「私はバド星人。宇宙の帝王だ」
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担当声優 |
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槐柳二
- 『ウルトラセブン』第19話
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金子はりい(現・かねこはりい)
- 『ウルトラマンジード』第11話、『ウルトラマンR/B』第18話
- 多田啓太
- 『ウルトラマンタイガ』第20話
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『
ウルトラセブン』の第19話「プロジェクト・ブルー」に登場した宇宙人。別名
「宇宙帝王」。
身長は2m~40mで体重は80kg~5千t。
主な武器としては光線銃やメリケンサック
、あと投石があるが、本人は格闘戦の方が得意。また、透明化能力を持つ。
劇中では人類を滅ぼそうと円盤で地球に襲来するが、
ちょうどその頃ミヤベ博士が設計したバリア「プロジェクト・ブルー」が試験的に地球に張られており、
本編開始早々に円盤が大破してしまう。
そのため「プロジェクト・ブルー」の資料をミヤベ博士から奪おうとする
(なお、世界観は違えど『
ウルトラマンコスモス』でも同名の計画が存在している)。
ミヤベ邸の鏡の中に秘密基地を作り、そこに博士を閉じ込め自白電波で資料のありかを吐かせようとするも、
博士は中々口を割らず、バド星人は作戦を変更。
それも博士の妻グレイスを様々なコントホラー演出で震え上がらせ、それを盾に自白を迫るというかなりセコい作戦に出た。
その後グレイスを殺害しようと迫っていた所を、博士宅の電話が繋がらないことに異変を感じ、
やってきたウルトラ警備隊に発見され、ウルトラガンであっさり焼死。
別の個体が
透明になって襲い掛かるがすぐに見破られ、これも焼死。
その後、セブンに秘密基地を発見され博士を人質に円盤で逃亡。
さらに置き土産として
地球を破壊する爆弾をセット。
最初からそれ使えよ
しかしあっさりと追い付かれたためバド星人は巨大化しセブンと戦う。
セブンとはまるでプロレスのように肉弾戦のみで戦うが、終始劣勢であり途中で「待った」をかける。
敵ながらセブンはちゃんと待ってくれたのだが、バド星人はその隙にメリケンサックを装備し、
セブンを攻撃するなどこれまた卑劣……もといセコい戦法を取る。
しかしあえなく敗退、セブンに投げ飛ばされ口から吐血して死ぬという呆気ない最期を遂げた。
自称「宇宙の帝王」と名乗る割にはセコい作戦の数々、メリケンサックで戦うなどの卑怯さ、
そして傲慢な態度を取ること、何より
そんなに強くないことから視聴者間ではすっかり
宇宙の帝王(笑)としてネタにされている。
本人より宇宙船の扉の方がよっぽどセブンを苦戦させてたといわれることも
一応彼曰く「以前に太陽系に来たことがあり、冥王星にだけ生命体がいたので根絶やしにしてやった」と言っているが、
その頃はまだ地球は火の玉の状態でありそんな昔の話を言われても……と感じる。
というか性格からして嘘の可能性もある
その
おしり独特の形状の頭や、結構リアルな顔もネタにされる。
更に、その顔付きや実力に見合わない尊大な態度から某元Youtuberを思い出すとの声も…
それから49年後、『
ウルトラマンジード』にて
まさかの再登場を果たす。
本作の敵役である伏井出ケイに雇われた
スナイパー(帝王ともあろうものが雇われ仕事だなんて)であり、
主人公の朝倉リクがケイとの交渉に応じない場合、友人の鳥羽ライハや周囲の市民を狙い撃つ役目を担っていた。
しかしリクの相棒である
ペガッサ星人ペガに妨害され狙撃は失敗、駆け付けたライハと戦闘になる。
ライハを相手取りながら
ペダニウムゼットン=ケイと戦闘中のジード=リクを狙撃しようとするほどの余裕を見せるなど意外と高い実力を見せるも、
最後はライハの一撃で怯んだ所にジード側の戦いの余波で吹き飛んできたビルの破片に押し潰され死亡。
せっかくの久方ぶりの登場だったのにやっぱり帝王(笑)であった。
因みに、持っていた銃は『ウルトラ銀河伝説』で
ハヤタが宇宙人から奪って使用していたものの流用であるらしい。
劇場版にも別個体が登場している。
『
ウルトラマンR/B』にも登場。主人公達の父親がデザインした
クソダサいTシャツを巡って国を二分する戦争が勃発したという、
帝王らしさの欠片も無いエピソードが語られていた。
『
ウルトラマンタイガ』でも狙撃手として登場。宇宙人のリーダー的存在として行動しており、決して弱くはないのだがどこか抜けている所も見られた。
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余談 |
元々は次回「地震源Xを倒せ」に登場する シャプレー星人としてデザイン・製作されたようだが、
撮影時に急遽入れ替えられたという経緯がある。
そのせいか、シャプレー星人の方が「帝王」のような威圧感ある見た目をしている。
シャプレー星人のスーツが動きにくかったのか、あの見た目でプロレスやるのはちょっと…と思われたのかは不明。
一峰大二氏による漫画版ではこの名残か、バド星人がシャプレー星人を名乗り、
シャプレー星人がバド星人として登場していた。
コミックボンボンにて連載されていた漫画『疾風ウルトラ忍法帖』では、
その頭の形を活かして頭に干しブドウを置いた「かくし芸・おっぱい」やら頭頂部にサインペンでラクガキして「あっという間に尻の穴」などを披露したり、 女物のパンツを被ったりするなど、下品な隠し芸を持ったキャラにされており、現在でもファンの話題に上ることもしばしば。酷い風評被害だ
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なお、『ウルトラ』シリーズには
といった「帝」を名乗っている強豪達が幾名存在しており、
彼らはそれぞれ肩書きに恥じない強大な力を持っているが、彼らがバド星人に対しどう思っているのかは不明。
そもそも端から歯牙にもかけてない可能性もある。そうで無かったらバド星人が生きていられないような……
一応ベリアルとは「百体怪獣ベリュドラの一部として利用された」という接点があるのだが、
ベリュドラはとにかく大量の怪獣の怨念をかき集めた存在なので、ベリアルがバド星人を知っており選び抜いて招集したとは考えにくい。
バド星人から見たら「以前駒として利用された恨みがある」としても、
ベリアルから見たら「とりあえず手当たり次第にかき集めた有象無象のうちの一匹」に過ぎないであろう。
MUGENにおけるバド星人
MUGENでは2014年8月11日に
メガフラシや
ラフレイアを作成したザギさん氏によって怪獣スレ3の606で公開された。
現在は
ノスフェルや
クトゥーラの製作者であるスミス中尉氏のもとで代理公開されている。
劇中で使用した様々な行動が技になっており、
セブンとの戦いで見せた「投石」や「メリケンサック」「ボディプレス」「ニードルガン」などが技になっている。
特殊能力として「帝王光学迷彩」があり、使用すると透明化により
通常攻撃に対して無敵になり、使用できる技も変化する。
この状態では劇中でグレイスに見せた様々な
いたずらホラー現象を起こすことができる。
また、
コマンド投げである「自白電波」を当てると、
本編では成し得なかった「プロジェクト・ブルー」の情報を手に入れたことになり、円盤を援軍として呼ぶことができるようになる。
逆に「自白電波」を当てていない状態だと、本編と同様にバリアに衝突して炎上した円盤が落下してくる。
ちなみに3
ゲージ技には本編で不発に終わった「地球を破滅させる爆弾」が搭載されている。
火力は高いが、爆発の規模がどう考えても星を破滅させる規模ではないのはご愛嬌
ちゃんこ氏による外部
AIが公開されている。
氏曰く本編の動画を
立ち回りの参考にしたとのことで、搭載されている
原作再現技を多用して楽しませてくれる。
強さも帝王の名に恥じないものがあるので、他のMUGENキャラ達を冥王星の生物のように根絶やしにしていく日が来るかもしれない。
……が、とにかく大量のMUGENキャラを参加させる方針の「並盛り」大会と、MUGENプロレスや格闘系の大会にしか出場していない。
怪獣系の大会には全くお呼びがかからないのが彼の扱いを物語っているような……
出場大会
出演ストーリー
最終更新:2024年03月15日 00:11