ブラックラビ


『何か、いる!』

スクウェアソフト(現スクウェア・エニックス)が1995年に発売したSFC用アクションRPG『聖剣伝説3』に登場する隠しボス
3種類あるメインシナリオの内デュランアンジェラを主人公にした時に行けるドラゴンズホール内の特定のフロアに出現する。
正確には他のキャラで行けるミラージュパレスダークキャッスルにも存在するのだが、
出現エリアそのものが削られたり、到達不能だったりで結局戦えるのはドラゴンズホールのみとなっている。
当時一部の攻略本では「それぞれのダンジョンのどこかで出現する」というヒントのみが仄めかされており、
出現しないドラゴンズホール以外のダンジョンを探し回ったプレイヤーも数多くいたのだとか。

ゲーム中での性能

見た目は最弱ザコモンスターのラビを黒くしただけだが、その強さはラスボス以上。
HPの値はSFCの限界値ギリギリの65500を有し、殆どの属性に対して半減、無効、吸収、反射等の耐性を持つ鉄壁ぶり。
開始直後に問答無用で闇属性の魔法「ダークフォース」を使ってくる上に、
こちらのLv2以上の必殺技、魔法に対して強力な魔法で反撃してくる。
更に、反撃と同時に強力なモンスターのLv99グレートデーモンを召喚してくる事もある。
また、「ヘルサザンクロス」などシナリオ中のボスである神獣達の専用技も使いこなす。
HPが半分を下回ると、恐怖の六連続魔法を放ってくる。
六連続魔法の内「ブラックレイン」「イビルゲート」「ダークフォース」は自分自身の陣営に向かって放つのだが、
非情にタチの悪い事にブラックラビもグレートデーモンも闇属性の魔法を吸収してしまう。
このため六連続魔法が終わった際にブラックラビの体力が半分を上回ってしまった場合、
体力を減らす事で再度六連続魔法を放ってくるようになってしまう。
この六連続魔法のループをいかにして抜けるかがブラックラビ撃破の鍵となる。
更に体力が4分の1を切ると、最強魔法である「エインシャント」を放ってくる。

上記の通り魔法、必殺技では反撃を受けるため必然的に通常攻撃中心の戦法を取る必要がある。
そのためパーティーには攻撃力の高いデュラン、ケヴィン
パラメーターアップ魔法を使える光属性のリース等がいると比較的楽に戦える。
また、敵に掛けられたダークセイバーを解除するための星屑のハーブ
「フラッシュ」「ボディチェンジ」を掛けられた際のチビッコ、モーグリ化を解除するためのちびっ子ハンマー、
ブラックラビの闇属性吸収を無効化させるスペクターの瞳は是非とも持っておきたい。
倒すとアイテム「モーグリバッジ」を落とすことがある。

実は、カンスト近いHPを持ち闇属性で回復するので、開幕で闇属性攻撃を当ててHPをオーバーフローさせると数発殴るだけで殺せるHPになる。

リメイク版となる『聖剣伝説3 TRIALS of MANA』(通称「ToM」)でも戦う事が可能。
今作ではデュラン&アンジェラルート以外でも戦えるようになっている。無論、上記のオーバーフローバグはなくなっている。
新たに即死レベルの攻撃力を持つ「でかでか」、地上全体を薙ぎ払う「アイビーム」、
5本の光の柱が降り注ぐ「セイントビーム」、石化状態で全滅の可能性が高い「ストーンクラウド」などを習得。
そして最強魔法「エインシャント」詠唱中は一時的かつ低耐久とはいえ3体のブラックラビを相手にする状態に。無論容赦なく「でかでか」も使ってくる。
ただしオリジナル版の脅威だったカウンターと六連続魔法はなくなったため、比較的有情になったと言える。それでも十分に強いが
今作では撃破するとモーグリバッジに加えてリンクアビリティの「漆黒の力」を手に入れる事が可能で、
装備すると戦闘中MP消費が0になり、魔法や特技が使い放題になる。
ちなみにオリジナル版では雑魚敵と同じく撃破エフェクトが出るが、リメイク版では倒れた後に何事も無く何処かへと去っていく。
まだ本気を出していないと言う事なのだろうか…?自身のレベルも83と微妙…なのだが、これは『闇』に因んでいる可能性もある

その他の作品での活躍

『聖剣伝説3』の19年前を舞台としたゲーム『聖剣伝説 HEROES of MANA』にも隠しボスとして登場している。
やはり高いHP、強力な攻撃、耐性などを持つ。

『聖剣伝説 LEGEND OF MANA』では、電源を入れてディスクを読み込み時に跳ねてくるラビの大群の中にひっそり混ざっている。


MUGENにおけるブラックラビ

アフロン氏が製作したものが存在する。
ただし、ドット絵は『聖剣伝説 HEROES of MANA』のものが使われている。
各魔法のエフェクトは原作のものではなく『KOFXIII』のものが多く使われている為、容量が大きい。
使用する魔法、条件は殆どが原作と同じだが、一部魔法はゲージを消費する事で任意に発動できるようになっている。

AIは搭載されてないが、元々の性能が高いためそこそこ戦える。
2013年12月27日に語るスレ用小物ロダで作者不明のAIが公開された。
参考動画


出場大会



最終更新:2022年07月26日 11:00