「このワシがお前に挑戦する!」

 年齢:30歳
 生年月日:2月28日
 国籍:日本
 身長:181cm
 体重:85Kg
 血液型:AB型  

コナミから発売された格闘ゲーム『マーシャルチャンピオン』に登場するキャラクター。
元・歌舞伎役者という経歴を持ち、花形人気役者として脚光を浴びていたが、
歌舞伎こそが格闘技であると訴え、役者から格闘家へ転身した。
腰に鎖を巻き、衣装の左胸に「狂」の文字をあしらい、日の丸が描かれたハリセンを武器として戦う。
原理は不明だが赤い長髪を自由自在に操り、相手を縛り上げる事もできる。
身長は181cmと歌舞伎役者としてはかなり高い。
なお、実在の現代歌舞伎役者で長身の役者である坂東彌十郎氏(183cm)は梨園一とされている。

さて、格ゲーといえばこの「連獅子の赤頭」をモチーフにした風貌を何度か見た事がある人も多いだろう。
サムスピ』の千両狂死郎、『マッスルボマー』のミステリアス・ブドー、『ファイヤースープレックス』のザ・レッド・ドラゴン
OH! カッブーキ!大江戸ファイト』の獅子丸、『ブランディア』のレツ・ゼン、『チャタンヤラクーシャンク』の怪しい審判、等々……
これらのキャラはほぼ1992~93年頃の同時期に誕生している。もちろん禅もこれに該当する。
1990年代に起きた対戦格闘ゲーム発売ブームの流れというべきか、時代を感じさせるムーブメントである。
異彩を放つ歌舞伎文化を格闘ゲームに!……と、考える事は皆一緒だったのだ。
ちなみに、格ゲーとしては1995年発売の『天外魔境 真伝』に登場するカブキ団十郎は、
1992年に『天外魔境 卍MARU』から登場しているので、ちょっとだけ彼らの先輩にあたる。
また、1993年頃と言えば、銀座にある歌舞伎座の興業が、通年を原則とする事に決まった年でもあった。

必殺技は手から糸の塊を発射する「くもの糸」。糸を相手に絡ませるのではなくぶつける。
もう1つは「こまの舞い」。回転しながら突進する技。判定が前後にあるので対空にも使える。


MUGENにおける禅(ゼン)

NGI氏によるものが存在する。
上段、中段(一般的な中段とは違う意味)、下段ボタンをベースとし、
投げると一定時間投げられなくなる仕様や「くもの糸」と「こまの舞い」のコマンドなどは原作通り
ただし持っているハリセンを落とさず、投げは原作とは違い強制ダウンのみの再現となっている。

また、オリジナル超必殺技が2つ搭載されている。
1つ目はステップしながら2回突きを繰り出した後、髪の毛を振り回して攻撃する技。
1ゲージ技ながら5割近いダメージを叩き出すが、外すと隙が甚大…というか、技の最後で見得を切るので当てても反確という非情の技である。
もう1つは「こまの舞い」と同じ動作で空中へ飛び上がる技。
出掛かりが無敵なので先読み対空で出したり、画面端で浮いた相手への追撃に使える。
AIは未搭載だが、guykazama氏による外部AIが公開されている。
プレイヤー操作(2:12~)


「歌舞伎は格闘技だ!」

出場大会

プレイヤー操作

色々な人達の挑戦(Part46操作キャラ)


最終更新:2023年09月17日 00:30