クロエ・ヴァレンス




「覚悟を決めよ…荒ぶる心…
  無風なる水面の如く…
   鎮まれ… 斬る!
    我が剣の前に…安らかに眠るがいい…」


   性別:女
   年齢:17
   身長:167cm
   体重:49kg
   3サイズ:85・58・87
   武器:剣(両刃の西洋刀)
   職業:騎士
   出身:聖ガドリア王国
   称号:おとめごころ剣士
   弱点:カナヅチ
   好物:甘いもの全般(表向きは否定)
   声: 浅野真澄

ナムコのRPG『テイルズオブレジェンディア』の登場人物。
騎士の名門ヴァレンス家の娘。正義感が強く困っている人間は見捨てられないタイプ。
しかし後先はあまり考えない方で、単身山賊のアジトに乗り込もうとするほど。
口調は男勝り気味で毅然とした地度を取るが、年頃の少女らしい一面も持つ。あと泳げない。
セネルには恋愛感情を抱いているような描写があるが、上記のような性格なため、中々自分の気持ちに素直になれないでいる。
そして公式でツンデレである。とあるイベントが終わると「ツンデレ剣士」なる称号がもらえる。
ただセネルが朴念仁で鈍感(ステラのせいもあるが…詳しくはセネルの項目参照)なのと、
ギャルゲー主人公並のフラグクラッシャーぶりなのもあって前途多難である。ライバルが義理の妹含めて多数いるし…。
ちなみにクロエはとある少女に(百合的な意味で)好かれているが、本人はその気持ちに気付いていない。

物語の舞台となる、島ほどもある巨大な船「遺跡船」には両親の敵を探すために訪れる。
クロエは前述の通り名のある騎士の家の生まれなのだが、
その両親が外出中に強盗に襲われて殺されてしまい、それまで復讐のために生きてきた。
ゲーム後半でとうとうその仇を見付け出すのだが……。
+ ネタバレ注意
実はその仇というのが、前述の少女の父親だったのである。
彼は少女が病弱で高い薬代が必要だったため、過去の強盗も薬代欲しさに犯した事だった。
真相を知ったクロエは苦悩するが、黒い霧の影響もあり殺す事を決意。
しかし、父を庇う少女の姿に過去の自分を思い出した事とセネル達の説得もあり、仇討ちを思いとどまるのだった。
一方でどのような経緯であれ強盗殺人を犯したその父親はこれといった裁きや罰を受けないままこの後も娘共々、遺跡船に留まって暮らしていたりするが…
クロエにしても永劫復讐心を抑えて苦しんで生きていかせるのかと、この辺りはユーザー間でも未だに賛否両論のオチである…

作中の描写から人気は高く、本来のヒロインを差し置いて実質のヒロイン扱いを受けており、外部作品でもセネルの相棒的なポジションで登場する事が多い。
「他作品はヒロインが全員登場しているのに、『レジェンディア』からはヒロインではなくクロエが登場する」という作品もあるほど。
頑張れクロエ、『レジェンディア』では間違いなく「セネルとくっついてほしい女性キャラ」として安定の支持を集めているぞ。


原作での性能

性能的には低火力低装甲、ただし手数が多いという典型的な紙タイプ
主人公の武器が剣ではなく拳なために格闘技を使用するのに対し、クロエは「秋沙雨」や「魔神剣」等の剣技を使う。
『アビス』のガイ・セシルや『ヴェスペリア』のフレン・シーフォのような、
「歴代主人公の剣技を使う、主人公ではないパーティキャラ」の開祖とも言うべきキャラクター。
「散沙雨」に「秋沙雨」、さらにその2つを合体させた奥義「霧沙雨」の手数で相手の足止めをするのが主な役割になるだろう。
こう聞くとどっかの叔父さんを思い出すが、あそこまで極端ではない。
むしろ、セネルとの協力秘奥義である「ふっはっくらえ、任せてくれ!」の方が印象深いイメージ。
「ふっはっくらえ!(セネル通常技×3)」→「任せてくれ!」(クロエ必殺技要請)→「ふっはっくらえ!(セネル通常技×3)」以下ループ。
ちなみにこの秘奥義を使うと簡単に999コンボが達成できるため非常に重宝し、コストがクロエのTPだけなので、大体クロエは一軍で頑張る事になる。

『レディアントマイソロジーシリーズ』では「秋沙雨」が特技と奥義の間に挟める秘技に移ったことでヒット数が非常に稼ぎやすい他、
原作と比較して攻撃速度がかなり上がっているため原作よりも強くなっている印象を受ける。
通常攻撃から沙雨系3セットを当てることでコンボ1回でリミッツゲージが1/3も溜まるという驚異のゲージ回転効率を誇り、
『2』では「秘奥義がないのが欠点」とまで言われるほどの性能を持つ。
『3』ではパーティ入りするキャラ全員に秘奥義が追加されたことで前述の回転効率をさらに活かせるようになり、
技の連携の制限が無くなる「レディアントドライブ」発動後、「散沙雨」をしつこく連打することで数百ヒットが期待できるようになる。

しかし、彼女に関する事で恐らく一番話題に上がるのは、その全身黒タイツのエロい格好だろう。
戦闘力も低くないのでそりゃもうエロいえらい事になっている。
同社の出す3D格ゲーにも同じように全身タイツの女性が存在するが、そちらに出ていても何らおかしくないエロい容姿である。


MUGENにおけるクロエ・ヴァレンス

手描きドットで製作されたものが2体が存在する。
ちなみに原作とは異なり、いずれもDEFは通常のキャラと同等に設定されている。

+ オキナ氏製作
  • オキナ氏製作
手描きテイルズキャラに定評のあるオキナ氏によるもので、主に大会で見かけるのはこちら。
原作と同じくコンボをガンガン決めて火力の低さを補っていくタイプ。
装甲は薄くないが、その分コンボ補正がきつめのようだ。
AIもデフォルトで搭載されており、凄まじいラッシュで畳み掛けてくる。

+ ガンヴァ氏製作
  • ガンヴァ氏製作
こちらも手描きのもので、上記のオキナ氏製と比べると若干背が低い。あと小ポトレが何故かゆっくり風。
やはり手数で攻めていくタイプで、原作での没技なども多数搭載されている。
なお、フォルダ名が別のクロエさんと同じなので、登録する際は注意。

AIは10段階にレベル調整可能なものがデフォルトで搭載済み。
やはり接近してのラッシュが強力で、オキナ氏のクロエに勝るとも劣らない実力を持つ。


出場大会



最終更新:2023年05月11日 21:34