
邪悪の「邪」から名前が取られたというだけあってねじ曲がった邪悪な人格をしているが、
これがこうした扱いから形作られたものなのか、それとも生まれ持ってのものなのかは原作では不明である。

元からケンシロウとの間には確執があり、ケンシロウが正統伝承者に選ばれた際に辞退を迫るものの
秘孔を突かれて顔面を醜く変形させられた為、常にトレードマークでもある鋼鉄のヘルメットで素顔を隠している。
『真・北斗無双』によるとこの時ケンシロウが放った技は北斗百裂拳らしい。
その素顔はうっかり見てしまったモヒカンが「ごわっ」「きゃああ~~~」「トワッタ!!ワヒィィ!!」と奇声をあげるほど。
+ その素顔(閲覧注意)

以来、ケンシロウに対する復讐に血道を上げておりその親友であったシンにはユリアへの想いを煽って敵対させ、
自身の胸に七つの傷をつけて悪行を働くことで「胸に七つの傷のある男」であるケンシロウに汚名を着せ続けた。
レイの妹アイリを誘拐したり、「 よく喋る狼 良くできた弟」に足枷をつけ砂漠に放置したり、
「耳が弟(ケン)に似ている」と難癖をつけ民間人の首の骨を折ったりと、
まさにやりたい放題だったが、こうした悪行がケンシロウの逆鱗に触れ、「はわわ!!」な最期を迎えた。
断末魔は 「ばわ!」

旧劇場版では自らがそそのかしたシンによってケンシロウが倒される姿をラオウとともに見届け、
ラオウを伝承者にしようとするが「伝承者はお前に譲る」と言われ、一応は北斗神拳伝承者となった。
その後ラオウの指示でケンシロウと戦うもとどめは刺さず、谷底に落とす。
ケンシロウとの対決ではシンを狂わせたのは自分であることを告げ、ケンシロウを怒らせたために原作同様あっさり敗北。
死の際にユリアとシンの居場所をケンシロウに伝えると、「北斗は兄者が俺にくれたんだ!だから俺のものだ!」と嘲笑いながら死んでいった。
こちらの断末魔は 「俺は北斗神拳伝承者ジャギギギャァァァァ!!」
TV版 劇場版
ケンシロウに強敵(とも)扱いされず、悟りも改心もせず、兄弟同士で争う地獄を示唆し、笑いながら「ばわ!」して逝った。

邪悪な性格と傍若無人な振る舞い、そしてケンシロウに対する憎しみから多数の人間の運命を狂わせるなど
作中における屈指の悪役であることから悪役としてのキャラクター付を評価するファンも多い。
原作者である武論尊氏も「性格が俺にそっくり」「確信的な悪の思想を持った奴の台詞は書いてて楽しい」と明言しており、
ド外道な悪役である一方でカリスマ性すら感じさせる筋の通った悪役でもある。
(逆にケンシロウを演じた神谷明氏はジャギに関して、『北斗の拳』の中で一番嫌いなキャラと答えている)
その清々しい死に様からハート様アミバと並んで「様」付けで呼ばれる事も多い。

戦闘スタイルは、不意打ち・騙し打ち・武器使用何でもOK。 「勝てばいい!それが全てだ!」
ケンシロウ曰く「闇討ちが得意」(事実、修行中のケンシロウに気づかれないようにショットガンを持って接近している)との事で、
格下であるにも関わらずケンシロウがレイに「今度は生きて帰れないかもしれない」と話したのは、こうした奇襲を想定していたとも取れる。
素手で鋼鉄を捻じ曲げ、針山を指で渡るなどの無茶な修行を難なくこなすなど腐っても伝承者候補の実力は持ちあわせており、
付け焼刃ながら他派である南斗聖拳の技を覚えていたりと他の3人には及ばないながら充分な才覚を持っていると言える。
顔の一部が破裂した後、「ばわ!」するまでに結構な長台詞をしゃべっており、意外と根性もあるかもしれない。
更に候補者時代からモヒカンの部下がおり、そいつらに見限られる描写が無いあたり、人望もあったようだ。
ファンの間では「一子相伝で流派も少ない北斗より、何でもアリの南斗に行けば大成したのに」とも言われる。
実際、前日談『蒼天の拳』にはそうして成功した人が味方側にいた。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm6738152 http://www.nicovideo.jp/watch/sm6772487
http://www.nicovideo.jp/watch/sm6052816 http://www.nicovideo.jp/watch/sm14008678

トキによると他の兄弟と同じくユリアに惚れていたとされているが、原作ではユリアと相対する場面は無い。
(燃料に火を放ちながらシンの変化を語るときに「伝承者となったうえユリアをも手に入れたお前が憎かった」と語っており、
 思うところが全くなかったわけではないようだ)
しかし外伝作品ではユリアに対して思いを寄せている描写は全く見受けられず、
『ユリア外伝 慈母の星』では「予知能力を有しているにもかかわらず、南斗の寺院が火事になったことを防げなかった」とユリアを責めていたり、
『ジュウザ外伝 彷徨の雲』では幼少期にユリアの母の形見である鞠の皮を破いたりしている。
さらに彼が主役の『極悪ノ華』においてはユリアのことはほぼ触れられず、その一方で彼が想いを寄せていた女性・アンナが登場している。
アンナの存在は原作を含め他の関連作品では一切触れられることはないが、彼女との悲恋や悲惨な生涯を公式でも意識しているのか
『真・北斗無双』でも「ジャギは愛を信じられない」「ユリアに不快感を示す」という描写がされるようになっている。
北斗兄弟の中で唯一、愛を完全に捨て去り、さらに誰からも愛を説かれず、ますます歪んでいく邪悪。
ある意味北斗のメインテーマとは一番離れた場所にあるキャラかもしれない。

限りなく小物、故に愛される外道。それがジャギ様。

+ 外伝作品におけるジャギ

+ 各種ゲーム作品におけるジャギ

「兄よりすぐれた弟なぞ存在しねえ!!」


AC版『北斗の拳』での性能

「これから貴様に生き地獄を味わわせてやろう!!」

一応ガソリン+火を武器にする設置系キャラなのだが、原作を反映してか同じく設置系とされるユダが上位といわれるのに、こちらは他キャラより性能が悪く、ダイヤグラムでは殆どの相手に大幅不利
(なお、あまりに自然なので忘れられやすいが、ガソリン攻撃は原作では一撃必殺奥義となっている「フフ…この時を待っていたのだ」除き特に使用されておらず、ドラム缶は背景・ジェリカンはジャギ戦の次の回でケンシロウが食糧と交換するためにガソリンを詰めて持ち歩いている程度しか出番がない。)

トキ・レイ・ユダ(+ラオウ)は現在進行形で上位キャラなのは言うまでもないが、
シン・サウザー・ハート様は初期に最強扱いされた時期があり、
ケンシロウは有情グレ発見の際、マミヤ百烈発見の際一時的に高ランクに至っている。
その中で、ジャギ様だけは初期から今に至るまで一貫して最底辺をキープ。
マミヤに百烈が発見されて以降は最下位にまで転落した。
バグ込みで全員ぶっ壊れてるゲームの中、自身の性能にもバグの使い道にも恵まれず、このような形となってしまった。
「北斗で最も格ゲーしている漢」といえばジャギ様に他ならない。

+ と、思われたのだが……

兄弟達と比べた弱さも含めて原作再現度は高く、ある意味製作者に愛されているとも言えるが
同様に愛を受けている切り裂き男と比べるとあんまりである。
  • 殆どの必殺技の発生が遅い
  • バニコン以外の安定したダメージソースがない
  • 下段ガードで石像を出すが、攻撃を受け続けると石像が壊れてガードクラッシュ(ガークラゲージなんて見えません)
  • 中段だが見てから立ちガード余裕でしたのグレイヴ
  • 隙だらけでダメージが弱パン1発分のショットガン
  • 設置系キャラのはずなのにユダに遠く及ばない設置技
  • 北斗羅漢撃後のバテ動作(原作にそんなシーンはない)
など、数え上げたらきりがない。あまりの事に「ジャギのダイヤはまず7:3から」とさえ言われる。
まあ、強くてもファンは違和感を感じるかもしれないが。
ダイヤグラムでマミヤより下という点を考えると、原作よりも扱いが酷いかもしれない。
しかしロマン技であるものの、究極奥義 俺の名を言ってみろ!
再現度や相手がシンの時のみ使える投げ究極奥義「今は悪魔が微笑む時代なんだ」では彼の代名詞でもある名台詞を再現でき、
そういう方向性での愛が満ちているキャラクターであるとも言える。

+ 数々のロマン技

しかしネタ技ばかりかと思いきや、究極奥義「北斗羅漢撃」及び「まだまだ読みが甘いわ」等実用的な技もしっかり持っており、
これらの技単体で見ればその性能はかなり高いと言える。世紀末では最弱扱いされるが格ゲーキャラとして見積もればかなりのものである。
このことから「北斗に弱キャラは存在しない」という言葉の約半分はジャギ様を指しており、
諦めなければ兄者から勝利をもぎ取る事も夢ではないのが世紀末である。

+ 実用的な技

更に発生が遅いものの通常攻撃もトキのカンチョーにも判定勝ち出来、カウンターヒット時秘孔よろけを誘発する2Cや
判定が強い上連打が効き空対空に優れたJAなど優秀な部分は無いわけではない。
低空で必殺技「北斗千手殺」を出せば着地硬直0に加えブーストを絡めて非常に見えにくい二択ができたり、
ガソリン系の必殺技の使い方次第では相手の行動を制限して立ちまわる事も可能である。
ドラム缶や撒いたガソリンの着火はバスケ中に蓄積量の計算がおかしくなる事を利用し、一瞬で
ブースト/オーラゲージを上限まで回収する(通称:ベホマ/エリクサー)というテクニックや
相手の起き上がりにドラム缶を連続で置いて着火し続けるゲージ回収ついでに逃げ方を知らない相手がハメ殺せる起き攻め等、
ジャギ使い達によって様々な バグ利用 戦法が発見されている。

また、トキほどではないが喰らい判定が薄い上にバウンド時の浮きが低いためバスケを若干受けにくい、
レイとは逆にしゃがみ時にのけぞりが他キャラよりも3F短くなるなど防御面での強みも持つ。

さらに高難易度とはいえバスケに入れるルートが発見されたことで、最弱キャラでありながらチャンスをものにする
実力さえあれば上位キャラから勝利をもぎ取る事も夢ではない。もっとも、そのバスケに至るまでのコンボ難易度が
非常に高いためジャギで勝つためにはかなりのジャギ愛と練習が求められるが。

+ ジャギでのバスケへの道

近年に至って難易度こそ高いままなものの状況に合わせたローコストなバスケルートが発見され
特にレイに対してほぼノーブーストの状態からバスケに行けるようになる、トキに対して3ゲージからバスケに行ける事が発覚。
(それまではトキに対してはブーストが30本必要と言われていた)
この時発見された対トキ用のバスケルートは超高難易度な上にジャギ対トキではほぼありえないと言ってもいいような
ダッシュ遠Dからの始動だったが、更にその後の研究で投げ始動、ブースト1.7本で安定してバスケに行けるルートが確立された(相変わらず高難易度ではあるが)。
稼働開始から6年以上が経過した2011年末以降になっての発見であり、同作がいかに一周回って愛されているか、
そしてジャギをやり込み続けたプレイヤーたちがいるか証左であるとも言えるだろう。
本当にいつになったらロケテが終わるのやら

+ 参考動画

「ウァッハハ!! おれさまはだれだ! 名をいってみろ!!
  おれは北斗神拳の伝承者ジャギ様だ~!!」

なおvsサウザーでは「汚物は消毒せねばならんな」とか言われる。
勝っても「腐っても北斗の兄弟!甘く見すぎたか……!」 。
ここからなのかAC版ジャギはよく 「汚物」 という 愛称で呼ばれる。


MUGENにおけるジャギ様

動画では主にドロウィン氏とアフロン氏の製作したジャギ様が出演している。
両方とも原作には無いアレンジや調整を施されており、完全な原作再現ではない。
しかし世紀末を生きるジャギ様にとって普通の格闘家の相手など造作もない事であり、
原作では弱点でしかなかった技ですらフェイントとして通用したり、手を出した相手に手痛い反撃を食らわせたり、情け容赦の無い戦いぶりを魅せる。
まさに「格ゲーなら強キャラ」。……世紀末って怖いなぁ。

各氏のジャギ様の特徴は以下の通り。
+ ドロウィン氏のジャギ様
+ アフロン氏のジャギ様

しばらくは上記2名のジャギ様が動画では有名だったが、ここ最近では
新たに手を加えられ、改造・アレンジを施したジャギ様が登場、活躍を始めている。

+ 牛鬼氏のジャギ様
+ Ts氏のジャギ様
+ モヒカン氏のジャギ様
+ ADA氏の第62代北斗神拳正統伝承者ジャギ様
+ 牛鬼氏の俺の名を言ってみろ!
+ なだげつ氏作のジャギ様

凶悪キャラ

+ ただのたび人氏作のJAGISAMA
+ 馬鹿な師父氏作の油
+ 馬鹿な師父氏作のごま油

それ以外でもその活躍と人気は止まる事を知らず、遂に高次の存在に至ったジャギ様まで出現している。
またウケゲ氏によるロボアレンジとして、ジャギと酷似したロボが…。

ジャギ様の投げ「おい、そこに座れ」は、原作だと椅子とそれに座ったポーズの専用スプライトを表示させるというもの。
記述で対応してあるキャラに決めるとちゃんと椅子に座ってくれるが、
非北斗キャラだらけのMUGENでは当然ながら非対応のキャラが殆どで、その際は椅子を用意してしゃがみスプライトを表示させる仕様。
胡坐をかいたり寝っ転がったりMY椅子を用意されたりとまともに座ってくれない。
ここまでくると提供目くらいは大目に見てやってほしい。

「おい、そこに座れ」

   【-=・=-】 【-=・=-】

「ぬあんだ その目は!」
ジャギ様、突っ込みどころそこじゃないです。

ちなみにこちらが原作での座りスプライト。中々凝っている(3分30秒から) http://www.nicovideo.jp/watch/sm5516732

またもう一つの投げである「その耳が弟に似ている」も、
MUGENでは人間ですらない相手やそもそも耳が無い奴にさえ言う。それが MUGEN ジャギ様クオリティ。
「そのメットのせいでちゃんと見えていないのではないか」という疑惑もある。
あまつさえ兄者や当の弟本人にも言う。あんたの兄弟は誰なんだ。

+ 大会&ストーリーネタバレ

ちなみにジャギ様の数ある名台詞の一つである「勝てばいい!それが全てだ!」だが、MUGEN大会のOPにてルール説明の後に
「細かい事はともかく、とりあえずたくさん勝てば優勝に近づく」ということの説明代わりとして良く使われる


関連項目:俺の名を言ってみろ!



出場大会

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プレイヤー操作

出演ストーリー

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おすすめコンボ

+ ドロウィン氏作のジャギ様の場合
+ アフロン氏作のジャギ様の場合
+ Ts氏作のジャギ様の場合


*1
Q:リュウケンは、なぜジャギのような人間を養子にしたのですか?
A:兄弟を競いあわせる為には、ジャギのような毒を持った人物も必要だったのです。
 彼があのような破壊者になったのも、兄弟間の競争に敗れたからで、もともとは、拳法の才能豊かな人物だったのです。
(集英社 週刊少年ジャンプ特別編集『北斗の拳 SPECIAL』より)

*2
とはいえ「腕を素早く振って突くと見せかけて含み針を放つ(がケンシロウに防がれる)」という流れだった原作と比べると、描写としては割と正しいものとなっている。…もっとも仮に当たっても大爆発は起きないだろうが。


「俺の名を言ってみろ!!」


「良くできた…お・と・う・ちゃん!!」
http://www.nicovideo.jp/watch/sm23761744