ウルヴァリン



"Let's go Bub!"


マーヴル・コミック『X-MEN』に登場するスーパーヒーローの一人。英語表記は”Wolverine
そのキャラクターは多くの読者(とクリエイター)に愛されており、活躍も多く実質X-MENシリーズの主人公と言っていいだろう。
だがマーヴル・コミックに初登場したのはハルクのシリーズだったりする。
このときの扱いは腕の爪が単なる外付けの装備扱いだったり、コスチュームの下の素顔が
青年なのかオッサンなのか決まっていなかったりと殆どモブキャラに近いような扱いであった。
それが今やアメコミ最高クラスの人気者なのだから分からないものである。
なんの努力もせずにのうのうと主役を張るような人間なんて大嫌い

本名は「ジェームズ・ハウレット」であるが、記憶喪失時には「ローガン」という通称があり、一般的にはこちらの方が知られている。
長年使ってきただけあって記憶の戻った現在でもそちらの名を使っている。
なお、コードネームの「ウルヴァリン」とは、クズリというイタチ科の、小さいが獰猛な動物を意味する。
いがらしみきおの漫画『ぼのぼの』でよく野糞してるあの動物である。
外見は筋肉質の毛深いオッサンで、動物の耳のように髪が立っている。
コードネーム通り身長160cmと小柄であるが、映画版『X-MEN』のウルヴァリン役であるヒュー・ジャックマンは189cmとでかかった
(だが、背以外はかなりハマリ役であり、ファンサイトで「 ご覧の通り本人です。以上 」と評された)。


プロフィール

超人兵士開発プロジェクト「ウェポンX」の実験体の一人として、不壊の超金属アダマンチウムを全身の骨格に移植された男。
どんな怪我からも(作品によってかかる時間はまちまちだが)回復できるミュータント能力「ヒーリング・ファクター」と
殆ど壊す事が出来ないアダマンチウム合金の爪を武器に戦う。
この「ヒーリング・ファクター」のおかげで老化がかなり遅く、実年齢は100歳以上とも言われている。
後述の描写より日本が出島で貿易していた頃の生まれのようだ。
ちなみにウェポンXのXはローマ数字の10のことであり、超人兵士作製計画「ウェポンプラス」の10番目を意味している。
なお、最初の計画であるウェポン1がキャプテンアメリカである。

ヒーリングファクターを所有するキャラクターは他にも存在するが
その中でもウルヴァリンのヒーリングファクターはかなり強力で原爆の爆心地にいても再生する程。
他にもサイクロップスと大ゲンカした際にも、オプティックブラストで上半身の肉を吹っ飛ばされ中の骨格が露出したにも関わらず
ブラストを浴びながらサイクロップスに切りかかっていったことも。正直かなり怖かった。
ウルヴァリンを完全に殺すにはヒーリングファクターを無効化するか、
さもなくば首を完全に切り落とし、胴体と首を離して長時間放置するといった手法しか無いようである。
もっとも後者の場合、首を切り落とすためにほぼ破壊不可能なアダマンチウム製の骨格をどうにかする必要があるが。

またウルヴァリンのもう一つの能力である爪による斬撃も実は謎が多く
ビームやバリアといった非実態物を切り裂いたり、果ては幽霊を切り殺した事すらある。
基本的には単なる骨格に収められた爪でしか無いため、何故これらの攻撃が可能なのかは不明である。

カナダのハウレット家の息子として生まれるが、少年時に父親が殺されたのを見てミュータント能力が発現し、爪で犯人を殺害してしまう。
なお、実際には不倫によって生まれたことが示唆されており、おそらく殺された犯人が本当の父親であった。
(ちなみにこの男の名前こそ「 ローガン 」であり、それから偽名として彼の名前を騙っていたわけである)
この光景を見た母親から化けもの扱いされて家を飛び出し、その先でも好きになった赤毛の女性が自分のせいで死んでしまって
ショックで一時期人里を離れてオオカミの群れと過ごしたりしていた。
後に人間社会に戻り、ウェポンXで改造されるまではカナダ軍に入って戦場へ出たり洗脳されて暗殺者になっていたりした。
なんでもほかにもCIAの工作員をしていたりスペイン独立戦争でヘミングウェイと親しくなったり、ジャパンでサムライをやっていたこともあったとか…
…最後のは流石にそんな無理な話、だが。 と思ってたら新作映画のタイトルが『ウルヴァリン:SAMURAI』になった。流石マーヴル!やらかしやがったぜ!
ハルクを狙うハンターの一員として登場していたがその後、教授の集めた第二期X-MENの一員となる。

同じ超人兵士であるセイバートゥースとは昔の仲間であり、命を狙われ恋人を殺されたこともある宿敵でもある。
その金属骨格という特性から磁力を操るマグニートーとの相性は最悪であり、彼によって全身のアダマンチウムを引き剥がされたことも。
『MVC2』ではこれを反映した「アダマンチウムを失ったウルヴァリン」が性能違いの別キャラとして登場。

性格は粗暴で一見礼儀知らずだが、義侠心があり友人や親しい人間に敵対する者には容赦が無く、悪人に対しては殺す事も厭わない。
このため生真面目なチームメイトサイクロップスとはよく衝突するのだが、その敵を躊躇なく殺せる姿勢を買われ、
クロスオーバーイベントなどでも度々他の高潔なヒーローにはできない汚れ仕事担当として駆り出されている。
現在は主に反ミュータント主義者を標的とした暗殺部隊「X-フォース」を率いて秘密裏に活動している。
ゴーストライダーパニッシャーと共闘してブラックハートを撃退したこともある。
しかし、子供など弱者には基本的に優しい。
また女性にも手が早く、 性欲を持てあます 常に伴侶を求めている描写がある。
特にジーン・グレイには真剣な思いを抱いていたが、それゆえ彼女の恋人のサイクロップスとは折り合いが悪かった。
長らく記憶喪失キャラで通していたが、「ハウスオブM」というイベントでついに記憶を取り戻した。
その時にウルヴァリンがX-MEN入りしたのは教授が洗脳したせいであることが明らかになったが、
おかげで自分がヒーローとしての道を歩みだせた、としてそのことを思い出した現在では本人は逆に感謝している。
なお、ウルヴァリンはこれ以外にも洗脳とは縁があり
本編でも何度か洗脳を受けているほか過去の人生の大半は記憶をいじられ洗脳され、暗殺者などとして過ごしている。
ちなみにウルヴァリンのヒーリングファクターは非常に強力であり、
吸血鬼化やシンビオートの寄生によるベノム化すら防ぎ、さらには骨だけになっても復活できるほど。
ただし、その反動か本編以外のifの話では高圧電流でパニッシャーに殺されたりゾンビにかまれてゾンビ化したりしてしまっていることもある。
ちなみに埋め込まれたアダマンチウムもウルヴァリンの体にとっては異物であるため、
ヒーリングファクターはアダマンチウムを排除しようと常に働いている。
アダマンチウムはウルヴァリンの骨格と完全に結合しているために排除されることはないものの、
このことで力を使っているためヒーリングファクターの働きは本来よりも抑えられてしまっている。
ただし、ウルヴァリンのヒーリングファクターは回復と同時に獣化の促進という作用もあり、
アダマンチウムを埋め込まれていたときは意図せずしてこのことも抑えられていたが、
マグニートーにアダマンチウムを引きはがされた時には肉体、精神ともに野生化が進んでしまった。
その際はエレクトラの助けを借りて精神修行するまでろくに喋ることもできないありさまだった。
現在は再びアダマンチウムを埋め込んでいるが、このことや度重なる戦いでの負傷によるヒーリングファクターの酷使から、
いつかヒーリングファクターが衰え、なくなってしまうだろうと示唆されている
(実際、未来のifを描いた話ではウルヴァリンのヒーリングファクターが弱っていたりなくなっていたりすることも多い)。

+が、ウルヴァリンにはまだ秘められた能力があった
ウルヴァリンの真の能力、それは分身である。
この力によってウルヴァリンはいつでもどこでも顔を出し、様々な事件にかかわることができるのだ。
ちなみにこの能力はキャラ人気が高いと身につけることができ、スパイダーマンバットマンも同様の応力を身につけている……

もちろんこれは人気があることで出番が増えたキャラを揶揄した冗談であるが、
実際にX-MENとしてミュータント仲間と行動を共にしつつも、X-フォースとして暗殺活動もこなし、
さらにはアベンジャーズの一員としてメジャーなヒーローとともに戦い、ニューアベンジャーズにも入って活躍し、
加えて個人でも様々な事件にかかわっている(2011年5月時点での実際の現状)のをみるとそんな気分にもなってくるよ。
ちなみに現在X-MENの活動拠点になっているサンフランシスコと
ニューアベンジャーズの主な活動地域であるニューヨークでは4000km以上も離れている。
その上個人誌で日本に来たりアベンジャーズで世界中を飛びまわったり……
とはいえこの辺の皮肉はマーベル編集部にも届いているようで
個人誌3つにニューアベンジャーズ及びアベンジャーズの両方に所属と
ウルヴァリン並みに忙しいスパイダーマンに対してデアデビル
「たった一ヶ月でどうやってあんなにも多くの事件に関われるんだろう・・・」と呟いたり
ウルヴァリン自身も「X-FORCEにアベンジャーズと忙しすぎてやってらんねぇ、もうこうなったら三日ぐらい寝てやる」と愚痴ったりと自覚はあるようだ。
ちなみに愚痴ってベットで横になった所を即サイクロップスに起こされました。
サイク「寝てなくていいから俺の護衛やれ」
ウル「お前疲れが取れたら絶対ぶっ殺してやる」

アメコミの超人気ヒーローの宿命として同じく苦労ばかりしてるスパイダーマンと関わる機会が多く、
お互いに本名を教えていたり、ピーターの学生時代を舞台にした作品では(老け顔の)学生として街で一緒に遊んだり、
サイクと同じく真面目キャラにも関わらず(スパイディの時はわりとノリが良いからか?)かなり仲が良かったりする。
ピーターが、ある事件を引き起こした犯人を「殺す」と決意するほどまで精神的に追い詰められてしまった際には、
他のヒーローが状況を把握できていない中、彼を気遣って「手を汚すのは俺の方だ」と慰めた事もある。

ウルヴァリンはサムライをやっていた、というのはともかくとしても日本には深い縁があり、
幼少期、カナダの開拓地で生活していた頃に元船乗りの男が日本で手に入れた
葉隠らしき書物を読み武士道に傾倒し始めたのを皮切りに
例えば原爆投下の際に広島に居たり、その後戦後の時期にイツという女性と結婚し、その間に子を作ったりしている。
だがイツは洗脳されて暗殺者をやっていた時代のウインターソルジャーに殺されてしまう。
その時の怒りを基に打ってもらった刀、ムラマサブレイドはウルヴァリンらのヒーリング・ファクターを無効化する能力を持つ。
後にこの刀でセイバートゥースオメガレッドを倒し、宿敵二人との長年の因縁に決着をつけた。
…と、思ったら最近セイバートゥースが復活しやがった。 流石復活はアメコミの十八番

X-MEN時代にはヤクザの娘であるマリコ・ヤシダ(矢志田真理子)と婚約するが結婚の席でフグ毒によって暗殺されてしまっている。
ウルヴァリンはその犯人に対して、ひと思いには殺さずに年に一度体の一部を破壊する、という復讐を行ってきたが最近サイロックによって犯人は殺された。
また、このことでマリコの腹違いの兄であるシルバーサムライと縁ができ、敵対することがある一方で
引き取った養女のことをまかせたりムラマサブレイドを持って戦いに赴くにあたって刀の扱いを教授してもらったりしている。

上記のイツとの子はイツの死の際ともに死んだものと思われていたが実は生きており、近年において登場した。
名はダケン(本名アキヒロ)といい、これは幼少時に混血を意味する「駄犬」と呼ばれ揶揄されていたことからとったもの。
(……いや、駄犬には雑種って意味もあるにはあるけど「馬鹿にする意味も」ある、のではなくて「馬鹿にする意味 しか 」ないですよ、マーベル編集部さん。
 この辺りで妙な知識でも付けたのか…)
人生の大半を暗殺者として教育されて過ごしており母の死をウルヴァリンのせいだと考え憎んでいた。
後に組織から抜け母の死に対する誤解が解けた後もダークウルヴァリンとしてオズボーンの下についてウルヴァリンらと闘ったりパニッシャーを殺害したりしていた。
能力はウルヴァリンと同じだが爪は手の甲から二本、手首から一本出る。
また、フェロモンを発して他人を操ることができる。
髪型はなんとモヒカンが父と違って長身かつイケメンであり、上記のフェロモンの能力もあってわりともてる。
あと、女だけでなく男にも手を出すバイである。

また、日本を舞台にした日本向けアニメ『ウルヴァリン』が
パラレル設定とはいえ『アイアンマン』と共にマッドハウスにより製作され、2011年1月から放送されている。
声優は小山力也氏が担当。
このアニメに登場するウルヴァリン、とにかく”イケメン”である。
放送に先駆けて『アイアンマン』に「ローガン」名義で出演したのだが……
+背が小さくて筋肉質の毛深いオッサン?誰の事かね

でも4月から始まった『X-MEN』ではいつもの 筋肉質の毛深いオッサン に戻っていた(背丈もサイクより少し低い)。どういうことなの…
外見が変わっても声優は変わらず小山力也氏が引き続き担当。

…で、後枠で7月スタートの『ブレイド』では またイケメンになって 登場した。なんでやねん。
(アニメ『ウルヴァリン』に登場した美影桔梗が『ブレイド』にも登場しているため、『ウルヴァリン』と姿が違うとそれはそれで変なのだが)
こちらも声優は同じく小山力也氏。

何気に『アイアンマン』から『ブレイド』までのマッドハウス制作マーベルアニメ4作皆勤である。

+ディスク・ウォーズ:アベンジャーズでは
2014年4月から放送された『ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ』にも登場。
こちらでの声優は乃村健次氏。ディスク化を免れたヒーローの一人であり、X-MENの一員でありつつ独自に行動してサイクロップスのディスクを回収した。
後にミュータント少女アシダ・ノリコ(本家では「サージ」として知られる)の保護のために単身来日する。彼が選出された理由は日本に詳しいからと思われる。
だが少女の保護に女性を連れずにオッサン一人はいかがなものか
スーツのデザインはマッドハウス版とはまた異なり、原作カラーに実写版のジャケットスーツを元にしているが、無精ヒゲや腕毛が一切ない。
ニコニコの公式配信でのコメントなどでは「 ツルヴァリン 」と呼ばれた。
ノリコの保護に関しては無理矢理協力を求めるトニー・スタークと口論することになる。
なお、ローガンとしての姿は見せていない。 説得する時ぐらい脱げとは言ってはいけない
ノリコの説得以外にもアベンジャーズと共闘し、セイバートゥースと決闘するというなかなかの好ポジションを得る。

なお、上記の「ハウスオブM」において記憶が戻った後ウルヴァリンは自分のルーツを探る旅に出たが、
その中で彼の人生における苦難の数々はあれもこれもそれもどれもほとんどすべてが「ロミュラス」という男の手によるものだったという
壮絶なまでの後付け 衝撃の事実が明らかになった。なんというそれも私だ

+近況
現在ではスキズム(分裂)と呼ばれるイベントで、幼少のミュータント達の育成方針についてサイクロップスと対立。
「未だ差別され敵の多いミュータントである以上、戦う術を教えるべきだ」と主張するサイクに対し
「戦う兵器にされるミュータントは俺達の世代だけで沢山だ!」と反発、
サイクが建国したミュータント国家から、ミュータントの半数を引き抜いて独立した。
現在は崩壊したエグゼビア高等学校をジーン・グレイ高等学校と名を改め再建しそこでなんと校長先生をやっている。
ちなみに担当する教科は 体育 歴史。理由は「実際に見てきたから」
また余談ながら学園の経営資金は叩き潰した麻薬組織の資金を横領し運営している。子供の教育に非常に悪い気がする。
と思ったら資金源に当て込んでいたヤツの資金が使えなくなったので、 生徒を連れて宇宙カジノの博打で稼ごうとしている
もう、いろいろ間違ってるよ!


そして最新作(個人誌最新号)では等々 ヒーリングファクターが消失してしまった
人並みに怪我をして人並みに年齢を重ねるようになってしまった。
爪を出す度に血が出てしまうし、以前は平気だった酒への抵抗も低くなり酔っ払いやすくなった。
でもどうせその内ヒーリングファクター復活するんだろうなぁ。マーベルだし。

劇場版三部作では、イマイチ頼りない&影が薄いリーダー(笑)を差し置いて三作通じて主人公的な立ち位置でい続けた。
更に、その誕生とウェポンXの被験体となったエピソードを描くスピンオフ映画が公開された。
こちらにはガンビットエマデッドプールも満を持して登場している。

ちなみに、一旦設定を全てリセットして、現代風にキャラクター像を練り直した別世界の「アルティメット」シリーズでは、
ウルヴァリンが真面目 サイクロップスが不良 という、無謀とも思われるキャラクター付けがされた。
スパイダーマンが町で人気のしっかり者だとか、有名キャラに普段とは逆のキャラ付けをすることで新鮮味を出すのが狙いだったようだが、
スーツを着てオールバックビッシリ決めてても、爪を出して戦ったら野蛮人にしか見えないし、
乱暴者ポジションにされたサイクも、例のメガネ(バイザー)のせいで真面目君にしか見えず、さらには
「乱暴者で頭悪いけど指揮能力とリーダーシップはズバ抜けてるからリーダーだよ!」ではウルヴァリン以上に無理があるというもの。
そのため気がつけば原作の二人とほとんど変わらなくなっていた。仕方のない話である。
なお、こちらの世界のウルヴァリンは後にマグニートーの磁力に引き裂かれて殺されてしまった。
+ちなみに
この世界でのケーブルはなんと未来から来たウルヴァリン。
ヒーリングファクターがなくなり、老けた上に左手を機械の義手に変えていることで本編のケーブルのような姿になっている。
インパクトを重視しただけの設定としか思えないが、 手から爪を出すケーブルというのはなんともすごい絵面ではある。

また非常に蛇足ながら
  • 実は性癖がドMである(汚らしい言葉を浴びせられながらシバかれたいらしい)こと
  • 未だにジーンに対して未練タラタラなこと
  • リストが出来るくらいX-MENの女性メンバーとヤってること
がX-MEN主要女性メンバー(現在付き合ってる彼女含む)にバレた。
まあ「ドM」についてはそういう精神性でもないとヒーリングファクターと不老による年月に耐えられないというのもあるのだろうが。
それでも男性としての尊厳を失わない辺り漢である。

「あの世で会おうぜ!!」


ゲームでのウルヴァリン

カプコンの対戦格闘ゲームとしては、『X-MEN Children of The Atom』『MARVEL SUPER HEROES』『MARVEL VS. CAPCOM』シリーズ等、
X-MEN(MARVEL)が登場可能なものには、全て登場している。
ほぼ全てに共通するのは、素早い動き・連続ヒットする攻撃を繰り出せることである。
特徴的な能力であるヒーリング・ファクターは、
『X-MEN』ではXパワーとして、『MSH』ではひとりだけヴァイタルソース制として再現されたものの、
『MVC』シリーズでは消滅。やはり格ゲー向けではないためか。
また、コミックだとヒーリング・ファクターはアダマンチウムを異物と認識しその排除に注力していたため
アダマンチウムを剥ぎ取られると回復力がさらに上昇する、というエピソードが存在するが、
件の「アダマンチウムを失ったウルヴァリン」にもヒーリング・ファクターは搭載されなかった。

+『MVC2』におけるウルヴァリンの性能
攻撃速度が早く、連続攻撃を行って相手を固めて攻めていく。
ヒット数が多い攻撃が豊富なので、使っている時の爽快感が素晴らしい。
地上チェーンコンボが比較的やりやすく、適当に連打してるだけでもそこそこに繋がる。
ボタン連打で威力が上がる技が多く、さらに投げにもボタン連打が対応している。
アダマンチウムがあるのとないのとの違いは、火力・防御力・技性能・HCの種類(恐らく判定自体は変わらない)。
火力は若干なし側の方が高く、技性能についても空中で技が使えたりなど、全体的に機動能力寄りである。
一方あり側は、なし側よりも防御力が高く、技やHCの種類が若干豊富。
なし側の防御力は致命的で、作中で最低の値をマークしている。(豪鬼ロールちゃんコブンと同値で、137)
あり側でも一段階上がるのみで、結局のところ高いわけではない。(ストライダー飛竜スパイダーマンなどと同値の、125)
この性能を知っていると、劇場版三作目の「攻撃は最大の防御だろ」という言葉にも納得がいく。
連続で引っかく地上突進技の「バーサーカーバレッジ」は、地上チェーンコンボや不意をつくことに向いている。
なし側の方は強でも発生が早く、火力も高いので振りやすい。あり側は弱の発生は一緒なのでそちらを振ることになる。
昇龍の「トルネードクロー」は根元でヒットすると大ダメージになる。なし側はこれを空中発動できるので、エリアルの〆に使用できる。
「ドリルクロー」はあり側はエリアルの〆に、なし側はめくりや撹乱などに使える。強P+弱Kなので、扱い慣れが若干必要。
「バーサーカースラッシュ」はあり側のみの技で、一瞬で間合いをつめて攻撃ができるので距離を考える必要がある。
下手すると相手を追い抜いたりするが、挟み込みには使えなくもない。
HCについては「バーサーカーバレッジX」「ウェポンX」が同性能で、地上コンボの〆に使う。
両者とも発生が遅く(13と24F)、暗転後の発生が早いのだが(0F)、突進やロック系の技なので接近していないとガードが間に合う。
ヒット数が多かったり、コンボ補正がかからない部分があったりでどちらかというと後発ディレイドに向く。
「バーサーカーチャージ」はあり側のみのHCで、簡単に言えば「ホウオウコチョーカイテン!」。
攻撃速度が上がって違うコンボも可能になり、さらに翻弄しやすくなるが、攻撃力が75%になる。
「フェイタルクロー」もあり側のみのHCで、低ヒット数で高威力の遠め、高ヒット数で低威力の近めと意外によくわからない判定。
削るだけなら近くなのだが、それだと反確。発生が多少遅いので、上手く当てるのも若干難しい。
距離の問題だけでいえば、ウルヴァリンの中で一番ディレイド向きと言えば向き。

これといって強判定の攻撃があるわけでもないため、ガンガン攻め立てていかないと厳しいのがウルヴァリンの欠点。
あり側にしろなし側にしろ、飛び道具を一切持たないために牽制もしづらく、刺し込みが難しいために、アシストがないと非常に攻め込みづらい。
本人の防御力もなため、そのチャンスを注意深く伺わないとひどい目にあってしまう。
切り返しにも注意しないと、一撃を喰らうだけでも被害は相当なものとなる。
アシストに関しても自身が突進したりする技のみなので、援護なしではそのままダメージをもっていかれてしまう。
当たってもそんなに大きなダメージも見込めないのもきつかったりする。
チームとしても使いづらい部分が多いため、全体的に扱いづらさが目立ってしまっている。
初代マヴカプでは、超お手軽永久でウッハウハだったのにねぇ。

こうした性能のため原作設定同様にマグニートーとの相性は 本当に悪い
まあ、接近戦であれに勝つのは、ウルヴァリンでなくともかなりの無茶にはなるが……。

ちなみに、カプコン側とは豪鬼と対キャラ扱いになっているらしい。
…確かにわりと似ているかもしれない、言動は暴力的だが弱者に対しては面倒見がいいところとか、なところとか、年食ってるところとか…。

なお、『MVC3』でも登場が確定しているほか、自身の女性型クローンであるX-23も登場する。
+誰よこの娘?
+コミックだとこんな感じ
そもそもは原作の設定を再構成したアニメ『X-MENエヴォリューション』に登場したが、
その後原作コミックに逆輸入されたキャラである
このアニメではある組織によりウルヴァリン抹殺のため作られたクローンだった。
(ちなみにUMVC3ではこのアニメでのビジュアルがコスチュームパックとして配信されている)

コミックではウェポンX計画の延長として生み出された設定。
ウルヴァリンの遺伝子のY染色体が損傷していたため、残ったX染色体のみで作られたクローンであり、
ウルヴァリンと同じくアダマンチウムの爪を移植されているが、爪は手からは左右2本ずつ、足から1本ずつと箇所が違っている。
生まれた研究所で暗殺者としての技術を叩き込まれ、言われるままに暗殺を繰り返す人形のような扱いを受けていたが、
やがて自ら母胎となって生んだセアラ・キニー博士から、 ローラ と名づけられた。
その為プロフィールなどに記載される本名は「ローラ・キニー」となっている。
しかし研究所の所長ライスがキニー博士を手にかけたため、その所長を殺し研究所を脱走。
ニューヨークで身を隠しつつ春を売って(!)暮らしていたが、やがてX-MENに加入を果たしている。
最近はX-MENから脱退してガンビットと一緒に旅しているとか。

彼女にとってローガンは「顔も知らない父親」という、複雑な関係である。
しかし『MVC3』では勝利台詞でローガンを パパ と呼ぼうとしてみるけど恥ずかしくて出来なかったり、
自身のエンディングでは寝起きのローガンに倒したギャラクタスを見せて褒めて貰おうとするなど中々に良いツンデレ具合を見せてくれる。
またアマテラスをワンちゃん、フェリシアを子猫ちゃん、ロケットラクーンをアライグマちゃんと呼んでいて動物を可愛がる一面も覗かせる。
さらに、2012年春には 変態企業 と呼ばれることに定評のあるコトブキヤからフィギュアが発売される予定もあるなど着実に日本国内での人気を得ている。
ちなみに、劇場版X-MEN二作目にもアダマンチウムの爪を出す女性キャラが登場しているが、
あちらは「レディ・デスストライク」という別キャラ。
本名はユリコ・オーヤマといい父親の仇としてウルヴァリンを付け狙っていたのだが、映画だと完全に無視された設定なのでカット
+彼女のUMVC3内での性能
主にバージョンアップ版の説明。
父親と同じくというか見た目通りというか、素早い近接系キャラである。
飛び道具は一切ないが、地上機動力はこのゲームでトップクラス。通常技も出が早く硬直も短め、リーチもそこそこと密着戦が得意。
必殺技も突進技や移動技が多く、差し込みには苦労しない。父親に比べてやや変則的でもあるので、使いこなすには少し慣れがいる。
三角跳び自体は彼女特有のものではないが、彼女の三角跳びは画面の約3分の2を移動できる上にジャンプ時の速度慣性が付くので、
彼女の重要な空中機動力の一つとなる。移動中にガードもできる。
ホーネットニードルはボタンで方向の変わる突進技で、差し込みや逃げなど彼女の要となる。ガードされてもそこまで困らない。
大体は斜め下に突っ込むL版が多く使われる。相手が警戒しだしたら真下に突っ込む特殊技フォーリングクローで踏んづけてやるのもよし。
特殊技フォーリングクローは発生が早いうえに垂直に落ちるため崩しに使え、
空中前投げが仕込める上に発生の速い昇竜でキャンセルができるのでガンガン振ってよい。
ミラージュダッジも上と同じくボタンで性能の変わる技。これは移動技で、一瞬かがんでから跳躍して移動する。
特にM版は画面端でも相手の裏に回れるため、アシストを出して挟み込めば簡単かつ強力な攻めになる。
入力したときからアドガのヒットバックを無効化するので攻め継続にも使える。
レベル3HCサイレントキリングも面白く、使うと視覚的にX-23が消える。この状態ではS攻撃がガード不能のロック技に変化する。
S攻撃を当てるか一定時間(約4.8秒)経過すると効果は終了する。
この技が真価を発揮するのは出現攻めの時。
敵を倒したor強制交代させたときにこの技を発動しつつ拘束力の高いアシスト(ダンテのジャムセッションなど)を出して出てきた相手を拘束し、
そこにガード不能の攻撃をかますハメが強力。Xファクターもあれば追撃で大体のキャラは即死する。
サイレントキリングは3ゲージ消費のため連発できないし、アシストの協力も必要なため使える状況は限られるが、
文字通り一人確殺の強力な択なので、狙う価値は十分にある。

弱点もこの手のキャラにありがちなもので、体力が低い(83万)ことと火力が低めなこと。
投げからのリターンも少なく前空中投げ以外追撃がほぼ出来ない。
ダウン拾いも最大溜めアンクルチェイサーのみかつそこから自身ではHCであるレイジングトリガーしか繋がらない為、
コンボを延ばすならアシストとの連携は欲しい。
素早い機動力とゲージ依存度の低さから概ね先鋒向きだが、空中機動力もそれなりなので最後に残しても十分戦えるキャラである。

続編のMVC3にも登場。
何といっても超絶強化された「バーサーカースラッシュ」の使い勝手が光る。
めくったら振り向く ようになったため生で出しただけで表裏択という超クソ技である。
アシストでフォローしながらバーサーカースラッシュをパナす(表裏択)
→バーサーカーチャージでヒット確認
→ガードされてたらアシストでフォローしながらバーサーカースラッシュ(さっきより早い表裏択)
という強みを押し付けるだけの脳筋行動が 本当に強い から始末に負えない。
地上戦が得意な一方空中戦は……と思いきやJ2Hの流星キックが発生判定極強で空中ヒット時地面バウンド。
簡単に拾えるため迂闊に技を振ると直撃で60万コースである。
このように択一攻撃や引っかける性能は非常に高く、
そこから簡単エリアル→フェイタルクローという超お手軽コンボで高火力が出せるためトップクラスの強キャラ。

似たような性能を持つキャラにバージルが居るが、
極めて大将向きなあちらと違って自分のアシストが貧弱、かつ機動力が無いため先鋒機用してアシストをつけることが多い。
ワープも空ダもないとこのゲームSTG勢に対してやること無いんで・・・
特にセンチネルアシストとは相性良好であり、ウル・何か・センチというチーム構成は色々と非常にお手軽なので初心者に推奨されることが多い。
UMVC3ではセンチが中堅キャラになったものの、未だに愛好家の多い構成である。かのジャスティン・ウォンも好んで使用している。

強力な性能を有することからUMVC3では弱体化調整を受けたのだが、その方向性がちょっと変わっている。
まずはダイビングキックの判定弱体化、バーサーカースラッシュの無敵を削除。
このクソ性能で無敵あったのかよ!と突っ込まれてもやむなしといったところである。
そして、リバサの投げ擦りを咎めるために ボタン連打で出る新しい技を追加して弱体化調整 した。
一応コンボ始動技になったりするのだが、プレイヤー間の通称は「暴発」「スイスチーズ(そう言ってるように聞こえる)」と完全にネタ技である。
迂闊に擦って暴発するとフルコン確定の隙を晒すようになってしまった。
が、それでも一番の強みである素早い動きと手軽な択一攻撃は殆ど衰えていないため、総合的には依然として強キャラである。

また、原作で記憶を取り戻した影響から、PS3・Xbox360版のMVC2及びMVC3では豪鬼との因縁設定がバッサリとカットされている代わりに、
マーヴルサイドの主人公格としてリュウと対比するポジションとなっている。サイクロップス、アンタは泣いていい…
あまり他人に敬意を払おうとしない彼だが、リュウに対しては「臭い台詞を吐いてるのに嫌味を感じない」と、彼なりに敬意を払っている。

しかしそんなウルヴァリンも続編のMARVEL VS. CAPCOM: INFINITEでついに降板となった。
版権ストーリー構成の問題でX-MEN関係のキャラが完全排除されており、いつものようにFFの連中もおらず
作品全体の雰囲気が「アベンジャーズvsカプコン」っぽいメンバーになっているためである。
かくして、カプコンMARVELゲーでの皆勤は終わりを告げることになった。


MUGENにおけるウルヴァリン

+Sander71113氏製作

Sander71113氏製作

相手の名前に被るほど名前が長く、他のものとの見分けがつきやすい。
3段階のAIがデフォルトで搭載されておりレベルをHardにするとアドバンシングガードを多用し、エリアルレイヴもきっちり決めてくるので手強い。
斑鳩氏による外部AIが存在したが現在は公開されていない。
アドバンシングガードの使用率を設定可能。
+vyn氏製作、MVC2仕様

vyn氏製作、MVC2仕様

ノーマル版とアダマンチウム無し版の2種類がそれぞれ公開されている。
+Kong氏製作、MVC2仕様

Kong氏製作、MVC2仕様

MVCキャラに定評のある氏によるもの。
いつも通りの3段階AIも搭載。
こちらもノーマル版とアダマンチウム無し版の2種類存在している。
他にウルヴァリンが多いからか、動画で見ることは殆どない。
+REDHOT氏製作、MVC2仕様

REDHOT氏製作、MVC2仕様

こちらもMVC2キャラに定評のある氏によるウルヴァリン。
Sander71113氏のウルヴァリンをベースにして製作されたようで、再現度は随一。
AIは未搭載。
+信遊亀氏(Nobuyuki氏)製作、XVS仕様・MVC2仕様

信遊亀氏(Nobuyuki氏)製作、XVS仕様・MVC2仕様

XVS仕様版にはel氏のAI(公開停止)が存在する。
こちらのAIは投げ技の連打速度が非常に速く、当たれば体力を4割ほど奪うという、ヨガ折檻を彷彿させるような威力を叩き出す。
+KAZ氏製作、COTA仕様

KAZ氏製作、COTA仕様

技性能や演出、オートガードシステムやスタン値システムといったCOTA(無印「X-Men」)仕様を再現したウルヴァリン。
COTAのみ実装されていた「ヒーリングファクター」も再現。
ハイパーX「バーサーカーバレッジ」は、見た目に反して実は飛び道具判定という特殊な点も完全再現しており、
攻撃判定を『Projectile』にしているので相手の当身技を完全無効化する。威力も安かった原作版から大幅UP!
そして特筆すべきは「空中投げ」の間合いの広さ。これでほぼ空中戦を制するといっても過言ではなかろう。
他にはコンフィグや10段階のAIレベル設定、11Pで狂上位クラス、12Pで準神クラスとなる。
氏のオリジナル技として「俺が足を洗わせてやるぜ!」というハイパーXが搭載されている。
元ネタはCOTAエンディングでシルバーサムライに殴り込みをかけた場面。
最新更新版では、ボイスが上記アニメ(2011年)版を担当した小山力也氏のものに設定できるようになった。
+ZVitor氏製作

ZVitor氏製作

「Project X」製作のコンプゲー「X-MEN SECOND COMING」仕様で、コスチュームが新たに書き直されたウルヴァリン。
必殺技も従来と異なるオリジナル技が搭載されている。デフォルトでAIも搭載されている。
+Acey氏製作、マスクレス仕様

Acey氏製作、マスクレス仕様

「Infinity Mugen Team」内で行われた「Infinity 2009 Release Party」で公開されたもののようだ。
マスクを外し素顔で戦うウルヴァリンで、素顔時のスプライトはThe Anvil氏が書き直したものである。
startボタンでマスクを装着でき、再度押すことで再び脱ぐことが可能。
マスクあり状態と無し状態で使用できる技が変化する。デフォルトでAIも搭載されている。
+DARKTALBAIN氏製作、ウルベノム

DARKTALBAIN氏製作、ウルベノム

シンビオートと合体した改変キャラクター。
MVC仕様であり、基本はウルヴァリンだが、糸を使ったりとベノムの要素も入っている。
必殺技も豊富であり、見た目に反してちゃんとしたキャラクターである。
+製作者不明、The Pacifier

製作者不明、The Pacifier

日本では調停者と呼ばれている。
製作者が選んだのはこのスーパーヒーローだった。良いセンスだ。
完全にCPU専用キャラで画面全体が危ないほど光る。もはやバルス。目が!目がぁぁ!
肉体ひとつで戦っているのだが既に何がなにやら良くわからない。
同キャラ対戦させるとイントロから進まないようになっている。
チーム戦で2戦目以降に出てくると開幕で強力な即死攻撃を放ち自殺する。南無。
最新版はおそらく0.50-BETA。なお、0.25が凶悪キャラグランプリに出場している。

ちなみに、日本MUGEN界の開拓者にしてMUGEN JAPAN及びMUGEN道場の管理人、
Dragman氏が製作したのもこのウルヴァリンである。
なにげにMUGENの発展にも一役買っている。

出場大会

シングル
タッグ
チーム
その他
削除済み
更新停止中
凍結
【調停者】
【ウルベノム】

出演ストーリー