ゴッドマーズ


「五神ロボ、来い!」「六神合体!!」

1981年に日本テレビ系列、東京ムービー新社制作で放送されたアニメ『六神合体ゴッドマーズ』に登場する主役ロボット。
六神ロボと呼ばれるロボット達が独身万歳「六神合体」することによって登場する。
身長:50m、体重:1050t。

主人公である明神タケル(マーズ)が乗る「ガイヤー」を中心に、
以上の6つのロボットを六神ロボと呼ぶ。
六神ロボは普段は世界各地の遺跡にカモフラージュされており(ガイヤーだけは例外でタケルの育った明神岬にある)、
タケルの呼び声によって世界遺産を粉々に粉砕し地平線の彼方から現れる。
ガイヤーに搭載されている反陽子爆弾のエネルギーや他の5体のロボットが持つエネルギーを複合し、吸収することで稼働する。
なお、作中ではズール皇帝と一旦の決着を付けた際に、反陽子エネルギーをズールに流し込む形で武器として用いた為、
以降は反陽子爆弾が起爆する危険性は実質無くなっている(動力源としては継続して機能)。

+パイロット:明神タケル

地球防衛軍コスモクラッシャー隊隊員。17歳。
タケルはイデアとアイーダの手で育てられたギシン星人であり、ギシン星人としての名前は「マーズ」。
彼は赤ん坊の頃、ギシン帝国皇帝ズールの手により地球を滅ぼすため「反陽子爆弾」を積んだガイヤーと共に地球に送り込まれた存在であった。
だがマーズの父であるイデアがマーズを守るため密かに五神ロボを製造、ゴッドマーズに合体するように改修を加える。
時は流れ、マーズは明神家に引き取られ「明神タケル」としてギシン星人の侵略にゴッドマーズと共に立ち向かっていくこととなる。
ガイヤーとタケルは脳波で連動しており、タケルが死ねばガイヤーに内蔵された反陽子爆弾が作動、地球を破壊してしまう仕掛けとなっている。

タケルはただ単にゴッドマーズのパイロットというだけでなく優れた超能力を持つため、
肉弾戦でもこれを利用して衝撃波を発生させて敵を吹き飛ばしたり、
丸腰の状態でも髪の毛を針状にして飛ばして飛び道具として攻撃するなど超能力を応用した戦いが可能。
さらに身体能力も通常の地球人の比ではない……と、早い話が超人である。
原作においてはそうした能力を持つがゆえに周囲の人間から恐れられたり、偏見を抱かれることがあった。
しかし、タケル自身もこれに苦悩しつつも正義を貫き通すことで人々からの理解を得て、
地球防衛軍であるコスモクラッシャー隊の面々にも暖かく迎えられている。

武装は腰のエンブレムから発射される「G」の字に似た光線「ゴッドファイヤー」、
腰の「M」の字に似たエンブレムから光と共に出現する剣「マーズフラッシュ」、
ゴッドファイヤーで敵の動きを止めた後、マーズフラッシュで上段から真っ二つにする必殺技「ファイナルゴッドマーズ」。
以上の3つしか無いものの、タケルの超能力に連動して威力も高まっていき、十分に戦えるだけの戦力を持つ。
その他右腕をロケットパンチの如く射出し再変形したウラヌスに単体技「ウラヌスフリーザー」を使わせると言った事も可能。
これらの武器を使わずとも格闘性能だけで充分敵と戦うことが出来、
合体してから 数秒も立たないうちに パンチで敵に風穴を開け倒してしまったこともある。

……で、ここまで原作の主な設定を述べたが、本編も見た視聴者がゴッドマーズと聞いて真っ先に連想するのは
「不動明王」「処刑用直立不動ロボ」 といった異名(?)だと思われる。由来は単純に
「アニメで全然動かなかったから」 である。合体直後という、他のロボットアニメでは気合を入れたポーズをする場面ですら 直立不動。
これは何故なのかというと、スポンサーである玩具メーカーがアニメーターの苦労を考えずにデザイン原案をしたゴッドマーズは線が非常に多く、
しかも各パーツの色も異なる上に左右非対称なので動かすのが困難になってしまったため。

…なお、誤解を招かないように言っておくと当時の作画スタッフの力量は決して低くない。
前作「(太陽の使者)鉄人28号」はアクションシーンで良く動く事に定評があり、
本作でも生身のアクションやガイヤーの活躍シーンは良く動く。
つまり、 当時の一流スタッフの力量を以ってしてもゴッドマーズを毎週動かすことは無理だった と言う方がより正しい。
(ただし現代では3DCG技術の進歩により困難ではなくなっている。それこそMMDで個人製作できるほどに)

そのためスタッフは、本編を人間ドラマ中心とした上で、ゴッドマーズの出番はほぼバンクによる 「止め絵」 で表現して、
いくら敵の攻撃を受けても全く動じず、六神合体→ゴッドファイヤー→マーズフラッシュ→ファイナルゴッドマーズ→ 「相手は死ぬ」
という流れを定着させる事により「ゴッドマーズは絶大な力を持つ無敵の存在である」と言う印象を視聴者に与えようとしたのである。
この演出は視聴者に強烈なインパクトを残し、玩具の売れ行きも好調だった事から見事成功したと言えるだろう。
「背後からの攻撃にも微動だにせず、重量感たっぷりに振り向いて敵を慄かせるラスボス並の威圧感を持った主人公ロボ」
なんてのもゴッドマーズだからこそと言えるのだ。
こうした演出を不自然にしないためにゴッドマーズに六神合体したら 実際無敵に近い という扱いがなされ、
敵も「なんとかゴッドマーズに合体する前に倒そうとする」「合体を妨害」「人質をとる」等の作戦を採ることが多かった。

+補足
ただし補足しておくと、ゴッドマーズは確かにそうした勝ちパターンが圧倒的に多いが完全無敵だった訳ではない。
「タケルのコンディションや疲労によって本来の力を発揮できない」「強力な磁力を浴びせられると行動不能になってしまう」
「タケルの集中力が維持できなくなると合体が解除されてしまう」等の弱点が存在しており、
敵もこの弱点を突いた戦法を取ってくることが多かった。

特に一番最初の「タケルを潰せばゴッドマーズは動かせない」という点については
敵サイドにおいて作中で大きな要素となる「デビルリング」を埋め込む策略として結実しており、
このデビルリングはタケルが超能力を使えば使うほど彼を苦しめ、その生命を蝕んでいくというものであった。
タケルはデビルリングにより苦しみ、自らの命が削られていくのを知りながらも覚悟の上で
ゴッドマーズを動かす……という、ストーリー上で非常に重要なファクターとして描かれている。

5:30から。ひぃっ!(実際は「はっ」だが)
動くシーンは動くシーンでなるべく全身を映さないようにがんばっている(歩行シーンは足のみ、振り向きも頭と胸のみ)ことが見て取れる。
ちなみにこの「バンクを多用する事で強さを見せつける」と言う演出は東映版スパイダーマンのレオパルドンでいち早く使用されており、
(尤も、レオパルドンの場合は着ぐるみの破損や紛失という「やむを得ない」事情によるものだが)
ゴッドマーズとレオパルドンは奇しくも同じ村上克司氏のデザインであるため、正統伝承者と言えなくもない。
なお、「ロボット内部にロボットを格納」「人型ロボットが四肢になる」合体はそれぞれ『闘士ゴーディアン』と『宇宙大帝ゴッドシグマ』から着想を得ている。

誤解のないように付け加えておくと原作でもマルメロ・地球編のように、よく動く時はよく動く。どっちみち相手は死ぬが。
設定ではゴッドマーズは大気圏巡航速度は マッハ20 、宇宙空間では 亜光速 で動くことができ、
劇中でも六神ロボの時点で、地球から冥王星まで数分で到達している描写があった。
第18話ではゴッドマーズを見て高速で逃げる敵を 直立不動のまま 追撃して仕留めたことがある。マジ怖えぇ!!

本作は前述したように玩具が非常に売れており、加えてタケルの兄・マーグの登場により薄い本的な理由で多数の女性視聴者も獲得した事で*1
元々半年の放映期間が一年以上に延長されると言う待遇を得ているため、終盤には作画に割く予算や時間もある程度確保できたものと推察される。

その他OVA『十七歳の伝説』でもゴッドマーズが登場するもののかなりデザインが異なっており
六神による合体がどう見てもできそうにない(劇中でもいつの間にか合体していた)。

+原作漫画『マーズ』と『六神合体ゴッドマーズ』について

ちなみにこの『六神合体ゴッドマーズ』、元々は横山光輝氏が連載していた『マーズ』という漫画のアニメ化なのだが
横山氏に「好きに作っていい」*2と言われたのを良い事に原作の『マーズ』とはかなり別物となっている。
どのくらい違うかと言うと、主人公が超能力を持つマーズという名の宇宙人という所と
ガイヤー(原作だとガイアー)に地球を破壊する爆弾が搭載されている部分しか共通点が無い。

ガイアー以外の六神ロボも裏切り者であるマーズ抹殺(マーズが死ぬとガイアーが自爆=地球破壊)を狙う敵のマシン「六神体」として登場。
デザインも別物(例えばスフィンクスのデザインは名前そのまま)だし合体もしない。
更にガイアー(主人公機)及びタイタン(文明を測る為のロボで、人類がこれを倒せるほど発達していたので地球爆破が決定された)は
六神体に含まれず、代わりにウラエウス(ウラヌスも居るので正直紛らわしい)と名称不明の猛禽型ロボ(通称:第三神体)が居る。
ちなみにこのガイアーも無茶苦茶強くて作中で傷つけられることは全くなかった(外部からの攻撃どころか爆弾を取り除くための分解すらできない)。
あまりにも強かったので、地球人の軍には一方的に勝てる強さの六神体でさえガイアー相手にはほとんど歯が立たず、マーズ側の大半のピンチが
「ガイアーから離れているときに襲撃された」「マーズ自身がガイアーの攻撃に巻き込まれそうなので本気を出せない」など、
上記の爆弾の件もありガイアーの強さが敵味方ともに悩みの種になるほど強く、横山漫画最強のロボという呼び声も高い。
こちらの『マーズ』も二回ほどアニメになっているので、興味がある方は見てみるのも良いだろう。
(但し前者は途中で製作が打ち切られ、小説版でようやく補完されている)

スターシステムを使用した「横山キャラ大集合」な作品『ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日』のBF団十傑集のうち
衝撃のアルベルト」や「激動たるカワラザキ」のデザインモチーフは『マーズ』の登場人物である。
ガイアー及び六神体も、BF団のメカとして度々ジャイアントロボの前に立ちはだかることになる(名前が地味に変わっているので紛らわしい)が
当のガイアーを筆頭に殆どがOP映像のみの出番であり、本格的な出番は漫画『地球が燃え尽きる日』まで待つこととなった。
また、外伝作品『Ginrei』シリーズのドラマCD「FINAL FIGHT」には「四身合体ズーマー」なる明らかにゴッドマーズが元ネタな敵が登場する。

+外部出演
多数のロボット作品が共演する『スーパーロボット大戦』にも参戦している。
他の光プロ作品と共演する機会も多く『64』では『ジャイアントロボ THE ANIMATION』、
『第2次Z再世篇』『第3次Z』では前番組にして一部設定を共有している*3『太陽の使者 鉄人28号』との同時参戦を果たしている。

加入した当初はガイヤーの状態からHPが一定値まで減ったり気力を上げないとゴッドマーズへの合体が不可能だが
シナリオを数話進める程度かフル改造ボーナスにより合体したままorすぐに合体可能な状態で出撃可能になる。
全ての作品共通で撃墜されるとイベントが発生。反陽子爆弾が爆発してゲームオーバーになる歩く敗北条件。全滅プレイの友
一部作品ではストーリー進行や条件を満たすことで、原作同様に起爆条件が解除されたり反陽子爆弾が除去されたりする。
(『第2次Z破界篇』で反陽子爆弾が除去されるため、続編の『再世篇』では最初から撃墜されてもゲームオーバーにはならない)
動力源である反陽子爆弾そのものを除去したら本来は動けなくなるのは気にするな!

敵のズール皇帝は版権勢力でも極めて強大な存在として扱われることが多く
本来のギシン帝国に加え、他のスーパー系の外宇宙勢力を支配下に置いている場合が多い。
『第2次Z』ではギシン帝国こそ他の勢力を併合していなかったものの、『再世篇』でスパロボ初展開となる
地球編での暗躍の際にムゲ・ゾルバドスと結託し既に壊滅した勢力のユニットも支配下として呼び出し、
自身が出撃するステージでは多数の他作品の中ボス級ユニットを雑魚ユニットとして呼び出してくる。
『第3次Z時獄篇』では逆にギシン帝国の残党が『太陽の使者 鉄人28号』の敵勢力である宇宙魔王の軍勢に組み込まれている。

初参戦はニンテンドー64のタイトル『64』。声なしだったが、CMにタケル役の水島裕氏が起用されている。
この当時は基本的に全て一枚絵のため「ゴッドマーズは完全原作再現」とも言われていた。
タケルの持つ超能力技能は本来「レベルに応じて攻撃力と命中・回避が上昇」と言う性能なのだが、
バグにより レベルに関わらず命中・回避が64% (代わりに攻撃力は上がらない)と言う冗談じみた補正になっており、
Lサイズのスーパー系が分身能力もなしに敵の攻撃を避けまくる というえらい光景をプレイヤーに見せつけた。
その上でHPも素で1万以上というタフさを誇っているので万一当たっても危険は少なく、
攻撃力面でもタケルが最強の精神コマンド「奇跡」(効果に攻撃力3倍になる「魂」を含む)まで使えてしまう、と実に凄まじい強さであった。
ちなみにこの作品においてズール皇帝に洗脳された五飛の迷言 「ズール皇帝こそが正義だ!」 が生まれることになった。

なお関連作品であるゲームボーイの対戦型ゲーム『リンクバトラー』においても、
ゴッドマーズ及びタケルの強さは 超能力以外『64』そのまま であったため、
ゴッドマーズを入手しタケルが奇跡を覚えて以降は「奇跡→接近→ファイナルゴッドマーズ→相手は死ぬ」の
原作さながらのデスコンボで勝ち進めるという、バランスブレイク気味の最強ユニットとなっている。
それ故に敵が使ってきたときは脅威となるが。
そんなゴッドマーズも運がよければ(もしくは粘れば)トレードイベントで序盤での入手も可能。
細かな点としてはゲームボーイでありながら、ちゃんと戦闘アニメでファイナルゴッドマーズがゴッドファイヤーからの連携で表現されている。

次に出演した『D』におけるファイナルゴッドマーズは、GBAのスペックの限界からか動きが少ないながらも
割と動いた方 の後期OPを再現したものになっている。
……が、これが仇となり、動かない姿の方が印象深かった原作ファンからは 「捏造」 と言われることに。
動いた方がゲーム的には映えるのに原作再現度は低くなると言うのも不思議な話である。
ファイナルゴッドマーズのカットインが追加されたが、原作のバンクシーンは右向きに対してスパロボは左向きなので、
左手でマーズフラッシュを構えるようになった(後年の『第2次Z』でも同様)。
隠し要素として、タケルの兄マーグがOVA『十七歳の伝説』デザインのゴッドマーズを操り、タケルとの合体攻撃も用意されている。
劇中ではマーグの「ズール皇帝から与えられた」という台詞のみで、ゴッドマーズが2体存在する理由は不明。
(そもそもギシン星製のロボなので、対抗策として新たにもう一機製造されても矛盾は無いが)
OVA版ゴッドマーズは、六神ロボに分離して攻撃を行う「六神アタック」が使えないことを除けば、TV版ゴッドマーズと性能はほぼ同じ。
この作品での活躍により、OVA版ゴッドマーズはプレイヤーから ゴッドマーグ と呼ばれるようになる。
強さの方は、超補正の超能力と奇跡の廃止、耐久もそこそこになり、強さは控えめになっている。

久々に登場で遂にゲーム中でも声付き参戦を果たした『第2次Z』では、
ゴッドマーズだけ過去のスパロボのように 回避モーションですら全然動かない
被弾モーションでは流石に大きく仰け反っているが、防御モーションに至っては 一切微動だにしない。
ファイナルゴッドマーズも わざわざ動かない方 を完全再現している。
無論、手抜きではなく原作再現度を高めた結果である。一部では『手の込んだ手抜き』と言われている。
天元突破グレンラガン』のザコ敵「獣人」には 「あいつ、ただ突っ立ってるだけだろうが!」 という専用台詞が用意されている。
(ちなみにOPのCGデモでは流石に止め絵演出を再現するのは難しい為、原作・ゲーム以上に動いている)
『第2次Z再世篇』終盤では原作最終話を意識して、ゴッドマーズが鐘の音と共に金色に輝いてから
ファイナルゴッドマーズを放つ「スーパーファイナルゴッドマーズ」が追加されるが、
地形適応の問題で 宇宙戦ではファイナルゴッドマーズの方がダメージが出る というあんまりな罠がある。
地形適応強化するパーツつければ済む話ではあるが、他に付けたいのが多いので後回しになりがち
また、本作ではこれまでのシリーズと違い、まずガイヤーで出撃して気力が130に溜まったら
ゴッドマーズに合身出来るようになっている(フル改造ボーナスを獲得すると気力関係なく最初から合身することも可能)。
しかし、ゴッドマーズは気力が溜まらないと武装がいまいち使い勝手が悪く、
反対にガイヤーは超優秀な「六神アタック」が早い段階で使えるため、序盤はむしろガイヤーのまま戦った方が無双出来る。
とはいえ、ガイヤーはゴッドマーズと比べ防御面が貧弱なので、油断していると地球ごと爆発するはめになるので過信は禁物。
ちなみにタケル役の水島裕氏は本作がスパロボ初参加(それ以前には『64』のCMで出演されていた)。

+パロディ諸々

SDガンダム外伝 機甲神伝説』は本作と美少女戦士セーラームーンをモチーフにしており、
エルガイヤーを始めとする六体の機甲神が合体して「超機甲神ガンジェネシス」になる。
主人公の月光騎士ネオガンダムも兄である月影騎士ルナガンダムと望まぬ戦いを強いられる事になる。
このルナも、薔薇騎士(ローズナイト)を名乗って影ながら弟をサポートしたりと再現度が高すぎるが、
スパロボDより早く「主役機と同仕様の専用機」に乗り込んでいる。
それだけに飽き足らず、ラスボスの方もあからさまにズール皇帝をパロったデザインだった。
そして2014年に完全予約制で発売された『新約SDガンダム外伝 救世騎士伝承 巨神伝承編』において
ガンジェネシスの初期デザイン(上記画像)が公開されたのだが、顔つきがほぼそのまんまゴッドマーズである。
天凱王といいこの頃のSDガンダムは色々とフリーダムだ。尤も上記の通りゴッドマーズのデザイン自体もバンダイオリジナルなのだが。

その他、『戦国魔神ゴーショーグン』では35身合体メカ「ゴッドネロス」が登場。
ある事情から最終決戦に間に合わず、出撃できなかった……が、劇場版の劇中CMにゴッドマーズの合体シーンのパロディを引っさげて登場した。


MUGENにおけるゴッドマーズ



ダーマ等ユニークなキャラの製作に定評のあるふうりん氏による手書きのゴッドマーズが2013年5月19日に公開された。
氏による徹底的な原作再現がなされており、ゴッドマーズは立ち絵一枚で前進と後退しか出来ない。
ガードもしないしダウンもしない、ジャンプもしなければしゃがみもしないという非常に 漢らしい仕様。
攻撃もボタンによる角度撃ち分けが出来るゴッドファイヤーのみであり、
当たれば派生してマーズフラッシュ→ファイナルゴッドマーズ→相手は死ぬ 以上。
これだけであるにも関わらず 素晴らしい原作再現 と思えるのがゴッドマーズの恐ろしさであろうか……
ゴッドマーズはHA属性持ちであるが、同じHA属性持ちにはゴッドファイヤーが効かないので注意が必要。
ちなみにゴッドファイヤーは原作同様ガード不能。氏曰く「戦ってどうしても勝てないキャラをコイツで屠って下さい」とのこと。

ここまで読むと何か凄く強そうな気がするが アーマー殺し技 を食らえば呆気なく沈むし、ハイパーアーマー持ちのキャラが相手だと
唯一の攻撃であるゴッドファイヤーが効かない以上ただのサンドバッグと化すので、実際はそれほどでもない。

1枚絵のハイパーアーマー持ち、と聞くとどこかののりものを思い出すが、CNSはワープスター氏によって1から制作されているので
下手な勘違いコメントをするとゴッドファイヤーが飛んでくるぞ!
ちなみにちゃんと 右向きの時と左向きの時で左右非対称デザインが反映されている など芸が細かい。
演出の再現度についても参考動画と見比べてみよう。

これだけシンプルな性能だとAI不要に思えるが 動画公開から僅か30分 で語るスレ用小物ロダに作者不明の簡易AIがアップされた。
ジェバンニってレベルじゃねーぞ!
但しこのAI、アップロードの早さから見ても十中八九ふうりん氏の許可を得ていない代物なので、使用はあくまで自己責任で。

明王の強さを惜しげも無く振るうゴッドマーズ
9:48~

出場大会



*1
放送当時のマーグの人気がどれほどかというと、
第19話でサブタイトルが「マーグ、地球に死す!」となっていたように死亡することがわかるや否や、
女性ファンから助命嘆願書やカミソリが製作会社である東京ムービー新社やスタッフに送りつけられるほどであった。
そして過去に『あしたのジョー』の力石徹が死亡し際に 現実世界でも葬式が行われた 事に倣い、本編でマーグが死亡した際にも、
学研刊「アニメディア」の協力により日本テレビの南館ホールで 「マーグ追悼会」 開かれたりもした
勿論、アニメスタッフや担当声優の三ツ矢雄二氏も参加した公式のイベントである。
尤も、スタッフや三ツ矢氏は追悼会に出席した際も冗談半分と思っていたらしく、
会場の空気で状況を察して気持ちを入れ替えるまで、参列した女性ファンたちを尻目ににこやかな雰囲気だったという。
機動戦士ガンダム』のガルマ・ザビが死んだ後も同様に大量の手紙やカミソリが送りつけられたことも踏まえると、
当時の視聴者(特に女性ファン)が持っていた影響力の大きさが伺える一件といえよう。

*2
90年代頃のアニメ雑誌のインタビューによると、横山氏も「流石にあれは違い過ぎないか」と製作側に意見したが、
「そうしなければ売れない」と返答され「以降は著作のアニメ化に一切の口出しを止めた」という事情もあったらしい。
……まぁ原作だと、六神体が暴れた事等による恐怖から暴動を起こし殺し合いまで始めた人類に対して
絶望したマーズが結局ガイアーを爆発させて地球を滅ぼすと言う直球バッドエンドなので仕方ないといえば仕方ないのかもしれない。
ただ、横山氏は他の漫画家同様に原作からの逸脱絡みで制作側に辛口なコメントを言うことも多かった
(『超電動ロボ 鉄人28号FX』関連では特に激しかったとか)が、同時に「商業作品である以上は経済的成功が不可欠」という現実や、
時代の流れ故にやむ得ず逸脱させてしまった制作側の事情に対する理解力も持ち合わせていた。
上記のように口出しを止めたのには、そういった背景も少なからずあったと言えるだろう。
尤も、今川版『鉄人28号』に関して「鉄人を武装化しないよう軽く釘を刺す」など、最低限のラインは引いてあった模様。
これを受けてか、長谷川裕一氏の外伝漫画『鉄人28号 皇帝の紋章』では「鉄人を武装化しないのか?」という問いに対し
「そんな事したら戦う以外になにもできなくなるだろ」と答えるシーンがある。

*3
タケルが属するコスモクラッシャー隊の長官として大塚長官と言うキャラクターが登場するのだが、
これが実は前番組『太陽の使者 鉄人28号』における大塚茂その人というもので、キャラデザインなどがそのまま引き継がれている。
厳密に言えばスターシステム的な登場なのだが、『第2次Z』では完全に同一人物として描かれるに至った。
ただ彼も生身で無双をやってのけている事を考えると、OVA版ジャイアントロボの九大天王の一人でもあるのでは、という気も……