エーテルデビル

チュンソフトから発売されている『不思議のダンジョン』シリーズの1つである『風来のシレン』シリーズに登場するモンスター。
通常は透明状態で画面に映らない。居場所が分からないと一方的に攻撃される事になる。
目薬草を飲む、あかりの巻物を読むなどの行動で姿が見えるようになる。
通路なら進める方向は2つしかなく戦いやすい。
それ以外に魔法攻撃を反射する(作品によっては吸収)する能力があり、何も無い所から杖の魔法が跳ね返ってくるなんて事もしばしば。
実は「泥棒」状態を「無効化」する特性もあり、そのバグ(というか仕様)を活かした裏技が存在する。

『風来のシレン』においてはノーレベルアップモンスターであり、攻撃力も低めなため単に絡まれるとウザい程度のモンスターだった。
が、『風来のシレンGB2』にてLv2の「ホルムデーモン」、Lv3の「メチルサタン」が登場すると評価は一変。
特にメチルサタンは透明状態で2倍速にランダム移動し杖の効果は乱反射し攻撃力も高いという強さで、盾の強化が不十分だと非常に危険な敵へと変貌した。

…が、それでも飽き足らなかったのか、
『風来のシレン外伝 女剣士アスカ見参!』にてLv2の「ミラージュデビル」、Lv3の「ファントムデビル」、Lv4の「アストラルデビル」が登場。
Lv2で2倍速、Lv3で 3倍速 、Lv4に至っては 透明3倍速壁抜けランダム移動高火力 とかいうトチ狂った強さになる。当然杖も無効。
知らない内に2~3体に取り囲まれていたという事もザラにあり、1ターンでも対処を間違えるとあっと言う間に死が見える。
出現範囲もダンジョン深層において断続的に現れる為、盾の強化が難しい持ち込み不可ダンジョンでは対策アイテムを常に確保するのも一苦労となる。
手っ取り早い対策は盾に識印を合成して居場所を確認する事だが、攻撃を受けて初めて発動するため根本的な対策とも言い難い。
裏白蛇深層でアークドラゴンや黄金マムルの猛攻を凌いで一息付こうとした所にズドン、などもよくある話である。
『DS』にも『アスカ』の上位モンスターが出るが、名前と攻撃力など以外はエーテルデビルと同じである。
上位モンスターの名前からも分かるように、『GB2』では有機化合物のエーテル、『アスカ』では霊体を表すエーテル体であるようだ。
ただし、『DS2』ではアストラルデビルがメチルサタンの上位になっている。

この他、『風来のシレンGB』では「エーテルもどき」なるモンスターが登場。
見た目はエーテルデビルだが、透明ではないし杖の反射や無効化もしない、ただランダム移動するだけのモンスターである。
恐らく初代ゲームボーイではエーテルデビルの仕様を表現出来なかったのだろう。その代わり攻撃力はエーテルデビルより高い。
実際に移植版ではエーテルデビルに置き換えられている。

なお、2010年に発売されたゲーム『ダンガンロンパ』に登場するモノクマと配色(目の色も含む)が酷似しているが、
この時点ではまだチュンソフトとスパイクは合併していない(2012年から)ため、関連性は薄いと思われる。

他のローグライクゲームにも「姿が見えない」敵は存在しており、
『トルネコの大冒険2』ではドラクエ原作敵の「シャドウ」や「あやしいかげ」が該当し、
特に後者による「同フロアに出てくる「ばくだんいわ」の自爆でHPを1にされた所にトドメを刺される」
という悲劇に泣かされたプレイヤーも多いとか。


MUGENにおけるエーテルデビル

一條氏が製作。氏曰くネタキャラらしい。
画像が大小のポトレしかなく、姿は全く見えない。恐らく一種の原作再現だろう。
魔法(飛び道具)は反射ではなく無効化になっている模様。
AIは搭載されていない。

出場大会

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最終更新:2020年08月03日 09:17
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