ズィルバー



      

「…………」

  • 格闘スタイル: 我流空手
  • 誕生日: 7月9日
  • 身長: 182cm
  • 体重: 84kg
  • 血液型: B型
  • 出身地: ドイツ
  • 趣味: 目を鍛えること
  • 大切なもの: ?
  • 好きな食べ物: 燻製
  • 得意スポーツ: やらない
  • 嫌いなもの: 地味なこと

1999年にハイパーネオジオ64でリリースされたSNKの3Dド硬派格闘ゲーム『武力 ~BURIKI ONE~』のラスボス
THE KING OF FIGHTERS XI』に同作品の主人公天童凱と共に乱入・隠しキャラとしてゲスト参戦を果たした。
ズィルバー(Silber)はドイツ語で「」を意味し、本名ではなく彼の銀髪から名付けられた通称。
担当声優はチャン・コーハンと同じ 有田洋之 氏。

『武力』では普通に勝ち進むか、予選で1回だけコンティニューして敗者復活戦に進み、そこから決勝戦まで負けずに勝ち上がると、
花道でいきなり決勝戦の相手を葬り、勝負を挑んでくる。
プレイヤーに敗れた後は終始無言のまま会場から姿を消した。ちなみに勝っても何も語らず記者会見の途中でバックレる。
全てが謎に包まれた男だが、強者を求めて世界中に姿を現すドイツ人空手家が一部の格闘家の間で噂になっていたらしい。
主に空手を使うが、使える格闘技はそれだけに留まらないらしい。
同作品に登場する太極拳使いの中国人、宋玄道とは20年前に戦い敗北している。
潰れた左目から赤い光を発していたり、右胸に大きな傷跡があるが詳細は不明。
なお、デフォルトの全キャラでCPUズィルバーを倒すと、隠しキャラとして使用可能になるが、
ズィルバーを使用して決勝に進んでもCPUズィルバーは乱入してこない。

+ どっちが格上なのかは────── 今ワカるぜ
『武力』のリングは正六角形で、リング際を背負った状態で後ろ移動ボタンを押すと、回り込むように軸移動を行う。
CPUのズィルバーはこの軸移動を多用し、ズリズリとこちらの周りを回りながら攻撃を仕掛け、
時には軸補正が効く前に跳び蹴りでかっ飛んで勝手にリングアウトしたりする。
間の悪いことに、当時週刊少年チャンピオンで連載中であった『グラップラー刃牙外伝』の斗羽vs猪狩戦にて、
「およそ格闘技ってやつのだいたいは 格下が格上の周りを回るものなんだ」
という名台詞が飛び出してしまったため、バキファンの武力好きとしてはズィルバーの挙動に失笑を禁じ得ないものがあった。

『KOFXI』は、リョウの年齢からすると武力より過去のはずだが、の台詞からするに、一度凱に負けた後での参戦。
まぁ、KOFの時間設定を気にするだけ無駄だが。凱だって原作と同じくらいの青年だし留年が凄い事になる
そもそも初代から登場している『龍虎』と『餓狼』の時点で12年の差があるしラルフに至っては戦前生まれ(『T・A・N・K』設定)である。

参戦目的はやはり「強者との戦い」。
に勝利した際には「猛き炎、堪能した…」と満足した勝利台詞を残しており、豪鬼等よりは対戦相手に対する敬意を持っているようだ。
強者を求めて戦いを続けたからなのか、裏世界にも詳しいようで、
ラルフとクラークが「軍のデータベースで…」とうろ覚えなオズワルドのことを殺し屋だと知っていた。
ちなみに「人にありて人を超えつつある」と珍しく禍忌から好評価を得ている(他は邪頭アーデルハイドくらい)。
また、邪頭共々キムの更正対象候補。
まぁ、本来の決勝戦の相手を押し退けたり、記者会見の途中でバックレたりと、原作の時点で素行が良いとは言い難いが。


ただでさえマイナーな『武力』の中でも、さらにマニアックな隠しキャラであるズィルバー。
『XI』には 「ゲーマント」「ジョーカー」「カズウ」 というそうそうたるアレなレアキャラが揃った候補の中から、
主人公である凱との対比の意味も込めて彼が選ばれたとのこと。
元々彼らがKOFに出場することになった理由は、スタッフが「キャラを増やせ!」という神の声を聞いたかららしい。
どうやら かなりトリップしていた ようだが、あいつを選ばなかったあたりギリギリで正気を保ったようだ。
しかしいざキャラを作ろうとすると「技が少ない」・「遅い」・「コンボが無い」という三重苦だったという。

嫌いなものは「地味なこと」。
『武力』という地味を極めリアリティを極めたゲームに出ている割に矛盾のある主張である。
もしかしたら、地味な大会を嫌った結果の乱入なのかもしれない。

専用BGMは地味ではなくヘヴィメタルな曲調である。

 「ウオオリャァーーッ!」


原作中の性能

遅い・硬い・一撃が重いの典型的パワータイプ。
リングが狭い武力ではやたらと飛び蹴りを出しては自分からリングアウトしていたが、その分技の破壊力が尋常でなかった。
崩し技を持っていないため打撃戦しか出来ず、さりとて技の隙がとにかく大きいため気軽に振れる技が限られる上級者キャラ。
中下段の概念がない武力ではガードを固められると、ズィルバー側に(ガークラ連携はあるものの)基本的に打つ手がなくなるが、
ズィルバーも組み系返し技とタックル系返し技を両方持っているため、相手もまた打撃戦に付き合わされてしまう。

KOFでは原作に近い操作性となっていた凱とは違い、タメキャラにアレンジされている。
キャラとしての特徴はしっかり継承されており、特に遅さは致命的でダッシュが通常キャラの歩きと同程度のスピード。
しかし一撃の重さは飛び抜けており、先出し対空の「急降下カカト落とし」→SC「絶カカト落し」で約6割。
カウンターワイヤーの「バック掌底」から超必殺技「乱撃」や打撃判定ならなんでも成立する当身技の「超鬼不動返し」、
さらに全超必殺技がDC可能でダメージ倍率ドン、更に倍!
ジャンプ強K→近立強P→「バック掌底」→「乱撃」(3段目)→DC「超絶猿蹴り」がフルヒットすると一発で瀕死に追い込める。
とにかく一撃が恐ろしいキャラクターである。一応元ボスキャラですから。

また、ゲージがある状態でABCDを同時押しすると暗転が起こってゲージが1本減り(SCの場合はスキルゲージも)、
何故かそのまま何も起こらず無防備な状態になるという「鬼キュロット」と呼ばれる謎の現象がある。


MUGENにおけるズィルバー

アフロン氏とMDK氏により2種類が製作されている。
シフトが使えないMUGENでは接近するのもままならず不利な面がかなり目立つ。

+ アフロン氏製 原作再現
  • アフロン氏製 原作再現
現在は公開を停止している。
主に動画で見かけるのはこちら。スキルゲージが無い以外はほぼ原作再現。

J・J氏と青村氏のAI(後者は現在hamer氏が代理公開中)が存在し、原作と同じくワンコンボでの破壊力が強烈なため見ていて爽快だが、
技の遅さと機動力の低さ故に、何もさせてもらえず負けることも多々有る。
その上MUGENでは補正が少々キツめにかかってしまうため、原作より火力が若干低くなる。
なお、空中の相手に「乱撃」を当てた場合、DC「超絶猿蹴り」が何故か当たらないので注意。
この他にJFCT555氏がACTファイルのセット(全12色)を公開しており、中にはゾンビとしか思えないようなカラーもある。

+ MDK氏製 アレンジ仕様
  • MDK氏製 アレンジ仕様
原作をベースに色々とアレンジが加えられている。
ディスプレイネームがM_Silverになっており、SEや暗転時のエフェクトも違っているのでアフロン氏製との区別は簡単。
ゲージは最大で5本まで溜められ、スキルゲージが無い代わりにSC・DCすると1本余分に消費する。

地上ふっとばし攻撃がズィルバー本体とは別に地面にも攻撃判定が出るようになり、こちらを当てると相手は仰け反り食らいとなる。
本体と地面とで2ヒットはしない。ちなみに地面の方はダウン追撃効果付き。
「バック掌底」は大きく踏み込むためリーチがさらに長くなり、判定の強さは一級品(肘から先に食らい判定が無い)。
しかしワイヤー判定が削除されており、必殺技等でのキャンセルも当然不可とイマイチ使い辛い。
通常技からキャンセルで出した場合は原作と同じくコンボの繋ぎとして活用可能で、ヒットバックがやたら大きいため、
そこから先が出なくても反撃は受けにくい。
「飛びヒザ蹴り」にダウン効果が付き、ガードされた際の不利Fが大幅に短縮されている。
さらに派生の「二段蹴り」に至っては ガードされて有利 となっている。
空振った場合の隙も「飛びヒザ蹴り」で止めた時と変わらないので、取り敢えず出し切ってよい。

必殺技はタメ時間がなぜか異様に短く、ほとんどタメ無しで出せてしまう。
「超猿蹴り」はガードされた場合に相手を突き抜けなくなっている(=どこで出しても反確となる)ためぶっぱ厳禁。
前述の通りタメ時間が無さすぎるので、むしろ暴発に注意する必要がある。
強でも小技から繋がるようになっているが、ダメージは弱と変わらないので使うのは発生の早い弱だけでよい。
「急降下カカト落とし」の方は上昇中無敵のため、とっさに出せることと合わせて使い勝手が上がっている。
ガードされれば当然反確であるものの、大きく間合いが離れるので「超猿蹴り」よりはマシ。
昇龍+Kコマンドで出せる名称不明の突進技が追加されているが、出は遅く無敵も無いため、
通常・特殊技からのキャンセルで出すのが基本。
最速でSCすれば「乱撃」へ繋がるし、画面端なら「絶カカト落とし」でも繋がるが、ダメージは「乱撃」の方が高い。
ちなみに「超鬼不動流し」でSCすることも可能だが意味は全くない。
「鬼不動流し」「超鬼不動流し」はどちらも強弱による違いはなく、上中下段全て取れる。
当身判定は前半分を完全に覆い、発生も早いため強力。
ただしガードの方が動作の優先順位が高い(?)のか、コマンドを入力しても上手く出ないことがある。
「超絶猿蹴り」は若干発生が遅くなっているが、動作中無敵なので潰されることは無い。

なお、立・屈弱Pと立弱Kが相手画面端だと全くヒットバックを起こさず、
特に弱Pの方は 立・屈問わず連打しているだけで永久になってしまう ので注意。
AIは未搭載。

これらの他にアフロン氏のズィルバーを改造し、石化させたり石柱を出す神ズィルバー」、
八式特攻人形氏の「Gold」、隊長氏の「S・ズィルバー」、深山氏の「ズィルバー・レーゲン」、ザウラー氏の「P-Silver」などの改変版も存在したが、
いずれも製作者の引退などにより入手不可。

+ 大会ネタバレ
MUGENトーナメント ドリームタッグでは怪しい空手使いとタッグを組んで出場。
本戦では僅か1勝しかできなかったが、敗者復活戦・割込戦を次々と勝ち抜き、遂にはFlnalパートまで勝ち残った。
その驚くべきしぶとさは視聴者およびうp主を驚かせ、「このタッグは復活戦が本番」とまで言われた。
全7回のトーナメントで最終的に彼らの行った試合数は、実に 18戦 。ぶっちぎりの最多である。

なお、KING OF FIGHTERS Xでは、上記のグラントに暗黒空手を教えた人物という設定で登場した。

出場大会

+ 一覧
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
凍結
削除済み
非表示

出演ストーリー



最終更新:2023年01月22日 23:10