「帰る時は二人一緒だよ」
元は良家の令嬢であり、両親の求めるままエリートコースを歩んでいたのだが、
偶然、兄が購入したVRMMORPG「ソードアート・オンライン(『SAO』)」をプレイした事で
デスゲームに巻き込まれ、
「
ラスボスが倒されるまでログアウト不可能、無理にログアウトしたり
ゲーム内で死亡すれば現実でも死亡」という極限状態に置かれてしまう。
その為、エリートコースから外れる事を恐れてSAO攻略に邁進、「
狂戦士」と呼ばれるほど戦いにのめり込んでいたのだが、
SAO内で「生きる」主人公・
キリトと共に戦う内に彼に惹かれ、最愛のパートナーとなっていく。
上記の画像はSAO内でのアバターなのだが、SAOはアバターが現実世界と同じ容姿に固定されている
*2ので違うのは服装だけ。
後の物語の舞台である『アルヴヘイム・オンライン(ALO)』では諸事情でエルフ耳になっただけで容姿は同じなアバターと、
SAOからコンバートした顔は同じで青髪になった種族ウンディーネのアバターに、
別アカウントで取った緑髪の
エルフらしきアバターの3タイプが存在する。
作中でも五本指に入ると賞されるほどの美貌の持ち主で、SAOでは数少ない女性プレイヤーという事もあって男性プレイヤーのファンも多い。
本来は穏やかでぽわわんとした性格らしいのだが、有事になると強気かつ勝気へ様変わりし、
妻への歪んだ愛故に殺人事件を起こしたプレイヤーに対してかなりキツイ一言を言う場面もある。
WEB小説版に至っては、ストーカーと化してキリトと自身を殺そうとした他プレイヤーを正当防衛とはいえ殺害している
(書籍版やそれを元にしたアニメ版ではキリトがトドメを刺す展開に変更された)。
ちなみに結果として、そのストーカーがやらかしたお陰でキリトと結婚した。
ねぇねぇどんな気持ち?捨て台詞吐いて死んだその日の夜にアスナがキリトにプロポーズされてどんな気持ち?
そんな彼女もその内には優しさを秘めており、好意を持った相手には一途。
……というか、
一途過ぎてヤンデレ一歩手前じゃないか?と思いたくなるような行動を取っている事も。
幸い恋人のキリトはその辺含めて全部受け入れている
癖に無意識に各章ヒロインを惹き付けるフラグ建築士なので特に問題はない。
そしてあまりの熱々っぷりに読者・視聴者によって殴られる壁
話が進む度にキリトの女性関係がややこしくなっていくにも拘らず、アスナが一強過ぎて他の女性キャラとの関係は良好だったりする。
まぁ、キリトとはSAO内で結婚しており、バーチャルとはいえ
深い絆で結ばれている*3ので余裕があるのだろう。
なお、SAOに2年間、さらにALOで数ヶ月囚われた結果、結局エリートコースからは転落している。
本人はそのお蔭で今の自分があると考え直したため全く未練を持っていないが、
周囲からはその状況を良く思われておらず、特に母親とは確執があった。
まあ娘がネトゲにドハマリして廃人(ガチ)になった挙句、ネトゲのみで友達とか恋人とか作ってたら、そりゃね
当然アスナも理解してくれない母親には反発し続けていたが『マザーズ・ロザリオ』を経て互いに歩み寄り始めている。
キリトを初めとした化け物勢には劣るものの、SAOプレイヤーとしてはトップクラスの実力を誇る。
「攻略組」として最前線で戦い続け、特例に近い形とはいえ1万人中4割が死亡したSAOから生還した実力は伊達ではなく、
その突きの速さと精度からSAOでは「閃光」の異名で知られていた。
その傍ら、実用性の低い料理スキルを趣味で鍛え上げて
キリトの胃袋を掴んでいたりもする
*4。
ALOでは回復役を担いつつ、隙あらば前にでて敵を細剣の錆にしていく戦闘スタイルから、
「バーサクヒーラー」
バーサークフューラーではないという有難くないあだ名を頂戴している。
劇場版『プログレッシブ』では、現実世界で唯一の友人がいた事と、その友人もSAOのベータテストに参加していた事が明かされ、ファンの間で話題になった。
ついでにキリトが百合の間に挟まる男扱いされる羽目になってしまった
余談だが、原作者であり同作のストーリー原案も手掛けた川原礫氏は、『やがて君になる』の作者・仲谷鳰女史との対談に歓喜する程の百合好きでもあるため、
その辺りも同作の内容に影響しているのかも知れない。
『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX』での性能
主人公のキリトと共にプレイアブルキャラクターとして参戦。
元が一般人な事もあって、『SAO』内のアバターの姿で登場した。
ただし、
クライマックスアーツの一つ、「マザーズ・ロザリオ」は本来(新生)ALO
*5で習得した技。
地上移動速度が速く、
通常技のリーチが長く、中距離で刺さってもそこからコンボに行けるなど牽制能力が高い。
また、対空が弱めな同作においては地対空が充実しており地上戦が強いキャラである。
コンボも比較的繋ぎやすいため、初心者でも扱いやすい。基本的には地上戦で飛ばせて落とす
立ち回りとなる。
反面、
飛び道具を持たない、空中ダッシュが無いなどの弱点もある。
その為、相手の飛び道具に対して飛び道具で仕掛ける事ができず、
また空中ダッシュがないから飛び越えて近寄る事もできないので、飛び道具主体の相手には相性が悪い。
特にシューティング戦法がメインの
黒雪姫は天敵と言う人もいるレベル。
御坂美琴もかなり苦手。
……同じ作者が手がけているヒロイン同士で
誕生日まで全く同じキャラが相性が悪いというのは、中々皮肉である。
もっとも、同じ理由で
黒雪姫が苦手というキャラ自体がアスナに限らず数名いる上、まだアスナはそれらのキャラの中では割と戦える方なのだが。
飛び道具は遠距離攻撃持ちのアシストを使えばカバーできるのだが、逆に言えば使用するアシストがどうしても限られるという欠点にもなる。
(コンボでダメージを取るならば、遠距離持ち以外のキャラの方が火力が出る事もあるため)
現行では、優秀な飛び道具アシストの
キノか、キノには劣るものの遠距離をカバーでき、
コンボや
起き攻めの幅が広いリーファの二人との相性がいいとされている。
また割とゲージ消費に依存した立ち回りが多くなりがちなので、状況に応じたゲージ管理が求められる難しさもある。
現行のVer1.02では、
シャナや桐乃に次ぐ強キャラであるとの評価。
続編『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX IGNITION』にも殆ど同じ性能で参戦。
更にダッシュが早くなった以外はほぼ同じ性能なので同様の感覚で扱える。
……原作では突きが早い戦士、即ち
DEXが高い性能という設定を完全に
AGIが高い性能と履き違えている。
突っ込んできて下段の2A、中段の切り札、投げで択ってくる事からプレイヤー間の通称は「足の速い大門」。ゴリラと同じ意味だがしかしひでぇ話だ
立ち位置的にも同じようなものだが、更に
ユウキや
お兄様といった上位キャラが増えているので、上から数えた場合はやや落ちるか。
余談だが、『電撃FCI』でユウキアスナと
ユウキアキラとユウキが参戦しているのでひたすらややこしい事になっている。
キャラ名の通りなるべく名前で呼びましょう。
MUGENにおけるアスナ
MUGENでは『電撃FC』ドットをメインとしたキャラが幾つか製作されている。
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Shin Mako氏(Nexus Games氏)製作 |
- Shin Mako氏(Nexus Games氏)製作
『電撃FC』のドットを使用したアスナ。現在は入手不可。
基本的なシステム・操作性はPotS氏のスタイルが採用されており、
ブロッキングやチェーンコンボなどを搭載したカプコン系に近い仕様だが、6ボタン式ではなく3ボタン。
しかし音声は手に入らなかったのか、別のキャラのものが流用されている。
AIは搭載されてない。
全体的にサイズを縮小しているらしく、rakurai氏が製作した 司波深雪と比べるとやや小さい。
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Sennou-Room氏製作 |
『電撃FC』ドットを使用したPots&Infiniteスタイルのアスナ。 MUGEN1.0以降専用専用。
こちらは6ボタン式で、ゼロカウンターなどの仕様も全て搭載されており、必殺技は突進技が主体となっている。
発動が早く対空技としての用途の他、空中からの奇襲など他の動きと組み合わせる事で相手の意表を突く事も可能だが、
外した際の隙が大きいので ぶっぱは厳禁。
同梱されているConfigを弄る事により ヒットエフェクトや効果音、チェーンコンボ・エリアルレイヴの有無を変更する事ができる。
AIはデフォルトで搭載されている。
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kohaku氏製作 |
2016年8月24日に公開されたオリジナル仕様のアスナ。
MUGEN1.0以降専用。最新版は2017年9月20日。
同氏製作の電撃キャラの他、Sennou-Room氏製作のキリトおよびユウキとの 特殊イントロも搭載されている。
氏の他のキャラと同じくAPゲージとアシストゲージ(アシストキャラ:リーファ)、SPゲージの3つの特殊ゲージがある。3ボタン式。
デフォルトAIは搭載されていないが、shao氏の外部AIが公開中。cmdファイルを弄る事で各種設定を調整できる。
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ゆっくりソロモン氏製作 フラッシュアスナ |
『電撃FC』のドットを使ったWinMUGEN専用の凶悪キャラ。なんと停止した状態だと常に飛んでいる。
readmeが付属しておらず詳しい強さは不明だが、少なくともアーマー貫通砲、八百長殺し、 OTHK、混線は確認できており、
準神5柱の内の何名かを即死させる事ができるため、下位神相当の殺傷力持ちであると思われる。
また、耐性に関しては汎用では倒せない構造となっており、最低でも専用必須級であるように見えるが、
構造を見る限りは恐らく干渉拒否型の防御論外のため、神キャラ未満での撃破は不可能。
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出場大会
プレイヤー操作
*2
本来はゲームらしく好きな容姿に出来るのだが、デスゲーム開始と同時に強制的に本人の容姿に書き換えられた。
ただしSAO編において書き換え前後のアバターが両方描かれたのはキリトとクライン、
冒頭でナンパしていたプレイヤーとナンパされていたモブプレイヤーの4人のみ。
素顔もハンサムだった前者二人はともかく、
お前ら後者二人は
かなり悲惨な事になってしまった。
この事についてはラスボスである
ゲームマスターによる「
SAOは遊びではない」といった思想に基づく行為なのだが、
本編ではデスゲーム化などは否定されつつ極限までリアルな幻想世界を追い求めた姿が肯定的に描かれるのに対し、
別作者による外伝『スクワッド・ジャム』では、主人公が現実と異なるアバターになった事を大喜びしたり、
派手にキルしたりキルされたりを心置きなく楽しむプレイヤー達の姿が活き活きと描写され、
SAOのGMに対しての
「ゲームは遊びだ」という痛烈なアンチテーゼになっている
(もっとも本編ではデスゲームや連続殺人、電脳世界を揺るがすAIの誕生などに巻き込まれ、ゲームを楽しんでる場合ではないというのも大きいが)。
*4
そもそも実用性の薄い料理スキルを鍛え始めたのもゲーム序盤に出会い、一時期共に行動していたキリトの影響である。
あとGMがドン引きするほどクッソマズイアインクラッド版醤油ラーメン屋のせい
ただし、正史とも呼べるWEB小説版及び書籍版本編はゲーム中盤から物語が始まるのに対し、
「プログレッシブ」やアニメ版ではゲーム序盤で知り合っているのでこの辺りはややこしい
(「下層から改めて描写する」と言う「プログレッシブ」の企画が立ち上がった際「SAOのヒロインはアスナしかいない」と言う理由で設定変更になった)。
*5
「新生」としたのはある事件がきっかけでALOの経営陣が総入れ替えになったため。
最終更新:2024年02月07日 02:11