キャプテンマーベル

  1. キャプテンマーベル(DC)/シャザム 本名ビリー・バットソン
  2. キャプテンマーベル(マーベル)先代 本名マー・ベル
  3. ミズ・マーベル/現キャプテンマーベル 本名キャロル・ダンバース
  4. 未分類大会情報

キャプテンマーベル(DC)


"I told BILLY of the great struggle for mankind's soul."
(わしはビリーに、人の魂を巡る戦いについて話した。)

"If he accepted my offer,
 BILLY would be granted the power to defend the poor and helpless."

(わしの申し出を受ければ、弱き者逹を救う大いなる力が授けられると……。)

"He could use this gift to right wrongs and crush evil everywhere."
(その力を振るって、不正を正し、全ての悪を打ち砕けと……。)

"From the names of the ancients I had fashioned my own."
(力を授けしは、我が名をもらった古の英雄達。)

"By invoking it, the boy would become the mightiest hero in the world."
(その名を呼べば、お前は世界最強の男に生まれ変わる。)

"Speak my name!"
(我が名を唱えよ!)

"SHAZAM!!"
(シャザム!)

"And so was born CAPTAIN MARVEL"
(キャプテン・マーベル、ここに誕生せり)

+ 日本語吹替声優
  • ビリー・バットソン
緒方恵美
『シャザム!(DCエクステンデッド・ユニバース)』(劇場公開版)『シャザム!~神々の怒り~』
林勇
『シャザム!(DCエクステンデッド・ユニバース)』(ザ・シネマ版)

  • キャプテンマーベル(シャザム)
堀秀行
『シャザム(1981年アニメ版)』
川原慶久
『バットマン:ブレイブ&ボールド』
高瀬右光
『インジャスティス:神々の激突』
菅田将暉
『シャザム!(DCエクステンデッド・ユニバース)』(劇場公開版)
草尾毅
『シャザム!(DCエクステンデッド・ユニバース)』(ザ・シネマ版)
宮野真守
『シャザム!~神々の怒り~』

DCコミックス社のコミックに登場するスーパーヒーロー。初出は1940年の『WHIZ COMICS #1』。
DCコミックに何人かいる、元は他会社の作品のキャラクターである(詳細は後述)。

本名はビリー・バットソン。身長162.6cm。体重49.9kg。
叔父から虐待を受けて育っていたある日、その無垢なる魂を買われて、自身の力を継承する若者を探していた魔導師シャザムに導かれる。
彼から力を与えられ、彼の名を呼ぶ事で落雷を起こし、それを浴びる事でスーパーヒーロー「キャプテン・マーベル」に変身する。
落雷をもう一度浴びると元に戻る。また、落雷を攻撃手段として用いる事も出来る。
変身後の身長は188cm。体重97.5kg。その姿は胸に稲妻模様のスーツ、背中にマント、短く刈り揃えた髪とオーソドックスなスタイル。
見た目的に同社の看板ヒーローと被る気がする人や、他社の主力と名前が被るのが気になった人もいるかもしれないがそのあたりの事情は後述。
「シャザム(SHAZAM)」とは6柱の神々の頭文字を繋げた言葉で、
を併せ持つ。
……他はギリシャ・ローマ神話系なのに、何故か1人だけソロモン王が聖書から来てたり、ゼウスの全能で他が間に合いそうだったり、
死後神になったと言われるヘラクレスはまだいいとしても、ソロモンとアキレスは神ではない気がするが、気にしてはいけない
ていうかギリシャローマ系にしても「ゼウスとヘルメス(ギリシャ)」か「ジュピターマーキュリー(ローマ)」のどっちかに統一しろよ

普段はキャプテンマーベルの姿で父親の振りをして契約したアパートで、父親は出張が多いと誤魔化して一人暮らししている。
逸早く事件を知れるラジオパーソナリティの仕事で生計を立てながら、学校生活を送るという日々に消耗しつつも、
人々からの感謝を胸に奮闘している。

特徴として、彼はDC(というよりアメコミ全般)では珍しい変身ヒーローである事が挙げられる。
ビリーは何の変哲もない普通の少年だが「SHAZAM!(シャザム!)」と叫ぶ事で、別次元に存在するキャプテン・マーベルの肉体と入れ替わるのだ
(両者の関係性は割と曖昧で、本人が変化しているとも単に別人同士が入れ替わっているとも取れる。作品によってはどちらか明言されている)。
他にも「ヒーローと全く同じ能力を持った悪役」や「同じ能力を持ったヒロイン」など、当時最先端のアイデアを次々投入しており、
この設定は発表当初の子供達の心を鷲掴みにし、売上でスーパーマンを打ち負かした事もある伝説的存在である。
また設定面においても魔術サイドにおけるスーパーマンと呼ぶに相応しい超人的な能力を持ち合わせているため、
事実上、DCユニバースにおける最強の地球人として名前が挙げられる事が多い。*1
その一方、平素の彼は幼い少年であるため、戦いに対して臆病になったり、またそれ故に暴走したりという弱点がある。
大型クロスオーバーなどではスーパーマンと真っ向から激突出来る悪役が少ないという事もあって、
ライバルであるバットマンと異なり、騙されたり洗脳されたりして敵対するという不遇なポジションになる事が多い。
とはいえ『キングダム・カム』で繰り広げられたスーパーマンとの全面対決は事実上の本編最終決戦であると共に、
超人と人類のどちらを救うべきかという問題に対して、その身を賭して両方を救う事を決断するなど、重要な役回りである。
また『ダークナイト・ストライクスアゲイン』でも、人々を救うために限界まで力を尽くし、
ビリーとは別人であり入れ替わっても助からない事、そもそも彼が死亡しているため二度と現れる事が出来ない事を明かし、
最後の「SHAZAM!!」を叫んで虚空へと姿を消すなど、きちんと見せ場が用意してある。
『フラッシュポイント』では歴史が改変された世界のキャプテン・マーベルにあたるキャプテン・サンダーが登場。
こちらはビリーを含む6人の少年少女による合体変身となっている。

最強の超人達の対決

マーベルコミックス社にも同名のヒーローがおり、区別するために合言葉の「シャザム」と呼ばれる事も多い。
日本では'92に「衛星アニメ劇場」で放送された時に番組表にシャザムと表記されていた事で記憶している人も多いかもしれない。
……が、このシャザムというのも本当はビリーに力を与えた魔導師の名前だし、仲間の中には力の下請け契約をした結果、
「キャプテン・マーベル!」と叫ぶ事で変身するのがいたりするのでますますややこしい事になってしまう。
さらにキャプテン・マーベルの英国版である「マーベルマン」というヒーローも存在していて……。

+ あなたに本当の超人をお見せしよう。それは稲妻! それは狂気!
毎夜のように空を飛ぶ夢に悩まされていたフリーのジャーナリスト、マイク・モラン。
彼は夢とともに訪れる偏頭痛、そして夢の中で自分の呟く呪文が思い出せずに苦しんでいた。
しかしある時、原子力発電所の取材中にテロリストに襲われたマイクは、ガラス戸の裏から「CIMOTA」の文字を見る。
この呪文を唱えた途端、彼は史上最強の超人マーベルマンへと変身していた……!

かつて悪の科学者に対して敢然と立ち向かっていたマーベルマンは、最終決戦にて敵の自爆に巻き込まれ、負傷。
記憶を失ってから二十年近くもの間、ただの一般市民として生活していたのである。
しかし妻をはじめ、周りの誰に聞いてもマーベルマンなるヒーローの存在を知らない。
不審に思ったマイクは、やがて自分が政府によって開発され放棄された超人兵器であり、
ヒーローとしての活躍は行動を制御するために与えられたニセの記憶、つまりは洗脳に過ぎず、
さらに開発者こそはかつての宿敵、ガーグンザ博士その人である事を知る。

真実に打ちのめされるマイクの前に、彼の量産型である洗脳された政府のヒーローが刺客として送り込まれ、
そして超人として思うがままに生きるかつての仲間もまた、唯一無二の強敵であるマーベルマンを葬らんと動きだす。
愛する妻を守るべく、平和のため、ヒーローとして戦おうとするマーベルマンであったが、
しかし超人と自分が別人である事に苦悩するマイクは過酷な戦いの中でやがて絶望し、
遂には自分の力で人類を支配するべきではないかと考え出す……。

此方は英国版マーベルマンの連載が一旦終了した後、改めてリメイクされた作品である。
アラン・ム……もといオリジナルライターとニール・ゲイマンが脚本を担当したダークヒーロー物の傑作なのだが、
版権問題が絡んでマーベルマンなのかミラクルマンなのかと裁判でえらく揉めて、長らく出版不可能だった
(ちなみにこんだけハードでシリアスなのに『ウォッチメン』や『ダークナイトリターンズ』よりも前の作品だったり)。

というのも、元々はフォーセットコミックスのヒーローだったキャプテン・マーベルは、
DCから「あまりにも露骨にスーパーマンをパクってるだろう!」と訴えられ、敗訴こそしなかったものの、
これを機会にフォーセットコミックスがコミック事業から手を引いたため、1953年に雑誌ごと廃刊。以後、20年間も版権が宙に浮いたままだったのだ。
版権著作権は国ごとだったので、英国で「マーベルマン」という変身ヒーロー以外の基本設定を変えたものが連載を継続したものの、
アメリカに逆輸入(?)された際に今度はマーベル社に見つかり「うちの会社のキャラと誤解される」と尤もな訴えを受けてまた連載中断。
アメリカにて「ミラクルマン」と改題して再開するも、次は出版社が倒産して版権が宙に浮いてしまう。

その後、DCがキャプテン・マーベルの版権を獲得する事になるのだが、
DCではあまり活躍出来ない事もあって「地上最強の背景という不名誉な称号でファンから親しまれている。
まあスーパーマンとキャプテン・マーベルを比べたら、そりゃあスーパーマンの出番を優先するしねぇ……
とはいえ前述の通りきちんと見せ場もあり、蔑ろにされているわけではないので、誤解なきよう。
このような版権上のごたごたを抱えているキャプテンマーベルだが、
DCコミックスの2011年のイベント「フラッシュポイント」において世界観が再設定された結果、正式に「シャザム」の名称となった。
また「ミラクルマン」もトッド・マクファーレンが版権寄越せとか横から突っ込んできたりのゴタゴタを乗り越え、
アラン・ムーアとニール・ゲイマンの「そもそもの原作者に版権を返そう」という運動が成功し、2009年版権整理が完了。
改めてマーベル社の「ミラクルマン」として復活し、日本でも待望の翻訳版が発売された。

マーベルコミックスとの対決企画『DC vs. Marvel』では、上記のように純粋にDCコミックス出身では無いがDCユニバース代表の一人に選ばれ、
世紀の対決の第一弾として雷神ソーと対決。
神々の力を借りたヒーローが本物の神に挑み、大激闘を演じたものの、ソーには神器ムジョルニアがある分だけ押し込まれてしまう。
回避のためにいったん変身を解除し、再度変身のため雷を呼び寄せたが、相手が雷を意のままに操る雷神だったという致命的な相性の悪さがあり、
変身のための落雷の中にムジョルニアを投げ込まれて魔力が暴発し、変身に失敗して破れてしまった。
一方、魔力の暴発に巻き込まれたムジョルニアは意外な場所に転移しており……

その戦いの後に両世界が融合してしまった奇妙奇天烈摩訶不思議なクロスオーバー企画・アマルガム・コミックスでは、
全読者の想像通りマーベルのキャプテンマーベルとDCのキャプテンマーベルが合体してキャプテンマーベルとなった。

 + 
 = 

ちなみに、両方赤系統のコスチュームなのに合体したら緑の衣装になっているのは、
一時期マーベル側のキャプテンマーベルは衣装チェンジをしており、その時の衣装がクリー星の緑の軍服だったためである。
なのでアマルガム・コミックスのキャプテンマーベルは、
キャプテンマーベル(マーベル)の衣装を着たキャプテンマーベル(DC)という感じになっている。

なお、日本では研究社の『リーダーズ・プラス』(2005年度版)で「Captain Marvel」と引くと、何故かこちらだけ記載でマーベルの方が乗ってないという、
妙な所で優遇されていた珍記録があったりする(ただしデータは旧出版社の「53年に廃刊」までの記述)。

ともあれ名前とは裏腹に不運に恵まれ、最もコミック外の運命が数奇かつ波瀾万丈なヒーロー、キャプテン・マーベル。
そして2019年、『DCエクステンデッド・ユニバース』第7弾として主役映画『シャザム!』が作られ、
ついに日本でもメジャーデビューを果たした。
まぁ当然の如く第1弾はスーパーマンが主役の『マン・オブ・スティール』(2013年)だったんですがね
少年ビリー・バットソンが永遠の岩(ロック・オブ・エターニティ)で魔導師シャザムに力を授けられるという物語はそのままだが、
スーパーパワーを得て調子に乗ったり、同等の力を持った大人のスーパーヴィラン「ドクター・シヴァナ」に圧倒されると、
情けなく泣き言を言ったりとコメディテイストを強く押し出している。
しかし最終的には偉大なる魔導師の後継者に選ばれるだけの善性と勇気と知恵、そして絆を示して勝利するという、
偶々大きな力を得てしまった等身大のティーンエイジャーがヒーローになるまで」の物語として手堅く纏まっている。
奇跡の男のMUGENでの活躍に今後とも期待したいものである。


"You picked the wrong person to push around."

(ちょっかいをかける相手を間違えたね)


MUGENにおけるキャプテンマーベル(DC)

+ Team CVG製作
  • Team CVG製作
Trexrell44氏、Jason Todd氏、Alexiq氏、AA250氏ら「Team CVG」によるもの。フォルダ名は「shazam」となっている。
海外サイト「CrusaderCast」にて代理公開されていたが、現在はサイト消滅により入手不可。
MUGEN1.0用とあるがWinMUGENでも動作はする模様。
MVC』方式の6ボタン操作で、電撃を繰り出す技や、自分や相手の周囲に雷を落とす技を持っている。
この時の効果音がリアルな雷の音らしく、かっこいい。……のだが、やけにうるさい上に、音が長く響く。

AIもデフォルトで搭載されているが、対人向けなのか『MVC2』キャラなどのガチAIと戦わせるには厳しい。
本格的なAIではないので実行はしてこないが、もしも全力で戦ってきたら、
「SHAZAM!!」 どっごぉぉぉん!! 「SHAZAM!!」 どっごぉぉぉん!! 「SHAZAM!!」 どっごぉぉぉん!!
……とやたらやかましい戦いになる気がする。
Mammalman氏によるAI付きの改変パッチも公開されている。
Mammalman氏パッチ(DLリンク有り)

+ Logansam氏 & Chimoru氏製作
  • Logansam氏 & Chimoru氏製作
MUGEN1.0以降専用。こちらもフォルダ名は「shazam」。
現在は海外サイト「The MUGEN Multiverse」にて代理公開されている。

また、こちらにはMr.Giang氏の改変版が存在する。
現在は氏のMUGEN活動引退に伴い公開先のファイルは削除されているが、
氏の許可を得た有志の手によってMediaFireに転載されており、下記の紹介動画やギルドのページなどからジャンプが可能。
ボタン配置や技のコマンド・性能・名称変更、新技の追加、エフェクトの強化といった大幅なアレンジが施されている他、
UnoShe氏の「Uno tag system」にも対応している。
ホルン氏による外部AIも公開されており、恒例のコンボ・立ち回り・反応・ガードレベルに加え、アドバンシングガードの頻度を設定可能。
想定ランクは強~凶下位との事。
Mr.Giang氏改変版(公開先へのリンク有り)


この他に、彼のライバルであるヴィラン・ブラックアダムもMUGEN入りしている。
また、Team CVG製のガワ替えキャラとして、Carpa5氏、Fede de 10氏、Chimoru氏らがマーベルヒーロー「ハイペリオン」を公開中。
ハイペリオン紹介動画(リンクは古い物なので注意)。
お相手はBambulin氏(Bam77氏)のニトロ


"Trips under the ocean and flights through the air
 might not always be the answer."

(不安や恐怖を消し去る解決策は、何も海底旅行や遊覧飛行だけではない)

"But I can be a friend who will visit when another friend is lonely.
 I can provide another voice to laugh with."

(孤独に沈む友の元を訪れる。たったそれだけの事でも、大きな力になりうるのだ。友と共に笑い…)

"Another hand for a game of catch."

(その球を受ける…たったそれだけで)


出場大会

  • 「[大会] [キャプテンマーベル(DC)]」をタグに含むページは1つもありません。


*1
アメコミでは地球人を遥かに超えた能力を持つ宇宙人や神々がヒーローや敵として普通に出てくるため、
パワー面ではどうしても地球人は押されてしまう。しかし、魔法の力を使っているとはいえ、
キャプテン・マーベルはそのような「元々地球人を圧倒的に凌駕している連中と真っ向から勝負が出来るパワーを持つ」純粋な地球人なのだ。



キャプテンマーベル(マーベル)


アメリカのマーベルコミックスのシリーズ『マーベルスーパーヒーローズ』に登場するヒーロー。
初出は1967年の『Marvel Super Heroes #12』。
キャプテン・マーベルを名乗る人物は複数存在するが、本ページではMUGEN入りしている初代、3代目を紹介する。

初代

本名はマー・ベル(Mar-Vell)。身長188cm。体重109kg。
「クリー」という種族の宇宙人である。本来はクリー帝国の民兵であり、地球には当初はスパイ目的でやって来た。
その際、死亡したばかりのケープカナベラルの科学者ウォルター・ローソン博士の立場を拝借した。
だが、地球で生活する内に地球人に共感するようになり、クリーの尖兵である戦闘ロボット「セントリー」(とは無関係)と戦い始める。
全てのセントリーを倒した後、彼は本来の名を捨て、ヒーローとして「キャプテンマーベル」を名乗った。

ヒーローとしての能力は、非常に多彩かつ強力。
まずは種族的特性として高い身体能力を持っており、軍人としての経験からか戦闘知識も豊富。
さらにクリーのアイテムであるネガ・バンドを持っており、光速を越えて飛べる。
また、Dr.ベンジャミン・サバンナの電磁放射を浴びたせいで太陽光を吸収する能力が身に付き、
自力での飛行能力と太陽エネルギーの投射能力も入手した。その代わり、夜には力が半減するようになったが。
おまけに、「宇宙意志と連動しているらしく、過去と現在と未来に対する絶対知識すら備えている。
ただし、まともな人間には負担がかかりすぎるため、使いすぎると発狂する

自爆再生能力を持つヴィラン、ナイトロの爆発が原因で被爆してしまい、それが原因で死亡。
その後彼の息子と娘がキャプテンマーベルの名を継ぎ(現在はそれぞれフォトン、クエーサーと改名)、
また彼とスクラル人皇女との間に生まれた子もハルクそっくりの「ハルクリング」として活躍している。
余談だがこのハルクリング、同じく二世ヒーローであるウィッカンと公式で同性結婚したゲイという非常に珍しいキャラクターである。
そのせいで国によっては登場コミックが表現規制に引っかかり禁書扱いになるなどの憂き目にもあっている。現実は非情である。

現在では亡きマー・ベルの恋人キャロル・ダンバースがキャプテンマーベルの名を引き継いでいる。
キャロルは元々はミズ・マーベルとして知られており、かつてローグに能力を奪われたのは彼女である。
2019年に単独主演映画が公開されるなど、かなり優遇されている。また、『MVCI』にキャプテン・マーベル名義で参戦しているのは彼女の方。
「『MVCI』に出る女性キャラについて読みたかったのに全然違う奴の記事じゃねえか」と思った方、こういう事情があるんです……。
なのでそちらについて知りたい人はミズ・マーベルの記事を見る事を推奨。

3代目

本名はジェニス・ベル。身長188cm。体重95kg。
土星の衛星タイタン人であるエリシウスが恋人マー・ベルの死を受け、彼の細胞サンプルを使用して産まれた。
さっきマー・ベルの恋人はキャロルだと書いてあった?いやそのアメコミではいろいろありまして
やがて父がキャプテンマーベルである事を知り、ネガ・バンドを装備してレガシーと名乗って活動した後、
2代目であるモニカ・ランボーから、キャプテンマーベルの名を譲り受ける。
父親の友人リック・ジョーンズを助ける際、自分の原子構造をリックと融合させた結果、
ネガ・バンドを叩く事で一方を地球に、もう一方を異世界マイクロバースに入れ替わる状態になった。
後にジェニスは正気を失って、エピファニーと手を組み、宇宙を滅ぼしてしまうが、ビッグバンを起こして再構築させた。
やがてエリシウスとスターフォックスの協力を受けて正気に戻り、リックとも完全に分裂して地球へ居られる様になった。
巨人のヴィランであるアトラスに瀕死にされた後は、バロン・ジモにムーンストーンで治療される。
同時期にフォトンと名乗る様になった事から、元々名乗っていたモニカと揉めた結果、彼女はパルサーに改名し、サンダーボルツに加入。
ところが、ムーンストーンがジェニスに与える影響によって宇宙崩壊に繋がる事を知ったジモにやむを得ず殺害され、
異世界ダークフォース・ディメンションズにその遺体を拡散された。

マー・ベル同様の身体能力を持つ他、コズミック・アウェアネスによって宇宙の危機を感知出来る。


DCコミックスにも「キャプテンマーベル」というキャラクターが登場するので、かなりややこしい。
他にもマーベルマンというヒーローが色々とややっこしい事情と裁判の果て、マーベル社に所属するミラクルマンになったりしている。
まあ、「marvel」という言葉には、「すばらしい」という意味があるので、ヒーローの名前としては不自然ではないのだが。
そういや彼女も昔マーベルガールって名乗ってたね。

マーベルコミックスが社名を付けたヒーローだけあって、かなり力が入っている。
どうも、マーベルにおけるスーパーマンの位置付けにしたかったらしく、宇宙規模の話でよく登場する。
そのためか、ファンタスティックフォーのメンバーとは因縁が多い。
アベンジャーズの一員としてサノスと交戦した事もある。
メインの舞台が宇宙なので、地球上での事件が描かれるスパイダーマンデアデビルなどクライムファイター系や、
ミュータント絡みの話が行われるX-MENとの関わりは薄い。
スーパーマンではなくグリーンランタンに近いんじゃないだろうか

奇妙奇天烈摩訶不思議なクロスオーバー企画・アマルガム・コミックスでは、
全読者の想像通りマーベルのキャプテンマーベルとDCのキャプテンマーベル合体してキャプテンマーベルとなった。


MUGENにおけるキャプテンマーベル

    
Acey氏とIron Fist氏による合作のものが「Infinity Mugen Team」にて代理公開されている。
初代(マー・ベル)と息子の3代目の2種類が存在し、いずれもMUGEN1.0以降専用。
恐らくはユリアンドットをベースに『MVC』風のスタイルで製作されており、多彩な技と動きを見せる。
初代・3代目共に搭載されている技は全く同じだが、3代目の方はビーム攻撃の隙が大きいなど、性能面で若干の差異がある。

性能としては、サイクロップスのようにボタンの強弱で軌道が変化するビーム攻撃が主力。
さらに中~強で出せるビームはコマンドを追加入力する事で追撃のビームを撃てる。
とはいえビーム一辺倒というわけでもなく、移動技の「Teleport」や、ユリアン閣下ばりの連続タックルを繰り出す「Hyper Charge」も所持している。
AIは搭載されていない模様。

Zero_Col氏によって改変された3代目も存在し、そのガワ替えとしてフォトンも海外サイト「The Mugen Multiverse」で代理公開されている。
参考動画。
お相手はArti氏のDOWNとNep Heart氏のネプテューヌ

この他に、実写映画や『MVCI』に登場するキャプテンマーベル(キャロル・ダンバース)も存在しているようだ。

また、彼女がキャプテンマーベルに就任する前の「ミズ・マーベル」も ZVitor氏によって製作されている。
詳細は該当ページを参照されたし。

出場大会




未分類大会情報

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最終更新:2021年12月14日 14:31