セルベリア・ブレス







「この体を流れるのは、ヴァルキュリア人の血…
 我が身は、マクシミリアン殿下のために存在する」


 年齢:22歳
 身長:175cm
 体重:50kg
 人種:ヴァルキュリア人
 肩書:東ヨーロッパ帝国連合軍・中部ガリア侵攻部隊司令官
 階級:大佐
 趣味:料理
 苦手なもの:ラグナイトの光

セガのシミュレーションRPG『戦場のヴァルキュリア』シリーズの登場人物。担当声優は 大原さやか 女史。
発売前の宣伝等で一番大きく扱われていたがそのポジションはメインヒロインどころかサブヒロインでさえなく、本作における最強の敵。そしてエロ担当
知名度・プレイヤー人気共に本作のメインヒロインであるアリシアを上回り、後の外部出演にも恵まれている。

+ 原作での詳細(ネタバレ有)
生身(専用の槍と盾を持つ)で戦車部隊を蹴散らす戦闘力を持った古代種族、
「ヴァルキュリア人」の血を色濃く受け継いでいた事から研究所に送られ、実験体にされていた。
そこから助け出してくれた恩人である東ヨーロッパ帝国連合準皇子マクシミリアンに絶対の忠誠を誓う
(もっとも、この研究所自体が東ヨーロッパ帝国連合のものなのだが)。

通常は専用のライフルを用いて戦うが、ヴァルキュリア人としての力を発揮すると剣からビームを放つなどの攻撃を繰り出すようになり、
それまでは第一次世界大戦的な世界観だったのが、彼女が本性を現してからはまるで怪獣と戦う自衛隊の気分を味わわされる。

終盤にて、実はヴァルキュリア人の血を引いていたアリシアが瀕死から覚醒した事で敗れ、マクシミリアンに捨てられてしまう。
(マクシミリアン自身、内心ではヴァルキュリアの力を恐れており、セルベリアに対する嫉妬もあった)。
その後ギルランダイオ要塞での戦闘に敗北しガリア正規軍の捕虜となるが、
主人公たちの属する第7小隊や同じく捕虜となった帝国軍兵士を巻き込まないように計らい、
自分を捕らえた正規軍もろとも自爆して最期を遂げた。
同じくヴァルキュリアの力を持つアリシアに対し思う所があったのか、護送される前に言葉を投げかけている。

「私は、自分の人生に答えを出した
 もう二度と、お前と会うこともあるまい

 だが……私は興味があるのだ
 お前は、これからの人生でどういう答えを出すのかを……」

続編の『2』では前述の理由でストーリーには登場しないが、パスワード入力による隠しユニットとして使用可能。
第1作と同じ時系列の『3』では、ヒロイン・イムカの故郷を滅ぼしており、その事で仇と見なされている。
また、セルベリアを主役としたDLCが配信されており、こちらをクリア後に自ユニット化する。

『4』では過去を舞台としたDLCにて登場。
同じ研究所出身のヴァルキュリアであるクライマリア・レヴィンを、
自分以上の力を持ちながら精神不安定な所から制御し切れないために「最強にして最弱のヴァルキュリア」と評した。
一方で、クライマリアには心の支えが無いという事も見抜いており、(自分で言うマクシミリアンのような)希望を持てと励ましている。

ヴァルキュリアシリーズ以外では『PROJECT X ZONE』に出演したり、
『三国志大戦3』のSR孫尚香のイラストとして起用されたりしている。

『PROJECT X ZONE』では世界が混ざり合った今回の事件に巻き込まれただけであり、
他のボス達のように目的のために状況を利用するという事は一切無い。ぶっちゃけプレイヤー側と状況は一緒だったりする。
尤も、自軍のメンバーに彼女によって故郷を滅ぼされたイムカが居る事を考えると、
沙夜やジュリみたいに自軍加入する訳にもいかなかったのは妥当ではあるが。
ちなみに、世界の融合する側に協力する理由は世界が混ざり合った後なら歩いて帰れると言われたため。
これを聞いた味方一行は「バイタリティありすぎ」と賞賛半分呆れ半分なコメントを漏らす事に。
最終的にはイムカに元の世界で決着を付けなければ意味が無いと見逃され、ジオフォートの転送装置で元の世界に帰還する。
前述の通り元の世界で決着を付ける事は永久に叶わないのだが…


『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX』での性能

格闘ゲーム『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX』にて開発がセガと言う事で、
『バーチャファイター』のアキラに続いてラスボス兼プレイアブルキャラクターとして参戦。
コンシューマ化の際に追加され、後にアーケードでも使用可能になった。

槍と飛び道具を活用しで中~遠距離戦でダメージを稼ぎ、隙あらば突進やワープでコンボに持ち込むタイプ。
総じて技が大振りなため、刺し合いの精度が他キャラ以上に強く出るキャラクター。

唯一、第2の切り札をもつ。途中阻止不可能な自爆を行い、ガードされれば負け、当たれば勝ちとなるのだが、予備動作が長すぎて実戦ではまず決まらない。
発動条件も相まってロマン技を通り越して死に技レベルの代物。

なお、本来のメインヒロインであるアリシアはアシストキャラとしてのみの参戦である。アリシア涙目。主人公のはずのウェルキンは影も形も無い
同じく御坂美琴の出典が『超電磁砲』ではなく『禁書目録』なのも如何かとは思うが。『超電磁砲』だと上条さんの出番が無いからか?


MUGENにおけるセルベリア・ブレス

現在2体が確認されており、いずれも『電撃FC』のスプライトが使用されている。

+ 41氏製作 『UNDER NIGHT IN-BIRTH』仕様
  • 41氏製作 『UNDER NIGHT IN-BIRTH』仕様
2015年のお正月に公開されたセルベリア。
MUGEN1.1専用であり、OpenGLでないとエフェクト関連がまともに表示されないので注意。
スプライトは『電撃FC』だがシステムは『UNDER NIGHT IN-BIRTH』のものになっている。
まだベータ版との事で超必殺技の類は未搭載だが、システム動作・通常技必殺技はひと通り搭載済みなので十分動かせる。
同梱のHTMLファイルに各種技の詳細も記されているので操作してみたい人は参考にしてみよう。
デフォルトのAIは搭載されていないが、外部AI製作は自由の模様。

+ kohaku氏製作 オリジナル仕様
  • kohaku氏製作 オリジナル仕様
MUGEN1.0以降専用。最新版は2017年9月20日。
同氏製作の他のキャラと同じように、SPゲージ、APゲージ、アシストゲージ(アシストキャラ:アシリア)の3本の特殊ゲージがある。
ラスボスである事を反映してか、クライマックスドライブの数が他より多い。
性能は原作と同じく中遠距離向け。崩し技が無く、端に追い詰めると色んな技が当たりにくくなるため、自ら近寄るメリットは薄い。
斑鳩氏およびshao氏による外部AIが公開されている。
紹介動画(非最新版)

出場大会



最終更新:2023年12月09日 13:43