グレート・アクシオン


「筆頭政務官の名において命じる グレートアクシオン、全速前進だ」

分類:超大型母艦
所属:新帝国インペリウム
製造:アクシオン財団
生産形態:ワンオフモデル
全長:1321.0m
動力源:次元力反応炉
武装:DEC反応砲、全方位インターセプトレーザー、DEC重粒子反応砲
乗員人数:20数人

PSPゲーム『第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇』に登場する戦艦。艦長はインペリウム筆頭政務官のシオニー・レジス
アクシオン財団の御曹司であるカルロスの指示によりアクシオン財団により建造され、インペリウムに供与した大型飛行要塞。
全長は1kmを超えるほどの巨大戦艦である。

東南アジア周辺に存在する小国、リモネシア共和国で発見された新鉱石、DEC(ディメンション・エナジー・クリスタル)を
動力源とした「次元力反応炉」を備えた最新鋭戦艦であり、「プロジェクト・ウズメ」の実行のためにリモネシア共和国へと派遣される。
次元力反応路を利用し、DECを反応させる事で人工的に巨大な次空の乱れである次元振動を起こす事も可能。
ディメンション・エナジー・クリスタルをエネルギー源としたDEC重粒子反応砲を主武装とし、
各所に迎撃用のレーザー砲が装備されている。

後述の事件が起こった後、シオニー・レジスを指揮官とし新帝国インペリウムの居城となる。
多数の次元獣を従えた新帝国インペリウムは、本艦を旗艦に世界中の各国にでたらめとも思える無秩序な侵略・破壊活動を開始し、
次元獣に対抗する戦力を持たない小国は壊滅させられ、
戦力を持つ国家も無限に出現するかと思われる次元獣の前には疲弊を強いられる事となる。

艦名はスポンサーであるカルロス・アクシオン・Jr.の自己顕示欲により「グレートアクシオン」と名付けられたが、
指揮官であるシオニーは、祖国の名をとって「グレート・リモネシア」と名付けたかったようで、
実際作中でもその旨を発言している他に、最終決戦においても「グレート・リモネシア」という名前で本艦を呼んでいる。

続編の『再世篇』でインサラウムの大型飛行要塞「パレス・インサラウム」の流出した設計図を利用して開発が行われた事が判明。
オリジナルのパレス・インサラウムとは異なり、グレート・アクシオンの時空振動システムは不完全なため、
劇中に登場する機動兵器「アリエティス」の存在が発動には不可欠であるという欠点を持つ。

(以上、Wikipediaより一部抜粋・改変)

ゲーム中では第29話と最終決戦の2度登場。
ただし1度目は毎ターン精神コマンド「鉄壁」を使用し、戦闘時は防御行動しかしてこないために、
非常に固く倒しづらいうえに、仮に倒しても復活するため完全な撃墜は不可能
(勝利条件は他の全ての敵の撃破なので、倒さなくてもクリアは可能)。
この時点での撃破は総耐久力がラスボスの耐久力の実質二倍に匹敵するため非常に難しいが、
撃破すると資金とこの時点では貴重なパーツを入手できるため、二周目以降のやり込み要素としての配置である。

…実は1周目でもR-ダイガンをフルボッコにし続けたりして稼ぎまくる等、徹底的に下準備を行えば充分やれたりもするが。

+ 最終決戦
最終決戦においては、次元獣と共にガイオウの前座として登場する。
一直線に並んでいる複数ユニットを纏めて攻撃するMAP兵器「DEC反応砲」などを使ってくるようになり、
シオニーの精神コマンドも追加されているためパワーアップを遂げている。
内部データとしてシオニーの固有エースボーナスに「気力130以上でターン開始時に直撃がかかる」というものがあるが、
実際にシオニーがエースボーナスを取得する事は無い。

従えている次元獣が強力な攻撃とダメージ軽減能力を持つのに対して、特に強力な攻撃が無く、
ダメージ軽減能力などを持たず、おまけに一度目の登場でしつこいほど使用してきた鉄壁も使用せず、
普通に反撃してくるので撃破は非常に容易という見掛け倒しのユニットとなっている。
また、パイロットであるシオニーの能力値も命中と防御以外の数値はかなり低く、特に技量が低く設定されている。
そのため、中ボスユニットであるにも拘らず、再攻撃を取得しているパイロットの殆どに再攻撃を発動させられる羽目に。

多くのプレイヤーには照準値ダウンの追加効果のある攻撃などで散々ステータスを下げられた後、
後のガイオウ戦に備えるために無視して補給や修理による回復で全回復するという戦法を取られており、
一部には「最早定石となりつつある」とすら言われている。
さらに後述の理由もあり、プレイヤーにはよく意味も無くいたぶられるという扱い。

また、最終決戦時に使ってくる武器、「DEC重粒子反応砲」で入るシオニーのカットインは、
乳揺れならぬ焦点の定まらない瞳が揺れるという「瞳揺れ」カットインになっている。

+ 艦長の説明をなさい!土下座しながら!(本編のあらすじネタバレ)




「い、いやっ! いやぁぁぁぁっ!!
 帰りたい…! 私をリモネシアに帰してよ!」

前述の通り艦長はシオニー・レジス。太平洋の小国、リモネシア共和国の外務大臣。
担当声優は 小林沙苗 女史。スパロボ参戦作品では他にも『創聖のアクエリオン』の紅麗花、
蒼穹のファフナー』のカノン・メンフィス役で出演している。

リモネシアは超次元エネルギーを引き出すDECの産地であり、
小国でありながら世界的に発言力を持った国だった。しかしDECの採掘量は年々減少しており、
もしDECが枯渇した場合、世界への発言力など露と消えてしまうという危機に瀕していた。

彼女自身は生真面目ではあるが、引っ込み思案で気弱な女性である。
そのため悪化していく国の行く末、加えて世界の情勢に日々追い詰められていく。
そんな時、ある男からの「リモネシアを救う手がある」という言葉に乗せられてしまい、
その男らと協力し「プロジェクト・ウズメ」を実施。
しかし、その計画の真意は「破界の王」の復活であり、王が現出した余波だけで、
リモネシアは跡形も無く消滅してしまう。国を愛していた自身が国を滅ぼしてしまったのである。
エースボーナスで「直撃」がかかるのはきっとこの展開への皮肉

この一件で元々余裕の無かったシオニーの精神の糸がぷっつりと切れてしまう。
現出した「破界の王」を皇帝とする新帝国インペリウムの筆頭政務官として任じられるが、
以前の愛国者である姿は既に無く、傲慢な独裁者、目的無き征服者の姿へと変貌していく。

名前の由来は現実の母国の無いユダヤ人によるイスラエルへの建国運動を指す「シオニズム」、
そして人種差別を指す「レイシズム」からではないかと思われる。
帰る場所を失くしていく彼女への皮肉とも取れる名前である。
  • 権力を手にしてからは、以前は自分より上の立場であった者に対して何かと土下座を迫る癖がある
  • その割に少し脅されたりするだけで「ひっ」(ひ…など)と脅えてしまう
  • キャラクター図鑑のボイスでは「こ、これなら勝てますよね?」「きゃあ!何が起こっているのです!?」と弱気なもの。
挙句の果てに主人公達と交戦し、追い詰められると「リモネシアに帰りたい…」と泣き言を言い出す始末。
これを見るだけでも分かるかもしれないが、作中では典型的な小物として描かれている。
扱いも本作のオリジナル勢の中では最底辺と言っても過言ではない。

しかし、発売以降はとても歪んだ人気がある。
  • 「シオニーちゃんを土下座させたい」
  • 「シオニーはすげえ苛めたくなる」
  • 「シオニーちゃん腹パンしたい」
  • 「トイレ急いでるシオニーちゃんを男性トイレに誘導してやりたい」
  • 「世界征服寸前のところでシオニーちゃんをグレートアクシオンから放り出したい」
  • 「シオニーちゃんと桃鉄やってリモネシアを独占してからキングボンビーにリモネシア壊滅させてやりたい」
  • 「シオニーちゃんと早起きしてタケノコ掘りに行きたい」
といった声が後を絶たない。
小物属性、ヘタレ属性、負け犬属性と兼ね備えてしまったせいか、元々Sでもないのに目覚める人もいる始末。
特にフリーダムで知られるあの声優趣味:ちん○いじりな漫画家さんが重症だとか。
挙句の果てにスパロボ公式ラジオでヒロイン格3人を差し置いて「シオニーちゃん」とネタにされた
主に上記の声優の仕業。これによりスタッフ側も認めたネタも同然という事に……
ドS製造動画

典型的な小物の悪役、大国や世界の趨勢に翻弄され、守るものも生きる目的も見失った、
「世界の歪み」の被害者としてのキャラ描写であったろうが、ドSホイホイとして人気を博し、
逆に「世界の歪み(性的な意味で)」を数多く生み出すという謎の事態となっている。

ちなみに続編『再世編』にて復興中のリモネシアに彼女の顔グラを使用した一般人(通称「シ民」「お姉ちゃん先生」)が登場している。
プレイヤー間では本人かどうか意見が分かれていたが、シリーズ最終作『第3次Z天獄編』において当人である事が確定。
ガイオウのメッセンジャーとして他次元将に謁見した後、荒廃したリモネシアに帰り、教職に一生を捧げたとの事である。


MUGENにおけるグレート・アクシオン

リュウセイ氏によって製作されたものが存在し、現在β版が公開されている。
所謂サンドバッグキャラであり、人操作もできない。
ステータスがLIFE74000・DEF1510というとてつもない数値だが、
実際は攻撃を10回食らわせれば倒す事が可能。オレは実は10回刺されただけで(ry
その特性上、弾幕キャラに弱い。
%nF1・%nF5を使用するEX版も同梱されている。

この他、うらたわの作者であるpprn氏自身が製作したと思われるキャラが敵として登場している。
ただし公開はされていないようだ。

出場大会

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最終更新:2021年12月04日 10:36