オルコット





「ヘイ、どうしたよ!
 口の周りにいちごジャムがついてるぜ!」

 名前:オルコット・ボルノ
 武器:厳島
 年齢:28歳
 身長:194cm
 体重:99kg
 誕生日:4月1日
 血液型:B型
 出身:福岡県八女市
 好き:イチゴ
 嫌い:ジョークの通じない奴
 CV:岡松丈

+ カットイン

威勢がよく、ユーモアがあり、ちょっとだけ優柔不断なタフガイ。
悪ふざけが過ぎて周囲に迷惑を掛けることがあるが、その分だけ他人への寛容さも持っている。
過去に「伝説の勇者」「魔法使いの美少女」とともに「世界征服を目論む魔王」を倒したなどと、何とも胡散臭い冒険譚を語る。

NICE☆GUY氏の制作したRPGツクール製フリーゲーム『伝説の勇者を怒らせる48の方法』(以下『でんぱち』)のキャラクター。
『でんぱち』とは、魔王バラノフ退治に立ち上がった伝説の勇者「遠藤豆三郎」が道中の敵・味方・一般人・赤ん坊から、
名前いじりをはじめとする、ありとあらゆる理不尽な嫌がらせを受けるという短編コメディRPGである。

武者修行をしながら家族を捨てて行方不明となった父親を探す旅の剣士。
義理堅い性格で、滞在していた村のトラブル解決に名乗りを上げ、村が管理する聖剣を求めて訪れた勇者一行と共に旅をすることになる。
旅慣れているだけあって、度々戦闘のアドバイスをくれる。
厳つい外見に似合わずお喋りかつジョークと悪ノリが大好きで、例に漏れず豆三郎のことを「ピヨ三郎」と呼んでおちょくりまくる。
実家はいちご農家で、あまおうが大好き。だがオルコットの家で採れるあまおうは不味いらしい。「あまい・まるい・おおきい・うまい」のがあまおうです。
こう見えて、広島県民の父親と福岡県民の母を持つ、純日本人である。
しかしキャラクターモチーフは洋画に出てくる陽気なアメリカンとのこと。

見た目通りのタフガイで、キャラ専用装備以外は何でも装備でき、他の2人が使えない「斧」「砲」「冑」といった専用の重武具を装備できる。
斧と砲は敵の物理・魔法防御力を0にする「ブレイク」の発生率が高いが、ブレイク効果はそのターンのみなので、他の2人より先に動けなければ意味がない。
素のSPD(行動速度)は低めだが、SPDが大きく増加する冑「フットボール・スクラム」があるため、防御を捨てれば先制攻撃を取るのは容易。

+ 本編ネタバレ
短編RPGであるため父親との再会は割とすぐに叶う。
しかし、父ガレアッツォはあろうことか魔王軍の四天王の1人として魔物を率いて聖剣を奪いに来ていたのだった。
自由人である父の奔放さには昔から母共々散々泣かされてきたが、
母のもとに戻って欲しいと言う息子の懇願にも聴く耳を持たない父親に失望し、手に掛ける決心が付いたと言うオルコット。
……と、ここだけ見ればシリアスな話なのだが、あくまでギャグ作品であるのでその後の展開はお察し。
形見の斧「厳島」は後述の『E's Laf』での武器として使われることとなった。


E's Lafでのオルコット

色んなフリーゲームの主人公やヒロインが集う本作に『でんぱち』代表として参戦。
主人公である勇者が代表でない所が『でんぱち』らしい。CVは岡松丈氏でレヴィエルとの二役。
遠藤豆三郎(ピヨ三郎)とヒロインのナージェジダ(デコ娘)はカリギュラ戦のイントロで彼の幻術として登場する。
騙されるのはオルコットだけである。
ストーリーは非公開なので不明だが、プロフィールからしてゲームのエンディング後らしい。
キャラクターセレクトのポートレイトは未完成で表示されない。

原作のイメージ通り、巨大な斧槍による長いリーチと強い判定、高い火力が持ち味のパワーキャラ。大砲は使用しない。
アーマー付きの技を多く持ち、相手に意識させることで大胆に立ち回れる。
ダッシュは加速するまでに時間がかかり、空中ダッシュは移動距離がごく短距離と機動力は低く、距離を取られるとこちらから接近するのは厳しい。
全体的に技の発生が遅いため、密着されるのもきつい。適切な間合いの維持が重要。
一度カウンターをとれば気絶を介したループコンボで一気に体力を奪っていける。
ダイヤグラムでは 最下位クラスのキャラで使用人口は少なめ。
機動力に優れ手数が多く火力も高い赤峰 妙が最上位クラスなので鈍重パワーキャラのオルコットの立場はない。

テーマ曲は『でんぱち』のギャグシーンBGM「明日から本気出す」をアレンジした「Pick the Strawberry - 明日から本気出す」。
コンボムービー
テーマ曲

現在開発中の『E's laf2』のトライアル版では一応プレイアブル化されてはいるものの、まだ必須スプライトが埋まっていない未完成状態。
グラフィックとデザインが一新されており、イメージがかなり変わっている。


MUGENにおけるオルコット

kamekaze氏が製作した『E's Laf』のオルコットが存在する。新MUGEN専用。
原作のアクションは大体再現されているが、アレンジ仕様でオリジナル超必殺技が追加され、エフェクトやSEは『戦国BASARA X』のものが使われている。
A連コンボが搭載されておらず、必殺技を必殺技でキャンセルするSキャンセルは削除され、カットインアニメや一部ボイスが無い。
無言でガムを膨らませるだけだった汎用イントロにカリギュラ用のイントロのボイスが入っているため、誰に対してもフレンドリーに「ピヨ三郎」と話しかける。
また、斧を投げ捨て肩をすくめる勝ちポーズは一撃必殺KO時だけになり、通常勝ちポーズ・セリフは「本気、また出なかったな…」の1種類固定になっている。

AIはデフォルトで搭載済み。
ループコンボをしっかり決めてくるものの、原作上級者がするようなレベルではなく基本コンボ程度で、防御は甘い。
また、イントロでカラーパレットが選択できるが、決定時に「シット!」とボイスが入るため、
AI操作だとイントロのボイスを途中でカットして「ヘイ!ピヨ三郎!調子シット!」となる。
プレイヤー操作

+ 技表
()内は原作日本語版の技名。
何故か「そいつは勘弁だぜ!」と「こりゃクールだぜ!」の技名が原作とは逆になっている。

必殺技

  • That was cool!(そいつは勘弁だぜ!)
短距離を素早くステップ移動。
ボタン押しっぱなしで連続移動することはできなくなったが、Sキャンセルの代用となる効果があるので技ヒット後の追撃に必須となっている。

  • Light(Heavy) Kiss the ground!(地面にキスしな!)
地面を踏み付けて勢いよくレンガを跳ね上げる。
Lightでは足元に1枚、Heavyでは3枚。
ヒット時相手を浮かせるので「That was cool!」でキャンセルして追撃できる。

  • Give the ground a hot kiss!(地面にアツーいキスしな!)
身長よりも高い大きな壁を目の前に出現させる。発生が早く、対空、コンボの繋ぎにと万能。1/4ゲージ消費。

  • You can even talk to the wall!(壁にでも話してろよ!)
上の追加派生技で、出現した壁ごと相手を蹴り飛ばす。

  • That's some chunky-looking milk!(泥水みたいなミルクだぜ!)
牛乳を口に含んで噴き出す。発生が非常に遅い中段技。

  • You thought you could stop my high!(ハエが止まってんのかと思ったぜ!)
当身技。上中段をアーマーで耐えて殴り飛ばす。アーマーなのでダメージは受ける。

  • That's forgiveness!(こりゃクールだぜ!)
気合で相手を吹き飛ばす。1/4ゲージ消費。

  • I learned an important thing from Piyo Saburo!(ピヨ三郎から教わった大切なこと)
発生はとても遅いがヒット時相手の気絶値を大きく上げるパンチ。

超必殺技

  • The most important thing I learned from Piyo Saburo!(ピヨ三郎から教わった最も大切なこと)
ヒット時相手をピヨらせるパンチ。
ダメージは低いが「ピヨ三郎から教わった大切なこと」より発生は早い。1/2ゲージ消費。

  • A happy surprise for Deko's daughter!(デコ娘へのハッピーサプライズ)
斧で思いっきり相手をホームラン。
発生が早い単発大ダメージ技。1/2ゲージ消費。

  • I'm gonna count to three!
オリジナル技。
最終ラウンドで体力25%以下、全ゲージ消費で出せる一撃必殺技。


「なぜ敵の動きが活発なんだ?
 それは部活動に顧問の先生が来てるからさ。
 先生がいなくなれば、生徒達は普段のダラダラ具合に戻るだろう。
 ちなみに俺は野球部だった。
 自分で言うのも何だが、優秀なポジションキーパーだったんだぞ。
 どこのポジションかって?

                                                  ベンチさ。」

出場大会

プレイヤー操作



最終更新:2021年10月12日 20:22