無に還ろう


「さぁ、無に還ろう」

オロチミズチ超必殺技である、
画面全体に光を浴びせる」(オロチ)及び「混(まろかれ)」(ミズチ)
(オロチは『'98UM』でミズチと同じ技名に変更された)の通称。由来はオロチのセリフから。
エフェクトや名前の通り全画面攻撃で、原作では体力ゲージの6~7割を持っていくほど強力。
しかも正確には一度に全画面丸ごとではなく画面の右半分と左半分にそれぞれ攻撃判定が出ているため、
画面の真ん中では双方をいっぺんに喰らってますますダメージが加速してしまう事すらある。
ただし無敵が無いため相手が先に出した飛び道具が発生中に当たって潰される事もよくある。

MUGENでもオロチミズチはこの技を持っており、原作同様相変わらず強力。
さらに、その演出のよさからか、あるいは性能の特性からか、多くの他キャラにも実装されている。
ちなみに、公式でも『KOF2002』からオロチの依代であったクリスの裏モードに、
オロチに変身してこの技を放つ、「さなぎをやぶりちょうはまう」という超必殺技が実装されているが、
プレイヤーキャラ用の技なので、発生が遅くガードされやすいなど弱体化している。

608氏のアレンジした神オロチ神ミズチもこの技を持っている。
しかし両者とも、演出はもはや別物といっていいほど派手で美しくなっている。

神オロチのものは、魔方陣から光を溢れさせる神々しいエフェクトへと変わっており、
12Pカラーではガード不能即死技まで強化されている。
この技のエフェクトは『FF12』の「ホーリジャ(ルミネッセンス)」という大魔法からキャプチャーしたようだ。

神ミズチのものは、魔法陣から黒い波動が湧き出ている禍々しいエフェクトに変わっており、
12Pカラーではオメガトムハンクスキラーによるガード不能の即死攻撃に変化する。
更にこの技で相手を倒すと、相手がどんどん縮んでいき最後には分裂するという恐ろしい技となっている。
この技のエフェクトは『FF12』の「ダージャ(ブラックホール)」という大魔法からキャプチャーしたようだ。

余談だが、『FF12』の魔法はリアルタイム処理らしいので吸出し自体できないらしい。
吸出ししてもムービーしか出てこない……なので録画してから要らない部分(文字とか敵キャラ)は一コマずつ消し、
あとはphotoshopのバッチ処理でリサイズやらレベル補正やらを一括する…という非常に手間をかけた代物だったりする。

ミストナックの融合技も同じエフェクトであり、タイニーバグなどの非常に小さい敵に当てた場合、カメラ位置の関係で敵が一切画面に映らない。
他の融合技も取り込まれている事から、こちらの方法が使われた可能性もある。
参考動画(ミズチ)
元の大魔法(5:33辺りから)

また、神ミズチ系統の場合はポーズが異なる(画像はミズチの改変キャラ)。


最終更新:2024年02月26日 19:57