“魂斗羅”とは、
熱い斗魂とゲリラ戦術の素質を
先天的に合わせ持つ、
最強の闘士の呼称である。
「奴ら・・・ゆるさん。」
コナミのアクションシューティングゲーム『魂斗羅』シリーズの主人公。階級は上等兵(1作目から3年と半年後の『魂斗羅Dual Spirits』では少佐)。
ごく一部の例外を除き、シリーズのほぼ全ての作品に登場する。
基本的に
1P側の操作キャラである。
2P側は一作目からの相棒のランス・ビーン上等兵がお馴染みだが、第5作『真魂斗羅』では彼が敵に回るという衝撃的展開となり、
新たなパートナーである戦闘用サイボーグの女性・ルシアが登場している。
更に第6作『ネオコントラ』では日本刀を武器とする新たな相棒、柳生・ジャグワァ・玄兵衛が登場。
同作ではビルが
大量生産されたクローン人間だったという事実が発覚し、もはやオリジナルのビルの行方は分からなくなっている
(「かつて魂斗羅と呼ばれた」と語る老人、ミステリーGがオリジナルのビルの可能性が高いが、明言されてはいない)。
8作目の『魂斗羅Rebirth』ではクローンの1体が戦いに投入されるが、知能の調整が上手く行っておらず、
自身の状況を把握できないまま軍に使い捨てられるという悲劇的な運命が
半分シュールなギャグで描かれている。
これを受けてか『魂斗羅 Dual Spirits』ではビルとは別にマッド・ドッグ曹長という新キャラが操作キャラの1人として登場している。
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『魂斗羅』シリーズについて |
第一作はアーケードで登場。ファミコン移植版が有名である。
アーノルド・シュワルツェネッガー風の男(ビル)と シルベスター・スタローン風の男(ランス)が軽快な操作で動き回り、画面に大量の弾を撃ちまくり、
それを物量で押し潰すほどの勢いで襲いかかってくる敵を次から次へと蹴散らしてノンストップでステージを駆け抜ける爽快感が人気を博し、
『 グラディウス』『 悪魔城ドラキュラ』等と並ぶコナミの看板作品の一つとなる。
BGMも人気が高く、ニコニコ動画では様々なシリーズ作品の作業用BGM動画が存在する。
以降、第二作目『SUPER魂斗羅』から、Wiiの『魂斗羅Rebirth』、
そして『 GUILTY GEAR』を手がけるアークシステムワークスが開発した『Hard Corps: Uprising』、
2019年に発売された『魂斗羅ローグコープス』 *1、2024年に配信された『魂斗羅 オペレーション ガルガ』など、
非常に息の長い人気シリーズとして多くのプレイヤーに楽しまれている。
一方で「MSX2で 『怒』『魂斗羅』を作れ」と言われて「MSX2じゃ無理」として誕生したのが『 メタルギア』だとされている
( AC怒:1986/2、FC怒:1986/11、AC魂斗羅:1987/4、MSX2メタルギア:1987/7、FCメタルギア:1987/12、FC魂斗羅1988/2、MSX2魂斗羅1989/5。
MSX2魂斗羅がクソゲー扱いされている事を考えると、やっぱ無理でした。FC怒もクソゲー扱いだけどね)。
コナミ出版から刊行されたゲームブック版では、ジャングルの中で独り記憶喪失の状態で目覚めたビルが、
舞台となるエイリアンだらけになった島で、謎の男ランス、現地レジスタンスの少女ウェンディ(本書オリジナル)と出会いつつ、
失った記憶の手がかりを探して冒険するオリジナルストーリーとなっている。
記憶喪失ネタになったのは『SUPER魂斗羅』以来ビルの定番セリフとなった「パンダココア何だここは?」のせいかもしれない。
魂斗羅の隊章型をした高性能爆弾や、高速徹甲弾ラピッド・ビレットなど、ゲーム中の装備も絶妙のアレンジをされて登場している。
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TAS |
TAS動画では通常の攻略の他、なるべく敵を殺さずに進めるpacifist(平和主義者)という縛りでのプレイも多く投稿されている。
また、バグを利用した異様に速いプレイも存在する。
こいつらもやはり変態だった……。魂斗羅の場合、普通にプレイするだけで十分おかしいが
地下が崩壊してラスボス諸共生き埋めに
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全てを吹き飛ばすメガクラッシュ
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外部出演 |
FC版『魂斗羅』発売の直前に出た『コナミ ワイワイワールド』では主人公に先駆けて 敵軍が最終ステージとして登場
(正確にはワルダーというオリジナル敵だが、モチーフはどう見ても魂斗羅のエイリアン達)。
『魂斗羅』の敵軍に対して キセルやら ムチやらで立ち向かうという時点で嫌な予感はするだろうが案の定 異様に難しく、
特にラスボス前の中ボスが常軌を逸した耐久力を誇る上に 三匹まで出現するという狂気の展開のため、
まともに相手せずにダメージを喰らいつつ無理矢理突破して駆け抜けるのが上策であった。
正直 ビルとランスを連れてきて欲しかったのだが、この時まだFC版『魂斗羅』は未発売だったので、
肝心な最強戦力を欠いたままでの決戦となってしまったのである……。
ここで『魂斗羅』最終ステージのBGMだけが先行してファミコンに登場していたため、
最終面の曲が「ワイワイワールドのオリジナル曲」と勘違いされる事があるが、
この曲の初出はアーケード版『魂斗羅』である。
続編『ワイワイワールド2』では主人公のロボット「リックル」の変身の一つとなっている。ビル本人は未登場。
同作では4方向に射程距離が無限の銃を撃ち分けられるビルの性能が突出して高く、変身はほぼビル一択になる事が多かった。
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MUGENにおけるビル・ライザー
Luciano Bueno Iank氏とKazmer13氏が製作した、ファミコンの
ドットを使用したものが存在。Kazmer13氏のサイトにて公開中。
キャラ名は北米版でのビルのコードネーム「Mad Dog」になっている。
ステージと
BGMも同梱されており、キャラのフォルダの中にある「Contra.def」というのはステージのファイル。
レバー上ではジャンプせず、ボタンでジャンプするアクションゲーム操作方式。
ファミコン版の武器を一通り使う事ができ、一発ごとの火力は非常に乏しいのだが、
ボタン連打して弾を撃ってるだけで
永久コンボになる。
マシンガンならボタン押しっぱなしだけで永久。
まともな格ゲーキャラは勝負にならないだろう。
AIは非常に簡易的なものが入っているようだが、おおむね適当に動いて適当に弾をばらまく。
この性能で大真面目に動いてもらっても酷い事になるだけだが
ちなみにストーリー動画
魔理沙の宅配便には『魂斗羅』の要素が多く入っており、その主人公にも改変で『魂斗羅』の
SEが搭載されている。
出場大会
*1
英語で書くと『Contra: Rogue Corps』で、本当は「コープス」とは読まない(psは発音しない。
こちらも参照)。
『魂斗羅ハードコア』(Contra: Hard Corps)の時は正しく表記しているため、
シリーズでの統一感を出すためにも『魂斗羅ローグコア』の方が良かったと思えるのだが……。
なお、「Corpse」では「死体」という意味になってしまうので注意。
最終更新:2024年03月14日 15:35