スコープドッグ


「たとえ神にだって、俺は従わない」

むせる テレビアニメ『装甲騎兵ボトムズ』に登場する人型ロボット兵器「アーマードトルーパー」(以下AT)。形式番号ATM-09-ST。
本作の主人公 キリコ・キュービィー (詳しくは後述。間違ってもメイド忍者魔界の蜂僕と契約してryではない)が
最も乗り慣れている機体で、大半の派生作品でカスタム機や派生機が登場する等、作品の顔とも呼べる機体。
誰が言ったか、ファンからの通称は「 スコタコ 」。由来は「顔がタコに似てるから」とも言われている。
他にも「スコープドッグターボカスタム」の略称と言う説もあるが、それだと数台しかない改造機のみを指す事になる。
(更に言うとターボカスタムはTV本編には出ておらず(TV版に登場したのは「レッドショルダーカスタム」)、初出はOVAである)

特別なワンオフ機という訳でなく 完全な量産機 であり、そのような機体がロボット物の主人公機として登場したことは
放送当時としては非常に画期的であった*1
それ以外にもそれまでのロボットアニメにない、とにかく「 人型二足歩行の搭乗式ロボット 」という括り以外は、
それを戦争の兵器として徹底的にリアルを追求し描写、そしてそれらに乗り戦場を駆ける無骨かつ泥臭い
男達の物語を描いた本作は、リアルロボット系作品の一つの終着点として高く評価されている。
尚、「リアルロボット」という言葉はこのボトムズや同監督による『太陽の牙ダグラム』が発祥だと言われている。
(『ガンダム』など現在リアルロボットの代表格と言われる作品の放映当時、まだこの言葉は存在しなかった)

百年戦争末期にギルガメス軍にて制式採用されたATで、アタッチメントや追加装備で高い汎用性を発揮できる傑作機。
あまりにコストパフォーマンスが高い為、より高性能な後継機が出てきた数十年後も一線の主力として使用されているほど。
ただし生産性や汎用性は高いが、コストダウンのために装甲は極限まで減らされ、
機体そのものに生命維持装置や脱出装置は装備されておらず、人工筋肉「マッスルシリンダー」の動力源として
全身を循環する「ポリマーリンゲル液」の発火性が高い為、パイロットの死亡率は極めて高い
予告で「故国を守る誇りを厚い装甲に包んだAT」などと言われたのも今は昔
このためATのパイロット達は「ボトムズ乗り(最低野郎ども)」とも呼ばれている。
(「作品名にあるのが主人公機どころか劇中のメカの名前でさえないもの」というのも、当時としては非常に稀有である。
 ただし「装甲騎兵」はそのまま「アーマードトルーパー」の日本語訳だが)
なお軍としては「最低野郎ども(BOTTOMS)」なんて呼び名は好ましくないので
V ertical O ne-man T ank for O ffence & M aneuver- S ystem(攻撃と機動の為の一人乗り直立戦車機関)」を略して「VOTOMS」だと主張しているそうな。
別銀河の話なのに英語?気にするな!
(メタ的にはサンライズが「BOTTOMS」の商標を取れなかったからとか。
 「BOTTOMS(ボトム)」にはズボンやスカート等「下半身用の服」と言う意味もあるので服飾産業から異議申し立てがあったのかもしれない)

基本的に使い捨て前提の機体であり、キリコも使えなくなった機体は容赦なく捨てている。
またその機構の単純さから、作中ではありあわせのジャンクパーツで組み上げられたことも。
設定によって多少のバラつきはあるが、概ね日本円で10万~数十万円、中古車程度の価格。
ここまで安いとウド編の治安部隊がキリコと戦う際にバイクや装甲車を使っていた理由が不明だが。
いくら装甲が薄いとは言えバイクよりは丈夫だろうに。
ただし「ポリマーリンゲル液」の配合は軍機である為、民間に出回っているものは品質が悪く、
結果的に民間ATならカタログスペックの5割も出れば上等とされている。
なおベテラン整備員ともなると舐めれば質が分かるとか。体に悪そうだが…。
(現実世界でも自動車等の冷却液とかは毒物でありながらも舐めると甘い。そのため最近は誤飲防止のために苦味とかが付いている。)

固定武装は両腕に内蔵された「アームパンチ」(カードリッジ式の炸薬で腕を高速伸縮させて殴りつける格闘用装備)のみ。
手持ち武器としては、30mm弾を120発装填可能な機関砲「ヘヴィマシンガン」、
ジャングル等で使用するために銃身とストックを無くして短くした「ヘヴィマシンガン改」、
特殊部隊用に火力よりも静粛性や軽量化を重視したハンドガン「ペンタトルーパー」、
バズーカ型のレールガンである「ソリッドシューター」、対艦用の大型ビーム砲「ロッグガン」
手持ち式の連装ロケットランチャーや連装ミサイルランチャーなどを携行する。
背部にミッションパックを装備すれば、9連装ロケット砲や小型ガトリングガンなどを背部や腕部、腰部に追加装備する事も可能。
旋回用のターンピックを腕部に装着することで「パイルバンカー」として使用することもできる。
またラウンドムーバーと呼ばれるブースターを装備すれば、宇宙空間での戦闘も可能である。

良く誤解されるが、 スコープドッグ自体の性能は決して低くない。
戦車や戦闘ヘリより弱いのは事実だが(ただしATより強い戦車や戦闘ヘリの存在は後付け設定)。
『ボトムズ』の舞台となるアストラギウス銀河は、銀河系全域での戦争が可能なほどの文明を保持しており、
単純に破壊力だけをぶつける戦争を行えば、惑星の1つや2つ簡単に吹き飛ばせる兵器が多数存在する。
事実、ギルガメス側の首都星は過去に数度破壊されており、現在は惑星メルキアへと遷都されている。
つまり技術レベルでいえば太陽系から出ることが出来ない宇宙世紀とは比べ物にならないのだ。

しかしあくまで資源を巡る戦争である以上、惑星を壊しては意味が無い。
そこで地上を制圧する為の兵器――機動性と生産性を再優先して装甲の薄い、ATが開発されたのだ。
ATはあくまでも「歩兵」の延長線上であり、兵器としてはパワードスーツの一種に近い。
「戦車」的な扱いをされる他のリアルロボットに対して、兵科そのものが違うのである。
その為、スコープドッグが弱いというのは、まったくもって不当な評価に他ならない。
+実際に比べてみた
加えて前述の通り、スコープドッグの価格は中古車程度と設定されている。
他のリアルロボットが戦車、戦闘機扱いである以上、その価格は10億から100億円とかなりの高額と見て良い。
現実に存在するリアルロボット「クラタス」でさえ、価格は1億円である。
つまり単純な値段計算で言えばガンダム1機に数百機のATが蟻の様に群がって倒しても一切損は無い(むしろ得)のだ。
(ボトムズ乗り達は捨て駒前提だが)
そしてスコープドッグの機動力と旋回力は、それを可能にするだけのスペックを十分に持っている。
え?空中からツインバスターライフルをぶっぱされたり、サテライトキャノンの雨嵐が来たりしたらどうするかって?諦めろ

加えてスコープドッグではコスト削減の為に生命維持装置をオミットされ装甲も薄くなったものの、
原型機のスペンディングウルフはコスト度外視で生命維持装置を完備。
+3mm程度ではあるが装甲が厚くて構造強度自体も高く、挙句の果てに 「ポリマーリンゲル液」の燃焼・爆発を防止する システムまで備えていたため、
驚異的な継戦力と生存率を誇り、作戦成功率とパイロットの評判も極めて高いと言う非の打ち所のない傑作兵器であった。
「スペルディングウルフ=ガンダム」「スコープドッグ=ジム」と考えれば判りやすい(そして主人公もジム乗り)。
コストパフォーマンスの悪さに目をつむってこっちを量産していればメルキアはもっと楽に戦えたことだろう。

ただし外伝作品『青の騎士ベルゼルガ物語』では、両勢力の技術者が全てを注ぎ込んだ作ったベルゼルガ・テスタロッサという、
スロットルを全開にする前にパイロットがGに耐え切れず圧死した為スペック不明。
パイルバンカー一発で大地を砕き、この作品オリジナルの全てのATの始祖にして神に等しい機体レグジオネータ
(こちらには装甲厚が全AT中最高、最高速度に至ってはブッチギリの最速故に測定不可能)と激闘を繰り広げる、
スーパーロボットもかくやという領域に到達する機体がいる。
パイルバンカーに関しては古代遺産から無限の動力を引き出しているものの、機体性能に関しては純粋な技術のみ。
ATにかぎらず、その他のリアルロボットと比較してもコレほどのスペックの機体は殆ど存在しないだろう。
(尤も、この機体が登場した青の騎士の最終巻『絶叫の騎士』は、執筆者がやり過ぎた為にどこまで公式か賛否両論別れるのだが)
例外といえば上記のレグジオネータぐらいである。
ちなみに、テスタロッサもレグジオネータもジェネレータを搭載しているため、マッスルシリンダーに頼らないで稼働できる。
(一応テスタロッサの方は補助用という申し訳程度の理由で積んでいるが)

+搭乗者「キリコ・キュービィー」について
「クソ真面目な男」 を自称する寡黙な18歳の曹長。小惑星リドで味方の基地を襲撃するという不可解な作戦に参加する中、
「素体」と呼ばれる全裸の女性が入ったカプセルを目撃し、それを切欠に軍を追われる。
逃亡先のスラム街ウドにて素体=ファンタムレディーと再会。彼女に「 フィオナ フィアナ」と名付けて、惹かれ合う関係になったキリコだが、
軍の最高機密「パーフェクトソルジャー」であった彼女を巡り、各地を渡り歩きながら戦いを繰り返す。
その過程でキリコは、ギルガメス軍の陰で暗躍する「秘密結社」や自身の出生に纏わる秘密を解き明かしていく。

当初は普通の青年だと思われていたキリコだが、物語が進むにつれて吸血部隊「レッドショルダー」の元隊員であった過去、
かつて、アストラギウス銀河の支配を企んだ、優れた能力を有する突然変異種「異能者」としての血筋や、
遺伝確立250億分の1で誕生する不死の生命体「異能生存体」である事が明かされ、
ギルガメス、バララントの二大国家から「神の後継者」「触れ得ざる者」として注目を集める事になる。

しかし、キリコの求めるものはフィアナと自らの運命を歪めた「神なる存在」に対する復讐と、
フィアナと共に誰にも干渉されず、穏やかに生活するというささやかな望みだけだった。

敢えて問うなら答えもしよう

望むる事はささやかなりし

この腕に掻き抱けるだけの夢でいい

この胸に収まるだけの真実でいい

たとえて言うなら、その名はフィアナ

フィアナこそ、我が命

フィアナこそ、我が宿命(さだめ)

+異能生存体について
レッドショルダー部隊創立者、ヨラン・ペールゼンが提唱する「どんな事態に遭遇しても、何をしても死なない」生命体。
並みの人間を超越した戦闘技能や判断力、重傷を負っても数日で回復するほどの肉体治癒能力に加え、
周囲の人間の思考や行動、自らの置かれた環境すらも改変して生存する事が特徴。
物理的、生物学的に不死となる能力ではなく、 並外れた幸運や奇跡によって致命傷を回避する 能力といえる。
ぶっちゃけて言うと 主人公補正、或いはご都合主義を公式設定として明文化した 存在である。

例えば目の前で銃を発砲された場合、銃弾が物理的に考えられない方向に逸れてキリコに着弾せず、
(場合によっては逸れた銃弾が兆弾し、発砲した敵自身に直撃する事もある)
銃を身体に押し付けて発砲された場合は、銃が暴発を起こして銃弾自体が発射されない。
発火性が高いはずのATすら、キリコが乗っている機体だけは何十発砲弾を撃ち込まれても爆発しない事もあった。
キリコを殺そうと後ろから羽交い締めにしていたATは爆発したのにである。
キリコを絶体絶命の危機に追い詰めた人物が、心境の変化や状況の急変によってトドメを躊躇う事態も、異能の発現とされている。
また、逆にキリコの絶体絶命の危機で攻撃として発現した際は、キリコが生身の状態で誤射した銃弾がたまたま跳弾して、
その銃弾がたまたま敵ATの損壊していた装甲の隙間に入り込み、敵パイロットの急所に直撃する

上空からの攻撃によってたまたま放棄されていたヘヴィマシンガンがずり落ちて宙を飛び、回転しながらキリコの手元へと飛び込んでくる
などなど、現実では到底ありえない現象が幾度と無く起きた。

OVA『孤影再び』では、自身の危険を顧みない無謀な突撃を試みる事で、異能を発現させて250機の敵AT部隊を殲滅し、
OVA『幻影篇』では、AT同士の戦いでは勝てなかったネクスタント搭乗ATを相手に、生身の状態で銃撃戦を繰り広げて勝利している。*2
このように、TV版以降の作品ではキリコ自身が自覚して異能生存体の能力を発動させている場面も見受けられる。

ただし、一見は万能でチートに近い能力に思えるが、回避出来るのは致命傷となり得る攻撃に限られており、
致命的な急所以外に攻撃を受ければ負傷するし、負傷による苦痛からは逃れられない。
また、異能生存体の周囲では戦乱や天変地異が多発し、時には惑星一つが消滅する大惨事が起こる事もあるが、
それらの惨事も異能生存体が自らを生存させる為に、無意識に発生させている事態である可能性が高い。
そして、この能力故に異能生存体は自らの生存の為に親しい人間を次々と失っていき、その後を追う事すら許されない。
異能生存体といえど精神構造は常人と差がない為、あまりの苦痛から過去の記憶を喪失したり、追い詰められて精神を病んだりする描写もあった。
外部作品とは言え、これを撥ね飛ばしたZEXISとコネクト・フォースはマジ偉大
ただし、異能生存体にとって有害な存在に対する自動迎撃機能も備えているのか、異能生存体を敵に回した者は確実に死んだり身の破滅に遭ったりする(実際、キリコ当人の与り知らぬところも含めて敵に回った者はある一名を除いて全滅。唯一の例外もコンスタントに酷い目に遭っている)。
また、良く勘違いされるが異能生存体はあくまで「死なない」だけであり、「負けない」訳ではない。
その為、生存さえするが戦闘自体は負けるときは普通に負ける。まぁ、キリコを敵に回す事自体が死亡フラグだから、その後の結果はお察しください

なお、これらの設定はキリコの不死身っぷりが元レッドショルダーとしての技量や、異能者としての能力では説明しきれなかった為、
OVA『野望のルーツ』以降に設定されたものであり、TV本編には「異能生存体」と呼ばれる概念は登場しない。
それに対してOVA『野望のルーツ』、OVA『ペールゼン・ファイルズ』は「異能生存体は、どのような奇跡を起こし得るのか」、
「キリコやその周囲の人間は本当に異能生存体なのか」を検証する事が、物語の主軸となっている。

これに対応する存在として『青の騎士ベルゼルガ物語』では「旧劣等種」(読みは「 ベルゼルガ 」)という存在が設定されている。
異能生存体が「死なない」ならば、旧劣等種は「負けない」存在であり、強烈な破壊衝動に突き動かされて、
敵を打ち倒すまでどんなに肉体がボロボロになろうと戦い続ける者として描写されており、
絶対者との戦いに巻き込まれた彼、ケイン・マクドガルもキリコ同様、過酷な戦いを繰り広げていく。
具体的には片目、片腕、片足を損傷、血友病(もどきの特殊疾病)発症、失語症発症、恋人の死。そして敵はキリコ同様「神」。
しかも旧劣等種の方はどうやったら病死するんだと言いたくなるぐらい生命力が高く
(上記の特殊疾病はアストラギウス銀河中の人類を絶滅寸前に追い込んだ死病。旧劣等種はこの恐ろしい病魔にすら打ち勝つ)、
身体能力も異能者以上(そうじゃなきゃ「負けない存在」として成立しないのは分かるが…)。
挙句の果てにケイン以外にもかなりいると来ている。ここまで凄いのにどこが「劣等」なのか甚だ疑問である。
まぁ実際のところは、肉体的にどんなに強くてもワイズマン(神)の意向に沿った存在でなければ劣等種扱いなのだろう。
人類が他民族を野蛮人(劣等種)と貶める歴史は繰り返され続けている。

しかし、どう取り繕っても異能生存体にせよ旧劣等種にせよ、当人たちにとっては無用の長物。
後者に至ってはよりにもよって、ホロコーストの方便に利用されてしまった。「そっとしておいてくれ」と言いたくもなるだろう。

元々コントグループ「怪物ランド」で活動していた郷田ほづみ氏が演じた事でも知られるキャラクターで、
氏がアニメ業界での活動に手を広げていく切っ掛けとなったのがこのキリコ役であり、
後に氏が演じたキャラクターがキリコと言われる事も少なくない
OVA『嚇奕たる異端』で久々に演じる事になった際、その時監督に 「上手くなり過ぎだ」 と怒られたという噂もまた語り草の一つである。

後のロボット作品においても、にその影響を窺うことができる。
意外なところで、一見性格は真逆だが、はその思想とやってる事がキリコとそっくりである。

+外部作品では
『第2次スーパーロボット大戦Z』では『コードギアス』や『ガンダムW』のキャラとよく絡む。
また、刹那とはヒイロと共に無口トリオとして中断メッセージに登場している。
絶対遵守のギアスを持つルルーシュは、当初優秀な傭兵と評しつつもその本質を見抜いて「この男は誰にも従わない」と
危険視していたのだが、再世篇においてはフラグ次第だがルルーシュ自ら仮面を外し、正体を明かすほどに信頼されており、
キリコもシュナイゼルによってゼロの正体を暴露される場面において、ゼロをフォローするメンツの1人となっている。
この2人は「カオス」と表現されたことがある(ルルーシュは原作内、キリコは幻影篇PVにて)、盛大な茶番によってかつての味方と敵対したという共通点がある。
その他、カレンとは序盤からよく行動を共にしていたため、アレルヤとは「強化人間の恋人がいる」という点で仲が良く、
カレンに至っては再世篇で「 あいつの事が好きだからだよ! 」と フィアナの前で熱く暴露する 友達としてですよ?
自部隊内でもトップクラスの優秀なパイロットと認識されているようで、原作展開で一時的にキリコが敵に回った際は、
から「 キリコ相手に手加減とか無理 」「 手を抜いたらその瞬間に殺られる
キリコ一人で部隊全滅しかねない 」と速攻で説得を諦められた。
…彼らにそう言わしめるだけのキリコの実際のゲーム内における実力については、下の「外部出演」にある通りである。


+外部出演
外部作品では『ブレイブサーガ』シリーズや『サンライズ英雄譚』シリーズなどに参戦。
なおかつてスポンサーをバンダイの競合相手であるタカラ(現タカラトミー)が務めていたためか、
『スーパーロボット大戦』には長らく参戦することが叶わず、その代わり勇者シリーズ大集合の
『ブレイブサーガ』に出演するようになっていた。場違いにも程がある*3
(『ボトムズ』以外に『太陽の牙ダグラム』や『機甲界ガリアン』も同様で、そのためバンダイがスポンサーの『レイズナー』が
 唯一スパロボ参戦していた高橋作品だった。ガサラキ?知らんな
しかし近年のOVA以降バンダイグループがスポンサーに変更されたためか『第2次スーパーロボット大戦Z』で
遂に初参戦を果たし、結果として『ブレイブサーガ』と『スパロボ』の両方に登場したことのある希少な存在となった。
2017年にはスクエニ勢シューティング『フィギュアヘッズ』にも参戦した。

『ブレイブサーガ2』では特定の条件を満たすと隠し要素として
外伝作品の主役メカであるスラッシュドッグと、上記のテスタロッサへの搭乗が可能となる
同時期に発売されたゲームの主役機だったスラッシュドッグはともかく、ラビドリードッグが用意されてるのに
わざわざテスタロッサまで出した点はプレイヤー間で物議をかもしたが、そもそもATは上記のようにそこまで強くないため、
パワーアップしなくても十分過ぎるほど強いダグラムや主人公が公式に搭乗したOVA版ガリアンとは違い、
(スポット参戦だった1とは違って正式参戦する2では)テスタロッサ出さなきゃ勇者ロボと釣り合わない、と
スタッフに思われた可能性もある。
また、版権の都合で青の騎士そのものは参戦出来ない事から考えるにスタッフの心境以外の制作サイド的な都合もあったのだろう。

『サンライズ英雄譚』では、ATらしい低コストにより迎撃で一機や二機やられようととにかく速攻の物量戦で相手を押し潰すという
実にボトムズな戦法をとれるほか、「先制」などのスキルがザコ相手の露払いに便利なので、格納庫の空きに余分があればとりあえず
キリコ機などで埋めておくという人は多かったであろう。
(対空戦、「先制」を無効化してくる「近接」持ち、一撃で仕留めきれない相手など、苦手も多いが)
また、オリジナル作品『機甲武装Gブレイカー』の科学者が本機をモデルに製造した機体「デスグィード」が登場、『Gブレイカー』と
『ボトムズ』のパイロットが搭乗できる。
『Gブレイカー』の機体分類は地上専用の「グランド・トルーパー(GT)」と飛行できる
最新鋭機種「フライング・トルーパー(FT)」があるが、デスグィードはFTに分類されているのに
飛行不可という変わった機体になっている。
何故かと言うと、本作では 飛行適性を持つパイロットしか飛行属性機体に搭乗できない から。
ATは飛行しないため、『ボトムズ』のパイロットに飛行適性を持つ者がいないのである。
また英雄譚シリーズは『鎧伝サムライトルーパー』などのロボットに乗らない作品も参戦しており、
『サンライズ・ワールド・ウォー』ではATを敵に戦っていたメロウリンクと共演を果たした。
俺たちの戦いはこれからだENDのせいで本編での出番は皆無だったが。パッケージで本編メイン級のνガンダムと並び立ってるのに

『第2次スーパーロボット大戦Z』ではキリコが初期習得している底力L9とHP10%以下で全能力+20になる「 ?????
(破界篇~再世篇中盤まで本当にこの名称で発動していた。再世篇中盤で「異能生存体」に名前が変わる)、
そしてクリティカル時のダメージ1.5倍となる精密攻撃により、 HPが10%を切ってからが本番 というとんでもない事になっていた。
キリコ自身の技量が元々高いので、これに再攻撃を持たせると本当に手に負えなくなる。
発動条件が条件なので、最終的にはてかげん付のMAPWで無理矢理発動させられる事になる。主にハドロンあたりに
なお原作では度々キリコがその場で調達して乗り捨ててきたスコープドッグだが、
「特定の1機を換装する」という形式になっているためちゃんと改造は引き継ぐ。
原作のイメージからは乖離してしまったが、システム上仕方がないし、イベント戦闘では結構落とされるなんて事もある
ただし、(破界篇では)隠しユニットだったスコープドッグ・ターボカスタムISS仕様と、
雑誌企画から採用された再世篇の隠しユニットである「ショルダーミサイルポッドを装備したスコープドッグ」、
そして同じ機体にしようがないラビドリードッグは別機体である。
ショルダーミサイルポッド仕様はブルーティッシュドッグが使い辛いフィアナが乗り換え出来る唯一の機体なので、まずキリコは乗らないが
ちなみにターボカスタムは『野望のルーツ』におけるレッドショルダー仕様の右肩が赤く塗られたバージョンと、
『ラストレッドショルダー』に登場した赤く塗られていないバージョン、
そして『ペールゼンファイルズ』のISS仕様の合計3種類が味方参戦するという豪華な事になっている。
野望のルーツ仕様はラストレッドショルダー仕様に置き換えられて以後再世篇全編に至るまでリストラだけど
さらにはTV本編で使用したレッドショルダーカスタムは本当に本物のレッドショルダー仕様の右肩よりも
左肩の赤が明るい
という細かい原作再現
(つまりレッドショルダー仕様を反転してグラフィックを作成したわけではない
ラビドリードッグは元々スポット参戦だがスタッフの主張により正式参戦が決定したという経緯もあり、
制作陣からの愛されっぷりが凄まじい。
そんな中、ターボカスタムにその座を奪われてひっそりとリストラされていたスコープドッグIIは泣いていい
また、原作どおりスコープドッグはキリコ以外のAT乗りやレッドショルダーも乗って敵としても登場する。
このレッドショルダーはよりにもよって雑魚としては高レベルの底力と サイズ差補正無視 のスキル持ちという、
一般兵らしからぬことをやらかしている。

余談だが、キリコの忘れようとしていた過去を呼び覚ます曲の通称「 レッドショルダーマーチ 」は、
元々イタリア映画の『二人の水兵と一人の将軍』で使用される「水兵の到着」という曲で版権上の問題があったのか、
スパロボでは「 戦騎達の行進 」というオリジナルのよく似た曲を作って代用している。
別の曲であるためか、地味にシナリオ中で話題に上る際は「レッドショルダーマーチ」名義となっている。
残念ながらこの曲はマップ専用曲なので戦闘BGMに使用できない。
「にせる」 同時再生するとこんな感じ

『再世篇』から翌年のDL専用タイトル『Operation Extend』にも登場。
固定式の小隊ともいえるグループ出撃システムが採用された今回では、キリコは最大3つものグループに所属する。
『第2次Z』ではスポット参戦やリーダー以外は召喚攻撃要員であったグレゴルー達RS時代の同僚や、
バーコフ分隊の面々とグループを組むことができ、それぞれ役割を分担しつつ使っていける。もちろん全機スコープドッグである。
またル・シャッコのベルゼルガとバニラの乗るATフライ(AT輸送用のヘリ)とのグループ編成も追加される。ちなみにこれでバニラの声が初収録。シゲさんのついでとか言うなよ
こちらではキリコの乗る各機は完全別機体扱いになったため、別個改造は必要になったがこの点では原作のイメージに近づいている。
あと同作のMAP兵器は某ヒドインであろうとも味方には絶対に当たらない仕様のため、これで無理矢理異能発動は不可能。
ちなみにどうもこの作品ではMS>ATという性能差らしく、一般兵が乗ったスコープドッグ3機がデスアーミー
一斉攻撃を行っても歯が立たなかったという場面がある。
まぁ、スパロボ補正が無ければ前述した様に強化歩兵に過ぎないATより決戦兵器であるMSの方が強いのは当然と言えば当然だが。
(そもそもスパロボで豆鉄砲の代名詞とされているガンダムの頭部バルカンでさえ口径60mm、
 コアファイターのバルカンでさえ40mmあるのに対し、スコープドッグの主砲(ヘビーマシンガン)は30mmしかない。
 ロックガンを使えば効くだろうが、MSに例えるならビームバズーカの中でも更にクソ重い代物に当たる)

『第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇』では『ビッグバトル』『赫奕たる異端』のシナリオを忠実に再現。
なお、『ラストレッドショルダー』『野望のルーツ』『ペールゼンファイルズ』が全てリストラになったので、
ターボカスタムが完全リストラを喰らった ついでにレッドショルダーカスタムもマーシィドッグもリストラされた
今回の素のスコープドッグとラウンドムーバー装備版はソリッドシューターを装備したモノになっており、パンチとソリッドシューターで戦い抜くスタイル。
なお、良く見るとこのスコープドッグは、地味に再世篇ではターボカスタムに出番を取られたスコープドッグIIである。
出番があった事を喜ぶべきなのか、「スコープドッグ」名義なので特に強化されているわけではないどころか、
初登場話でいきなり完全に破壊されて、即座にキリコがその辺にあった同じ色のスコープドッグに乗り換えるいつも通りの扱いを嘆くべきなのか…

『ビッグバトル』の最終シナリオではライトスコープドッグを、『赫奕たる異端』の最終シナリオではバーグラリードッグを換装形式で取得。
勿論換装するとガワが通常のスコープドッグ準拠になる。IIは犠牲になったのだ…
異能生存体の技能も健在だが、80機撃墜してエースボーナスを取得すると発動に必要な残HPの条件が少し緩くなって
残HP10%以下が30%以下に軽減される。
底力Lv9を最大限に生かすなら従来どおり手加減付きMAPWでいいが、
(空撃ちは出来なくなったが小隊内に反映されるのでやり易くはなった。しかも今作は移動後使用可能なユニットが結構多い)
命中率30%以下の攻撃で受けるダメージを50%にする育成技能「ハーフカット」の追加も相まって、
うっかり敵から被弾しても簡単に発動できるようになるので即効性が高まる。

『天獄篇』では『孤影再び』『幻影篇』が参戦、シナリオが再現された。

『X-Ω』ではついに外伝作品『機甲猟兵メロウリンク』と同時参戦。あれこれスパロボだよな
『サンライズ・ワールド・ウォー』以来にキリコとメロウが肩を並べて戦場を同じくすることとなった。

なお、スパロボでのキリコに共通する特徴として「熱血(1回だけダメージ倍加の精神コマンド)は覚えない」というのがある。
まあキリコのイメージ的には妥当であろうし、『第2次Z』では上位版の「魂」が使え、
『OE』でもグループを組めば他のメンバーから「熱血」を貰ってこられるので困るほどのことではない。バーコフ分隊だけは誰も覚えないが
ちなみに『第2時Z』の破界編ではグレゴルー、バイマン、ムーザが無条件で生き残って再世編でこれまた無条件で仲間になり、
『OE』に至ってはバーコフ部隊の面々までもが無条件で生存・加入する。
(しかもキリコもキリコで最終決戦時に異能生存体としての力を、仲間達全員と一緒に勝って生きて帰るために使おうと決意する
スパロボ補正と言えばそれまでだがZEXIS、Z-BLUE、コネクト・フォースの特異性を感じずにはいられないエピソードである。
しかし、そんなスパロボ補正を以てしてもフィアナの死を覆す事は出来なかった……
と思いきや『天獄編』にてワイズマンがキリコを従わせるため蘇生し復活案の定、従うつもりのないキリコに奪還され生還を果たす。

『フィギュアヘッズ』では中量級2footとしてスコープドッグ及びRSCが参戦。
また、コラボ武器として、ヘヴィマシンガンやソリッドシューターなどが再現されている。
特長は、なんといっても新要素の「ローラーダッシュ」で戦場を駆け抜けれることだろう。
「ローラーダッシュ」搭載の脚パーツ装備時はグレネードなどの特殊装備が使用不可になるが、
ダッシュがローラー移動に変化し、高速で移動できる。


+格ゲー的な余談
スコープドッグと直接は関係ないが、格ゲー含め創作作品に大きな影響を与えたのがベルゼルガと言うATに搭載された格闘兵器「パイルバンカー」である。
(前述の「スコープドッグの腕にターンピックを付けてパイルバンカー代わりにする」は後付け設定。そもそもピックが短い)
敵をパイル(杭)で串刺しにすると言う、無骨でありながら殺傷力が高そうな(と言うかエグイ)武器は人気を集め様々な作品に登場することになる。
この時代の剣闘士と言える(博打の対象でもある)「バトリング」には銃器(厳密には飛び道具)の使用が禁止されている「ブロウバトル」と言うレギュレーションがあり
(パイルバンカーやアームパンチ等も火薬を使ってはいるが格闘兵器扱いなのでOK)、
またコックピットを貫通してパイロットを殺傷する利便性から、この手の格闘兵器は多用される傾向にある。
なお銃器の使用が可能なバトリングは「リアルバトル」と言う。
(戦場の非情さを知るキリコに言わせればリアルからは程遠いそうだが。まぁ殺し合いをしていても所詮は「ルールの存在する競技」である)

実はボトムズ本編では脇役機体の珍しい武器扱いでしかなかったのだが、
小説『青の騎士ベルゼルガ物語』では主役機の必殺武器として存分にその威力を見せつけ、
OVA「機甲猟兵メロウリンク」では主役武器として生身の主人公が白兵戦でATを仕留める際に使用された。
(対ATライフルの先端に装着されているのだが、何故かライフル弾は効かないのが御約束。
 一応装甲が薄めの手足をライフルで破壊し、動けなくなったところで一番装甲が厚いコックピットを串刺しにすると言う設定)

なお本来英語で「杭打ち機」は「パイルドライバー」である。
おそらく地下貫通爆弾「バンカーバスター」から誤用したのと、同名のプロレス技があまりにも有名すぎるためだろう。
何故バスター(倒すもの)ではなくバンカー(地下格納庫)の方を採用したのか。

また格闘ゲームではパクリ上等オマージュの宝庫である『THE KING OF FIGHTERS』シリーズに当作品を元にしたキャラが多く見られる。
二つ名が主題歌の歌詞外伝作品の主人公(先述のケイン)のクローン主人公の乗機が名前の由来、
キリコを元ネタに作っていたら何故か鉄雄になってしまったキャラなど。


MUGENにおけるスコープドッグ

バルバトス氏による『第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇』のスプライトを使用したものが公開されている。
高性能な回避行動で攻撃をかわしつつ、隙を見て相手に攻撃を差し込んでいく。
特殊システムとしてはクリティカルと底力LV9、異能生存体を搭載。
クリティカルは一定確率で攻撃の威力が1.5倍になり、底力は体力が減ると攻撃力と防御力が上がる。
異能生存体は体力600以下で発動し、その間は攻撃力が2倍になりゲージと体力が自動回復、更に即死技以外では死ななくなる。
なお底力と異能生存体はスイッチで切り替えが可能。両方オンにするとエルクゥすら圧倒する。

デフォルトAIは搭載されていないが「AIなら自由に作って、公開してもいいよ」とのこと

2014年1月9日に、コルクボード氏の簡易AIが公開された。
射撃よりも避け移動で近づいて、アームパンチによるコンボを狙ってくる。

また新たにレッドショルダーカスタムも公開されている。
武装が追加され、細かい動きや演出がより洗練されたものになっている。
AIもデフォルトで搭載されている。

出場大会



*1
実際は第1話(敵も味方もスコープドッグ)以外は実質主人公専用機と化している(但し強い機体と言うわけではない)。
第1部前半のバトリング(決闘ショー)時の相手は多彩な機体。後半はワンマンアーミーなうえ敵はヘリやバイク。
第2部は「使い慣れている」と言う理由で選んだ味方より弱い旧式機(ロボット物に限らなければ結構ある設定)。
第3部は見た目は普通だがラスボスによりチューンナップされた高性能改造機。
第4部になると正真正銘の主人公専用機(ラビトリードッグ)が用意された。本編終了後には量産されたらしいが。
とはいえ個別の一機にこだわらず、壊れたら速攻で捨てて乗り換える辺り、主人公機としては異質の存在である。
キリコがスコープドッグを愛用するのは、乗り慣れているからという以上の理由はないのだ。
しかも途中で 敵側の量産機に乗り込んでスコープドッグと戦う というシーンも存在する。

なお本作より前でも主人公が(設定上は)量産機に乗っている作品として『超時空要塞マクロス』がある。
主人公の最後の機体も指揮官用と言うだけで一般兵用と大して変らない機体である(ただ、パーソナルカラーリングで画面上での差別化はされている)。
後のシリーズでは主人公(それぞれ別人)専用の最新鋭機目白押しだが。
途中で強化パーツを付けたが、別に主人公専用と言う訳でも無く一般兵用も同じパーツで強化されている。
尤も使い捨て低価格兵器のATとは違い、一般兵用でも劇中最強レベル(ただし敵の数に負ける)の高価格兵器だったが。
(裏設定では更に高性能な味方無人機(強いが目の前の敵を倒す以上の作戦行動がとれない)が画面外で暴れていた(早すぎて画面に入りきらない)とか何とか)

*2
生身でも対AT用火器類を使えばATに勝てる事は派生作品の『機甲猟兵メロウリンク』で証明済みである。
そもそも上述通りパワードスーツに近い扱いであるATの装甲はキリコが普段腰に下げている拳銃・アーマーマグナムで打ち抜けるほど薄い。
もっともアーマーマグナム自体、規格外と言っても良い化物拳銃ではあるが。

+アーマーマグナムについて
拳銃とは書いたが、口径17mm又は20mm(設定ブレ。なお0.357インチマグナムは9mmで、0.44インチマグナムでも11mmしかない)
装弾数3+1(無視する場合も)・重量7kgを誇る「対AT拳銃」とも呼ばれる巨大拳銃である。
……まあ常識的に考えれば、そんなものを撃ったらよほどの超人でもない限り肩を痛める事はすぐに理解できるだろう。
事実、ボトムズの世界でも生産は既に終了しており、一部のボトムズ乗りやバトリング選手が半ばはったりとして持ち歩く程度である。
なお、前述の「ATの装甲を撃ち抜ける」というのも少々誇張が入っており、正確には「装甲の薄い部分なら打ち抜ける」といった程度。
(だからこそ機甲猟兵メロウリンクは対ATライフルに加え、トドメ用の武器として歩兵用パイルバンカーを装備している)
それでも十分とんでもない威力ではあるのだが。

なお現実世界でも敵戦車に自分の戦車を破壊された戦車兵の最後の武器として対戦車拳銃
(カンプ・ピストル、ないしその改良型のシュツルム・ピストル。
 『パンプキン・シザース』に登場する「ドアノッカー」のモデルといえば解る人には解るだろう)
が開発されたことが(一応は)ある。

……あるのだが、これは正確には信号拳銃を改良した拳銃サイズの擲弾発射器(言い換えれば超小型のバズーカ砲)で、
「装甲車両の装甲を撃ち抜ける銃弾を撃てる拳銃」は(少なくとも、実用的なものは)存在しない。
(なお上記ドアノッカーは(漫画作品だけあって)装甲を撃ち抜いている。
 尤も作中の戦車の性能が第一次世界大戦レベルなうえ、薬物や催眠術が施された強化人間が「保身無き零距離射撃」をしてやっと効果がある代物だが。
 まぁアーマードトルーパーも装甲は薄いのだが(ただし機動性は圧倒的に上))

ちなみに『第2次Z破界篇』では例のスーパー生身大戦の際にキリコが これを使って兵員輸送機を撃ち落とし、敵をドン引きさせた
な…ハンドガンで撃ち落とされた!
「いい銃だな」

「バハウザーM571…アーマーマグナムだ」


ただし、基本的に生身でATに立ち向かうのは無謀に等しく、生身でATに立ち向かわなければならない機甲猟兵は懲罰部隊と同義。
具体的に言えば「歴戦の機甲猟兵が罠を仕掛けての不意打ちで、ようやく1機倒せるかどうか」というレベルである。
(自らが生き残る為にも、味方の死体を使って罠を作る事さえ厭わない事から「最低野郎以下の蛭野郎」との仇名まで付いている)
そもそも生身では1発かすっただけで(衝撃波だけで)致命傷になりかねない武器を装備し、
人間を轢き殺せる巡航速度40km/hを出しながらも人間並みの小回りが利くATに対し
関節を狙うか至近距離(避弾経始を考えると角度も重要)で命中させるかでやっと効果があるというレベルの武器である。
バトリング仕様とはいえ民間ATで相手が油断しているなら、何とか行動不能に追い込めなくもないようではあるが、
こっちはこっちでやらかしたのが覚醒前とはいえ旧劣等種なのであくまでも参考資料であろう。

猛攻を仕掛けてくる三機のAT(しかも搭乗者はネクスタントと呼ばれる強化人間であり、キリコすら圧倒する能力を持つ)を、
真正面からの銃撃で次々と仕留めていくキリコの所業は、やはり異能の為せるものと言わざるを得ない。

*3
これにはボトムズを制作したサンライズが1994年に100%バンダイの子会社化したことで当時のタカラ上層部が危機感を持ち、
タカラがスポンサーだったサンライズ作品を奪われないために『ブレイブサーガ』(1998年)に出させた、といった事情もあるという。
(詳しくは こちら を見てもらえれば早い)

まぁ『メロウリンク』の時点で怪しかったんだけどね!(1993年の外伝漫画はバンダイのサイバーコミックス掲載)
結局『ペールゼンファイル』(2007年)はバンダイビジュアル作品になっている(バンダイからプラモも発売された)。

一応その後もタカラから「ミクロマン キリコ・キュービー」や、ミクロマンを乗せて遊べるスコープドッグ等が2005年に発売され、
2016年にはラジコン(正確には赤外線コン)『ガガンガン』の「スコープドックモデル」が発売されているので、縁が切れた訳でも無いようだが…。



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