撃龍神

「唸れ疾風! 轟け雷光!」

双頭(シャントウ) (ロン)!!」

サンライズのロボットアニメ『勇者王ガオガイガー』に登場するロボット。「げきりゅうじん」と読む。
超竜神のデータを元に中国科学院航空星際部のヤン・ロンリーが建造した二機のビークルロボ、
「風龍(ふうりゅう)」と「雷龍(らいりゅう)」がシンメトリカルドッキング(合体)した姿である。

彼らは超竜神を構成する氷竜・炎竜兄弟と同じくAI搭載の人格を持ったロボットであり、
合体するのに一定以上のシンパレート指数が必要であるなど超竜神と共通点は多く、
合体後の人格が双方のAIが統合された撃龍神独自のものである点も同様。
しかし氷竜たちが人命救助を目的として作られたのに対し、彼らは最初から戦闘用ロボットとして開発されている。
なおここまで見てもらっても分かるとおり、中国製であるため「竜」ではなく「龍」の字が用いられている。

声は超竜神(氷竜・炎竜)と同じく山田真一氏が担当。


風龍

機体色は緑。ミキサー車に変形し、撃龍神の右半身を構成する。
氷竜をベースに開発されているが、一人称が「僕」で温和な性格になっており、
自然を愛する面を持ち合わせる一方潔癖症で 汚い場所に長時間いるとフリーズを起こす

固定装備の「ジャオダンジィ(攪転槽=ミキサー部分のこと)」は圧縮空気を発射することができ、
これを用いて竜巻や風のミサイル「フォンダオダン」といった攻撃を行ったり、風を噴射して飛ぶことが可能。
なお、合体時にはこのジャオダンジィが直接右の二の腕に接続されるため、
彼だけが氷竜達のそれのような合体時の肘から先の腕となるガンを持っていない。
一応漫画『エヴォリュダーGUY』ではガン(正式名称不明)を持つ場面も。
+自己自自暴奔清一蓮托生
では氷竜達がガンを収納している箇所はどうなっているんだというと、代わりに撃龍神用の自爆装置が収納されており、FINALで使用している。
ただしヤン博士が信管を抜いていたので、電撃で無理矢理着火してであった。
近接用武器は用意されていないが、中国拳法の動きもプログラムされているようで素手で格闘戦も対応可能である。

雷龍

機体色は黄色(撃龍神の頭部が金色なのでそう見られる向きも)。ダンプカーに変形し、撃龍神では左半身となる。
こちらは炎竜をベースに開発され、気性はより荒く喧嘩っ早い斜に構えた感じの性格。一人称も「俺」。
もっとも茶目っ気がないわけでもなく、 「俺が可愛くないってか? 黄色くてビリビリ電気を放つ奴といえば世間じゃ人気者なんでチュウ~ などと口走ったことも…。
そして、 炎竜の着地に失敗する癖がしっかり受け継がれてしまっている 。直せなかったのかヤン博士。

固定装備は合体時には胸部となる盾「レイドゥーン(雷楯)」とダンプカー時の荷台である「デンジャンホー(電磁荷台)」。
レイドゥーンは電流制御ユニットでもあり、これを用いることで電撃で攻撃する。
デンジャンホーは飛行ユニットとして使用することができ、スケボーだかサーフィンのごとく乗り回して飛んでいく。
これも盾としても使用可能で、合体時には左腕にマウントされる。
また氷竜・炎竜のフリージング/メルティングガンに相当するエレキガンも装備している(ただし銃口の向きが逆で銃身が露出してないため、合体後には使えない)。
やはり近接用武器はなく、中国拳法で格闘戦を行う。


合体後もやはり風龍・雷龍の風と電撃の攻撃をそのまま用いて戦う。
また風と雷のエネルギーを一対の龍の形にして放つ最大の必殺技「双頭龍(シャントウロン)」は、その威力のみならずゾンダーや原種の核を摘出することも可能な技である。

登場当初、彼らはシンメトリカルドッキングは不可能であった。
「我々の優先事項は敵の殲滅が第一」としていた彼らは人命救助を是とする氷竜・炎竜兄弟と衝突していたが、
人命と仲間を守るために身を挺した二人の姿勢に心を打たれたことでシンパレート指数が上昇。
開発者のヤン博士にも実現できなかったシンメトリカルドッキングに成功した。
後に超竜神が超エネルギー「ザ・パワー」により復活した際には、合体パートナーを交換したシャッフルドッキングも成し遂げている。
この際には幻竜神版シャントウロン「サンダーブリザード」と強龍神版の「バーニングハリケーン」で同時攻撃する「マキシマムトゥロン」なる合体技も披露。

+外部出演
『スーパーロボット大戦』シリーズにはニンテンドーDSの『W』で初登場。

『W』の性能面では風龍の風攻撃は射程半減、雷龍の電撃攻撃は運動性低下の特殊効果を与える(シャントウロンに関しては威力重視で特殊効果なし)。
自爆装置も終盤には使用可能になる。選択画面では「自爆」となっているが、カーソルを合わせれば別画面でちゃんと正式名称が表示される(しかもちゃんと中国語の簡体字で書かれている)。
合体攻撃以外でEN消費しない超竜神に対し、「格闘」以外の全武器がEN消費式なので改造が行き届いてないと使いにくいのが難ではある(これはシャッフルドッキング後の幻竜神・強龍神も同様)。
合体前の2機×2個で4個分の強化パーツの効果を受けられるので、これに物を言わしてEN増や消費EN軽減のパーツを付けまくって解決するのがとりあえず取りやすい対処法になる。
ちなみに合体前の龍兄弟は空中移動可能だが、合体すると飛べなくなる。左右で飛ぶ方法が違うからか?

シナリオ面では「味方組織から提供されたデータで作られた別組織の兵器」繋がりでか、
第一部では『宇宙の騎士テッカマンブレード』のパワードスーツ・ソルテッカマン乗りのバルザック・アシモフの部下として登場する。

その後は原作通りGGGに感化されて改心し、自軍に加入する際にはプリベンターウィンドが隊長となった。
「でも風龍、アイツ『指揮』持ってねぇぜ?」 「しーッ 社交辞令と言うものですよ」 *1
…おかげでバルザックには第二部で再登場後、火消しの風が駆けつけた際に「お前達の隊長は俺じゃなかったのかよ…」と愚痴られることになるが。
それでも軍のエリートから落伍して角の取れた彼には単なる戦闘マシンであることを辞めた二人と何か通じるものがあってか腐れ縁的に関係は続き、
EDでもバルザックが二人の隊長宣言をする姿が見られる。このおいたんちゃっかりしてやがる。

『学園』では特殊防御持ちが全体的に強く、低~中コストユニットを並べるより高コストに絞った方が有利なバランスであったため、どちらにも該当しない本機の性能はハッキリ言って微妙。
ただしそれは精神コマンドを除いての話。相手に先んじて行動しやすくなる「再動」と残HP分のダメージをすべてのユニットに与える「自爆」の二つの精神コマンドを覚えるただ二つのユニットの片方であり、もう一方ファフナー・マークゼクスよりHPが高いため最強の特攻要員として猛威を振るった。

『BX』ではようやく声付きで参戦を果たした。初登場時点で氷竜、炎竜と和解済み。
今回は超龍神同様、デフォルトで撃龍神状態となっている。
最強技の双頭龍が遠距離格闘のため、相性がいいキャラがダブルオークアンタなど少ししかいないのが悩み。

『ブレイブサーガ』シリーズにも『2』で登場。
マキシマムトウロンが超竜神との合体攻撃扱いで、攻撃演出の一環としてシャッフルドッキングで幻竜神・強龍神になって放つ仕様になっている。

MUGENにおける撃龍神

ガオガイガーや超竜神も製作したユグシック(旧名:なにー)氏のものが公開されている。
スプライトは例によって『スーパーロボット大戦W』のもので、ボイスについては一部超竜神のものをピッチを下げて使っている模様。


超竜神と比較して遠距離技は広い範囲に攻撃できるが、無敵回避技がなかったり遠距離技から近距離にスムーズに連携できない。
その分、ダメージを与えない障害物扱いの竜巻を作り出す技「フォン・ドゥーン」や、
飛び道具無敵&触れた相手にダメージが入るバリア「ディアンツィ・ピンビィ」をコマンドで纏わせることで強引に攻めにいくスタイルになっている。
超竜神のスーパーノヴァに相当する自爆技も同様の条件で使用可能。

特殊カラーは10Pが強龍神、11Pが弾丸Xモード、12Pがザ・パワーモードの強龍神。
強龍神はディアンツィ・ピンビィを幻竜神に持ってかれた代わりに全動作に1ヒット分のアーマーがついている。
また超竜神とのタッグ時にシャッフルドッキングでも変化可能となっている。


出場大会



*1
一迅社のアンソロ本『DNAメディアコミックス スーパーロボット大戦W 4コマKINGS』で書かれた4コマのネタ。
事実、『W』における彼は指揮技能を持っていない。EW版の設定だからか?Lじゃ覚えるけど
…まあバルザックも第1部で持っていた指揮技能を第2部では忘れるので、なんかどっちもどっちの気がする。