ルドル・フォン・シュトロハイム


「我がナチスの科学力はァァァァァァァアアア
    世界一ィィィイイイイ」

ジョジョの奇妙な冒険』第2部「戦闘潮流」に登場する誇り高きナチス・ドイツ軍人。
主な呼ばれ方は「シュトロハイム」。ちょっと紛らわしい名前だが「ルドルフ」ではない。
TVアニメ及び『オールスターバトル』『アイズオブヘブン』での担当声優は『ストリートファイターIV』のアドンや『戦国BASARA』の直江兼続
『FAIRY TAIL』のコブラ(彼じゃねえぜ!)等を演じた伊丸岡篤氏。

登場時の階級は少佐。再登場後は、大佐に昇進している。
傲岸不遜でかつ登場当初付近に限れば「権力を笠に着たヘタレ」のようにも見えるが、
勇気ある者には立場に限らず敬意を表したり、敵を倒すためなら躊躇無く己の身を犠牲にできるなど、
誇りと愛国心の高さを裏付ける勇気を持ち合わせる。

そしてシュトロハイムのことを語るのならば外せないのがその特徴的な髪型である。
しかし最初からあんな爆発ブラシヘアーだったわけではなく、初登場時は普通の角刈りっぽい感じであった。
それが話が進むごとに なぜかどんどんと外に広がっていき 今日知られるような髪型に変貌したのである。
特に一時退場直前にはかなりとんでもない感じになっているが、再登場後はまだこの瞬間よりは落ち着いた形になった。*1
まぁサンタナ戦で潜入していたジョセフに幾らかむしられた(手入れしてなくて水分不足と評された)訳だし一度爆裂死したので、伸ばし様がなかったのでは…。

劇中の活躍

石仮面にまつわる事件によって瀕死の重傷を負ったスピードワゴンを保護して尋問し、柱の男達の1人を復活させ、サンタナと命名。
しかし、サンタナの予想を上回る能力に翻弄され、基地内に甚大な被害を負い、基地に侵入していたジョセフと一時共闘。
サンタナに弱点の日光を浴びせるために自らの足をジョセフに斧で切り落とさせるなど身を挺した行動を取るが、
逆に切断した足の傷口から体内に侵入されてしまう。
最後の手段として手榴弾によって自爆して戦死した。


木っ端微塵に吹っ飛んだのでどう考えても戦死したと思われたのだが、サイボーグと化して復活。
リサリサの元から奪われた作中の重要アイテム「エイジャの赤石」を追っていたジョセフ達の前に現れ、協力を申し出る。
赤石を求めて現れたカーズとの対決では、体に内蔵した機関銃でダメージを与えるものの、体を切断されてしまい敗北する。

さらに再修理を受け、終盤に再登場。
対吸血鬼用の新兵器・紫外線照射装置を装備し、同様の武装で固めた部下達と共に活躍する。
しかしカーズがいつの間にか赤石を隠し持っており、石仮面に装着していたところに紫外線を浴びせかけてしまい、
結果として究極生物誕生という最悪の事態を招いてしまう。
いったん逃走して策を練る時間を稼ごうとしたジョセフに同行し、文字通り身を犠牲にして助けており、最後の勝利へと繋ぐ尽力を見せる。
Part2におけるジョセフの最後の戦闘を見届けた唯一の人物となった。
その後はジョセフと再会することなく、1943年のスターリングラード戦線で誇り高きドイツ軍人として名誉ある戦死を遂げた。*2

小説『恥知らずのパープルヘイズ』では名前のみ登場。
石仮面による不死の研究の責任者になっていた事が作中で解説される。
シチリアにあった石仮面を回収する予定であったが、スターリングラード戦線で戦死したため、石仮面は回収されずにシチリアに残されていた。

一巡後の世界「スティール・ボール・ラン」ではパラレル存在の人物「フリッツ・フォン・シュトロハイム」が登場。
やはり体を機械化して攻撃するものの、さしたる活躍もなくあっさり序盤で姿を消した。

(以上、Wikipediaより転載、改変)

機械化した身体で戦うサイボーグという、シリーズでもかなり珍しい個性の持ち主である。
当然作中でも一般人からすればオーバーテクノロジーであり、最初は顔に金属部品を付けているだけだと思っていたジョセフは、
腕や胴体までもが機械化されていることを知って驚愕している。
シュトロハイム自身はこの体を誇りとしており、ジョセフに対し「可哀そうだなどと思うなよ」という旨を 凄まじいハイテンションで 語っている。

「俺の体はァァ、わァがゲルマン民族の最高知能の結晶であり誇りであるゥゥ!!」

改造後は体温がないらしく、カーズでも壁越しには存在を探知することができなかった。
指だけでも1平方cmあたり1950kgもの力があり(サンタナの2倍!)、カーズの手の一部を引き千切れるほど。
腕自体もありえない方向に曲がる。
最初の改造時には1分あたり600発の徹甲弾を発射可能な重機関砲を胴体に装備した他、
右目には小型の紫外線照射装置が仕込まれている。
この紫外線照射装置は後にスピードワゴン財団の技術で強化・小型化され、最終決戦時には全身に装備された。
右手をロケットパンチのごとく発射するという隠し技もある

また最初の( 生身での )爆死からサイボーグ化して復活、カーズに真っ二つにされても復活、ジョセフを救出する際に下半身が潰れても生存、
火山噴火の只中に取り残されても生還と、作中では幾度も凄まじい不死身ぶりを見せた。
スタンドによる治療も存在しないこの頃に、これだけの怪我を負ってなお復活し続けるのは驚異的である。

「ちょいと右脚がギクシャクするがァァァァ 俺のカラダは 修理は完了ォォォォォ」

彼の存在は後の漫画やゲーム業界にも多大な影響を与え、格ゲーでは髪型がガイルにオマージュされている。ついでに名前も第三部のJ・ガイルから。
中にはナチスのサイボーグ軍服姿のナマズなど外見もシュトロハイムを意識した格好のキャラクターまでいる(どちらも悪役だが)。
「世界一ィィィィッ!」という台詞も日本一宇宙一などと形を変えつつ、様々な作品に使われている。
やたらジョジョやガンダムの台詞をパロディしたがる『戦国BASARA』シリーズの直江兼続を前述の通り伊丸岡篤氏が担当している為、
『4』発売前にファンから「絶対にシュトロハイムの台詞を混ぜてくる」と予想されていたが、 やっぱりその通りだった。

ドイツ脅威の暖房力


格闘ゲームにおけるシュトロハイム

カプコンの格ゲーは第3部なのでシュトロハイムは登場しない。
後に1部や5部のゲームは出たものの、2部を題材にした格ゲーはいまのところ無い。

オールスター物では、
『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』への出演は重ちーやら音石やら(アナスイもいるけど)に枠を奪われて惜しくも逃してしまっている。
その後『ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン』には無事出演。開発の比較的早い段階で参戦が決まりPVではいつものうるさいトークでファンを沸かせた。なおCV担当の伊丸岡氏はアニメ版以上にうるささにこだわったとか。
重機関砲モードと紫外線照射装置モードの2つのモード(モードといっても流法ではない)を切り替えたり、2人の親衛隊と連携攻撃を行って闘うトリッキーなキャラクターとなっている。
キャラ紹介PV動画

格ゲーとしては『ワールドヒーローズ』のブロッケンの元ネタという話の方が有名だろうか。
また『餓狼伝説』のヴォルフガング・クラウザーに後付けで設定されたフルネームが「ヴォルフガング・クラウザー・フォン・シュトロハイム」で、
さらにその父親の名は「 ルドル フ・クラウザー・ フォン・シュトロハイム 」。
ほぼ完全に丸ごと引用だが、こっちはルドルフである。


MUGENにおけるシュトロハイム

Heal The World氏が製作した手描きキャラが存在する。
システムは未来への遺産を参考にしたようである。
DIOのドットをベースに作られたと思われるが、随所随所で原作らしい良い動きをする。

出場大会

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*1
流石に不自然すぎるためかTVアニメ版ではサンタナ戦の間までは初登場時の髪型そのままで、再登場時にあの髪型に変化している。
また冒頭の台詞は『ナチス』がまずかったのか、TVアニメ版では『ドイツの科学力は~』に置き換えられており、
ワールドヒーローズ』のブロッケンもまた勝利セリフでは『我が国の科学力は~』とされている。

*2
史実でのスターリングラード戦線は、戦場がドイツ本国から遠く離れすぎ、また冬の影響もあって物資の補給が満足に行き届かず、
ドイツ軍は実力を発揮できずに敗れる事となった。
まともな戦闘であれば第二次世界大戦当時の科学の水準をはるかに超えると思われるシュトロハイムだが、
ハイテクノロジーの固まりゆえに物資の枯渇・整備不良という事態に極めて弱いと予想され、彼にとっては最悪の状況下だったのだろう。
カタログスペックを見ればサンタナどころかカーズにも勝る部分がある彼がどうやって戦死したんだとはよく言われる話だが、
「ドイツでは想像もできなかった極寒冷環境による機能不全→本国から補給が届かず修理・整備不可能→為す術も無く再起不能」
という可能性が非常に高い。
こうしたスターリングラード戦線の状況を考慮すると、戦闘もできずに機能停止したところをソ連軍に鹵獲されるという最期でなく、
名誉の戦死を遂げることができたのは幸運だったのかも知れない……。

だが、ドイツの科学力がこうなら、同様にソ連にも超人兵士等の戦力があっても不思議ではない。
(旧日本軍にも海底軍艦だの鉄人計画だの電光機関だのと大量にあるし)
実はジョセフ達の知らないところで超テクノロジーの激突があり、豪快に散っていったという可能性の想像もまた楽しい。

また、最後の登場時は紫外線照射装置など対「柱の男」用の改造だったので、
人間の兵士相手にはあまり有効でないそれらの装備を積んだまま戦ったせいなのではとも言われていたが、
アニメ版ではラストシーンで様々な対人武器がついた無数のアームを背中から展開する場面が追加されており、
しっかり戦争用に再改造していた様子である。