ガンダムアストレイ レッドフレーム


「どうだい最強だろ?オレの悪運は」

機動戦士ガンダムSEED』の外伝『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY』に登場するモビルスーツ。通称「赤枠」。
デザインは『SEED』の監督の前作『GEAR戦士電童』でもメカデザインを担当した阿久津潤一氏が手がけており、
本編担当の大河原邦男氏のデザインとは趣を異にしたスタイリッシュさを見せている。
なお、「ガンダムアストレア ではない。 実際『00』の方の外伝で出てきてしまったので混同されがち。
しかも双方とも作者は同じ(千葉智宏)だから困る。だったら「アストライア」にでもしてくれればよかったものを

コロニー「ヘリオポリス」(本編主人公のキラ達が住んでいた場所)で、太平洋の島国・オーブ連合首長国の企業モルゲンレーテ社が
大西洋連邦とのモビルスーツ共同開発で齎された技術を無断盗用し、連合軍のガンダムの陰で作成していた試作機のうちの1機。
本編でのヘリオポリス襲撃によりコロニーが崩壊した後、ジャンク屋 ロウ・ギュール (声:小野坂昌也)に拾われ、
それ以降彼の愛機となる。ロウはナチュラル(遺伝子を調整した「コーディネイター」ではない人間)であるが、
当初より機体にナチュラル用のOSが搭載されていたことと、ロウが伴っている鞄型のケースに収められた
コンピュータ「8(ハチ、声:愛河里花子)」*1によるサポートもあり当初から問題なく乗りこなしている。
なお、「レッドフレーム」という呼称は露出しているフレーム部分が赤いことからロウがつけたもので、
「(アストレイシリーズの)P02(プロトゼロツー)」が本来の開発元であるオーブ及びモルゲンレーテ社での呼称である。
逆にアストレイという名前はロウは欠片も知らなかったため、モルゲンレーテに招かれてそのことを教えられた際には
やけにビックリしていた。

P02とはすなわち試作型の二号機という意味であり、
また設計段階からナチュラル用試験機という役割を与えられている(オーブにおいては赤い機体色はナチュラル用を示す)。
このため、実際にナチュラルでも扱えるMSとして量産されたM1アストレイも本機とほぼ同様のカラーリングが施された。
同型機として連合製MSと共通の武器接続プラグを有するP01=ゴールドフレーム、
オプション装備のテストタイプであるP03=ブルーフレームが存在しており、このうちブルーフレームは
レッドフレームと共にロウが発見していたがその際のひと騒動で共闘した傭兵・叢雲 劾(ムラクモ・ガイ)(声:井上和彦)に譲渡されている。
また後に予備パーツから組み上げたP04(グリーンフレーム)とP05(ミラージュフレーム)も登場している。
その他、アクタイオン・プロジェクトによる再生機としてアストレイノワール、ターンレッド、
ライブラリアンによるレッドフレームのコピー機が存在している。
更に作中世界ではプロトアストレイ(及びその操縦者)の活躍は割と有名で、
ジャンク屋組合が販売する簡易量産機シビリアンアストレイJGカスタムをプロトアストレイ仕様(流石に外見のみ)にする改造キットも販売されており、
MSファンクラブを初めとした個人MS所有者たちによる紅の祭という(主に)レッドフレームだらけの民間MS大博覧会も開催されている。

名前の「アストレイ」は本来は「道に迷った・邪道」という意味だが、作中では「王道を外れたもの」と意訳されている。
無断盗用という開発経緯と、本流を超えるという期待を込めて名付けられた。
他には「人を殺すためではなく活かすために使われるMS」という意味でも使われており、
そのため、Xアストレイやアウトフレーム、デルタアストレイなどアストレイシリーズのMS以外でもロウが自ら関わった機体にアストレイの名前が付けられている。
実際ロウも普段はレッドフレームを「他と比べてかなり高性能な作業用MS」くらいにしか考えていない。

当初は量産型の試作機ということで、特徴らしき特徴といえばコピーできなかったフェイズシフト装甲の代わりに
発泡金属装甲にして軽量化によって機動性を高めて補っていることぐらいで、装備等も実にシンプルなものであったが、
ロウによる改造や装備の追加、改修を重ね、前大戦のMSがことごとくロートル化した『DESTINY』時代でも
現役で活躍を続けている(これは兄弟機であるブルーフレームやゴールドフレームも同様)。
また右腕はゴールドフレーム戦により一度全損しており、
レッド&ブルーフレームと同時に拾ったゴールドフレームの右腕で修理しているため右腕限定ならば連合製MSの武器も使用できる。

+ 装備など

なお、レッドフレームの活躍するマンガ『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY』は
ときた洸一氏版(所謂「無印」)と戸田泰成氏の書く『R』の2つが存在する。原作者は両方とも千葉智宏先生であり、一つのストーリーを流れがわかる程度にぶつ切りにしてときた・戸田両先生に描いてもらう形になっている。
本編の裏で活躍するロウ達をそれぞれが書いているため「ときた版だけ追っていたらガーベラを何で手に入れたのかわからない」
「戸田版だけ追っていたらあるキャラが入れ替わったのがわからない」なんてことも。
同じシチュエーションでさえ微妙に展開が違うこともあり(例えばゴールドフレーム戦で右腕が壊れた描写が戸田版だと省略)、
ロウのヘアバンドにデカいレンズが付いているなど衣装なんかも一部異なっている。ちなみに後述の販促アニメではときた版ベースに輪郭ラインを戸田版に寄せた独自デザイン。
また、ロウ以外にアストレイを所有する一人、凄腕傭兵の叢雲劾(ときた版ではほとんどプライベートは描かれず、また(少なくとも戦闘については)所謂完璧超人として描かれているが、戸田版では自分の傭兵部隊一同でくつろぐシーンがあるなど、MSの関係ないところでは変人*4となっている。そして任務中にも明らかに常人離れしたセンスを披露する)をはじめとして、数多くの登場人物のキャラ付けがアレンジされている。
ちなみに戸田版は、作者繋がりもあってかモロに漫画版『スクライド』なノリである。あとエロい。
なお、他にブルーフレームの活躍する『B』(模型誌にて掲載されたジオラマストーリー)と小説版があり、
それぞれ話がリンクしているのだが、流石に各作者間で完全な連携を取る事が出来なかったようで
『B』でロウが対峙した人物を、時系列ではその後の『R』の最終エピソードでロウが全く知らないという事になっている。

またメインメディアは漫画ではあるのだが、MSV販促の店頭プロモーション用ビデオでアニメ映像が作られており、
上述のキャスト設定もゲーム専用のものという訳ではない。
ただし本来音声で言葉を発せずディスプレイにメッセージを表示するという設定の8が その設定を無視して喋りだす ので、
(5分アニメじゃいちいちディスプレイを写すわけにもいかないとはいえ)それに難色を示すファンもいなくはない。
元ネタの方もアッザム戦で喋ってたが。

実はテレビ版アニメ『SEED』のOPにも、1カット登場している。
しかし本編には量産型のM1は出たもののこちらは登場しなかったためか、HDリマスター版ではその姿を消すことになった。無念。

+ 外部出演


MUGENにおけるレッドフレーム

うしど氏によるスパロボWの画像を使ったものが公開されている。
EXVSの要素も多く搭載されており、格闘戦を主に使いコンボを決めていくタイプのキャラ。
ビームライフルやバルカン、ガーベラ・ストレート投げ等の飛び道具もあるが、
当たった相手を拘束できるガーベラ投げ以外は牽制に使える程度か。
また斜め下に投げる空中ガーベラ・ストレート投げや相手をある程度ホーミングする光雷球コンボ等、空中からの奇襲能力も高い。
超必殺技ではパワードレッドに換装しての「赤い一撃」の他、原作で見せたブルーフレームセカンドLから
タクティカルアームズ*5を借り受けての斬撃も搭載。
AIは入っていないが制作者は募集しているとのこと。
ホルン氏のAIが公開されている。

※動画は削除済みだが、URLは使用可能 http://www.nicovideo.jp/watch/sm23737031

出場大会

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「これが俺の赤い一撃(Red Flame)だ!!」


*1
この「8」だが、実は分かっているのはコズミック・イラ世界では一般的な「量子コンピュータ」 ではない ということぐらいで
現在に至るまでその素性が語られたことがほとんどない
+ ……ないのだが

*2
本編登場キャラでオーブの通称「アストレイ三人娘」の一人ジュリ・ウー・ニェンが、
レッドフレームの持ち主のロウに近づくために変装した姿。後にモルゲンレーテ本社をロウが訪れた際にネタバラシした。
ちなみにときた氏は本編最終盤で彼女達が死んだことで「聞いてない」と唖然としたらしい。
シナリオの千葉氏もアストレイ内でジュリを再登場させる構想があったが、この件で断念することになったという。
ついでにこの件は富野御大から「殺せばいいってもんじゃない」とお叱りが入ったとか。
あんたが言うな …と言われるかもしれないが、御大は人を死なせるときは
登場人物に対する影響や作品的に意味を付加しての場合が多く、無意味に死なせるケースはほとんどない。
他作品を引き合いに出すならば多数をあっさり殺すより一人をじっくりと殺った方がインパクトは強い…という事であろう。
……『Δ ASTRAY』で三隻同盟に歌姫の騎士団なんて異名が付けられたのはなんかの皮肉だろうか。

*3
この150Mというのがどれだけバカげているのかというと、リジェネレイトガンダムやデストロイガンダムでも40M以下、
SEED最大級のMS用兵器ミーティアでさえ100M弱程度であり、あのデンドロビウムでもメガビーム砲まで合わせて140Mである。
他作品で言えば全長240Mのガンバスターでも野太刀サイズという事を鑑みると「大馬鹿天井知らズ」の評価も頷けるというものだろう。
武器同士で比較すればスーパー系の 斬艦刀よりもデカい (参式系は液体金属かつ一部はエネルギー化可能なため一概には言えないが)。 え?13kmや
尤もロウはジャンク屋であり、この巨大な刀も本来は戦闘用ではなく作業用……巨大なジャンクを処理するためのものと思われる。
実際、劇中でも廃棄されたコロニーのシャフトを切断し、事故を防ぐといった活躍も見せている。
最近は改良されて以前の3倍以上の腕力を持ったパワードレッドが地上で振り回しているが…。
+ 夢のない話

*4
ただし、戸田版・ときた版で共通する設定でも
「ある設定のため、仕事柄絶対にサングラスが必要とはいえ劾が選んだのは明らかに派手であろうレンズがオレンジ色の物
「民間人はもちろんザフト関係者からの依頼を受けるときでもいつもの服装である(ザフトと敵対している)連合軍の制服で出向く
 (ただし作中にこの服装が原因でトラブルになった事例はない)」
など少しばかりエキセントリックな面が見られる他、ときた先生のみが担当しているストーリーでも
カレーにはソースをかける」(一応、そういう食べ方も無くはないが)事が示されているなど、
「MSと関係ないところでは劾はやや変人」という設定は多少なりとも公式なのかもしれない。

*5
大型の実体剣と、ビームと実弾を混交して撃つガトリングガンの2つの形態に変形させられる装備。
元々はロウが自分で使う予定で作ったものだったが、
ブルーフレームを大破させられ敗北を喫した叢雲劾がリベンジのため同機の強化改修を頼んだ際に
このタクティカルアームズを組み込んで改修し、そのまま彼に譲渡する形になった。
ちなみにこの改修後の「セカンドL」という名称は劾本来のプランと違うものになったことからロウの頭文字「L」をつけたものである。
(劾本来のプランそのままの姿が「セカンドG」。G=ガイの頭文字)
また、一度ガーベラストレートが折られて絶体絶命の危機に陥った際に、
駆けつけた劾から借り受けてレッドフレームがタクティカルアームズを使用した事もある。
ロウもまだ心残りがあったのか、後にレッドフレーム改への改修時に「タクティカルアームズII」を装備し
(こちらはガトリングガンではなく弓型のビーム砲に変形する)
『DESTINY ASTRAY R』でも「カレトブルッフ」なる類似コンセプトの装備を作っている。
ちなみに同じく阿久津氏がデザイナーを務めた『GEAR戦士電童』でも同様に複数の形態に変形する武器がある。



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