中国製実写格闘ツクールゲーム『東東不死傳説』(Dong Dong Never Die)の主人公。
(「傳」は「伝」の旧字体。ちなみに簡体字で書くと『东东不死传说』。以下「~伝説」で表記)
ピンイン表記は「Dōng Dōng」。
綴りから「ドンドン」と読みそうになるが、中国語の発音的には「
トントン」がやや近いか。
(日本語や英語では清音か濁音で区別するが、中国語や韓国語では有気音(破裂音)か無気音で区別するため。
ジョンさん?だってチョンさんじゃかっこ悪いじゃん…)
トゥートゥーとは読まない
『東東不死伝説』は、突っ込み所満載の濃すぎるキャラ達、
どこかで聞いたことのある
BGM、謎の
背景、唐突なストーリー、
漢字表記の技名
と顔芸が大写しになる
カットインなど派手な演出、
そして何より
格ゲーとして結構面白いと一部でブーム(?)のネット対戦格闘である。
原作でのキャラクター
東東不死伝説は、中国の各省(県のようなもの)ごとの代表格闘家が集まって戦うという設定。
東東は四川省の代表キャラである。
四川省人民公安局の捜査官で、広州の格闘大会で起きた大量失踪事件の捜査に乗り出した。
2009年(このゲームが完成した年)に起きた
核戦争後の世界で、
2013年に人類最後の希望として現れ2029年に人類を支配するコンピュータ・天網を倒す人物。
彼を倒すために天網のロボット、
生化男が2009年に送り込まれてストーリーが始まる。
天(=sky)網(=net)って隠す気無いな。天網恢恢、疎にして漏らさず!
原作中の性能
主人公だけあってプレーンな外見で(イントロでスピンして投げキッスしたりするが、
このゲームではまあ普通だろう)、
炎を操り、キャラ性能は
リュウに
豪鬼+
草薙京の
超必殺技といった感じ。
BGMもリュウだし
波動昇龍竜巻持ちで、超必殺技には「
裏百八式・大蛇薙」っぽい技がある。
瞬獄殺っぽい技もあるが順押し
コマンドではなくガード可能、1ゲージ消費で威力も抑えられている。
他のキャラを用いてプレイするとゲーム中で暴走し、生化男に操られる中ボス(下記の暴走東東)となって立ち塞がる。
その後正気を取り戻し、プレイヤーキャラと共に
ラスボスの生化男と戦う。
なお、東東または暴走東東を使用した場合は暴走東東戦が発生せずに直接生化男と戦い、
最終決戦でも終結者(英表記:
Terminator、
神○拳や謎の5人組が特攻する技を使う)と共に戦う。
まあ、同キャラタッグをやる訳にも行かないし妥当な判断である。
暴走東東
髪が赤く逆立ち、上半身が裸で青白い肌となる。
構成は
ツキノヨルオロチノチニクルフイオリっぽく
硬直もなくなり、
無に還ろうな
全画面攻撃「世界末日」
と変な阿修羅閃空も追加されて手が付けられない。
ぶっちゃけラスボスより格段に強い。
が、キャラによってはラスボスよりも楽に勝てたりする。
プレイヤーキャラとして使うと、基本性能の高さから大体力押しでも何とかなってしまう(これはラスボスの生化男も同様)。
MUGENにおける東東
xiami氏による原作のグラフィックを使用した東東(Dong Dong)・暴走東東(Violent Dong Dong)が存在。
公開先がBaiduなので日本国内からの入手が実質不可能であったが、現在はolt-EDEN氏(旧・ゼータ氏)によって代理公開されている。
また、簡体字表記故のテキストファイル文字化けを修正したバージョンも別途公開中。
リュウのような
波動昇龍系のキャラで、
超必殺技には「
裏百八式・大蛇薙」や「
瞬獄殺」、「滅殺豪螺旋」っぽい技がある。
AIもデフォルトで搭載されている。
AIレベルを最高のレベル4にすると数種の
永久や超必殺技の
ループを自重しなくなるが、補正がきついので相手の体力を削り切れない事も多い。
暴走東東は原作同様凄まじい性能を誇り、
飛び道具一つ取っても迂闊にガードしようものなら、下記の動画の様に削り殺されてしまう。
付け入る隙が超必殺技のガード後くらいしかなく、
MUGENキャラクターのランク付けで恐らく狂に分類される。
出場大会
プレイヤー操作
最終更新:2022年08月27日 20:24