ヒトツキ


分類:とうけんポケモン
タイプ:はがね/ゴースト
高さ:0.8m
重さ:2.0kg
特性:ノーガード(自分、相手共に全ての技が必ず命中する)

任天堂の育成RPG「ポケットモンスター」に登場するポケモンの一匹。初出は第6世代『X・Y』。
名前の由来は、「一突き」と「人憑き」をかけたものと思われる。
死者の魂が古代の剣に宿って生まれたポケモンであり、柄の部分を握ると青い布を巻き付けられ、命を吸われるという恐ろしいポケモン。
また、顔のような部分は刃のモールドと鞘の穴があわさってできたニセの顔で、本当の目は柄にある青く丸い部分。
戦闘画面においては鞘から抜けだした状態で待機している。
英名は「Honedge」。
一見無生物っぽいがちゃんとオスメスが存在している。
また、色違いは刃の部分が赤くなっており、まさに「人憑き」の剣に相応しい印象である。

余談だが、ヒトツキをデザインしたのはロックマンのコミカライズでお馴染みの有賀ヒトシ(現・ありがひとし)氏。
『X・Y』では他にもヤンチャムガチゴラスなどが氏によってデザインされている。
ちなみに「ロックマンの敵にいそう」と言われているあるポケモンがいるのだが、そちらはデザインしていない模様


原作中の性能

HP:45
攻撃:80
防御:100
特攻:35
特防:37
素早さ:28

初の組み合わせとなるはがね・ゴーストタイプを併せ持つポケモン。
見た目通り「つるぎのまい」「れんぞくぎり」「つばめがえし」など剣や斬撃を思わせる技をよく覚える。
物理系ステータスに優れる反面、特殊面は心もとない。
素早さは低いがタイプ一致の先制攻撃「かげうち」を習得できるのでそれで補うことが可能。
また、前作ではビリジオン・テラキオン・コバルオン・ケルディオしか覚えられなかった「せいなるつるぎ」を習得できる。
耐性も多いが、今作ではあく、ゴーストタイプの技がはがねタイプに対し等倍になっており、
そのため複合のゴーストタイプに対して抜群になってしまうので、先述のタイプ技には注意したい。

出現は6番道路と比較的序盤の方である。Lv35でニダンギル、さらにそれにやみのいしを使うことでギルガルドへと進化する。
ギルガルドはバトルスイッチという特性を所持しており、攻撃・特攻が150のブレードフォルムと防御・特防150のシールドフォルムの2フォルムがある。
通常はシールドだが、攻撃時にアタックに変化。交代時や専用技「キングシールド」を使用することでシールドに変化する。
キングシールドは「相手の攻撃技を無効化した上で、その攻撃が接触技の場合相手のこうげきを2段階下げる」能力を持ち、受けとしてかなり強力。
読みが強ければ実質種族値720(伝説のポケモンであるアルセウスと同値)のポケモンとして運用できるため、そのポテンシャルは計り知れない。
また、攻撃技のタイプも優秀で、主力の「せいなるつるぎ」「かげうち」など格闘、ゴーストタイプを両方半減できるポケモンはいないため非常に受けづらい。
そのため第6世代では鋼タイプのトップメタとして、使用率は全ポケモン中でも屈指の上位である。
特にサザンドラとはすべてのタイプを半減以下で受けられるため相性がよく、サザンガルドという名の構成がかなり活躍している。

ただし、読み違えるとHP60に防御・特防50というぺらっぺらな紙装甲で攻撃をくらうのでまず一撃で沈んでしまう。
キングシールドも「まもる」と違って変化技は防げない等弱点もあり、考え無しに使っても強いというわけではない。


MUGENにおけるヒトツキ

邪猫氏による手描きのものが公開されていた。
現在は氏のMUGEN引退により、他のキャラ共々公開終了。
2013年7月という、原作発売に先んじること3ヶ月でのMUGEN入りであり、第6世代ポケモンでの参戦一番乗りとなった。
なお発売前に製作されたということもあって、このMUGENキャラと原作ではモーションにだいぶ差異が見られ、
待機状態では鞘に収まったままで、攻撃時は「手の形をした布が柄を掴み、鞘から本体を抜いて相手を斬る」というものが目立つ。

3ボタンというシンプルな仕様で、
連続ヒットする「れんぞくぎり」、「対空向けの「つばめがえし」
相手を追尾して下から攻撃する「かげうち」などといった技を持つ。
超必殺技は「かさねいあいぎり」と「つるぎのまい」の2つ。
後者は原作同様攻撃力が上がり、重ねがけも可能で限界に達すると通常強攻撃で4割弱という高火力になり、
更に「れんぞくぎり」「かさねいあいぎり」の場合、まともにヒットすれば一気に8割ほどを持っていく。
簡易的なAIもデフォルトで搭載されている。

出場大会



最終更新:2022年04月13日 09:09
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