仮面ライダーG3-X


    「ただの……人間だ!」

 ■スペック
 身長:192cm
 体重:176kg
 パンチ力:約2.5t
 キック力:約7.5t
 防御力:硬度「10」
 走力:100mを約8秒
 ジャンプ力:ひと跳び20m
 必殺技:ケルベロスファイヤー(30t)


仮面ライダーアギト』に登場する仮面ライダーの一人。
主な装着者は『仮面ライダーになろうとする男』氷川誠(演: 立派なきのこ 要潤)。
未確認生命体用に未確認生命体4号のデータを元に警視庁が開発した第3世代型強化外骨格および強化外筋システム、
通称『G3』の強化発展型。対抗馬の『V-1』をコンペの際(後述の暴走の結果とはいえ)圧倒し、採用された。
(なお、実際には『クウガ』と『アギト』はパラレル設定なため、あくまでも『アギト』世界における4号がモデルである)

性能向上以外でのG3との違いは装着者に理想的な動きを促すAIの搭載と、装着者へのオートフィット機能。
当初はAIが過敏過ぎたため暴走してしまい、ある一名しか制御できなかったが、制御チップを組み込むことでこれは解消されている。
しかし性能が上がっているとはいえ上級のアンノウンの相手をするにはまだまだ力不足なところもあり、
装備は飛び道具が主ということもあってかアギトやギルスの援護に回ることが多い。
それでも通常のアンノウンとは互角に戦うレベルには仕上がっているため、多数のアンノウンを撃破。
本作のライダーは基本的に飛び道具を持っておらず、そういった意味ではG3-Xは貴重な戦力である。
最終決戦では装着者氷川誠の踏ん張りで最上級のアンノウン2体『風のエルロード』と『地のエルロード』を相手に善戦、
一体をギルスとの連携で撃破している。
この時の奮戦ぶりはアギトの最強武器シャイニングカリバーを叩き折った『地のエルロード』をして
「お前はアギトではない。何故これほどの力を…お前は何者なのだ!?」
脅威と驚愕を抱かせるもので、その時の氷川の回答が冒頭の台詞となっている。*1

これ以外にも、翔一と涼、そしてからアギトの力を奪った『闇の力』に翔一と共に立ち向かい、
アギトの力奪還に大いに貢献する等の活躍も見せている。

G3システムは、昭和を含めた仮面ライダーシリーズで初の「唯の人間」のライダーである。
(昭和ライダーは全員改造人間(ライダーマンは微妙だが)。クウガもアークルの力により実質改造人間、アギトは新人類)。
以降の平成ライダーシリーズ(555カブト等)の「変身アイテム装着者=仮面ライダー」という図式の先駆者となった。
ただし以降の装着型ライダーが腰に巻いたベルトから装甲が自動展開され「変身」する
SF的な変身描写になっているのに対し、G3シリーズは純粋に現在の科学技術の延長上のパワードスーツであり、
使用時には移動本部である車両「Gトレーラー」内の施設で「スタッフの手で装甲をひとつづつ体に取り付けていく」必要がある。
また戦闘の際にGトレーラーからの指示を受けるだけではなく、
戦闘で手一杯の装着者には処理しきれないG3の破損状況等をGトレイラー側でチェックするなど、現実的な運用描写がされている。

また、あまりクローズアップされる点ではないが、史上初の 仕事でやっている仮面ライダー であるという見方もできる。
(一応、Xとアマゾンとスーパー1も職業ライダーだったが、XとS1は本来戦闘目的ではない。アマゾンは「仕事?食えるのか?」状態)
通常の生活や仕事に加えて自主的に正義の味方をやっている他のライダーと違い、氷川は警察官の業務の一環として仮面ライダーをやっているのであり、
そういう意味では後のシリーズのBOARD猛志、ZECTなど組織に属するライダーの先駆けとなっている。

公的組織が作ったメカスーツ、その組織に属するヒーローといった構図は、かつて同時間帯に放送していたメタルヒーローシリーズに多く見られた要素であり、
特に『特警ウィンスペクター』『特救司令ソルブレイン』『特捜エクシードラフト』の「レスキューポリスシリーズ」と呼ばれる3作からのフィードバックとも言える。
G3シリーズはそういった要素を平成ライダーシリーズに橋渡しした、シリーズ史において重要な存在なのである。
(外見だけならBLACKもメタルヒーローの影響を受けている)

G3シリーズは高度な科学力で作られているものの、未知のテクノロジーや神秘的なエネルギーは一切使用されておらず、
装着員である氷川も何の特殊能力も無いただの人間である。
初期のG3はまだまだ未完成だったこともあって戦果が振るわず、超常の力で戦うアギトやギルスに比べて、
はっきり言えば 「弱い」 印象が際立っていた。
G3-Xへのパワーアップによってようやく少しは差を埋められた形となり、次第にアンノウンといい勝負も出来るようになっていく。
ある意味において、作中でアギト以上に「創造主への反逆」「神々との戦い」を体現した存在であるとも言えるかも知れない。
そもそも本作品におけるG3(と言うか氷川)のテーマは「仮面ライダー(英雄)になろうとする男(の奮闘)」である。
一方ギルスは「仮面ライダー(怪物)になってしまった男(の悲劇)」であり真逆のテーマである。

通常のヒーローのパワーアップとは違い、G3-Xはあくまでも旧G3と同一規格の新型スーツであり、
旧G3とは別に存在している(要するに乗り換え後の2号ロボのようなもの)。
終盤ではオートフィット機能を搭載して改修された旧G3が、G3-Xと揃い踏みする場面もある。
G3「G3-Xにモデルチェンジした後、僕の身体はどうなったんだ!倉庫で埃をかぶってたんじゃないか?」
テレビスペシャルでは誰にでも使える事を前提に意図的にデチューンされたG3-MILD
『HERO SAGA』では破損したG3-Xを後述のG4のパーツで改修したG4-Xといったバリエーションも存在する。
この他、Gシリーズには漫画版で登場しアンノウンに融合されたバイク型のG2(『HERO SAGA』ムックでも存在に触れている)、
同じく『HERO SAGA』に登場する「赤の4号(クウガマイティフォーム)」のスペックを可能な限り再現した代償として
人間に扱える代物ではなくなった(作中ではアンノウンが強奪して着用)G1が存在する。
最終話ではG5ユニットなる部隊が発足しているが、画面に映ったのは隊員を前に演説する隊長だけで、装備などは不明である。
(『HERO SAGA』ムックでは「従来の重装甲な隊長機と、簡易装備の一般隊員」というイメージが語られ
 それが後年のZECTに発展していく……という構想案が言及されている)

2013年に発売した小説版(著:岡村直宏)ではG3-Xには強化されず、終始G3のままアンノウンと戦い抜いている。
やはり戦闘力の面でアギトやギルスに一歩譲りながらも、終盤ではアンノウン相手に善戦する活躍も見せ、
エピローグではG3システムの部隊が正式に発足、氷川が対アンノウンに対する撃墜王になった事が言及される。

+ 主な武装

劇場版『PROJECT G4』では事実上、アギトに代わる主役として活躍。不採用であったはずの兄弟機、G4と死闘を繰り広げた。
+ G4について

+ 『仮面ライダーディケイド』では……

+ ゲーム作品では……


MUGENにおける仮面ライダーG3-X

miyaji氏による手書きのものが公開されている。
あくまで人間のG3-Xとアギトとの対比のためか、移動速度などは全体的に遅め。
バッテリーが設定されており、一部の技や行動を行うと消費され、0になると防御力や攻撃力が半減、ゲージ技が使えなくなる。
GM-01を使った射撃はボタンひとつだが、装弾数は9発で撃ち切るとリロードが必要になる。
GK-06は前述の剣を受け止めたのを再現してか一種のシールドとして搭載。
MUGENではGS-03もちゃんと当たる性能なのでご安心。…通常版のほうは。
ゲージ技は発射の瞬間スローになるGG02、溜めることでガード不能になるGS-03、α版では専用ゲージを使っていたガードチェイサー
GX-05を装備しての射撃、3ゲージ技のGXランチャーが搭載されている。
AIは未搭載だったが更新によりデフォルトAIが実装された。
ver1.0からは一定確率で発動するバッテリー交換やG3-MILDと共に轢き逃げ攻撃する「オムロくんも発進」など技が多数追加され、
G4カラー(2P)及びG4-Xカラー(6P)でGG-02がギガントに変化するようになった。
更に12P選択で各種ゲージ∞、弾数∞、対投げ属性攻撃と食らい中以外無敵、常時回復などが付与される「ただの人間を超えた何か」モードになる。
また新MUGENだと無敵の代わりに投げ以外に対する常時アーマーとなる。
性能は高いが火力はそこまで上がらないためランク的には狂中位といったところか。
この他、設定変更スイッチで爆発技の無差別攻撃化OFFやオペレーターの可否、AI設定の他バッテリーや青ゲージの常時0化・MAX化などが設定可能。

更新で仮面ライダーアクセル風カラーが追加されAI操作の12P使用技にギガントが追加、
AI設定の超反応スイッチが制御チップに名称変更された他GX-05に使用率スイッチが追加された。
また投げ技の「ガードアクセラー」とダウン追撃可能な飛び蹴り(強)が追加され、更に仲間出勤スイッチが搭載された。
仲間はオムロくん(G3-MILDの飛び込みパンチ)、北条さん(V-1のV-1ショット)、水城さん(G4のギガント・4発まで)が選べる(複数選択可)。
出勤したキャラはどこぞの魔法少女集団の如く常に立っており、G3-Xが攻撃をすると攻撃に対応したキャラが援護攻撃を行い、
G3-Xがゲージ技を使うか攻撃を受けると一斉に攻撃してくる。
この一斉攻撃はモーション中ずっと続くため、全員居るとGX-05を持ってただ立っているだけで一部キャラは詰む事も。
また食らい判定や接触判定も存在し、G3-Xの爆発技や敵の攻撃を受けると一定時間行動不能になる。

Ver1.5では既存技のバリエーションとして下段射撃と対空ケルベロスファイヤーが搭載、
そして新たにアギトと共にマシントルネイダーに乗り画面奥から射撃する2ゲージ技「一緒に戦いましょう!」が追加された(Ver1.6で背景追加)。
細かい変更点としてactのライダー名が一部ローマ字表記から英語表記に変わっているので上書きする際は注意。

Ver1.7からは10Pでストライカー全員出勤モード、11PでAI暴走モードが起動するようになりガードキャンセルや後転回避が追加、
GX-05の出が遅くなった代わりに威力が単発5から8に上昇し、空中ぶら下がり中に前後移動出来るようになった。
Ver1.71にて新MUGEN・WinMUGEN問わず12P時には常時アーマー化するようになった(以前の挙動はバグだった模様)。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm25554903
Ver1.8からはワイド画面への対応が行われた他、オムロくん出勤時でもバッテリー交換や「オムロくんも発進」が発動するようになった。
またGX-05のリロード(青ゲージ消費で通常ゲージ増加)が搭載され、
更に『PROJECT G4』の名シーンを再現した対リザレクション用即死技の「もういい…」が搭載された。
相手がリザレクション後、GX-05を持っていない、自分のLife300以下などの条件を全て満たした場合のみ1ゲージ消費で発動可能。
前方ほぼ全画面に53万強の防御無視スリップダメージを叩き込み、また裏回りされても相手の方向を向く上判定はそこそこ持続するため非常に強力。
ただしライフが膨大な相手の場合死なない事もあり、また発動条件的に体力が0になる前にリザするキャラや処理が特殊な相手の場合は使えない。
Ver1.85でIKEMENへの対応や対クウガイントロが追加され、技性能が大幅に修正された。
またバッテリーが切れた際の弱体化が凄まじい事になった。具体的には今までの攻守半減・ゲージ技使用不可に加えて
GM-01リロード以外の青ゲージ消費行動使用不可、全防御システム使用不可、攻撃ヒット時自分にダメージ、GM-01使用で自爆ダメージ
が付与される。ほぼ無理ゲー。
Ver1.86ではバグ修正の他、「もういい…」の条件が満たされた際にバッテリーゲージの緑ランプが点滅するようになった。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm25983113
Ver1.9で特殊対応や性能見直しが図られ、コンボ補正導入などが行われた。
Ver1.98ではドットが多数打ち直され色合いが全体的に修正、更にエフェクトの色がパレットで変化するようになった。
ただし、パレット修正の影響で現在10Pを含めた一部カラーが使用不能なので注意。
性能面でもスーパーキャンセル追加や攻撃をキャンセルして即座にGX-05を撃つ対空可能な1ゲージ技追加など多々変更され、
タッグ戦時の「もういい…」暴発やリザ成立確定時に無防備なせいでお手玉されるなどのバグが修正された。
高カラーでも12P時の銃火器技威力上昇、無敵中でもダメージを食らう不具合修正と強化されている。
また11PのAI暴走モードが単なるAI常時起動+超反応(AIレベルMAX)固定から仕様変更され、
前述の2つに加えてバッテリー消費半減、コンボ補正緩和、GX-05中を除く攻撃時アーマーなどが付く対凶用カラーになった。
更にVer1.995以降は制御チップONor11P&北条さん未出撃時のV-1破壊イントロがこのカラー専用イントロに変更された。
Ver2.00からは対Jaki氏ブレイド及び対同キャラ特殊イントロが追加。性能面では多数の技が追加され、
更に一撃必殺技の「GXランチャー&ライダーキック」が搭載された。アギトと同時攻撃を決める原作再現技となっている。
ただしこの一撃、条件がやたら厳しい(具体的には 29話で氷川が取った行動を全て満たす 、詳しくは下記動画参照)ので注意。
一応コンフィグで条件を緩和する事も出来るが。
この他、12P性能の自動回復が削除された代わり根性値が大幅に増え、視覚的に分かりやすいよう電撃を纏うようになった。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm27732187
Ver2.05にて青ゲージが廃止され、それに伴い一部技の性能も変更された。
特に青ゲージ消費の拘束技だったGA-04は1ゲージ技化したEX版以外消滅し、代わりにV-1破壊再現のコマンド投げが追加された。
またバッテリーが切れた際の弱体化が更に増加し、新たに「ゲージ0固定」「必殺技のキャンセル不可」が追加された。


出場大会


    「もういい……もういいだろ!?」


*1
これらの台詞はアドリブらしく、脚本の井上氏は「自分ならこんな陳腐な台詞は書かない」と語っている。



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