マグマ


1962年公開の東宝映画『妖星ゴラス』に登場した怪獣
マグママン赤犬や『仮面ライダービルド』の2号ライダーから迸る奴とは関係無い。
いや所謂自然現象がMUGEN入りしないとは限らないマーベルやDCにもマグマという名のキャラがいるので……

別名「南極怪獣」。体長50m、体重2万5000t。
外見はまるでセイウチかアザラシを思わせるが、設定上はれっきとした爬虫類とされている。

劇中では、地球に衝突する『妖星ゴラス』を回避するため地球を動かそうと南極に設置してあったジェットパイプ基地の熱で目が覚め、
基地の一部を破壊したが、その後国連VTOL機のレーザーで葬り去られる。
……これで出番は以上。時間にしても5分あるかないか。視聴者から見ても唐突な出現、そして死んだかどうかよく分からない演出。
更に海外公開版ではマグマの登場シーン自体カットされている。
そもそも「人類の知恵と科学で未曾有の災害を乗り切る」と言う
SFスペクタクル映画(見せ場はゴラスによって起きた大災害のシーンと地球が動き出すシーン)だったのに対し
東宝の上層部がクランク・アップ直前になって「せっかくの円谷特撮だから怪獣を出してほしい」との要求したのが原因であり、
案の定取って付けたような要らないシーンとなってしまい、ファンからの評判もよろしくない。

その後『怪獣総進撃』にも登場する予定だったらしいが弱すぎたからか没となった。
スーツ自体は微改造されて『ウルトラQ』のトドラとして再利用されている。

他にマグマ自身は出てこないが、1997~98年放送の特撮人形劇『ゴジラアイランド』では、
主題歌「ゴジラのテーマ ~The Theme of GODZILLA~」で「(ゴジラのパンチは)マグマも砕けるぞ」と歌われていた。
ただ、特にゴジラと絡みの無いこいつのことなのか、溶岩の意味なのかややはっきりしない
(「溶岩」の意味だと液体を砕ける意味になるのでより変だが)。
間違いなく怪獣の方であると言い切れるものでは、同曲の歌詞後半に怪獣名列挙があるが、これの2番の2番目にマグマの名前が出てくる。

+ 小説での活躍
アニメ映画の前日譚として書かれた小説『GODZILLA 怪獣黙示録』では僅かながら登場。
本作では朝鮮半島に出没し、まず北朝鮮を壊滅させた後、韓国・ソウルに向かって進撃。
結果、合衆国が在韓邦人の保護を理由に、戦術核の使用を決断するという事態を招いてしまった。

(以上、Wikipediaより一部抜粋・改変)

+ 妖星ゴラスについて
マグマ本人は中々再登場の機会は無いものの「妖星ゴラス」の名は後年の『ゴジラ FINAL WARS』にて、地球に接近する天体として再登場している。
その正体はモンスターXが地球に飛来する為の隠れ蓑だったので、地球が動いただけで避ける事が出来た本物のゴラスとは別物であろう。
それ以前に旧ゴラスは地球の2/3ほどの直径を持つうえ質量は地球の6000倍という、
黒色矮星(ブラックホールの成り損ないの事。成り損ないとは言え、その高重力は地球の近くを通っただけで大災害を巻き起こした)なのに対し、
新ゴラスはモンスターX(身長120m)と大して変らないサイズである。

また『ウルトラマンA』第7話「怪獣超獣宇宙人」、第8話「太陽の命 エースの命」に「妖星ゴラン」という名前の星が登場する。
その名前や地球に衝突しかけるという事からも「妖星ゴラス」のオマージュだと思われる。
まぁゴランは(ウルトラ世界の技術とは言え)大型ミサイルで粉砕できる程度の規模でしかないが
(黒色矮星を粉砕するには地球どころか太陽を吹き飛ばす威力があっても足りない)。


四次元怪獣トドラ

後述のようにMUGENキャラのトドラもこのページで扱うため、トドラについてもここで述べる。

『ウルトラQ』に登場した怪獣。
別名「四次元怪獣」。体長30m、体重2万5000t。
アザラシのような外見をしており、2本の巨大なキバを持つ。
零戦の残骸など、様々なものが散乱する、霧で覆われた四次元空間の中に住み、迷い込んだものを次々と襲う。
四次元空間に迷い込んだ超音速旅客機・206便と乗客に襲い掛かったが、
万城目の操縦で離陸を始めた206便からの噴射圧によって吹き飛ばされた。

中城健氏のコミカライズ版『ウルトラQ』では映像作品以上に「異次元空間のヌシ」とも言える描かれ方がされ、
原作では異次元空間で事故死した凶悪犯も、こちらではトドラに襲われて死亡する流れになっている。
また206便の噴射圧で吹き飛ばされた後トドラがどうなったかは映像作品では未描写だったが、
漫画の方ではその際に身体を焼かれ、致命傷を負って崩れ落ちるコマが明確に描かれている。

(以上、Wikipediaより一部抜粋・改変)


MUGENにおけるマグマ


カーベィ氏によるマグマが存在。氏のサイトで公開されている。
スプライトは『ゴジラ トレーディングバトル』のものを使用している。
他にもマグマのスプライトを改変したトドラが同じくカーベィ氏により製作されている。

+ マグマ
  • マグマ
東宝のマイナー怪獣の中でも劇中何もしていないとのことなので、技を考えるのが大変だったらしい。
基本的にはセイウチらしい攻撃をする。
当初必殺技は「国連VTOL機」しか搭載されていなかったが、2014年2月4日に「マグマアタック」と「妖星ゴラス」が追加されて完成となった。
「マグマアタック」はかなりジャンプして着地の時にダメージを与える技で、範囲も広く完全に無敵なので使い勝手がいい。
「妖星ゴラス」は劇中の大災害のシーンを再現しており地震や津波が発生する。

2014年5月1日の更新で「妖星ゴラス」が超必殺技の方に移動し、新たに「妖星ゴラス?」という技が追加された。
「妖星ゴラス?」は頭上に妖星ゴラスを出し、それがモンスターXに変化して攻撃するという技である。

2018年9月4日に更新が行われ、技構成が大きく変化した。具体的には「マグマアタック」は相手に突進する技になったり、
『妖星ゴラス』関連の技は削除されている。またエフェクトが追加されたことにより見栄えが良くなった。

+ トドラ
  • トドラ
当初はマグマに同梱される形で公開されていたが、現在はマグマとは独立したキャラとして公開されている。
マグマのスプライトを白黒にしてひげと腹の模様を追加している。
通常技はマグマと同じであるが、強制的に背景を黒くし、白い霧の足元にただよう四次元空間にステージを変更する。
この四次元空間はカラーによって性能が変わり、1~3Pでは単なる背景の一部でしかないが、4~6Pでは四次元空間にランダムで落とし穴が発生し、
踏んだ場合には原作の強盗のように穴にボッシュートされてしまう。
まあその後はダメージを受けて上から降ってくるので即死はしないのだが、AIやプレイヤー操作で対応するのは困難だろう。
7P以降のカラーでは四次元空間そのものが無くなっている。動画に使用するときにはこれらのカラーを使う方がいいかもしれない。

2014年2月12日の更新で完成版となり、必殺技が追加された。
国連VTOL機の代わりに206便を飛ばしてぶつけてくる。
四次元繋がりから『ウルトラマン80』に登場した四次元ロボ獣メカギラスを召喚する。
こやつの体当たりを食らうと多段ヒットする上に動きもゆっくりしており、割と長時間持続するのでアーマー殺し技としても実に優秀。

2018年9月4日の更新ではメカギラスを召喚する技が削除され、四次元空間の仕様が前述のようになった。
また、エフェクトが追加されたことにより見栄えも良くなった。

出場大会

【トドラ】
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最終更新:2023年05月20日 14:44