ライデン512E1

ライデンは決して最強の兵器ではない。しかし、決して扱いにくい機体でもない。
我々はこれを使用して戦闘に勝たねばならない。
我々のライデンは、我々が扱うことによって初めて最強となる。また、そうならねばならない。
それが、商品としてのライデンを成功させる唯一の道である。

セガが開発、販売している3Dロボットアクションゲーム『電脳戦機バーチャロン』シリーズに登場するバーチャロイド。
(バーチャロンシリーズにおける人型機動兵器のこと、略称VR)
本機体は初代バーチャロン(通称『OMG』)から登場する重戦闘バーチャロイド「ライデン」の流れを汲む機体で、
所謂「第3世代バーチャロイド」のカテゴリーに属する。

+ 簡単な解説・ライデンとは

解説にあったように「SHBVDの専用機」という印象が強い機体ではあるものの、
第2世代以降の機体はSHBVD以外でも運用されており、『オラトリオ・タングラム』『バーチャロンフォース』『バーチャロンマーズ』では、
敵兵士の駆るライデンが登場する。

ゲームにおける性能

512系は3作目『バーチャロンフォース』で初登場し、家庭用移植版の『マーズ』にも登場している。
E1は基幹機種(デフォルト機体)であるE2型の派生機体で、E2の携行武器であったバズーカの代わりに、
RW(右トリガー武器)として2つの砲身を持つビームライフル「フラット・ランチャー」を装備する。
フラット・ランチャーから発射されるビームは誘導性・連射性に欠けるものの、銃身の長さと弾の判定の大きさを活かすことで
相手の移動を読んで置くように当てたり、ダッシュ攻撃で強引にブチ当てるような使い方が可能。
CW(両トリガー武器)の両肩レーザーは、立ち・歩きレーザーのみE2よりレーザーユニットの展開速度が速く(=キャンセル猶予が短く)、発射後の硬直が短いという特徴がある。
LW(左トリガー武器)のグランドボムはE2と全く同じ。相手の接近を阻んだり、逆にこちらの接近戦の布石として非常に頼りになる。

解説にもあったように機体は「鈍足・重装甲・高火力」を地で行くパワータイプ。
手数は壊滅的だが一発の火力は高く、武装はどれも近距離射撃戦で真価を発揮する。そのためE1は、重量級ではあるがチームの前衛を務めるべき機体である。
相手からするとワンミスで大ダメージを食らうので、E1が敵に接近するだけで大きなプレッシャーを与えられるのだ。
そこに味方の援護攻撃が加われば、まさに鬼に金棒。味方の攻撃に意識を逸らした敵をE1が撃ち抜くもよし、E1が動かした敵を味方に撃ち抜いてもらうもよし、である。
後はそのまま相手を攻めきってしまうか、リードを守ってタイムアップを狙うのが定石となる。

近接戦ではランチャーでの殴打や、パンチ・ショルダータックルを繰り出す。 ランチャーの砲身折れるんじゃとか言ってはいけない。
ランチャーは長いためE2よりリーチは長くなったものの、それでも性能が高いとは言い難い。
ただしショルダータックルはリーチこそ短いが発生の早さや判定の広さが優秀であり、たかがライデン、と油断した相手に一撃見舞うくらいのことは可能。

欠点は鈍足ゆえに攻撃の回避が難しいことと、武器が単発系ばかりでレーザー以外は遠距離で脅威になる武装がなく、放置されやすいこと。
E1は一撃の威力は高いもののどの武器も燃費が悪く、一発外すと脅威度が激減する。
そして相手もライデンの「一撃の重さ」を知っているので、これを見越して立ちまわってくる。
また鈍足であることから「ライデンに何か攻撃を当てて後はリードを守る」という戦術にも弱く、
2on2のゲームである『フォース』では、上手く相方に弱点をフォローしてもらう必要がある。

色々と弱点も多い機体ではあるが、一撃の重さによる爽快感は格別。
活躍するには相方とのチームワークが重要になってくる、玄人向けの機体である。

+ 『マーズ』では…

『スーパーロボット大戦K』にも敵ユニットとして登場。
原作通りギル少尉とレドン軍曹がライデン(gfk)に乗って敵として登場する他、シャドウ化*1したライデンが雑魚として登場する。
SHBVDライデンの戦闘アニメ。2:58より

『K』のグラフィックを流用した『スパロボ学園』にも登場。こちらではgfk型ライデンを自分の手で使えるが、
原作ほどの強烈な性能は残念ながら持っていない。

MUGENにおけるライデン512E1

HOTATE氏による『スーパーロボット大戦』のドットを使ったものが公開中。
『K』のギル機(gfkE1)のドットを流用しているため、厳密には512E1/c(指揮官用機体)である。

原作風よりも格闘ゲームとしての雰囲気を重視した演出や動きをする。
重装甲低機動力高火力キャラでフラットランチャーでの殴りのリーチもそこそこある。
またE1ではあるが、本来装備していないE2のバズーカや、第2世代ライデン(『オラタン』のライデン)が装備する電磁ボム、
原作では第2世代ライデン及びA型に搭載されているフラグメントクロ―を使うなど、『オラタン』を意識したアレンジが加わっている。

AIもデフォルトで入っており、隙あらば牽制に独特の軌道を取るEボムを投げつつゲージ技を狙っていく。

最新版公開先

出場大会



*1
簡単に言えば「バーチャロイドの暴走現象」
バーチャロイドを駆動させるOS「M.S.B.S.」は「パイロットの精神の一部を機体に取り込むことで操縦する」という方式をとっているのだが、
稀にバーチャロイドが完全にパイロットの精神を取り込んでしまうことがあり、
その際人間が持つ「人間性が崩壊した先にある、無意識下の混沌」を取り込んだ一部の機体は、
「シャドウ」と呼ばれる暴走バーチャロイドに変質してしまう。

シャドウに感染したVRはブラックを基調としたカラーとなり、一般に普及しているVRでは太刀打ち出来ない程の性能を発揮する。
シャドウは一切の命令を受け付けず、その機体性能で暴れまわる上、接触したVRをシャドウに二次感染させてしまう可能性もある。
これに対処できるのはMARZ所属の高性能機ぐらいしかなく、
『マーズ』でもプレイヤー機の高性能を見た一般兵が、プレイヤーをシャドウ感染機と誤認して怯えるシーンがある。

これに対抗するために、シャドウ駆逐専門の機動部隊「白虹騎士団」が存在する。
彼らはシャドウに匹敵する専用の高性能機を駆り、各地でシャドウ撃破のために活動している。
『マーズ』では一時白虹騎士団と共闘できる他、最高難易度でゲームクリアすることで白虹騎士団仕様のテムジンを入手できるのだが、
その性能はただでさえチート級のMARZ系テムジンを上回る真のチート・オブ・チートである。


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