平景清



「滅びし平家一門の恨み、忘れたわけではあるまいな!」

ナムコ(現バンダイナムコゲームス)が1986年にリリースしたゲーム作品『源平討魔伝』、並びに1992年リリースの続編『巻ノ弐』の主人公。
史実上の武将“藤原景清”がモデルとなっており、作品自体のモチーフも歌舞伎や浄瑠璃の演目して有名な『出世景清』。

+ 史実の藤原景清

かつて1185年の壇ノ浦の戦いにおいて、平家一門共々戦死する運命を辿ったが、異界からの干渉者「ぷれいや」のお布施により現世に復活。
平家討伐後に日本を魔界へと変えてしまった源氏の勢力を誅殺すべく、魔人・源頼朝を倒す為に必要な「三種の神器」を求めて
源義経や武蔵坊弁慶といった源氏の刺客を討伐しつつ、諸国で転戦を繰り返す。
武器は日本刀。また先述の「三種の神器」を手にする事で、その身体能力も大幅に強化される。

ゲームの結末では頼朝を倒すと同時に、その使命を終えた景清自身も再び死者へと還ったが、
後に再び復活を遂げ、日本を魔界へと変えんとする頼朝を倒す為に二度蘇ることとなる(『源平討魔伝 巻ノ弐』)。

この当時、画面の3分の1を占める巨大な多関節キャラクターが剣を振り回して戦うというインパクトの強いゲーム画面構成、
和と妖のテイストを全面に押し出したビジュアルとサウンドはたちまちプレイヤーを虜にし、
今なお根強いファンを獲得するに至る、ナムコの顔の一つとも言えるタイトルである。
今でこそ見ると画面の色合いや雰囲気などから「変わったゲーム」に見えるが、当時のゲームは何もかもが手探り状態であり、
そんな状況でこの作品を生みだしたスタッフの力量と当時のプレイヤーに与えたインパクトはそれはもう凄まじかったのである。
(1986年といえば、『スーパーマリオブラザーズ』が出てから1年しか経っておらず、
 スト2が出るのにあと5年を要する、と言えば少し時代が伝わるだろうか)
家庭用ではX68000、PCエンジンに移植された。え?ファミコン?*1まぁそんな事より景清の話しようよ。
昨今ではPSやWiiバーチャルコンソールの他、携帯電話でもプレイできるようになっている。

制作費100万のPV アイマス8bitアレンジ
加えて現在『牙狼』などで知られる特撮監督、雨宮慶太氏の初監督作品が『源平討魔伝』のPVだったりする。
この縁から『未来忍者』の実写映画化企画に繋がり、氏の映画監督デビュー作『慶雲機忍外伝』へと至った。
さらに『慶雲機忍外伝』から『魔法少女リリカルなのは』や『FF8』の武器演出など後発作品へ様々な要素が伝播していく為、
そういった意味でも、本作が今日の日本サブカルチャーに与えた影響は、極めて大きいものであったといえる。
つまり景清さんを通してなのはさんとスコールは遠縁の親戚と言えなくもない。*2

外部作品としては『NAMCOxCAPCOM』に出演。この時の担当声優は置鮎龍太郎氏(同作でキャプテンコマンドーを兼任)。
時系列は『巻ノ弐』より更に後となっているらしく、複数の異世界を跨いだ異変に際して蘇った源氏一門を討伐するため
『妖怪道中記』の主人公、たろすけと共にプレイヤーキャラとして自軍に加わる事となる。

「全て、斬る」

「あの…斬るのは悪い人だけでお願いします…」


MUGENにおける平景清

フリー配信の格闘ゲーム『源平闘乱』をベースにした、Borewood氏製作のリアル頭身キャラが存在。MUGEN1.0専用。
原作ゲームを再現した必殺技超必殺技も実装されており、また各種のEX版も存在。
操作性は同格ゲーの物に概ね忠実、源平闘乱独自システム「諸行無常ガード」も導入されている。
これはあらゆる打撃攻撃をガードし、その瞬間にカウンターを放つことができる一種のハイパーアーマーだが、
やはりというべきかなんというか、投げ技に対しては無効なので注意が必要(諸行無常ガード中なら受け身動作も可能だが)。
さらにここから強力な盛者必衰カウンターを繰り出すこともできるので、タイミングを見極めて積極的に使っていきたい。


流石に主人公、基本の攻撃技から飛び道具対空技まで揃った万能キャラである。
「真空斬・翔」から派生する「真空斬・弐の太刀」を打ち込めば敵のライフも大きく削ることができる。
また飛び道具を通常攻撃で撃墜することもできる為、相打ちの可能性を踏まえて尚、相殺して斬りこむ戦法も取れる。
さらに諸行無常ガードからバックステップも取れるので、上手く使えば相手の永久コンボの回避も可能。
システムと技とを駆使して、なるべく間合いを保ちつつ戦うのが理想。
プレイヤー操作ならば大概の相手と互角に戦えるはず。
ぬいぐるみ化と言う形でナムカプドットも使用されている。
デフォルトAIは無いが、カサイ氏の外部AIが改変パッチと同封する形で公開されている。
+ 改変パッチによる追加点

出場大会


神様は死んだ
悪魔は去った
太古より巣食いし
狂える地虫の嬌声も
今は、はるか
郷愁の彼向へと消え去り
盛衰の於母影を
ただ君の
切々たる胸中深くに
残すのみ

・・・・・・・・・・

神も悪魔も

降立たぬ荒野に

我々はいる

*3


*1  
+ FC版『源平討魔伝』について

*2  
+ ガキンガキンガキン!

*3
+ 上記の文章は



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