名無しの超戦士1P


「奴は いたか?」

「ああ 今日こそ
    息の根を止めてやるぜ!」

1988年7月に稼働したカプコンのアーケードゲーム『ロストワールド』のプレイヤーキャラクター
(シャーロック・ホームズの作者が1912年に書いた同名の秘境冒険小説や、同名のゲームブック(1983年)等との混同を避ける為、
 海外では『フォゴットンワールド』(失われた世界→忘れ去られた世界)に改名されている。
 なお『ロストワールド・ジュラシックパーク2』(前述の秘境冒険小説を意識した題名)は1995年(映画は1997年)なので本作より後発)。
その名の通り1P側のキャラであり、2Pを選択するとモヒカン頭の黒人男性の超戦士2Pとなる。
作中設定では、かつて天帝バイオスによって滅ぼされてしまい、現在は廃墟と成り果ててしまった
辺境惑星ダストワールドの住民達の無念の感情に応えて姿を現した戦士とされている。
何度か移植されており、PCエンジン版では1Pは 田中秀幸 氏、2Pは 池水通洋 氏が声優を担当している。

アーケード版
PCエンジン版

外部出演としては『MARVEL VS. CAPCOM CLASH OF SUPER HEROES』にスペシャルパートナーとして出演。
「名無しの超戦士」名義で参戦し、ゲーム内表記は「UNKNOWN SOLDIER」。通常は1Pだが、2Pカラーは2Pを再現したカラーになるという凝り様。
呼び出すと超戦士とサテライトがそれぞれ飛び道具で攻撃を行う。使用回数は4回。

NAMCOxCAPCOM』では、超戦士2Pと組んで自軍ユニットの一体として参加する。
原作途中からの参戦で、ダストワールドから「第三の月」に転移させられた後に自軍と合流する。
この作品での担当声優は 大塚明夫 氏。更には2Pが 玄田哲章 氏なので、プレイヤーからは木曜洋画劇場と言われる事も。
行動開始時には「ショータイムだ!」と、を彷彿とさせるセリフを言ったりもする。
性能は遠距離戦に特化しており、加入当初はヒット数の少なさから総ダメージを増やしづらいのが難点。
ただし、レベル30で「M.B.L.」を覚えてからは、2回当てれば攻撃回数+1されるので使い勝手が向上する。
スキルは必殺値アップの「オーラストーン」や、攻撃力アップの「ブースター」など戦闘向きなのが揃っているので、
「M.B.L.」習得後も底上げしてから使った方がいいだろう。

「フン、今度は地獄で会おうぜ?」
「いつか必ず、俺達も行くからよ。」


ちなみに2Pは『ファイナルファイト』の雑魚キャラ・TWO.Pの名前の元ネタとなっているそうである。
TWO.Pは超戦士ほど屈強じゃないのでむしろダックにしか見えんのだが
後に設定されたTWO.Pのプロフィールによると、「上半身裸の状態で道に倒れていた」「記憶喪失らしく誕生日などは不明」となっており、
ここに来てまさかの本人説が急遽浮上している。関連性を匂わせる程度ではあるが……。


MUGENにおける名無しの超戦士1P

Mazemerald氏とLESSARD氏がMVCのドットを基に製作した、MUGEN1.0以降専用のキャラが存在。
名義は「UNKNOWNSOLDIER」となっている。
音声は日本語なので『NAMCOxCAPCOM』のもの…ではなく、イントロでは「Let's Go!」とか口走ったり、
明らかに大塚明夫ボイスではない声で「逃がすかよぉ!」などとのたまったりする。
なお、Readmeなどは付属していないので、詳しい操作方法は各自cmdを開いて確認されたし。

システムはMVC風で、チェーンコンボやエリアルレイブも可能だが、やはりメインの攻撃手段は手にした銃とビットでの射撃。
ビットをチェンジして攻撃の内容を変更する事も出来るのだが、何故か空中では反映されず、初期状態のままなので注意。
超必殺技では超戦士2Pを呼び出したりもする。
また、原作同様飛行状態になって飛び回る事も可能…なのだが、時間制限などが一切無いため、
スーパージャンプなどの対抗策が無いキャラは全く手出し出来ず、恐らく詰む。
AIは未搭載。

現在は海外サイト「The Mugen Multiverse」にて代理公開中。
一時期データが削除され入手出来なくなっていたが、2019年4月に再公開されている。
当初はそれほど完成度が高くなかったが、2017年の更新で見違えるほど立派になった。


「とうとうやったな!
 畜生、まだふるえが止まらないぜ!」

「あぁ、そいつぁ俺も同じだ!
 これでこの世界に、もう一度平和が
    戻ってくれればいいんだが!」


出場大会



最終更新:2021年12月11日 20:19