ラットキング



     「ワシは、ゲスイドウのオウだ!!

       オウにハイボクのもじはない!!」

 身長:6フィート6インチ(約185センチ)
 体重:280ポンド(約127キロ)
 髪色:金髪
 瞳色:Beady(つぶらな瞳)
 出身:アメリカニューヨーク、マンハッタン「グリニッジ・ヴィレッジ」

+ 日本語吹替声優
石塚運昇
1987年アニメ版(BS2版)
金尾哲夫
1987年アニメ版(東和ビデオ版)
大友龍三郎
1987年アニメ版(テレビ東京版)
加藤亮夫
2012アニメ版

テレビ東京版では「チュー」が語尾になっている。

『ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ』シリーズに登場する古参ヴィラン。
初出は1988年の『Tales of the Teenage Mutant Ninja Turtles #4』。
時期によって「沼のほとりで居住してから下水道に移住した」だったり「荒廃した所に住んでいたが下水道に行ったホームレス」だったりとやや設定に差異がある。
また、シリーズのメインタイトルをもらったこともある。

好きな食べ物はフランスのニースの名物「ラタトゥイユ」。野菜を炒めてトマトやハーブ、ワインを加えて煮込んだ料理。
鼠が料理するCGアニメ映画『レミーのおいしいレストラン』(原題:Ratatouille)でお馴染みだろう。
好きな映画は『ウィラード』(1971年にアメリカで公開。大量のネズミを操って、親の仇に復讐する孤独な男ウィラードの悲劇。リメイクもされている)。
非常に不潔な格好をしており、筋肉モリモリマッチョマンで顔を包帯で覆っているのが特徴

「ネズミの王」を自称し、下水道から始まる世界征服を目的に活動している。
フルートを吹いてネズミ達に催眠術をかけ、ラットキングの忠実な部下にさせて襲い掛からせるのが基本戦法
(ちなみにタートルズの師匠であるネズミのスプリンターも操られたことがある)。
もラットキングにかかれば洗脳されてしまうのだろうか。
彼自身もロイヤルラットボウとラットフックという武器で戦うこともある。
とはいえ下水道の支配が最優先なので、タートルズとは敵対したり中立の立場を取ったりと、謎の多い人物。

+ 「ラットキング」という言葉の意味
さてラットキングと聞くとそのまま「ネズミの王様」とイメージしがちだが、実は他にも意味がある。
それは「複数のネズミ達の尻尾が絡み合っている状態」のこと。そのおぞましさは吐き気をもよおすもので、
思わず「鼠が何十匹と何かで固められているっスよ 煮こんだ魚の…にこごりって感じっスよォーッ!」と言いたくなる。
「なんでそんな状態にわざわざ名称あるんだ、そんな光景あるわけないだろ」と思ったそこの貴方。
あるんです。稀に発見されるんですそんなネズミの死体が(リンク先閲覧注意)。

このラットキング現象は未だに原因がよくわかっておらず、
母ネズミが子ネズミを出産する際にこうなってしまった説、あるいは一部のミステリーサークルのように人間がイタズラで作った説などがある。
ラットキングの報告例が欧州に集中していることや、ラットキングが発見されたほとんどの場合がネズミが死亡していること、
そして実際にイタズラだったケースということもあり、人為的なものという見方が強くなっているが、では第一人者はなぜこのようなことをしたのか?
人間が生み出した悪習だとしても、謎は深まるばかりである。


ゲームでのラットキング

ミュータントタートルズの格ゲー『T.M.N.T.ミュータントウォーリアーズ』に登場。
いつもの4人組のタートルズが、トーナメント優勝者に賞金がもらえるTV番組「THE Tournament Fighters」を見ていたのを、
「修行の成果を見せてみよ」というスプリンターの無茶振りで参加させられるというストーリーで、
その「THE Tournament Fighters」のディフェンディングチャンピオンこそが、このラットキングである。

立ち位置としてはラスボスのカライの一つ前のCPU専用キャラクター。要は『ストII』のサガット
裏技として2Pコントローラーから「X、上、Y、左、B、下、A、右、X、上」とタイトル画面でボタンを押すというものがあり、
「やったね」と声が聞こえたら成立。
VSバトルモードでキャラ選択画面のレオナルドから左にカーソルを移動させるとラットキングの使用が可能になる。

必殺技はジャンプ中にAで「スーパードロップキック」、下を押しながらBで「ラットエルボー」、
ヨガフレイムコマンドコマ投げ「ラットボンバー」、そして超必殺技ゲージが溜まればA+Xで出せる「スーパーボム」。
ビッグインパクトな投げキャラである。投げ間合いも広く、投げれられればライフが半分消し飛ぶ。
超必殺技もライフを半分ブっこ抜く威力だが、削りの場合はなんと7割も持っていかれる。
ゲージが溜まりにくいシステム故に滅多にお目にはかかれないが、一見の価値あり。
本来このゲームはノックバックが大きく当て投げを狙いにくいはずなのだが、そこは中ボス故だろう。


MUGENにおけるラットキング

MUGENでは原作をベースにですからー氏が製作している。AIも搭載済み。
コンフィグでAIの使う技の制限、および体力、勝敗数によるAIの制限変動の調整も可能である。
勝つと原作ゲームのデモが小劇場のように再現されるサービス付き。
ただしMUGENのサイズを大きくしすぎると、このデモの文字がぼやけてしまうので注意。

出場大会

削除済み

プレイヤー操作



最終更新:2022年08月14日 21:51