理論上最強(笑)

ヴァンパイアセイヴァー』において、最強キャラとされるザベル・ザロックの、MUGENでのかつての通り名。

元々原作のザベルは、その膨大なポテンシャルを活かしきるのが(闘劇クラスの第一線級ザベル使いでさえ)非常に難しいため、「理論上最強」と呼ばれる。
対戦環境が極限まで煮詰まった状況下では、突出した一強になると目されるのだが、未だにその境地を見た者がいないのである。

それを受けて、AIによって動きを作り込めるMUGENにおいては「まさに最強の活躍ができる」と期待されていた。
だが、実際のMUGENの彼はデフォでは強AIを搭載していなかったため、
まともに活躍できず「最強」どころか「理論上最強」にすら届かないとして理論上最強(笑)という屈辱的なあだ名を付けられてしまった。

そんな彼にも、ついにキミーニョ氏によって待望のAIが公開された。

…ところが氏のYahoo!ブリーフケースアカウントが消滅し、入手は不可能に。
ザベル、貴方は今泣いて良い
その後、おまけの人氏製作のAIも公開された(こちらはエアダンクバグが改善)ので少なくとも「(笑)」は抜けています。
もう理論上最強(笑)なんて呼ばせない!

ザベルというキャラの性能は“高すぎる”ため、プレイヤーがその性能を使い切れず持て余してしまいます。
大会などで結果を出している現在の上級プレイヤーですらザベルの全ての性能を引き出しているわけではなく、
ザベルの性能の一部を特化させ結果を出しています。
それほどまでにザベルを使うのは難しく、プレイヤーに負担をかけるテクニックが多く、
全てを使いこなすのは不可能といわれているキャラ、それがザベルです。

(以上、『ヴァンパイアセイヴァー』の総合サイトより転載)

参考動画(これでもザベルを完全に使いこなしているわけではない)

似たような難キャラにザッパ上月澪ユダ中西姉妹
キム・ドンファン河城にとり伊達政宗(クソル氏談)などが存在する。
いずれのキャラも理論上の最善手を打つためには、複雑なモードチェンジや多彩な動作を持つSTなどを状況に応じて的確に使い分ける判断力、
そして膨大な知識と実戦経験がプレイヤーに要求される。

逆に操作は楽だが強AIを作るのが大変」といったキャラもMUGENには存在する。
例として挙げるとスペランカーひろしウルトラマグナスなど、一部のかみキャラ達。
彼らはポテンシャル自体は結構強いのだが、一回攻撃を食らうと死ぬという仕様上、どうしても完全回避を要求される。
つまり、裏を返すと「AIには難しいこいつらを操れることこそ、人が持つ理論上最強の可能性」なのかもしれない……。


最終更新:2022年09月15日 09:06