スレッジ


かみをたおした おとこ、、、
            スレッジ」

レーザーソフトの対戦格闘ゲーム『対決!!ブラスナンバーズ』の登場キャラクターにして、同作の主人公。
肩書きは「THE BRASSY HERO」。悪名高いブラスナンバーズのリーダー格。
ビルや車を破壊するのが大好きで、その度に人々に迷惑をかけているらしい。

+ これが「厚かましいやつら」ブラスナンバーズたちだ!

『対決!!ブラスナンバーズ』とは

1992年にレーザーソフトが発売したSFC用対戦格闘ゲーム。
作品としての評価は芳しいものではなく、ストIIによる格ゲーブームが沸き起こった時代に作られたクソゲーの一本として名が伝わっている。
操作性は悪く、技も少ない。必殺技はほぼ全てタメ技であり、超必殺技らしき体裁の「光学合成技」は実は通常投げという代物。
また、ライフバーが4分割されており、ダメージを受けても分割部分までライフが徐々に回復する仕様
(一応、光学合成技は1/4を回復させず一気に奪えるという利点がある)。
時間制限(タイムアップ)が無いため、上記のライフ回復と併せて試合が非常にグダグダになり易い一面もある。
スレッジプレイ動画

ブラスナンバーズとは見出しの通り「厚かましい奴ら」という意味で、その名の通り主人公のスレッジをはじめプレイヤーが選択できるキャラは全員悪人
その中の一人が他全員を敵に回して戦うのだが、「改心した一人が、まだ改心していない悪人達に挑む」というストーリーではなくその斜め上、
「プレイヤーが選択した一人以外は全員ラスボスにやられて改心してしまい、唯一残った悪人(プレイヤー)が、善に寝返った元仲間達に襲撃される」
という斬新すぎて誰もやりそうにない設定である。良い子の諸君!誰もやらなかったことに挑戦するとry

……とそんな感じでゲーム史の陰に埋もれてしまっていたこの作品だが、
なんと何を血迷ったかスーパーファミコン Nintendo Switch Online』にて2021年5月26日に配信された
(ちなみにメーカーのレーザーソフトは後のテイルズスタジオことウルフチームと同じ日本テレネットの子会社で、
 現在版権はジャレコの後継会社シティコネクションから後にエディア社が有している)。
今後多くの人に触れてもらえることで再評価されることになる……のだろうか?

登場キャラクター
スレッジ、レイバン、アモン、デイジー、ポポ・ランプ、グリムロック、エルシー38エックス
シャドー(中ボス)、アシュラ(中ボス)、ダーゼマイン(ラスボス)

MUGENにはmass氏製作のスレッジ、暗黒内藤氏製作のレイバン、NS氏製作のデイジーが存在する。
いずれもAIが搭載されており、作品別チーム戦に参加できる状況は整っている。

エンディングではサイバイマンみたいな連中を一蹴し、「かみをたおした おとこ、、、スレッジ」と自称する。
……が、実はラスボスの神を退散させたもののまだ倒してはいない*1


原作での性能

必殺技は←タメ→+Pの突進技「電光チョップ」と、↓タメ↑+Pで出るごく普通の飛び道具「雷撃ショット」。
光学合成技は「大爆発パンチ」という実にストレートすぎるネーミングである。
曰くスレッジの最強の技で、威力はブレーキの壊れたダンプカー100台分ものパワーがあるようだ。ヤケクソ気味
内容はパンチで画面端まで吹っ飛ばすだけ。


MUGENにおけるスレッジ

mass氏が製作したスレッジが存在。
原作のドットを使用しているが、MUGEN向けに色々とアレンジが施されている。
原作では強弱の違いが無かった基本技を一部追加して4ボタン操作になり、
フロントステップ、バックステップ、空中ガード、超必殺技追加。
追加された超必殺技「電光瞬獄殺」は一般的な瞬獄殺とは異なり、エンディングで雑魚を蹴散らす場面を用いた演出になっている。
取り敢えずスレッジと言えばエンディング技と言っても過言ではあるまい。
勝利後にもエンディングの後半部分を流して「かみをたおした おとこ、、、スレッジ」の名乗りを上げてくれる。
AIもデフォルトで搭載されている。
プレイヤー操作(15:40~)
「うわーーー!!」「ギヤァーーー!!」

出場大会

プレイヤー操作



*1
なおこの神様、説明書や当時のポスターでは「神」ではなく「天使」と表記されている。
どちらが正しい立場なのかはわしにも分からん・・・・


最終更新:2023年01月10日 09:40