自来也





「筑波山の 鳥や 動物も カエルたちも

 みんな マサカドのやつに 消されっちまうのか?」

「秋に実をつける リンゴの木や 栗の木も 菜の花も

 みんな燃やされっちまうのか!!」


「そんなやつ ゆるしておけねえなあ!!」

ハドソンの人気RPG『天外魔境』シリーズの登場人物。読みは「ジライア」。漢字を見るとジライヤっぽいけどジライアが正しい。
これは英字表記した際の字面の見栄えを優先した結果らしい。

名前の元ネタは『自来也説話』の主人公「自来也」(児雷也とも。なお世界忍者戦の方は「磁雷矢」)。
印を結んで巨大ガマガエルを召喚する忍者の元祖であり、『真田十勇士』と並ぶファンタジー忍者の先駆けである。
『忍者戦隊カクレンジャー』のニンジャブラック・ジライヤ(なおカクレンジャー5人の内3人が真田十勇士で1人が姫)や、
NARUTO』の「伝説の三忍』の一人である自来也など、
猿飛佐助」「」「風魔小太郎」程ではないとはいえ、創作における忍者の代名詞的な扱いを受けている。
また『天外魔境』『NARUTO』共に大蛇丸綱手が居るのも、やはり説話が元ネタだからである(ただし説話の綱手は児雷也の妻、大蛇丸は敵)。
他にも『忍者じゃじゃ丸くん』の、巨大蛙(手描きドットのチルノが呼びだす蛙の元ネタ)を召喚して全ての敵を食べてしまう「ガマパックンの術」や、
『ポケットファイター』のいぶきを吹く巨大ガマガエルを召喚する等、影響を受けているキャラクターは少なくない。
当然、ニンジャブラックの個人メカもガマガエルがモチーフである他、『手裏剣戦隊ニンニンジャー』には「ガマガマ銃」と言う武器が登場している。


1989年の一作目『天外魔境 ZIRIA』の主人公。
火の一族の末裔で、ガマ族の勇者。
筑波山のガマ仙人の下で修業を積んでいたが、大門教の侵攻により旅立ち、同じ火の一族の末裔のツナデオロチ丸と共に大門教と戦う。
声は全シリーズ共通で 岩田光央 氏が声を当てているが、『天外魔境 ZIRIA』ではオープニングでしか喋っていない。
あとはジライアに化けた狸の台詞ぐらいのもの。
タイトル画面で放置すると流れるデモムービーでも喋るが、存在自体知らなかったという人も多い。

なお、リメイク版の『天外魔境 ZIRIA ~遥かなるジパング~』では全編通して喋っている。

OVA『天外魔境 自来也おぼろ変』のテーマソングは自来也のキャラソンとして岩田氏が歌っているが正直微妙

盗賊かつ忍者の癖に派手好きで、OVAや『真伝』EDでは盗みに入った屋敷で盛大に花火を上げ、自分の名前をでかでかと掲げて得意げにしていた。
そのせいか、同じく派手好き・目立ちたがり屋のカブキ団十郎とは反りが合わず、『風雲カブキ伝』では出会うなり言い争っていた。
しかし『3』の特典ドラマCDでは設定を忘れられたのか、カブキとは初対面で彼を尊敬している。

ゲーム中では時期が近い同じ3人組PTの主人公とは違い、武器攻撃も術も使いこなせる器用万能タイプ。
通常攻撃力はツナデに譲りがちだが、終盤はとんでもない攻撃力の武器が手に入るのでぶっちぎりの最強火力を発揮できる。
特技は「盗む」。ただし最初は使用できず、兄弟子の大泥棒・雲切の親分から教えて貰うことになる。
ちなみに雲切の親分は他にも後々敵の技の力(MP)を盗む術の巻物をくれたり、
行く先々で雲切の里という中継基地的な村を設置して配下に情報収集させていたりと手厚い援助をしてくれる。
さらに各地にいるとの勝負に勝つことで彼らの必殺剣を覚えられるが、通常攻撃時にたまに出るもので任意に使えるわけではない。
出たらラッキーというか、そんな感じ。
中には発動さえすればラスボス含め、いかなる敵も一撃で葬り去る文字通りの必殺もある。
『遥かなるジパング』ではいずれも任意で使用可能なダメージを与える技になった。

1995年発売の対戦格闘ゲーム『天外魔境 真伝』でのプレイヤーキャラクターの一人でもある。
ラスボスはルシフェラーなのに、何故かカーソルの初期位置は『II』の主人公である卍丸
とはいえ、2Pの初期位置はジライアなので一応面目は保っている。……デモムービーではその他大勢キャラ扱いだけど。


天外魔境真伝における自来也




  • 空中ガードが万能なゲームシステムにおいて、
    唯一それを狩ることができる空中投げを持っている。
  • 武器投げが専用クナイなので武器を捨てることがない
    (ただしクナイは落ちるので拾わないと再度投げられない)。
  • 通常投げ後に無条件追撃が可能なため、投げから2.5割程度持っていける。
  • ダッシュ特大攻撃が発生・リーチ共に優秀で、確定反撃を取ることが可能な技が多い。
  • 身長が低めにもかかわらず防御力が等倍である。
これらの点を総括して、上位~最強ランクと評されていることが多い。
ある攻略サイトでは、
「大きな発見がされない限りジライア最強、最弱の位置だけは揺らがない」
とまで断言されているほどである。
+ 勝利メッセージ
卍丸
ケッ!! ふざけんなよ!!
オレがガキッちょに負けるかよ!

極楽
このウスノロデブめっ!
もっと 体を絞って来いってんだ!

綱手
すこし おしとやかになれよ 綱手
いつまで こんなことしてんだ!?

大蛇丸
悪いなオロチ丸 目の前の敵は
必ず倒すのが オレの主義なんだ

八雲
けっこういい女だったけど……
いけね!色仕掛けは懲りごりだ!

対自来也
あん?? タヌキだぁ
オレのマネして どうするんだ?

カブキ
ケッ! 弱すぎるぜ!!
派手なだけじゃねぇか!!


オレに勝ちてぇんなら
犬に「お手」から教えるこったな!

マントー
マ マントー! 生きてたのか?
でも息の根 止めちゃったけど……

対カラクリ
このポンコツ野郎め!
からっきし弱いな お前!

邪神斎
何度現われようと
結果は同じだぜ 邪神斎!!

対ルシフェラー
姿を変えたって おんなじだ!
何度やっても 勝つのはオレさ!


MUGENにおける自来也

大垣氏によるものが存在。
原作要素をほぼ再現している。物凄い削りダメージの技もあるが、当然それも原作通り。
他のゲームで超必殺技にあたる「術」は専用の術ゲージを用いて行う。
ゲージは一本で、どの術を使ってもゲージは必ず全部消費するが、その後のゲージの自然回復の早さが術によって異なるというもの。
術ゲージは自然回復を待つ以外に溜める方法は無く
(原作では戦闘中にアイテムを拾って全回復することもできるが、MUGENでは搭載予定は無いとのこと)、
一度使ったらしばらく術が使えなくなる。
しかしジライアには「盗み」という技があり、これを当てると相手の術ゲージが無くなり、自分の術ゲージが全快する
(MUGENでは現在「ジライアの盗みを食らったら術ゲージが0になる」という処理を入れているのはジライア自身だけ)。
この時にデフォルトのパワーゲージも奪うため、術ゲージを持っていない多くのキャラクターに対して普通に機能してくれる。
ちなみにこの盗み、「パワーゲージを1本奪う」ではなく「自分ゲージMAX、相手ゲージ0」という状態にするので、
ゲージ依存の高い相手に決めた時の精神的ダメージは原作以上である。
氏のキャラクターはゲームシステムに関係無くタッグ時では最大5ゲージなので、タッグ戦での有用性も高い。
勝利時に相手のステートを確保し、相手に時間切れ負けポーズをさせる『真伝』の勝利画面もしっかり再現されている。
AIは未搭載だが、NS氏による外部AIが公開中。
NS氏AI
プレイヤー操作

出場大会

更新停止中

プレイヤー操作

実況付きP操作 Tarie配信(443キャラ目操作キャラ)
単発!良キャラ発掘絵巻(part179)


最終更新:2024年03月02日 01:04