アグリアス・オークス




「人の夢と書いて ( はかない )
          何か物悲しいわね…」


アグリアス・オークス(Agrius=Oaks)
年齢:21歳(Chapter2開始時)
職業:ホーリーナイト
誕生日:巨蟹の月1日(6月22日)

スクウェア(現スクウェア・エニックス)から発売されたSRPG『ファイナルファンタジータクティクス』の登場人物。
作中の重要人物であるオヴェリア王女の護衛を務める女騎士。アトカーシャ王家直属の近衛騎士団「ルザリア聖近衛騎士団」に所属。
専用ジョブは「ホーリーナイト」だが、公的にはただの「騎士」である(作中では称号としての「聖騎士」は正規騎士団の団長級の者にしか与えられない)。
本編には声は無いが、『LORD of VERMILION III』『ディシディア ファイナルファンタジー オペラオムニア』では 沢城みゆき 女史が担当している。

名の「アグリアス(Agrius)」は世界で最も美しいの一つとして知られる、
南米に生息するタテハチョウの一種ミイロタテハ(三色立翅)属のAgriusから取られている
(これ以外にスズメガにも同名のAgrius属がいるが無関係。なおAgrius自体は本来は男性名であり、ギリシャ神話にはちょくちょくこの名前の男が出てくる)。
姓の「オークス(Oaks)」は亜人の方(orc)ではなくオークの木(日本で言う楢もしくは樫)が由来。
オークは堅く丈夫なため道具や武具の材料になる他、「勇気」や「騎士道精神」を象徴する意味もあり、正に名が体を表していると言える。


設定

五十年戦争終結後、イヴァリース(畏国)を二分する権力を持つラーグ公とゴルターナ公の政争により国内の緊張が高まるに伴い、
オーボンヌ修道院に預けられていた王女オヴェリアの身を王都へと護送するため、
アグリアスらの部隊(作中に登場するのはラヴィアン・アリシアともう一人(名前は不明))は元老院の命によって修道院に派遣される。
しかし任務の途中でゴルターナ公の南天騎士団 *1 の襲撃を受け、応戦している間の隙を突いてオヴェリアは誘拐されてしまう。
後を追うアグリアスらはゼイレキレの滝で北天騎士団に追い詰められていた誘拐犯に追い付くも、
王女を抹殺しようとする北天騎士団と、彼女らが雇っていた傭兵・ガフガリオンの裏切り(実は最初からラーグ公の手の者だった)によって危機に陥るが、
傭兵団の一員であった主人公ラムザと、かつてその親友であった誘拐犯・ディリータの手助けもあり、無事オヴェリアを奪還する。

北天騎士団を敵に回した事で孤立したアグリアスらは、グレバドス教会直轄領の領主・ドラクロワ枢機卿の協力を取り付け、ライオネル城でラムザらと別れる。
ところが教会もまた裏で王女を利用して権勢を得ようと企んでおり *2、オヴェリアは再び捕らえられてしまう。
一方、図らずも「聖石」を手にし、真相を知りすぎたラムザも枢機卿に命を狙われる事となり、アグリアスはラムザを誘い出すための餌として利用される。
バリアスの谷でアグリアスを保護したラムザ達は、王女を救出するためにライオネル城へ向かう…。
アグリアスはその後一貫してラムザ隊の一員として同行する事となる(除名したりしなければ)。

高潔で凛々しい性格や容姿、時折見せる女性らしい一面、戦闘での使い勝手の良さなどから、発売後15年以上経つ今もなお高い人気を誇るキャラクター。
セイバーや『グランブルーファンタジー』のカタリナ・アリゼのように、アグリアスの影響を受けて生み出されたと思われるキャラクターも少なくない。
「アグリアスはセイバーのパクリ」というのはネタなので真に受けないように。
たまに本気で言ってそうな人もいるけど『FFT』が1997年、『Fate/stay night』は2004年発売なのでアグリアスの方が先輩
ちなみにこのネタは『FFT』開発陣にも届いてたりする
+ 一方で
カタリナ・アリゼもセイバーの子・モードレッド(TYPE-MOON時空では女性設定)も担当声優は沢城みゆき氏であり、
『LORD of VERMILION III』のアグリアスと同じという奇縁がある。
開発陣同士で意識している部分があるのか、それとも「金髪の勇ましい女騎士」というキャスティングとなると重なってくる部分があるのかは定かではない。

正義感の強さから、名家の出であるが故に付き纏う葛藤に悩まされ、家族や友人、運命に裏切られ続けてきたラムザを、

「今さら疑うものか!私はおまえを信じる!!」

と初めて肯定し励ましてくれる人物であり、その力強さに胸を打たれたプレイヤーは多いとか。
そのためか、ファンの間では『FFT』のヒロインとして扱われており、ラムザとのカップリングを推す人も。
というか、作中でラムザと絡む女性キャラは妹のアルマを除くとアグリアス含めて数人だけであり、
その中でもお互いに本心を開ける間柄と言えるのはアグリアスぐらいしかいないので、ある意味自然な流れと言える。
実の所、上記のラムザを励ます場面はアグリアスも北天騎士団に裏切られてオヴェリアを殺されそうになり、頼りにしたドラクロワ枢機卿にも裏切られ、
アグリアスを助けに来たラムザも 北天騎士団のトップの実弟という素性をアグリアスに何一つ教えていなかったのを敵に暴露された 直後である。
「僕はオヴェリア様の誘拐なんて全然知らなかった!本当だ!」なんて言われても疑心暗鬼で誰も信じられなくなりそうなものだが、
そんな状況でも自分が信用した者を疑わなかった事が、彼女の実直さを表している。

オリジナルのPS版では中盤以降これといったイベントが用意されていなかったが、PSP版ではアグリアス関連のイベントが3つ追加されている。
一つは「永続ヘイスト・永続プロテス・永続シェル・物理魔法AT+3・聖属性強化」というチート性能なアクセサリ「ティンカーリップ」*3 が入手できるイベント。
…しかしこのイベント「ラムザの仲間の一人(男)であるムスタディオが誕生日プレゼントとして口紅を送る」というものだったため、
前述のカップリング推しの方々は悲痛な叫びを上げたとか、上げなかったとか。
まぁ、描写としては恋仲を匂わせるようなものでも無いし、気にせず使うファンも多いのだが。
そんなムスタディオはサブイベントでラムザの冗談によって半殺しにされる運命にある。

また、このイベントでは化粧品などの事を意外とよく知っているという、普段のイメージとは違った彼女の一面を見る事ができる。
ヘルプメッセージ(このページ冒頭の台詞)からも、彼女の素が女性的なものである事が窺える。
もっとも、典雅さも求められる王女の近衛兵という立場なので、女性的な事に詳しいのは当然と言えなくもない。

二つ目は北天騎士団脱走兵との戦闘。この時アグリアスは操作不能のNPCとして強制出撃する。
この時点でアグリアスはかなり育っているはずなのでNPCでも無双を始めてしまうが、敵が貴重なアイテムを持っているので無双されると邪魔だったり。
おかげで戦闘開始直後に戦闘不能にされるか、サポート系ジョブに就かされる羽目になる。
ここでの話の流れに別にアグリアスは必要じゃないのは秘密。

もう一つはオヴェリア王女にいざという時の為に護身用の短剣を渡すというものである。
また、王女に側に居て欲しいと頼まれるもラムザ達の手助けのため断り、不本意ながらもディリータに王女の護衛を頼んでいる。
……これらの行動が尽く裏目に出た結果、エンディングは悲惨である。ディリータが口は災いの元を地で行くキャラだったのが一番の原因だけど。
生真面目な彼女の性分では本編後ずっと後悔に囚われてもおかしくない*4
というか、『LORD of VERMILION III』で「あの時、二度と戦わないと誓った」と言っているので、
オヴェリアの死は相当堪えたようである(ディリータについては憎んでいる様子がないので、オヴェリアの死の真相は知らないと思われる)。

なお、『LORD of VERMILION III』にて10年後の自分は「愛する夫と子供との生活」であると盛大に惚気た。
誰とは言われてないが、順当に考えればアイツしかいないわけで…。
しかし、そんな彼女達の近況はオルダリーア国内の独立運動に参加しているというもので、
しかもそれにディリータが介入しようとしている事が示唆されている。
どうにも彼女の夢見る結婚生活はまだまだ遠そうである。
ちなみにディレクターであり脚本を担当した松野泰己氏のTwitterでは、ドレスを着た姿をラムザに見せるというシチュエーションのツイートが書き込まれている。


性能

専用ジョブは「ホーリーナイト」、固有アビリティは「聖剣技」。
聖剣技はノーコストで発動できる間接攻撃で、範囲攻撃に加えて一定確率で状態異常を与える技が多く揃う強力な技である。
その名の通り聖属性の技が揃っている…と思われがちだが、実は聖剣技は全て持っている武器の属性に依存するため、冷気属性の聖剣技なんてのも可能。
説明では聖属性になっている?聖属性吸収防具を装備すると敵が聖剣技を使ってこなくなる?聞こえんなぁ?
特に攻撃範囲が高低差に依存しない「無双稲妻突き」、射程が直線状に長く、聖剣技中最も威力が高く混乱の追加効果もある「聖光爆裂破」辺りは非常に優秀。

初期ジョブのままでは機動力が低いという欠点はあるが、その分聖剣技が非常に使いやすいので問題なく補える。
中盤で正式に仲間になって以降は主戦力と言っても良い程の力を発揮するだろう。
また、NPCとして参加する加入直前の戦闘で使った技が習得済みになるので、上手くやれば「無双稲妻突き」「聖光爆裂破」以外は覚えた状態で仲間に出来る。
余談だが「聖剣技」などのアビリティは剣装備でなければ使えないが、何故か盗まれた場合に限り素手でも使用できたりする。
終盤には「FF最強のシド」と呼び声高いチートじじい「雷神シド」ことオルランドゥが仲間になるが、
アグリアス自身決して弱くはないので、問題なく最後まで使える。
むしろ、高性能な女性専用装備の数々を上手く活かせば、オルランドゥ以上の使い勝手の良さを発揮してくれるだろう。
欠点を挙げるとすれば、女性であるが故にオリジナル版ではMove+3を習得できない事だろうか
(PSP版では追加ジョブになる事で習得可能。また、オリジナル版でもテレポを習得する事である程度補える)。

彼女に愛着を持つ人であればオルランドゥのエクスカリバーをぶんどって彼女に献上する事も珍しくない。 愛に全てを。
その他にも、オヴェリアの護衛としてのイメージから、「セイブザクイーン」をメリアドールから剥ぎ取り装備させる人もいるようだ。
真面目な話をすると、これらが属する「騎士剣」というカテゴリーが強力である分、この二振りを除くと入手がかなり面倒くさいので、
レアアイテムを得る「密猟」をやらなかったり、ディープダンジョンに挑む気が無いのならこれらを使い回すしか無い(PS版ではバグで増殖できたりするが)。
逆に言えば、密猟でディフェンダーを手に入れればより早い時期から高火力のユニットとしての活躍が見込める。
ただし、前半加入だけあって、専用ジョブの補正値・成長率は低め。さらに女性キャラの仕様として魔法攻撃力が男性キャラより高い(男性キャラはその逆)。
この補正値と成長率の低さと女性キャラの仕様が足を引っ張り、何も考えずにホーリーナイトのままで育てると
物理攻撃力を重視しなければならないのに、魔法攻撃力の方が高いという悲しい事になる。
もっとも『FFT』というゲーム自体が転職を頻繁に繰り返すため、ホーリーナイトのままで居る可能性は非常に低く、この点はあまり問題にはならない事が多い。
ただ物理攻撃力の成長率の関係上、聖剣技を全部取得したら普通のナイトで育成した方がいいのは事実である。
普通のナイトでいる方がいいとかそれでいいのかホーリーナイト。
また、ジョブチェンジを繰り返して育てた結果、踊り子をマスターしているとかよくある事*5
固定キャラがジョブチェンジの際に服が変わらない事に血の涙を流したプレイヤーは数知れず


MUGENにおけるアグリアス・オークス

2ちゃんねるの「【同人ゲーム】MUGENキャラ作ろうぜ!」スレにてelmeth氏のドットが公開されており、
それを使って製作されたものが多い。

+ deretun氏製作
  • deretun氏製作
MUGEN1.0以降用だがWinMUGEN用のdefも同梱されている。
操作方法はパンチ、キック、斬りの3ボタン式。
必殺技は3つで突撃技の「無双稲妻突き」「リジェネ」はゲージを少し消費して体力を回復させる。
「乱命割殺打」は当てるたびに1ゲージ技「北斗骨砕打」の即死確率が上昇していく。
コンボに組み込める1ゲージ技「不動無明剣」に3ゲージ技「聖光爆裂破」は生当てで5割弱の威力。
全般的に近距離技しか持たない上に回避動作なども無く、機動力も高くないため、遠距離で攻撃されるとそのまま封殺される恐れがある。
AIは搭載されていない。

+ お家氏製作
  • お家氏製作
恐らくニコニコ動画で一番よく見かけであろうアグリアス。
攻撃はやはり3ボタン式。コンボゲー仕様との事。必殺技は強で出すとEX化する。
「北斗骨砕打」は弱で手前中で奥、EXで相手の位置に発生する飛び道具。
「乱命割殺打」は対空切り。中とEXで時差ダメージがある。ちなみにこの攻撃はガード可能なので、投げなどで崩しつつ当てるといいだろう。
「不動無明剣」はヒット後一定時間相手を拘束する。
1ゲージ技「無双稲妻突き」は北斗骨砕打の強化版のような性能。2ゲージ技「聖光爆裂破」は当てると一定時間相手が混乱する。
また、ラウンド開始時にアクションアビリティが選択可能。現在はアイテム士、ナイト、弓使い、モンク、白魔道士、時魔道士、召喚士が搭載されている。
ストライカーとして、ラヴィアン・アリシアを呼ぶ事もできる。
今後、この他にも各種アクションアビリティを追加予定のようだ。
デフォルトでAIが搭載されており、怒涛のラッシュで相手を壁端へと追い込む強さを持っている。
製作動画
プレイヤー操作(AIレベル8/10、他デフォ設定、1:30~)
プレイヤー操作(試合14:36~、解説28:19~)

+ 青っぽい猫氏製作
  • 青っぽい猫氏製作
攻撃は弱中強の三種類。こちらも必殺技を強で出すと1ゲージ使用のEX版になる。
不動無明剣は相手を拘束、無双稲妻突きは突進技、乱命割殺打は対空技となっている。
北斗骨砕打は2ゲージ技で一定条件で相手が即死する飛び道具。
聖光爆裂破は3ゲージ技で相手の足元に発生する飛び道具になっている。
蓬莱氏のAIを搭載したものも公開されている。
プレイヤー操作

+ 青っぽい猫氏製作 Agrias_BB
  • 青っぽい猫氏製作 Agrias_BB
「BB」とは『ブシドーブレード』の略。
その名の通り「攻撃を上手く当てれば一撃必殺」「敵の攻撃は弾きで防ぐ(通常のガードも可能)」
「使ったら拾わなければならない飛び道具」など、同作を意識した調整が施されている。
ただし性能面に関しては、大振りで重い一撃を丁寧に当てていく差し合いキャラとなっており、
『ブシドーブレード』と言うよりむしろ『サムライスピリッツ』を彷彿とさせる。
必殺技は存在せず、ゲージはガードキャンセル弾きにのみ使用する。
AIは搭載されておらず、コマンド判定が少々特殊なせいかCPU操作だと全く戦ってくれない。

+ kainintherain氏製作
  • kainintherain氏製作
MUGEN1.0専用の海外製アグリアス。
剣技よりワープ技など魔法を主に使うため、他の製作者のものとはまた違った印象を受ける。
サイズはやや小さめのものとノーマルの二つから選べる。

kong氏を思わせる、easy/normal/hardの3種のcmdをdefで選択する方式のAIを搭載。
デフォルトはhardになっているので物凄く強い。
プレイヤー操作
3:09~
4:55~

+ Susuki氏製作
  • Susuki氏製作
スレで公開されている。現在はα版との事。

+ おかん氏製作 FF11風
  • おかん氏製作 FF11風
現在は公開停止。
『FF11』におけるナイトの要素も加えられたアグリアス。
エフェクトや音声も『FF11』の物になっている。
AIもデフォルトで搭載済み。

+ kinbo氏製作
  • kinbo氏製作
elmeth氏のものとは別の手描きドットで製作されたアグリアス。
公開先のYahoo!ブリーフケースのサービス終了により、現在は入手不可。
存在が確認出来る数少ない動画(6:45~)


人気が高いキャラであり、『ファイナルファンタジー』出身のキャラや、女騎士という共通点を持ったキャラも多いため、
彼(彼女)らとタッグを組ませてみるのも面白いかも知れない。

出場大会

+ 一覧
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
凍結
削除済み
非表示

プレイヤー操作

実況付きP操作 Tarie配信(383キャラ目操作キャラ、青っぽい猫氏製)
白猫と歩く (Part35、kainintherain氏製)
水没&逆流withとっつき娘(misson74、kainintherain氏製)
単発!良キャラ発掘絵巻(part148、お家氏製)
都古ちゃん100% 番外編 、お家氏製)


*1
実際はゴルターナ公に王女誘拐の嫌疑を着せて権力を失墜させると同時に、オヴェリアを亡き者にする事で、
自らが擁立するオリナス王子の即位を決定付けようと画策したラーグ公(と、その重臣のダイスダーグ・ベオルブ)が派遣した、
北天騎士団による偽装工作であった。

*2
教会はラーグ公とゴルターナ公の対立を煽る事で漁夫の利の権勢を得ようと企んでおり、
事前にラーグ公による王女誘拐計画の情報を掴み、ディリータを送り込んで本物の誘拐犯を殺害、入れ替わらせていた。
その後一時的に王女の身柄がアグリアスに引き渡されたのも、
彼女らが向かう先はライオネル城しかない事を知った上で仕組まれたものである。
また、教会はこれと並行して「悪魔の力」を秘める「聖石」も集めており、聖石を巡る争いが『FFT』のストーリー後半の核心となっていく。

*3
ちなみに初出はPSのゲーム『ベイグラントストーリー』。『FFT獅子戦争』において逆輸入された形になる。
『ベイグラントストーリー』では『FFT』のキャラ数名が過去の歴史上の人物となっており、
ティンカーリップもかつてアグリアスが使っていたという設定。
が、そのティンカーリップが『FFT』では設定上市販品だったという事実に噴いたプレイヤーもいたとか
このため、『FFT』と『ベイグラントストーリー』は同じイヴァリース世界の物語(時系列はベイグラの方が少し後)であると思われていたが、
後に両作品のプロデューサーである松野泰己氏によって、これらはスタッフの遊びで入れられたものであり、
両作品は別世界の話である事が明らかにされた。
正式に『FFT』と世界観を共有している作品は続編にあたる『ファイナルファンタジータクティクス アドバンス』と、
『ファイナルファンタジータクティクス A2』、『ファイナルファンタジーXII』が存在し、
「イヴァリース・アライアンス」というシリーズ名が付けられている。

*4
もっとも、『FFT』のラムザ達の結末は 全員生死不明 であるため、彼女を含め仲間全員がその時に死亡している可能性が高い。
しかし、ラムザと妹のアルマらしき人影が目撃される、元の世界に帰れたはずの仲間がいるなど、
「もしかしたら生存しているかもしれない」という描写もされている。時々議論の俎上に上がるが、真相は闇の中である。

……と、長年言われていたのだが、『LORD of VERMILION III』と『FFT』がコラボしたのを機に、
『FFT』はラムザ達が全員生還しているのが公式設定 である事を松野泰己氏がTwitterで公表した。
松野氏としてはラムザ達が死んだと思われているのが不満だったらしく、以前から公表したかったとか。

*5
というか、踊り子は戦士系ジョブを極めていくと到達するので、
基本的に戦士系のジョブに就く事が多いアグリアスは、自然と踊り子に近付く事になる。


最終更新:2023年12月26日 21:58