ウルヴァリン



"Let's go Bub!"


マーヴル・コミック『X-MEN』に登場するスーパーヒーローの一人。英語表記は”Wolverine
そのキャラクターは多くの読者(とクリエイター)に愛されており、活躍も多く実質X-MENシリーズの主人公と言っていいだろう。
だがマーヴル・コミックに初登場したのはハルクのシリーズだったりする。
このときの扱いは腕の爪が単なる外付けの装備扱いだったり、コスチュームの下の素顔が
青年なのかオッサンなのか決まっていなかったりと殆どモブキャラに近いような扱いであった。
それが今やアメコミ最高クラスの人気者なのだから分からないものである。
なんの努力もせずにのうのうと主役を張るような人間なんて大嫌い

本名は「ジェームズ・ハウレット」であるが、記憶喪失時には「ローガン」という通称があり、一般的にはこちらの方が知られている。
長年使ってきただけあって記憶の戻った現在でもそちらの名を使っている。
なお、コードネームの「ウルヴァリン」とは、クズリというイタチ科の、小さいが獰猛な動物を意味する。
いがらしみきおの漫画『ぼのぼの』でよく野糞してるあの動物である。
外見は筋肉質の毛深いオッサンで、動物の耳のように髪が立っている。
コードネーム通り身長160cmと小柄であるが、映画版『X-MEN』のウルヴァリン役であるヒュー・ジャックマンは189cmとでかかった
(だが、背以外はかなりハマリ役であり、ファンサイトで「 ご覧の通り本人です。以上 」と評された)。


プロフィール

超人兵士開発プロジェクト「ウェポンX」の実験体の一人として、不壊の超金属アダマンチウムを全身の骨格に移植された男。
どんな怪我からも(作品によってかかる時間はまちまちだが)回復できるミュータント能力「ヒーリング・ファクター」と
殆ど壊す事が出来ないアダマンチウム合金の爪を武器に戦う。
この「ヒーリング・ファクター」のおかげで老化がかなり遅く、実年齢は100歳以上とも言われている。
後述の描写より日本が出島で貿易していた頃の生まれのようだ。
ちなみにウェポンXのXはローマ数字の10のことであり、超人兵士作製計画「ウェポンプラス」の10番目を意味している。
なお、最初の計画であるウェポン1がキャプテンアメリカである。

ヒーリングファクターを所有するキャラクターは他にも存在するが
その中でもウルヴァリンのヒーリングファクターはかなり強力で原爆の爆心地にいても再生する程。
他にもサイクロップスと大ゲンカした際にも、オプティックブラストで上半身の肉を吹っ飛ばされ中の骨格が露出したにも関わらず
ブラストを浴びながらサイクロップスに切りかかっていったことも。正直かなり怖かった。
ウルヴァリンを完全に殺すにはヒーリングファクターを無効化するか、
さもなくば首を完全に切り落とし、胴体と首を離して長時間放置するといった手法しか無いようである。
もっとも後者の場合、首を切り落とすためにほぼ破壊不可能なアダマンチウム製の骨格をどうにかする必要があるが。

またウルヴァリンのもう一つの能力である爪による斬撃も実は謎が多く
ビームやバリアといった非実態物を切り裂いたり、果ては幽霊を切り殺した事すらある。
基本的には単なる骨格に収められた爪でしか無いため、何故これらの攻撃が可能なのかは不明である。

カナダのハウレット家の息子として生まれるが、少年時に父親が殺されたのを見てミュータント能力が発現し、爪で犯人を殺害してしまう。
なお、実際には不倫によって生まれたことが示唆されており、おそらく殺された犯人が本当の父親であった。
(ちなみにこの男の名前こそ「 ローガン 」であり、それから偽名として彼の名前を騙っていたわけである)
この光景を見た母親から化けもの扱いされて家を飛び出し、その先でも好きになった赤毛の女性が自分のせいで死んでしまって
ショックで一時期人里を離れてオオカミの群れと過ごしたりしていた。
後に人間社会に戻り、ウェポンXで改造されるまではカナダ軍に入って戦場へ出たり洗脳されて暗殺者になっていたりした。
なんでもほかにもCIAの工作員をしていたりスペイン独立戦争でヘミングウェイと親しくなったり、ジャパンでサムライをやっていたこともあったとか…
…最後のは流石にそんな無理な話、だが。 と思ってたら新作映画のタイトルが『ウルヴァリン:SAMURAI』になった。流石マーヴル!やらかしやがったぜ!
ハルクを狙うハンターの一員として登場していたがその後、教授の集めた第二期X-MENの一員となる。

同じ超人兵士であるセイバートゥースとは昔の仲間であり、命を狙われ恋人を殺されたこともある宿敵でもある。
その金属骨格という特性から磁力を操るマグニートーとの相性は最悪であり、彼によって全身のアダマンチウムを引き剥がされたことも。
『MVC2』ではこれを反映した「アダマンチウムを失ったウルヴァリン」が性能違いの別キャラとして登場。

性格は粗暴で一見礼儀知らずだが、義侠心があり友人や親しい人間に敵対する者には容赦が無く、悪人に対しては殺す事も厭わない。
このため生真面目なチームメイトサイクロップスとはよく衝突するのだが、その敵を躊躇なく殺せる姿勢を買われ、
クロスオーバーイベントなどでも度々他の高潔なヒーローにはできない汚れ仕事担当として駆り出されている。
現在は主に反ミュータント主義者を標的とした暗殺部隊「X-フォース」を率いて秘密裏に活動している。
ゴーストライダーパニッシャーと共闘してブラックハートを撃退したこともある。
しかし、子供など弱者には基本的に優しい。
また女性にも手が早く、 性欲を持てあます 常に伴侶を求めている描写がある。
特にジーン・グレイには真剣な思いを抱いていたが、それゆえ彼女の恋人のサイクロップスとは折り合いが悪かった。
長らく記憶喪失キャラで通していたが、「ハウスオブM」というイベントでついに記憶を取り戻した。
その時にウルヴァリンがX-MEN入りしたのは教授が洗脳したせいであることが明らかになったが、
おかげで自分がヒーローとしての道を歩みだせた、としてそのことを思い出した現在では本人は逆に感謝している。
なお、ウルヴァリンはこれ以外にも洗脳とは縁があり
本編でも何度か洗脳を受けているほか過去の人生の大半は記憶をいじられ洗脳され、暗殺者などとして過ごしている。
ちなみにウルヴァリンのヒーリングファクターは非常に強力であり、
吸血鬼化やシンビオートの寄生によるベノム化すら防ぎ、さらには骨だけになっても復活できるほど。
ただし、その反動か本編以外のifの話では高圧電流でパニッシャーに殺されたりゾンビにかまれてゾンビ化したりしてしまっていることもある。
ちなみに埋め込まれたアダマンチウムもウルヴァリンの体にとっては異物であるため、
ヒーリングファクターはアダマンチウムを排除しようと常に働いている。
アダマンチウムはウルヴァリンの骨格と完全に結合しているために排除されることはないものの、
このことで力を使っているためヒーリングファクターの働きは本来よりも抑えられてしまっている。
ただし、ウルヴァリンのヒーリングファクターは回復と同時に獣化の促進という作用もあり、
アダマンチウムを埋め込まれていたときは意図せずしてこのことも抑えられていたが、
マグニートーにアダマンチウムを引きはがされた時には肉体、精神ともに野生化が進んでしまった。
その際はエレクトラの助けを借りて精神修行するまでろくに喋ることもできないありさまだった。
現在は再びアダマンチウムを埋め込んでいるが、このことや度重なる戦いでの負傷によるヒーリングファクターの酷使から、
いつかヒーリングファクターが衰え、なくなってしまうだろうと示唆されている
(実際、未来のifを描いた話ではウルヴァリンのヒーリングファクターが弱っていたりなくなっていたりすることも多い)。

+ が、ウルヴァリンにはまだ秘められた能力があった

アメコミの超人気ヒーローの宿命として同じく苦労ばかりしてるスパイダーマンと関わる機会が多く、
お互いに本名を教えていたり、ピーターの学生時代を舞台にした作品では(老け顔の)学生として街で一緒に遊んだり、
サイクと同じく真面目キャラにも関わらず(スパイディの時はわりとノリが良いからか?)かなり仲が良かったりする。
ピーターが、ある事件を引き起こした犯人を「殺す」と決意するほどまで精神的に追い詰められてしまった際には、
他のヒーローが状況を把握できていない中、彼を気遣って「手を汚すのは俺の方だ」と慰めた事もある。

ウルヴァリンはサムライをやっていた、というのはともかくとしても日本には深い縁があり、
幼少期、カナダの開拓地で生活していた頃に元船乗りの男が日本で手に入れた
葉隠らしき書物を読み武士道に傾倒し始めたのを皮切りに
例えば原爆投下の際に広島に居たり、その後戦後の時期にイツという女性と結婚し、その間に子を作ったりしている。
だがイツは洗脳されて暗殺者をやっていた時代のウインターソルジャーに殺されてしまう。
その時の怒りを基に打ってもらった刀、ムラマサブレイドはウルヴァリンらのヒーリング・ファクターを無効化する能力を持つ。
後にこの刀でセイバートゥースオメガレッドを倒し、宿敵二人との長年の因縁に決着をつけた。
…と、思ったら最近セイバートゥースが復活しやがった。 流石復活はアメコミの十八番

X-MEN時代にはヤクザの娘であるマリコ・ヤシダ(矢志田真理子)と婚約するが結婚の席でフグ毒によって暗殺されてしまっている。
ウルヴァリンはその犯人に対して、ひと思いには殺さずに年に一度体の一部を破壊する、という復讐を行ってきたが最近サイロックによって犯人は殺された。
また、このことでマリコの腹違いの兄であるシルバーサムライと縁ができ、敵対することがある一方で
引き取った養女のことをまかせたりムラマサブレイドを持って戦いに赴くにあたって刀の扱いを教授してもらったりしている。

上記のイツとの子はイツの死の際ともに死んだものと思われていたが実は生きており、近年において登場した。
名はダケン(本名アキヒロ)といい、これは幼少時に混血を意味する「駄犬」と呼ばれ揶揄されていたことからとったもの。
(……いや、駄犬には雑種って意味もあるにはあるけど「馬鹿にする意味も」ある、のではなくて「馬鹿にする意味 しか 」ないですよ、マーベル編集部さん。
 この辺りで妙な知識でも付けたのか…)
人生の大半を暗殺者として教育されて過ごしており母の死をウルヴァリンのせいだと考え憎んでいた。
後に組織から抜け母の死に対する誤解が解けた後もダークウルヴァリンとしてオズボーンの下についてウルヴァリンらと闘ったりパニッシャーを殺害したりしていた。
能力はウルヴァリンと同じだが爪は手の甲から二本、手首から一本出る。
また、フェロモンを発して他人を操ることができる。
髪型はなんとモヒカンが父と違って長身かつイケメンであり、上記のフェロモンの能力もあってわりともてる。
あと、女だけでなく男にも手を出すバイである。

また、日本を舞台にした日本向けアニメ『ウルヴァリン』が
パラレル設定とはいえ『アイアンマン』と共にマッドハウスにより製作され、2011年1月から放送されている。
声優は小山力也氏が担当。
このアニメに登場するウルヴァリン、とにかく”イケメン”である。
放送に先駆けて『アイアンマン』に「ローガン」名義で出演したのだが……
+ 背が小さくて筋肉質の毛深いオッサン?誰の事かね

+ ディスク・ウォーズ:アベンジャーズでは

なお、上記の「ハウスオブM」において記憶が戻った後ウルヴァリンは自分のルーツを探る旅に出たが、
その中で彼の人生における苦難の数々はあれもこれもそれもどれもほとんどすべてが「ロミュラス」という男の手によるものだったという
壮絶なまでの後付け 衝撃の事実が明らかになった。なんというそれも私だ

+ 近況

劇場版三部作では、イマイチ頼りない&影が薄いリーダー(笑)を差し置いて三作通じて主人公的な立ち位置でい続けた。
更に、その誕生とウェポンXの被験体となったエピソードを描くスピンオフ映画が公開された。
こちらにはガンビットエマデッドプールも満を持して登場している。

ちなみに、一旦設定を全てリセットして、現代風にキャラクター像を練り直した別世界の「アルティメット」シリーズでは、
ウルヴァリンが真面目 サイクロップスが不良 という、無謀とも思われるキャラクター付けがされた。
スパイダーマンが町で人気のしっかり者だとか、有名キャラに普段とは逆のキャラ付けをすることで新鮮味を出すのが狙いだったようだが、
スーツを着てオールバックビッシリ決めてても、爪を出して戦ったら野蛮人にしか見えないし、
乱暴者ポジションにされたサイクも、例のメガネ(バイザー)のせいで真面目君にしか見えず、さらには
「乱暴者で頭悪いけど指揮能力とリーダーシップはズバ抜けてるからリーダーだよ!」ではウルヴァリン以上に無理があるというもの。
そのため気がつけば原作の二人とほとんど変わらなくなっていた。仕方のない話である。
なお、こちらの世界のウルヴァリンは後にマグニートーの磁力に引き裂かれて殺されてしまった。
+ ちなみに

また非常に蛇足ながら
  • 実は性癖がドMである(汚らしい言葉を浴びせられながらシバかれたいらしい)こと
  • 未だにジーンに対して未練タラタラなこと
  • リストが出来るくらいX-MENの女性メンバーとヤってること
がX-MEN主要女性メンバー(現在付き合ってる彼女含む)にバレた。
まあ「ドM」についてはそういう精神性でもないとヒーリングファクターと不老による年月に耐えられないというのもあるのだろうが。
それでも男性としての尊厳を失わない辺り漢である。

「あの世で会おうぜ!!」


ゲームでのウルヴァリン

カプコンの対戦格闘ゲームとしては、『X-MEN Children of The Atom』『MARVEL SUPER HEROES』『MARVEL VS. CAPCOM』シリーズ等、
X-MEN(MARVEL)が登場可能なものには、全て登場している。
ほぼ全てに共通するのは、素早い動き・連続ヒットする攻撃を繰り出せることである。
特徴的な能力であるヒーリング・ファクターは、
『X-MEN』ではXパワーとして、『MSH』ではひとりだけヴァイタルソース制として再現されたものの、
『MVC』シリーズでは消滅。やはり格ゲー向けではないためか。
また、コミックだとヒーリング・ファクターはアダマンチウムを異物と認識しその排除に注力していたため
アダマンチウムを剥ぎ取られると回復力がさらに上昇する、というエピソードが存在するが、
件の「アダマンチウムを失ったウルヴァリン」にもヒーリング・ファクターは搭載されなかった。

+ 『MVC2』におけるウルヴァリンの性能

ちなみに、カプコン側とは豪鬼と対キャラ扱いになっているらしい。
…確かにわりと似ているかもしれない、言動は暴力的だが弱者に対しては面倒見がいいところとか、なところとか、年食ってるところとか…。

なお、『MVC3』でも登場が確定しているほか、自身の女性型クローンであるX-23も登場する。
+ 誰よこの娘?

続編のMVC3にも登場。
何といっても超絶強化された「バーサーカースラッシュ」の使い勝手が光る。
めくったら振り向く ようになったため生で出しただけで表裏択という超クソ技である。
アシストでフォローしながらバーサーカースラッシュをパナす(表裏択)
→バーサーカーチャージでヒット確認
→ガードされてたらアシストでフォローしながらバーサーカースラッシュ(さっきより早い表裏択)
という強みを押し付けるだけの脳筋行動が 本当に強い から始末に負えない。
地上戦が得意な一方空中戦は……と思いきやJ2Hの流星キックが発生判定極強で空中ヒット時地面バウンド。
簡単に拾えるため迂闊に技を振ると直撃で60万コースである。
このように択一攻撃や引っかける性能は非常に高く、
そこから簡単エリアル→フェイタルクローという超お手軽コンボで高火力が出せるためトップクラスの強キャラ。

似たような性能を持つキャラにバージルが居るが、
極めて大将向きなあちらと違って自分のアシストが貧弱、かつ機動力が無いため先鋒機用してアシストをつけることが多い。
ワープも空ダもないとこのゲームSTG勢に対してやること無いんで・・・
特にセンチネルアシストとは相性良好であり、ウル・何か・センチというチーム構成は色々と非常にお手軽なので初心者に推奨されることが多い。
UMVC3ではセンチが中堅キャラになったものの、未だに愛好家の多い構成である。かのジャスティン・ウォンも好んで使用している。

強力な性能を有することからUMVC3では弱体化調整を受けたのだが、その方向性がちょっと変わっている。
まずはダイビングキックの判定弱体化、バーサーカースラッシュの無敵を削除。
このクソ性能で無敵あったのかよ!と突っ込まれてもやむなしといったところである。
そして、リバサの投げ擦りを咎めるために ボタン連打で出る新しい技を追加して弱体化調整 した。
一応コンボ始動技になったりするのだが、プレイヤー間の通称は「暴発」「スイスチーズ(そう言ってるように聞こえる)」と完全にネタ技である。
迂闊に擦って暴発するとフルコン確定の隙を晒すようになってしまった。
が、それでも一番の強みである素早い動きと手軽な択一攻撃は殆ど衰えていないため、総合的には依然として強キャラである。

また、原作で記憶を取り戻した影響から、PS3・Xbox360版のMVC2及びMVC3では豪鬼との因縁設定がバッサリとカットされている代わりに、
マーヴルサイドの主人公格としてリュウと対比するポジションとなっている。サイクロップス、アンタは泣いていい…
あまり他人に敬意を払おうとしない彼だが、リュウに対しては「臭い台詞を吐いてるのに嫌味を感じない」と、彼なりに敬意を払っている。

MUGENにおけるウルヴァリン

+ Sander71113氏製作
+ vyn氏製作、MVC2仕様
+ Kong氏製作、MVC2仕様
+ 信遊亀氏(Nobuyuki氏)製作、XVS仕様・MVC2仕様
+ KAZ氏製作、COTA仕様
+ ZVitor氏製作
+ Acey氏製作、マスクレス仕様
+ DARKTALBAIN氏製作、ウルベノム
+ 製作者不明、The Pacifier

ちなみに、日本MUGEN界の開拓者にしてMUGEN JAPAN及びMUGEN道場の管理人、
Dragman氏が製作したのもこのウルヴァリンである。
なにげにMUGENの発展にも一役買っている。

出場大会

シングル
タッグ
チーム
その他
削除済み
更新停止中
凍結
【調停者】
【ウルベノム】

出演ストーリー