スカーレットウィッチ

「私達は進化なんかじゃない、神でもない 私達は化け物よ!
    この有り様をご覧なさいよ!
    私達はただのフリークよ! それがミュータントよ!
    あなたが望んだ世界は皆を不幸にしただけ! それなら・・・


       ミュータントなんていなくなればいい・・・」

プロフィール

マーヴルコミックスに登場するヒロイン。カードファイトは無関係。
本名はワンダ・マキシモフ。身長5フィート7インチ(約170cm)、体重130lb(約59kg)。
スカーレットと言うとおりの真っ赤なコスチュームに茶色い髪が特徴。
ミュータントヒーロー、クイックシルバーの姉であり、あのマグニートーの娘である。
初出は1964年に刊行された『X-MEN#4』と、かなりの古株である。

元々はヨーロッパの小さな村に住む普通の女性であったが、彼女のパワーが発覚したことにより魔女として迫害される。
そこに現れ彼女を救ったのがマグニートー(この時は父親であることは知らなかった)であり、その後に
ミュータント優越説をベースに人類をミュータントが支配するべきだと考えるマグニートーの軍団、『ブラザーフッド・オブ・イビル・ミュータンツ』の一員となった。
この時ははからずも悪行に加担してしまうが、後にアベンジャーズの一員となっている。

彼女の父であるマグニートーは、ユダヤ人だというだけで迫害を受けていたが、なんとか生き延び、
後にマグダという女性と結婚し、マグダとの間に娘を設けて村で静かに暮らしていた。
しかし、彼にミュータント・パワーが目覚めたがために村人たちは彼の力を恐れ、マグニートーの一家を襲撃する。
この時に娘が不幸にも命を落としたのがきっかけで、マグニートーは怒りに任せ、ミュータント・パワーで村人たちを殺してしまった。
目の前でそれを見たマグダもまたマグニートーを恐れ、彼の元を去ってしまうが、
この時身籠っていた双子が後のスカーレットウィッチとクイックシルバーであった。*1

登場当初は「指さした物や人を操り不幸を起こさせる」というごく小規模なものであったが、これは
彼女の持つ物事の起こる確率を操作する能力、「ヘックス・パワー」によるものと明らかになる。
このヘックスパワーは後に「現実改変能力」にまで進化しており、自在に現実を操るまでになった。
しかし、彼女自信もこの強力すぎるパワーを制御しきれておらず、時として破滅的悲劇を引き起こすこともある。
『アベンジャーズ・ディスアッセンブルド』でアベンジャーズメンバーを襲った原因不明の悲劇や、
超大型クロスオーバー、『ハウス・オブ・M(HoM)』で世界がミュータント(マグニートー)に統治されることになった原因、
『M-Day』で世界に数百万人居たミュータントが百人程度まで減少し、ミュータントたちにも大きな転機となった事件など、
全て彼女の持つ現実改変能力が暴走・悪用された結果引き起こされている。
自己犠牲や心を備えたアンドロイド、ヴィジョンとは人間と機械の壁を超えた愛を実らせ結婚していたが、
ヴィジョンもまた彼女の能力の暴走で死亡している。
ちなみに彼女とヴィジョンの間には子供(?!)も生まれたが、この子供は彼女の現実改変能力が生み出した幻というなんとも救われないオチが付いた。
この件も彼女が精神を病んだ原因となっている。


『ハウス・オブ・M』のラストで弟のクイックシルバーを殺したマグニートーとミュータントの帝国に絶望し、
彼女がつぶやいた"No More Mutants."(ミュータントなんていなくなればいい)という一言のために
世界中のミュータントたちのほとんどが超能力の源となるX遺伝子を失い、普通の人間になってしまった。*2
この事件は『M-Day』と呼ばれ、ミュータントたち全体にとって大きな転機となった。
あるものは生命維持に必要だった超能力を失ったために死に、あるものは能力を失ったので普通の生活に戻り
あるものは独自の方法で能力を取り戻し、あるものは新たな能力を得るなど、
単なるクロスオーバー作品というだけではなく、 既存のキャラクター全てに影響を与えた ところからも彼女の能力の大きさは窺い知れる。
英語圏の解説サイトでもこの作品の前後が区切りになることが多く、「M-Day前」「M-Day後」という区切りがよく用いられる。
(尤も、この企画自体がマーベル編集長であるジョー・ケサダ氏によれば
 「40年の歴史の中で無尽蔵に増えすぎたミュータントたちを減らすためである」とのことなのだが……)

その後、フェニックスの力を巡ってサイクロップスら「フェニックス・ファイブ」とアベンジャーズが争った事件の解決に尽力し
新たなミュータントたちの誕生に関わっている。
そもそも、サイクロップスの行動の根底にはM-Dayによって絶滅寸前の存在になってしまった「ミュータント」という存在の未来を
取り戻したいという願いがあり、スカーレットウィッチの一言こそが『X-men vs. アベンジャーズ(AvX)』の原因だった。
だが、最終的にその状況を変えたのもスカーレットウィッチ(と、ミュータントの「希望」とされた少女ホープ)となった。
M-Dayでのミュータントの減少からホープの登場を経てのAvsXでのミュータントの復活は一連のストーリーとなっているのだが、
そのオチの付け方が元凶となったスカーレットウィッチを免罪する代わりに、その代償をサイクロップスに全部なすりつけたような事になっている。
かくして事件からしばらくサイクロップスはプロフェッサーX殺害の罪で指名手配中の犯罪者となってしまいアベンジャーズと敵対関係に陥った。
「こんな展開にするならそもそもM-Dayなんてやらなければ……」と、彼女に対する読者の心証は余計に悪くなっている。

ちなみにこのような評価とは逆に、アベンジャーズの仲間たちからの彼女への信頼は 異常なまでに 厚い。
なんと『アベンジャーズ・ディスアッセンブルド』でアベンジャーズを壊滅させ、チームメイトの一部を死なせてすらしまった後でさえ、
精神の平衡を欠き、再度の暴走を抑えられなくなりつつある彼女の処遇を巡ってX-menと話し合った際には
最悪彼女の殺害もやむを得ないと主張するX-men(あのプロフェッサーXでさえも)に対してあくまで彼女を救う道を模索すべきだと反対していた。
そうやって処遇が決まらずにいた結果がM-Dayなのだが……
とはいえスカーレットウィッチは能力の暴走で惨事を引き起こしているとはいえ、彼女自身はあくまでそのことを悔いており、一貫して償おうとしている。
そのところが自分の意志でやらかした人たち(クイックシルバー:心神喪失状態の姉に強要してHoMを起こさせたM-Dayの元凶、
マグニートー:ミュータントテロリストでありHoMの改変世界で娘の前で息子を殺害し最後の一線を越えさせたM-Dayの元凶その2、ハンク・ピム:自作自演やDVに走った)との扱いの違いの理由だろう。
実際、X-menの方でも意に反して暴走して「ダークフェニックス」と化して数十億の命を奪ったことのあるジーン・グレイも仲間内からはそのことはあまり触れられず、それ以外の功績から聖女のような扱いすら受けている
(正確には破壊を行ったのは自身をジーンと思い込んでその形をとったエネルギー体だが、後にその精神やパワーはジーン本人と一体化し同一の存在となっている)。
実際正気と能力のコントロールを取り戻してからはM-Dayで能力を失ったミュータント相手にちゃんと本人の希望を聞いたうえで希望者の能力を戻そうとしていた。
とはいえX-menらに信用されず止められて色々あった結果、能力を復活させる力はなくなってしまったが。
本人も嫌われていることはわかっており、平時にはかつての仲間の前に顔を出すのをためらっていたりするがそれでもAvXのような事態では償罪の意志もあり、率先して前に出ているのだ。


MUGENにおけるスカーレットウィッチ

Warecus氏、 Acey氏、Ark_氏、ZVitor氏の共同製作によるものが存在。
新MUGEN専用で、AIは搭載されていない。
海外製アメコミキャラによくある他社キャラクターとの合体技「Amalgam」も、コマンドは用意されているが実装されておらず、更新が期待される。
(搭載されれば、おそらくザターナとの合体技になると思われる)

6ボタン方式でスーパージャンプ、エリアルレイブ、アドバンシングガードなどを持つマーヴル系の性能。
必殺技はビーム系の他に、魔法を用いて相手を動物に変えてしまったり、MSHのリアリティ・ジェムと同様の効果を持つものがある。

出場大会

  • 「[大会] [スカーレットウィッチ]」をタグに含むページは1つもありません。


*1
上記の設定で長年続いてきたのだが、近年いきなり
「実はスカーレットウィッチとクイックシルバーはマグニートーの子供ではなく、ミュータントでも無かった」
という驚愕の後付け設定が加わることになった。
これまでの話と整合性を取る気はあるのかマーベル編集部。

*2
さらに、この時ついでに(!?)オンスロートが復活していたりする。
「M-Day」ばかりでなく、さらに突然地球レベルの危機が…… というわけでもなく再生怪人は弱いという有様だった。
おかげで「全マーベルヒーローが一丸となって立ち向かった強敵」「史上初、地球から誕生したコズミックビーイング」の威厳は崩壊。
なんでこんな余計なことした!!言え!



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