ポリゴンZ




  • 分類:バーチャルポケモン
  • タイプ:ノーマル
  • 高さ:0.9m
  • 重さ:34.0kg
  • 特性
  • 特性:てきおうりょく(タイプ一致による威力の補正が1.5倍から2倍になる)
               ダウンロード(相手の防御と特防を比較し、防御が高ければ特攻が、
                                        特防が高ければ攻撃が1段階上がる)
  • 夢特性:アナライズ(後攻で繰り出す技の威力が1.3倍になる)

「より すぐれた ポケモンに するため
     プログラムを ついかしたが
            なぜか おかしな こうどうを はじめた。」

任天堂,の育成RPG『ポケットモンスター』シリーズに登場するポケモンの一体で、初登場は第4世代(『ダイヤモンド・パール』)。
「ポリゴンゼット」と発音する。タンクではない

人工ポケモン「ポリゴン」の最終進化系であり、ポリゴン2に「あやしいパッチ」を持って通信交換すると進化する。
異次元空間でも活動できるようにプログラムを修正された存在だが、バグがあったらしく、おかしな行動をするようになったらしい。
要するに失敗作。ポリゴンからしてみれば迷惑もいいところだが、元々自我を持たなかった人工生命のポケモンであり、
バグにより結果として「従順」以外の行動もとれるようになった為、より生物らしく進化したとも言えよう。

その姿はポリゴン2の首をもぎ取り上下反転させた奇怪な姿となっており、ポリゴン2があやしいパッチのせいでバグった姿とも言える。

ちなみにポリゴンからポリゴン2への進化にも「アップグレード」を持たせた通信交換が必要。
進化条件が2段階とも道具付きの通信という珍しい系統である。
また、名前に標準で数字やアルファベットが入っているのもこの系統が唯一であり、人工ポケモンの特殊性を表現していると言える。

原作中の性能

HP:85
攻撃:80
防御:70
特攻:135
特防:75
素早さ:90
合計:535

ノーマルタイプ最強の特攻を持つ特殊アタッカー。高い特攻に加えて素早さもそこそこ高いが、耐久は並み。
それどころか進化前のポリゴン2から防御と特防の種族値が20低下している。HPも上昇してないので相対的に脆くなった。
メインウェポンである「トライアタック」、「さわぐ」をはじめとして、
「あくのはどう」、「れいとうビーム」、「10万ボルト」などサブウェポンも豊富。
さらに、「わるだくみ」や「マジックコート」など、補助技も優秀。
そして特筆すべきは、ただでさえ高い火力を高める3つの特性。
これらの特性の補整を受けた「はかいこうせん」は、並の耐久力の相手なら半減だろうが問答無用で倒せる威力を持つ。

このノーマルタイプの特殊アタッカーという点が、実は非常に重要である。
というのも、ノーマル単タイプの強豪アタッカーはガルーラやチラチーノなど物理中心が多く、
他の特殊アタッカーは複合タイプを考慮しても、バクオングやトゲキッスなどごく少数であった。
加えて物理ノーマルのメインウェポンとなる「おんがえし」や「からげんき」は技マシンで習得できるのに対し、
ノーマルの特殊技で強力な「トライアタック」や「ハイパーボイス」は、現在の環境では技マシンには存在せず、
(技教えにハイパーボイスがあるなど全く手が無いわけではないが、時期によっては手間がかかる)
習得可能な「はかいこうせん」は反動で動けなくなるデメリットがあるため、必然的に特攻に特化したアタッカーは、
ノーマルタイプ全体の中では非常に限られていた。

第5世代では、キノガッサやローブシンなどのメジャーな格闘タイプが猛威を奮っており、耐久力の低いZは苦戦を強いられた。
更にしんかのきせきという最終進化前のポケモンの防御と特防を1.5倍にするアイテムの影響でポリゴン2が圧倒的な耐久力を得る。
ポリゴン2の状態でもそこそこ高い特攻とそれを強化する上述の特性のお陰で火力は決して低くないと、進化前に完全にお株を奪われていた。

だが、続く第6世代で登場した問題児のファイアローの台頭により、それまでやりたい放題だった格闘タイプ達がお通夜状態になったことで、
カビゴンなどの他のノーマル勢と一緒に復権した。
また、ピクシーやトゲキッスなどそれまでノーマル特殊アタッカーだった連中がフェアリータイプに鞍替えした部分も大きい。
ただし、カエンジシやエレザードなどの複合タイプの特殊アタッカーのライバルも増えた。

第7世代では、新システム「Z技」のおかげで大幅な強化を受けた。
「はかいこうせん」をZ技化した「ウルトラダッシュアタック」は、てきおうりょく込みなら威力400という桁違いな火力を生みだすが、
何より、1回だけだが普通の「はかいこうせん」の反動を受けないのが最大のメリット。
また、ポリゴン系のみが使える「テクスチャー」をZ技した場合、全能力値1段階上昇の強力な積み技へと変化する。
これに加えて、フェアリータイプの台頭で第6世代以上に格闘の肩身が狭くなったことで、活躍の場が増している。

本編作品以外では『ポケパークWii』で登場。担当声優は 三木眞一郎 氏。

+ ポリゴン一族を語る上で外せないこと
そんなポリゴンZだが未だにアニメ本編には登場していない。
全ての原因というのはあの「でんのうせんしポリゴン」という日本アニメ史に残る大事件が切っ掛けである。
その話中に放たれた赤と青のパカパカが全国の子供たちに体調不良をもたらし、
その模様が全国区のニュース番組でトップニュースとして報道。それが原因で任天堂とテレ東は大きな批判を受けることになってしまった。

そもそもの切っ掛けとなったのは、ワクチンプログラムとして放たれたミサイルを、
ピカチュウが電撃で迎撃した際の発光が原因であり、決してポリゴンがパカパカフラッシュを発した訳ではないのである。
無論、ピカチュウが電撃を放ったからと言われてるが、人気ナンバーワンポケモンにそんな罪を着せられる訳もなく、
むしろワクチンミサイルを発射するよう指示したジョーイさんやそもそもパカパカフラッシュを使ったスタッフが悪いんじゃね?とは言ってはいけない。
いつの間にかポリゴンの存在はアニメから消えていくこととなった。
ゲーム本編では進化形態が追加され優遇されていると言えなくもないが、
事件の記憶と結びつくせいか、2やZもアニメ本編に出ることが出来ないままである。
「どうせアニメに出られないなら何故出した?」という声さえあるとかないとか
(一応2に関しては劇場版に一瞬だけ登場している。Zは未だアニメ媒体には影も形も……)。
17年以上もアニメから出禁を喰らっているポリゴン一族。その呪いが解けるのはいつの日になるのだろうか。

ただ、ユンゲラーのように存在そのものが問題を抱えている訳ではないため、
漫画作品やカードゲーム、シール等のグッズには無事登場している。
取り敢えず、ポリゴンにこの件に関して落ち度が無いのは確定的であり、
これを読んでいる貴方にはどこかの動画でパカパカフラッシュ効果を見ただけで「ポリゴンフラッシュ!」とコメントしたり、
ポリゴンが登場しただけでどこぞの大佐よろしく「へぁあ、目が、目がぁ~!」とかコメントするのは、
ポリゴンの名誉に悪いのでどうか自重よろしくお願いします。ホント今でも見かけるのよその手のコメ(泣)


MUGENにおけるポリゴンZ

RoySquadRocks氏の製作したキャラが公開中。
「れいとうビーム」や「シャドーボール」などの光線技を得意とする遠距離向けのキャラ。
通常攻撃はリーチが短いため、これらの飛び道具を中心に戦う戦術が基本となる。
何故かゲージ技に近距離攻撃「ギガインパクト」が搭載されている。
元ゲーで特殊技主体のポリゴンZがこの技を使うのは、もっぱら特性「ダウンロード」で攻撃が上がった場合の奇襲としてだが、
このキャラの特性は「ダウンロード」という設定なのだろうか?
超必殺技はゲージ2本消費して放つ「はかいこうせん」。
また、ストライカーとしてポリゴンやポリゴン2を呼び出したり、
ライフが少ない時のみに発動できるゲージ技「じこさいせい」など、中々面白い技を持つ。
それにしても、やけに目に悪い演出が多いあたり、海外でもこういう扱いなのかと痛感せざるを得ない。
AIもデフォルトで搭載されている。

出場大会

出演ストーリー



最終更新:2022年02月25日 23:57
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