海上
自衛隊のこんごう型護衛艦の2番艦で第4護衛隊群第8護衛隊に所属。
名称は第二次大戦で活躍した
金剛型戦艦の4番艦「霧島」から(1番艦:金剛、2番艦:比叡、3番艦:榛名、4番艦:霧島)。
こんごう型護衛艦は3番艦「みょうこう」、4番艦「ちょうかい」と続く。
(こんごう・きりしまは金剛型戦艦から名前が取られているが、みょうこう・ちょうかいの名を冠した先代艦は重巡洋艦妙高・鳥海である)
霧島と言っても
翔や
かのりんや
知っているか!ではない。
1980年台よりシーレーン確保能力及び弾道ミサイル迎撃能力を強化するためにアメリカからの技術供与を受け開発されたイージス艦の一隻。
搭載されているイージスシステムとは噛み砕いて言えば超凄いレーダーで標的を捉え、
それを片っ端からミサイルで撃ち落とすというシステムである。
こんごう型は500km先の300の目標を追尾し、同時に12の目標を攻撃できる。
2010年台の今も周辺諸国の緊張等に備え度々出動しているのが報道されている。
「イージス」とはギリシャ神話の中で最高神
ゼウスが娘
アテナに与えた魔を掃う盾アイギスの事
(元々は「山羊革の防具」と言う意味だったので、胸当て・肩当てだったとする説もある)。
アテナの支援を受けて
メドゥーサ討伐に成功した英雄ペルセウスは、切り落としたメドゥーサの首をアテナに献上、
石化能力を持つメドゥーサの首をアテナがアイギスにはめ込んだことで、並ぶもののない優れた盾となったという伝承があり、
この戦女神の盾に因んで名付けられた艦種名が「イージス艦」である。
ファンタジー題材のゲーム(『
ファイナルファンタジー』など)でも、「イージスの盾」などの名前でしばしば登場する。
格ゲー的には
ユリアンの「エイジスリフレクター」もこれが元ネタか。
他には
ペルソナの格ゲーにも登場している
『3』のキャラクター「
アイギス」も同じく。
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そんな風に国防のために日夜頑張っているイージス艦なのだが |
ノリがいいことで有名な自衛隊宮城地方協力本部、通称「宮城地本」の広報官が『 艦隊これくしょん-艦これ-』の流行に感化されたのか、
パワーポイントで頑張って作った擬人化きりしまをフォロワー1万人突破記念としてツィッターにアップするという事態が発生。
(『艦隊これくしょん』においては金剛型戦艦、金剛・比叡・榛名・霧島は公式も猛プッシュする人気キャラクターである)
同作に登場する艦船の擬人化キャラクター、『艦娘』のように実在する「艦船のパーツを背負った人間」という
デザインこそ共通するものの、 顔は完全にアスキーアートの「ブームくん」を思わせる「^O^」であるにも拘わらず
イージス艦の装備をしっかり付けたそのシュールな姿でフォロワーの腹筋を崩壊させた。
当初このキャラクター自体に名前はなかったようで、「適当に付けてください」とtwitter広報担当者による言及があったものの
そのイラストの頭の上に書かれていた「\イージスです/」からそのまま「イージスです」、
「(イージスの方の)きりしま」等と呼ばれている。
なお、推定するに両肩に装備されているのはレーダーと火器管制を統合した機銃ユニット「ファランクス」、
背部にある六角形のパーツはイージス艦の目となって敵を発見する「SPY-1Dフェイズド・アレイ・レーダー」、
その根本にあるのがイージス艦の戦闘力の要のミサイル発射セル「Mk41VLS」、
その下にあるのは「ハープーン対艦ミサイル4連装発射筒」、右腕にマウントされた「127mm54口径単装砲」、
両脚には「3連装短魚雷発射管」を2基というきりしまの武装を再現したものであると思われる……多分、恐らく。
そのあまりにシュールすぎる姿からか、
- MMD用のポリゴンモデルが作成される
- (イージスの方の)きりしまの装備をした霧島(艦これ)のイラストが描かれる
- むしろ『艦これ』のキャラクター、「艦娘」風の護衛艦きりしまがイラスト化される
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MUGENにおけるきりしま
ひたち氏により上記の宮城地本の擬人化きりしまが制作された。
何故作った
全体的に近距離は技の出が遅く、
飛び道具を主に使い戦う所謂弾幕キャラ。
相手をある程度追尾するハープーンミサイルやCIWS、地を這う飛び道具に分類される短魚雷、一旦上空に飛び垂直落下するアスロック、
イージス艦らしく飛び道具を迎撃できるCIWSやミサイルも搭載されている。
ハープーンはラウンド8発の制限が、CIWSは弾を撃ち尽くすと10秒のリロードが必要になる。
ストライカーとして潜水艦「そうりゅう」を呼び出してミサイルで援護してもらうことも出来る。
ゲージは即時リロードやミサイル追撃などの特殊行動に使用する。
AIは並~強ランク程度のものがデフォルトで搭載されている。
出場大会
最終更新:2022年10月01日 15:12