甲鱗のワーム


氷河期のあいだに繁栄を極めたこのワームは、キイェルドーのありとあらゆる人々にとって恐怖の的だった。
その巨体と狂暴な性格が呼び起こした悪夢は数知れない―――甲鱗のワームはまさに、氷河期の災厄の象徴だった。

― 「キイェルドー:氷の文明」

トレーディングカードゲーム「マジック:ザ・ギャザリング」のクリーチャー(生物)。
一番レア度の低いコモンカードに分類される8マナ(緑+7)のカード。
ワームと言ってもアースワーム(ミミズ)の仲間とかではなく、「翼や手足がない」という特徴を持つドラゴンの一種である。
(ただしドラゴンと言っても知能が低い事が多い)
当然宇宙からの侵略者でもない。
通称「バニラ」と呼ばれる、「特殊能力を持たない」クリーチャーながらパワー(攻撃力)が7、タフネス(耐久性)が6と言う「大きさこそ正義」なカード(普通の熊で2/2)。
そのありえない強さからファンから「 甲鱗様 」と崇められている。

+ 甲鱗様の強さの秘密


MUGENにおける甲鱗様

MUGEN入り自体は特に関係のないはずの人のストライカーとして果たしていたが、
黒クマネズミを制作したワーキペレウ氏により単体のキャラが作られるに至った。
原作のカードの画像(カードに描かれている画像ではなくカードそのものの画像)をそのまま使用した一枚絵によるキャラ。
原作のルールを格ゲーに当てはめて再現しているため、かなり特殊な仕様のキャラとなっている。

LIFEが通常(1000)の20分の6、つまりは 300 しかない。
これは甲鱗様以外のキャラをプレイヤー(ライフが20)、甲鱗様をクリーチャー・カード(甲鱗様のライフが6)として扱っているため。
ただし、ダウン状態から復帰するとターンが終了したという扱いになってダメージがリセットされ、 LIFEが全回復する。
甲鱗様を倒すにはダウンさせず一気にダメージを与える必要がある。

攻撃手段はAボタンの「タップして攻撃」と後述する呪文「ハリケーン」のみ。
タップは原作における攻撃に当たり、甲鱗様のバワー分のダメージを与える。
甲鱗様のバワーは7なので、MUGEN換算で 350 のダメージ。並のキャラなら3発で死ぬ。
攻撃後は強制的にダウンするため、前述のターン終了扱いとなる。

パワーゲージ(原作におけるアンタップ=ゲージ)を消費して呪文を発動、甲鱗様を援護することができる。
パワーゲージはターン終了時及び2ラウンド以降のラウンド開始時に全快するが、コンフィグでOFFにすることも可能。
呪文の効果は以下の通り。

  • 巨大化/Giant Growth
    パワーとライフを3ずつ上げる。
  • Fanatical Fever
    パワーを3上げ、トランプル(タップがガード不可になる)を得る。
  • Touch of Vitae
    Cボタンで発動。移動速度が上がり、次のターン開始時にゲージが1増える。
  • 再生/Regeneration
    甲鱗様が死亡した際に再生する。
  • Thermokarst
    土地(相手のゲージ)を1つ破壊する。
  • ハリケーン/Hurricane
    空中にいるキャラにダメージを与える。パートナーであっても喰らうが原作再現である。
    (陸戦ガチンコ大好きな緑は飛行クリーチャーなぞ使わないと言うメッセージである。極楽鳥ェ…

呪文は甲鱗様の向いている方向の後ろから飛び道具として飛んでくるが、攻撃を受けると効果が打ち消される。
また、再生を除く補助呪文の効果はターン終了時に消えてしまう。
再生のみターン終了後も消えないが、画面端に出現するカードに攻撃が当たると効果が失われる。
(原作で言うと「エンチャント破壊」)

AIはデフォルトで搭載されており、呪文を積極的に発動してくる。
LIFE回復の仕様から、狂キャラに勝つ事もあれば強キャラに負けることもある

紹介動画


出場大会



*1
甲鱗様が初登場した『アイスエイジ』の日本でのプレリリーストーナメント(発売記念大会)での
シールド戦(未開封(sealed)の新品パックをその場で開封して即興でデッキを作る)の際、
ジャッジはプレイヤー卓を飛び回ってカードを見せてもらいながら、その場でカードリストを制作したんだそうな。
なお当時は日本語版は存在せずアメリカ直輸入品をそのまま使っていた為「和訳した際のリストがあるだろ」と言うツッコミは受け付けません。

まぁその後に日本語版(ただしアイスエイジではない)が出だら出たで面白誤訳が多かったりもしたのだが。
  • 「I am light. I am Dark.(私は光、私は闇)」→「私は軽いけれど、私は暗い」。
    堕天使の台詞がえらく軽くなってしまった。
  • 「Mind Ripper」→「精神ドリッパー」。
    「精神を切り裂く者」が「精神を滴らせる者:Mind Dripper」に。「D」が一文字増えてませんか?



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