フランク・アーチャー

   

「フハハハハハ!なんという力だ!
 エドワード・エルリックが機械鎧を着けているのも当然だな。これは楽しい!」

プロフィール

アメストリス国軍所属
階級:中佐(後に大佐)
CV: 速水奨

『鋼の錬金術師』(2003年度版)に登場する、アニメオリジナルキャラクター。原作及び2009~2010年度版の『FULLMETAL ALCHEMIST』には登場しない。
色白、黒髪、オールバックのデスク派軍人。
暗殺されたマース・ヒューズ中佐の後任としてアニメ中盤から登場する。
元は軍法会議所勤務で実戦経験に乏しく、戦闘能力も指揮能力も高いとは言い難いが、それとは不釣り合いな上昇志向を持っており、
ロイ・マスタング大佐をライバル視するなどの面があった。
そのためか手段を選ばない性格をしており、禁忌を冒して罪に問われていたタッカーや、
快楽殺人者で死刑囚だったキンブリーを手駒に引き込み、軍での貢献に勤めている。
そうした忠勤の甲斐あってか度々作戦指揮を任されていたが、リオール突入の際、スカーの罠にかかって左半身を失う。アチャー

これにて退場かと思われたが、物語終盤で左半身を機関銃付きの機械鎧(オートメイル)で補って再登場。
大総統に反旗を翻したマスタング大佐(主人公サイド)の敵として立ちはだかる。
再登場したアーチャーは機関銃の威力にハイテンションになっているのか、はたまた左半分の頭を失っているせいか、
脳がはちきれそうちぐはぐな言動が目立つようになっており、その高揚の中でページ冒頭のセリフを放つ。
家族を取り戻そうとした代償として、機械鎧を着けざるを得なくなったエドに対する冒涜にも等しいセリフだったが、
ヘタレの戦争狂が戦闘狂になった瞬間でもあった。
最終話、大総統との戦いに勝利し疲弊したマスタング大佐を奇襲・銃撃し、左目を奪うが、居合わせたリザ・ホークアイ中尉に背後から撃たれて死亡した。

そのヘタレ具合や、終盤でのハジケっぷりにカルト的な人気のあるキャラクターである。
要するにネタキャラ扱いなのだが、原作でキング・ブラッドレイ大総統がスイカ持参で行ったイズミ・カーティスへの訪問や、
デビルズネスト壊滅作戦の前線指揮など、大総統が行うにはやや軽い行動を消すかのような役割を演じ、
倫理を無視して昇進と戦争に邁進し、左半身を生きたまま失うという大変グロいシーンが用意されたりするなど、
作品の雰囲気を原作よりも重く、暗いものにする役割を担っていたと思われる。

原作者描き下ろしのDVD特典の4コマでは、アームストロング少佐を始めとする筋肉キャラの面々に半ばボディビルを強要されて涙目になる場面が描かれた。

ちなみに、アーチャーを演じた速水氏は演じる内にそのキャラを気に入ったが、
当初アーチャーがアニメオリジナルキャラだという事を知らなかったらしく、
原作に出てこない事を知ってガッカリしたそうな。
後に速水氏は原作番外編のあるキャラクターを演じている。


MUGENにおけるフランク・アーチャー

アニメが放送されてから10年目になる2013年。
レイ氏によるゲーニッツ改変ドットのアーチャーが公開された。
システム的には「劣化ギルティギア」との事。
『鋼の錬金術師』という作品からの出身者としては、初のまともな格ゲーができるMUGENキャラである。
10年前、一体誰がこのような事態を予想したであろうか。
しかし、上記の理由から知名度は低く、ゲーニッツの改変という事でAKOFのキャラと勘違いされたり、オリキャラ扱いされた事もある。

AIは未搭載だが、沼の爪氏による外部AIパッチが公開されている。
沼の爪氏がAIパッチを作るのも当然だな。これは楽しい!
この他に、カサイ氏製作の専用ステージ「ハイドウ村」も公開されている。
プレイヤー操作


「北とも西とも南とも戦争の準備は出来ている。大陸は統一の時代を迎えるのだ!」

出場大会

プレイヤー操作

アルで昇華(part203)


最終更新:2022年11月30日 15:51