垣根帝督



「俺の『未元物質』に、常識は通用しねぇ」


鎌池和馬のライトノベル『とある魔術の禁書目録』に登場するキャラクター。
名前の読みは「かきね ていとく」。
学園都市の暗部組織『スクール』のリーダーを務める少年。初登場は15巻。
学園都市第二位の能力者(レベル5)であり、通称は「未元物質(ダークマター)」。
「神々が住む天界の力の片鱗を振う者」とも称されている。

第二位の能力者だけあって強力な能力を持つだけでなく、
複雑な機械を簡単に分解し、組みなおすなど頭脳面も優秀。
表で公言できない仕事をする暗部の人間であるが、基本的に一般人や関係のない人には攻撃せず、
自身にとって障害となりえない者であれば見逃す程度の度量はある。
その一方で、自身の目的の為、または自身の敵とみなした者には容赦をしない残虐性も持っている。
一応、裏社会の他の面子よりは人間味のある方だが、
戦いの最中に余裕がなくなると一般人への被害もお構いなしの攻撃を始めたりしたためか、一方通行にはチンピラと酷評されていた。


学園都市とローマ正教との衝突を発端とした混乱に乗じて、アレイスターとの直接交渉権を得ようと画策する。その手段として一方通行
を倒して第一候補(メインプラン)となることを目論んで暗躍し、彼らを粛清しようとする別の暗部組織達との抗争を引き起こす。
暗部組織『アイテム』の第四位のレベル5である麦野沈利を軽々と退け、超微粒物体干渉吸着式マニピュレーター・通称ピンセット
を強奪し、暗部組織『メンバー』を壊滅させるなど、有利に状況を進める。そして、アイテムを壊滅させるため要である
滝壺理后を狙うが、彼女が能力を酷使し、これ以上能力が使用できない状態になったことに加え、
彼女に能力に干渉を受けたため暴走の危険を考慮して手を引く。
その後、 一方通行を消すために保険として打ち止め(ラストオーダー)を狙うが、それを阻止しに来た一方通行と対峙する。
未元物質により反射の無害有害のフィルターを解析して破るなど善戦したが、
その攻撃法則すらも反射に組み込まれ無効化された為に敗北。
最終的に追い詰められたことで未元物質を更に進化させるが、同じく黒翼を発現させた一方通行に敗れる。


しかしその後、アレイスターの指示で回収されていたらしく、19巻で生存が言及された。
だが、これは麦野沈利曰く、「ネバネバした液体の入った容器に3つに分かれた脳をそれぞれ収めたり、
つぶれた内臓一つを補うために冷蔵庫よりもデカい機材を腹の横に直接取り付けたりした、
超能力を吐き出すための塊になってしまった状態」らしい。
その後本人はしばらく登場しなかったが、彼の未元物質で制作された装備「Equ.DarkMatter」が劇中に登場して、
浜面一行を大いに苦しめたほか、研究者の木原病理は未元物質を素材に人体部品を作り、損傷した体を修復する技術を確立した上に
UMAに変形して大いに暴れるなど、退場後もなお物語の各所で影響を及ぼしていた。


能力:未元物質(ダークマター)



これが『未元物質(ダークマター)』

異物の混じった空間。ここはテメェの知る場所じゃねえんだよ


「この世に存在しない素粒子や物質を生み出し、操作する」能力 。
ダークマターの本来の定義である暗黒物質が「まだ見つかっていない、理論上は存在するはず物質」なのに対し、未元物質は
正真正銘の「この世界には本来存在しない物質」である。これは「この世の物質ではない」=「この世の物理法則とは異なる物理法則に従う」ということで、
相互作用した物質もこの世のものでない独自の物理法則に従って動き出す効果を示す。
つまりただ単に謎物質をぶつけるだけでなく、間接的に周囲の物理法則をも(自在にとはいかないが)書き換えてしまう能力である。

敗北後も無理をしてでも生かされたのは、物質にこの世ならざる特性を付加できる未元物質の性質が、
工業的にも高い価値を持つためである。

能力を全力で使用する際には、天使のような白い6枚の翼の形になる。
本人もメルヘン野郎と呼ばれて「自覚はある」と言いつつ形を変えていないため、この形は本人の意志では無いらしい。

劇中ではこの能力で
  • 翼で回折した太陽光を殺人光線に変える
  • 触れてもいないのに体が見えない何かに踏みにじられる攻撃
  • 正体不明の爆発
といった攻撃方法を見せた他、翼を使った飛行、防御、烈風、衝撃波など多彩な能力を使用し、強力な戦闘力を見せつけた。
第四位のレベル5である麦野沈利を2度に渡ってあっさり退けたり、第三位の御坂美琴が手も足も出なかった
一方通行と渡り合うあたり、その強力さが窺える。
そのため、レベル5のなかでも第一位の一方通行と並んで他の面子とは一線を敷く存在とされている。
尚能力のビジュアルのせいで、外伝作品「超電磁砲」では大覇星祭(だいはせいさい。所謂学園都市版「運動会」)の選手宣誓を頼まれたが、
「お子様ウケするビジュアルの能力」といわれ、ブチギレて暴れた挙句に断った様子。


+原作新約でのネタバレ
新約5巻にて前述の人体部品を作る技術を使い、自身の損傷した肉体を補った状態で再登場した。
未元物質によって自分の体を補った結果人間としての揺らぎが生じ、垣根にとって「自分の体」と「未元物質」の区別が曖昧になり「未元物質」の能力まで実装されてた分身を大量に複製できるようになった。
この状態の彼は一個の人間ではなく精神や命が本来の肉体を離れて未元物質の中に散らばった「無数の個体から成るネットワーク」と化しており、ネットワークを構成する個体が全滅しない限りどれだけ破壊されようと死ぬことはなく、しかも「生きて」いる限りはネットワークは未元物質で無限に再生・増殖し続けるという不死性を手に入れたといえる。
いわば御坂美琴のクローン集団である「妹達(シスターズ)」の上位互換能力である。
ただし垣根の精神が「ネットワーク」の中にバラバラに散らばっているために、ネットワークを構成する個体間で個体差が生じ、意思の統一が取れなくなる可能性があり、最悪「反逆者」が生じる可能性があるという弱点が存在する。
しかもネットワークの中のどの個体が「核」と決まっているわけではないため、場合によっては「反逆者」にネットワーク全体の全てのシステム権限を奪取される可能性がある。
実際、新約5巻で核として登場した垣根は一方通行への憎悪・復讐心が顕著になったが、それ以外の個体には他の側面のほうが強く現れていた。

+新約6巻以降のネタバレ
再登場した彼は一方通行及び首を突っ込んできた麦野沈利と交戦し、能力で垣根帝督自身の分身と巨大なカブトムシ型兵器を大量に生成して持久戦に持ち込み有利に事を運ぶ。
しかし自らが作り出した兵器の一つである「カブトムシ05」の自律思考に強い自我が芽生え反逆者となったことで、『マスターの命令に背くために自分が「垣根帝督」という柱に成り、全てのシステム権限を奪取する』という予想外の反発をし、支配権を奪われてマスターであった自我の崩壊が始まったところを一方通行に中心部を貫かれ消滅した。
そしてこれ以降「カブトムシ05」は全てのシステム権限を得て新たな「垣根帝督」となり、学園都市の平和を守る都市伝説的存在となった。普段は、諸事情で狙われやすい少女・フレメア=セイヴェルンのランドセルのストラップとして彼女の護衛をしているらしい。
これらの経緯から垣根はファンの間で旧垣根・黒垣根・白垣根など別人として扱われることも多い。
なお作中人物の推測によると「垣根帝督という個人は既に(旧約15巻で)死亡しており、今の垣根(黒垣根や白垣根)は死体から派生した新しい個人」とも言える。
+その後・・・(ネタバレ)
魔術結社グレムリンの一員・トールに変装したオッレルスにより、フロイライン=クロイトゥーネの代わりにと垣根帝督の内蔵を持ってきた。
そしてグレムリンのトップ、魔神オティヌスは垣根の内蔵を未現物質を生み出す装置として使おうとするが、突如内蔵が語りだし、未現物質にてグレムリンの拠点、船の墓場(サルガッソー)を侵食していく。
この垣根帝督は負傷する前の垣根に近い性格である(本物そのものではない)
しかし、オティヌスの手により彼は圧縮され バレーボールの様な姿にされてしまった
新約10巻においては、いわゆる白垣根が上条当麻オティヌスの殺害依頼のメールを受け取り、学園都市に呆れていた。
その後、新約14巻において、パトリシア=バードウェイという少女の体を蝕む南極産の謎の寄生生物サンプル=ショゴス………として未元物質が色付けして利用されていた。
もう一人の『どこにでもいる平凡な高校生』上里翔流(かみさとかける)がパトリシアを救うために能力である理想送り(ワールドリジェクター)を使用してパトリシアを『新天地』へ消し飛ばした場合、ブービートラップとして上里を殺害するためのモノだと上里には推測されている。
新約15巻においては木原唯一が上里の右手首を切り落として奪った際、自分の右腕と上里の右手を外科的に接続するためのいわば接着剤としてサンプル=ショゴスが用いられた。
ちなみに上条当麻の幻想殺し(イマジンブレイカー)同様、理想送り(ワールドリジェクター)もまた上里翔流の中の『ナニカ』に惹かれて宿ったモノとされていたため、本来であれば唯一の右腕に上里の理想送りは宿りえない筈だった。
しかし唯一は新約12のボスキャラであったサンジェルマンの用いた 摂取した者の脳を侵し正常な認識を阻害する 、通称サンジェルマンウィルスを利用、 自分の脳に自分を上里翔流だと誤解させることで理想送りを手に入れた。
『木原』の執念、恐るべし。


(以上、『とある魔術の禁書目録-Index』(禁書wiki) より転載、一部改変)

MUGENにおける垣根帝督

マクシミリアンテルミドール氏によって制作されたキャラが公開中。
メルブラドットの改変であり、翼は天帝の流用。
あとポトレがいろいろとひどい。
火力はやや控えめだがリーチの長い通常攻撃に加えて、
相手を押し返す飛び道具の烈風攻撃や、翼から出すビーム攻撃「回折」などの技によって、特に中・遠距離戦に強い。
なお「対戦動画でボコるかボコられるかで両極端だった」という理由で2年10ヶ月振りの更新が行われた。
微更新ではあるが、BURSTゲージによる喰らい抜けの実装や3ゲージで発動する全画面技「未元物質」の搭載(やっぱりビジュアルはどこぞの天帝)、ダメージを受けての減少により火力が上がったり防御力が下がったりする特殊ゲージの搭載、そして地味だが何気に大事なカットインの搭載など、大会などでの活躍が楽しみな更新内容となっている。


デフォのAIは未搭載だが、沼の爪氏のAIが公開されている。
2013年7月15日にちぃたま氏のAIも氏のSkyDriveで公開された。
浮かせてからの10割空中コンボを頻繁に狙ってくる。


シャドウ・ダイバーのkinomiya氏によってボイスパッチが公開されている。
CVは声優予想スレにも名前の挙がっていた櫻井孝宏氏(ちなみに他には中村悠一や神谷浩史が名を連ねている。 野島健児の名前も挙がっていたがもしそうなったらドットも相まってMUGEN的には完全に彼を思い出してしまう )。
氏いわくリンク先のキャラクターから輸入したボイスが大半とのこと。
各イントロも搭載されており、氏いわく「というかほぼ改変パッチだこれ」だそう。
なおこのパッチは基本的に沼の爪氏製AIが入っていることが前提になっているため、永久だ10割でもさほどボイスに違和感は出ない作り。

Me!=Genius氏による改変パッチも公開されている。
CVは小野大輔氏なのだが素材は悪夢の狂人 戦人だけなので実質CV黒い戦人。
各種イントロをkinomiya氏のボイスパッチから流用している。
イントロでは翼を広げて降りてきながら「片翼が疼くぜ」などの、割と合ってなくもないセリフを抜かしてくる。 これがやりたかっただけだろとか言ってはならない。
ボイスだけでなくゲジマシスイッチや10Pでのコンボ補正緩和、11Pでのくらい抜け使用無制限化や12Pでの強制ゲジマユ化なども追加されている。
ちなみに12Pの未元物質カラーではイントロのセリフが変わり「誰も俺の存在を否定できない」というものに統一される。
kinomiya氏製ボイスパッチと同じく沼の爪氏製AIが入っていること前提なので注意。
ちなみに沼の爪氏製AIには常時ゲージMAX設定とその設定に対するAIの立ち回りの対応度のコンフィグがあるが、最新の更新版では12PのゲジマユをゲージMAX対応度の設定に対応させている。

+大会ネタバレ
春閣下12P前後 狂下位ランセレ!台パンの向こう側へ!で猛威を奮っているのだが、魔神エトナに当たってしまったのが運の尽き。向こう側のコンボ殺し&全画面攻撃無効があり、彼の強さを殆ど無力化してしまっている。結果、ダメージこそ与えたものの虚しく惨敗。
それだけならまだ良かったのが、この大会だけで3度も戦うハメに。当然全敗である。これには師範師匠もビックリ。
原作でも魔神に勝てなかったのもあるので、ある意味原作再現と言えるのも虚しいところがある…。
3度目の出会い…BGMの時点で漂う絶望感

出場大会




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