スピアー


          
 分類:どくばちポケモン
 タイプ:むし/どく
 高さ:1.0m
 重さ:29.5kg
 特性:むしのしらせ(HPが3分の1以下になるとむしタイプの技の威力が1.5倍になる)
 隠れ特性:スナイパー(急所に当たった時のダメージが1.5倍から2.25倍に増える)
 海外名:Beedrill

どんなに でごわい あいても するどい どくバリで しとめて
すに はこびこんで エサにする。

+ 担当声優
愛河里花子
1997年アニメ版(第4話)
坂口候一
1997年アニメ版(ナナコの手持ち)
三木眞一郎
『ポケットモンスタークリスタル ライコウ雷の伝説』(ケンタの手持ち)
清水理沙
新無印編(ゴウの手持ち)

任天堂の育成RPG『ポケットモンスター』に登場するポケモン。初出は第1世代『赤・緑』。
蜂のポケモンでビードルの進化系のコクーンがレベル10で進化する。バタフリーと並ぶ序盤に出てくる虫ポケモンの元祖。
第1世代では地道に進化させるしか入手できないが、以降のシリーズでは『ソウルシルバー』の2番道路や
『ブラック』の12番道路の揺れる草むら等、野生での入手手段も用意されている。


原作中の性能

  • HP:65
  • 攻撃:90(第5世代までは80)
  • 防御:40
  • 特攻:45
  • 特防:80
  • 素早:75
  • 合計:395(第5世代までは385)

シナリオ序盤に登場するポケモンなだけに2段階進化にも拘らずステータスは低め。
初代では虫タイプの攻撃技である「ミサイルばり」や、当時スピアー専用だった「ダブルニードル」を覚えられたので、
攻略本では「エスパーキラー」などと言われていたが、実際の所エスパータイプにはこいつより素早いポケモンが多く、
どくタイプにエスパーは抜群なため、先制でサイコキネシス→ひんしというのが現実であった。
なお、ダブルニードルの威力が 25×2 、ミサイルばりの威力が 14×2~5 とシナリオの繋ぎ程度の火力なため、
自身の攻撃力の低さも相まって実際当ててもダメージ不足は否めなかったりする。

しかし世代が進むにつれて技が増え、特性や道具の登場もあってある程度使えるようにはなっていった。
不遇虫と聞くと真っ先に名前が挙がるポケモンであるが、自身の残HP次第で相手を瀕死寸前に持ち込める「がむしゃら」の存在から、
ある程度の見込みは与えられているポケモンでもある。
だが先制攻撃技を一切覚えられないというのが難点であるのだが…。
派手さはないものの、少ない種族値を素早さと攻撃、そして特防に無駄なく振った配分は結構評価されていたりする。
そしてXYでは種族値の見直しがかかり、攻撃の種族値が10アップされて少しではあるものの強化された。
また、ミサイルばりは威力(14→25)と命中率(85→95)の上昇により候補技に挙がるようにもなっている。

+ そして……

     
 HP:65
 攻撃:150
 防御:40
 特攻:15
 特防:80
 素早:145
 合計:495

『オメガルビー・アルファサファイア』では、対となるバタフリーを差し置いてなんとメガシンカを習得。
使い道の無かった特攻が下がる代わりに攻撃と素早さが大幅上昇。
特性はタイプ一致技の威力が1.5倍から2倍になる「てきおうりょく」に。
特性のおかげでミサイルばりは威力50相当になり、不安定だが全弾当たれば恐るべき威力となる。
しかし素の技が威力100未満&不安定のものが多い点や、低い耐久力といった弱点はそのまま。
メガシンカしたターンは元の素早さが反映される上にメガストーン以外のアイテム(=耐久力を補うきあいのタスキ等)が持てない仕様上、
何も考えずに使うと普通に先制されて、攻撃する前に紙耐久を突かれて倒されてしまうのが悩み所。
そのため、攻撃後に離脱する「とんぼがえり」とメガシンカ後による素早さ上昇補正をほぼ確実に回せる「まもる」が主流になっていたが、
第7世代『サン・ムーン』では上記の素早さ反映がメガシンカ後のものに変更されたため、技スペースの圧迫という問題は解消された。

そして性能とは裏腹にゲーム以外では優遇されてる方であったりする。
ほとんど悪役としてだがアニメでの登場回数が多く、アニメ版においても第一話から進化前のコクーンと共に登場しており、
外伝作品『ライコウ雷の伝説』では主人公・ケンタの手持ちの1匹として抜擢された。
プリンのうたうを自分の羽音でかき消し無効化させるなど、こちらでも頭脳プレイを見せた。
また、アニメ7シリーズでは主人公の1人であるゴウがスピアーを捕獲している。
この個体は、群れで襲った際に他のスピアー達がピカチュウのエレキネットを受けて倒されたのに対し、
技を避けてなおも襲い掛かるなど、強めの個体として描写されている。

漫画『ポケットモンスターSPECIAL』ではサカキが使うポケモンの一匹としても登場している。
本来サカキはじめんタイプの専門家だが、このスピアーは故郷であるトキワの森のポケモンということで特別に手持ちに入れている(原作では使用しない)。
初登場のトキワジムでのレッド戦ではレッドを壁際に追い詰めるも、不意打ちのはかいこうせんの餌食となる呆気ないやられ方であった。
しかし、第2章での四天王大将ワタル戦では、ニドクインの攻撃さえ寄せ付けないワタルの防御泡を真下からのダブルニードルで突き破り、
ワタルを追い詰めるまでの活躍を見せ、後の同作品での人気投票においては13位という高順位を獲得している。

「真下がガラ空きだ!」

大乱闘スマッシュブラザーズ』ではゲーム内のアイテムであるモンスターボールから出現、
一旦画面外へ飛び去り、大勢の仲間を連れて他のプレイヤー達に突撃する性能を持つサポートキャラとして出演した。
ステージによっては非常に避けづらい。また、最初に出現する1匹は若干ダメージやふっ飛ばし力が強く設定されている。
残念ながら、『DX』ではその役目をアンノーンにとられてしまったが、『X』ではアンノーンもリストラされた。

カードゲームでは『時の果ての絆』で登場した種類が有名。
1ターンに一度草属性のポケモンをサーチするポケパワー「はねをならす」が強力で、サーチ要員として活躍した。

その見た目やネタ性からファンも多く、ニコニコ内でもスピアーにスポットを当てた動画が数多く存在する。


MUGENにおけるスピアー

+ Fou氏製作
  • Fou氏製作
ディグダも製作した作者によるスピアー。
名前は海外名の「beedrill」となっているため、探す際は気を付けよう。
イントロでビードル→コクーンを経て進化する。
所謂ちびキャラだが、浮いているおかげである程度は通常キャラに近い状態になっている。
操作性は6ボタン方式。
リーチは短めだが、性能のいい飛び道具を持っているのでそれを駆使して戦うといい。
AIは搭載されていない。

+ Joey Faust氏製作
  • Joey Faust氏製作
スピアー単体ではなく、氏が製作しているコンプゲーのキャラとして公開されている。
故に入手するにはキャラパックごとDLする必要があるのだが、解凍前で2GB以上という尋常でないサイズなので注意。

こちらも操作方法は6ボタン方式。
ドリルを飛ばす飛び道具と突進する必殺技を持つが、超必殺技が無いため、決め手に欠ける。
通常技の火力は比較的高いのでそれらで補うと良いだろう。
簡易的なAIが搭載されている。


単体キャラ以外では、エビルオーク呼び出す虫に紛れて登場する

出場大会

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最終更新:2022年12月07日 00:58