夜神月


「僕は新世界の神となる――」

原作・大場つぐみと作画・小畑健による漫画『DEATH NOTE』の主人公。名前の読みは「やがみ らいと」。
アニメでの声優は『機動戦士ガンダム00』の刹那・F・セイエイ、『悪魔城ドラキュラ ジャッジメント』のアルカードなどを演じた宮野真守氏、
実写映画版では『るろうに剣心』の志々雄真実などを演じた藤原竜也氏、
凄まじいオリジナル要素で良くも悪くも話題となった地上波ドラマ版では窪田正孝氏がそれぞれ演じている。

変わった名前であることは月本人が笑い話にしているが、この作中でも若干浮き気味の名前は、
原作者が主人公を悪役として描いていく中で、偶然に同じ名前の子供が実在した場合にイジメられないようにと
絶対にあり得ない名前として考えたそうである。*1

内に秘めた妥協しない強すぎる正義感と、他の追随を許さない優秀な頭脳を自負する天才少年。
世の悪行に苛立ち、ジレンマを感じていたが表立って行動することもなく、退屈な高校生活を送っていた。
だがある日、暇をもてあました死神のリュークが わざと 落とした
「名前が書き込まれた人間を死に至らしめる」 死神の道具 デスノート を偶然拾い、その内なる魔性が開花、
「犯罪者のいない新世界」を自らの手で創造する ことを思い立つ。
特異で極端な自分だけの『正義』を疑わず、それだけが幸せで平和な世の中を作ると信じて、月はデスノートに『悪人』の名を書き続けた。
やがて世間はこの信じられない怪現象の犯人を「殺人者=Killer」に因んで『救世主キラ』と呼び、畏怖するようになってゆく。

一方、まるで正体の見えない連続殺人に日本警察は完全なお手上げとなり、事件解決の為、
謎の青年探偵“ L ”に捜査協力を依頼すると、彼は瞬く間に犯人キラ=月が日本の関東にいることを一気に突き止めてみせた。*2
月とL、それぞれの正義をかけて、2人の天才による熾烈な頭脳戦が始まる…
尤もデスノートと言う不可能犯罪の存在で、法律に基づいて逮捕しようとしている警察側が圧倒的に不利なのだが。
デスノートの存在が判明した後も、本当のルールは伏せられ、半分嘘のルールが警察側に伝えられている。
デスノートは死因だけでなく死の直前の行動もある程度操ることも出来るため、Lたちに疑われないようにして殺すことも可能ではあるが、
それでは悪人たちへの見せしめにならないし、月のプライドが許さないため基本的にキラの仕業と知らしめるように「心臓発作による突然死」にこだわっている。
そこがLたちの付け入る隙となる。

『週刊少年ジャンプ』に連載された03年から06年にかけて話題を集め、漫画単行本の初版100万部最速到達記録を樹立、
アニメ化、ゲーム・小説化のみならず実写映画化、外伝映画も制作された。
そして最終的には、累計発行部数約2700万部という大ヒットを飛ばした異色作にして名作。
特に、少年誌らしい爽やかで性善な「友情・努力・勝利」なるジャンプ三原則をモットーとする事で
広く知られるジャンプ誌の歴史において、偽りの 友情 による人脈利用、犯行を成功させる為の弛まぬ 努力
敵は勿論、自身の味方を利用して得た 勝利 と、皮肉の如く歪めて盛り込んだ
同原則の化身である月は一際目立つダークなヒーローとなった。
作中で生まれた名台詞の数々、そして度々現れるインパクトの強い表情(顔芸)もあってお笑いネタ的な人気も高い。

+ 以下、本編ネタバレなど


ネットコミュニティでの扱い


「左手でポテチを取る振りをしながら
  焦らず すばやく一文字ずつ書き込み、ポテチを取り…食べる」

 「 ダメだこいつ…早く何とかしないと 」や「 新世界の神 」宣言、
 計画通りに犯行が成功した際の強烈な悪人ヅラに、追い詰められた際の顔芸やリアクション等、
 その漫画自体のスリリングなストーリーとは別にネタ要素をふんだんに盛り込んでいた(特に月が)為、
 「新世界の神」はともかく「ネタキャラの神」の称号を得た事は想像に難くない。原作を全く知らなくても
 「デスノートのアスキーアートやレス画像、セリフコラ漫画は何度も見たことがある」という方は多いだろう。

ニコニコ動画でもこの人気は健在であり、特にアニメ版の声を担当した宮野真守の名演と終盤でのリアクションから
バカヤロイド」、「粉バナナ」(=これは罠だ!)等と(ネタ的な意味で)崇められている。
わぁいコンソメ 月コンソメ大好き 完全に一致(視聴する際はネタバレに注意)
また ある事件 を機にデスノートの動画は見つけられ次第『削除』されてしまったが、
2014年11月11日にニコニコチャンネルにてアニメ版の配信が行われた。
http://www.nicovideo.jp/watch/1415089587 第1話以外は有料配信だが、ある意味神に等しい存在ともいえるニコニコ動画のせめてもの慈悲かもしれない。
「どうやら死神じゃない方の神は、僕の味方らしい」

尚、削除されたデスノートのMAD動画には2種類の文章が書かれている。

この動画は株式会社バップの権利を侵害していたため、または申し立てがあったため削除されました。

この動画は株式会社バップの申立により、著作権侵害として削除されました。
対象物: DEATH NOTE


MUGENにおける夜神月

+ Z Sabre User/Panda氏製作
+ Yume氏製作

この他、夜神レミリアという改変キャラも存在する。


また、ゆ~とはる氏製の初音ミクの必殺技の一つとして、
歌を歌ってそれに関係するストライカーが追撃を繰り出すというものがあり、これにも登場する。
誰が出るかはランダムなので夜神月が登場する確率は低いが、 攻撃対象を40秒後に心臓麻痺で殺す という効果を持つ。
…のだが、ロボット不死の存在が相手だろうとお構いなしに「心臓麻痺で殺している」ので、見方によってはかなりシュールな光景になる。

尚、デスノートのMAD動画を中心に多くの動画が削除されている事からもお分かりの様に、
下手にバトルしている動画を上げると『削除』される可能性があるので取り扱いには注意されたし。
(特にデスノートを結構な頻度で使用していると危ないかもしれない)

「計 画 通 り」

出場大会

出演ストーリー

La Jodaso Stiana
Timekeepers(非戦闘/名前ネタ)
神様なんていらない マスコット


*1
余談だが、月の父親は周囲からも尊敬される真面目な警察官なだけに
あの父親が月(ライト)なんて名前を付ける筈がない 」という論議はファンの間で頻繁に交わされている。
「母親のセンスだ」という意見が有力。
ちなみに妹の名前は粧裕(さゆ)とちょっと珍しいが、月ほど変な名前ではないので、こちらは父親のセンスかもしれない。

*2
月の煽り耐性が低かったばかりにまんまと罠に飛びついたせいである。
死刑囚とは言え、人一人の命を使った囮捜査だが。日本の法律なら違法捜査である。
非常事態ではあったが、実写映画では日本警察側からも否定的な見解を出されていた。

*3
とは言え、真っ黒で表紙に「DEATH NOTE」なんて意味不明なことが書いてあるノートが
何もない校庭に突如出現した光景
を見てしまったら全く気にしないのも難しいと思われるので、
年齢相応の好奇心だったとも弁護できようか。

*4
少年漫画では「正義」を掲げたキャラが多く登場するが、最近のジャンプ……というか少年漫画の風潮として
悪く言うと、「 独りよがりかつ独善的な正義・自分が一番上を前提とした正義 」というのを信念とした
キャラが(主に悪役・獅子身中の虫として)登場するケースも多い。
(例えば『DEATH NOTE』でも月以外にいる。尤も大人向け作品なら昔から多数居たのだが)
そのため周囲の否定を良しとしない、他人と共鳴できない正義が新たな混沌や悲劇を招く事も…。
過去の歴史でもそういった事件が多く存在したという以上、どちらが正しいか後世の判断に任せるしかないようだ。
特に戦争等で言われるのが「 正義の反対は別の正義 」(どちらの側にも大義がある)と言う物である。
なお、『DEATH NOTE』終盤の世界は「キラ様への反逆者は死んで当然」という「月視点から見れば理想の世界」になっていた。

*5
当時のジャンプは推理物を掲載しては打ち切りを繰り返しており、
『ダン』は『人形草紙あやつり左近』『心理捜査官 草薙葵』に続くジャンプ推理物の第三弾だった。
(なお『左近』の作画はデスノートと同じ小畑健。打ち切り作品なのだがアニメ化もされている。
 WOWOWのスクランブル放送だったのだが、アニメ版『フルメタル・パニック!』が911の煽りを受けて自粛(延期)になった際は
 穴埋めとしてノンスクランブルで放送されたりもした)
そのため「友情・努力・勝利(要は熱血)のジャンプで冷静な推理物は無理」と言われていた。
そして『ダン』から本作まで4年近くの空白が空く事となる。
とは言え、本作と言い『魔人探偵脳噛ネウロ』と言い、推理物と言うより対決物と言うべき内容な訳だが。
そもそも「殺害方法:デスノートに名前を書いた」と言う不可能犯罪推理物としては反則に等しい行為である。
仮に逮捕出来たとしても、検察が裁判で「デスノートに名前を書くことで人が殺せる」事を証明出来ない限り、キラは無罪放免である。
また死刑囚を実験台に使うのだろうか?
最終回での魅上の失態や月の醜態に対する松田の「Nがデスノートを使って操った」説は、上記の事を考慮した部分もある。

*6
死神の目とは 肉眼で顔を見た人間の「本名と寿命」が文字となって見えるというもの。
元々死神が本来備えている能力(と言うか持たないと死んでしまう)であり、
それをデスノートを持つ者が望む事により、死神と契約を交わして得る事が出来る。
ただし代償として 「契約した人間が残り寿命の半分」を契約した死神に捧げる。
月自身は「僕の寿命が半分になったら悪人を殺せる期間も半分になる」ため論外として契約を避けている。 決して寿命が惜しいわけではない。
メタ的な話をすると、月が死神の目を手に入れたら(月の圧勝的な意味で)物語にならなくなるからだが。
ちなみに前述のルルーシュは素性を隠して偽名を名乗っているため死神の目を手に入れないと殺せない。
裏の顔であるゼロに至っては何とか仮面の下の素顔を確認してもその瞬間、逆に相手の目の能力で殺される。名前を書いてる暇などない。