ガブリアス



          
 分類:マッハポケモン
 タイプ:ドラゴン・じめん
 高さ:1.9m
 重さ:95.0kg
 特性:すながくれ(砂嵐の時に回避率が1.25倍になる)
 隠れ特性:さめはだ(接触攻撃をした相手にと最大HPの1/8ダメージを与える)

<ダイヤモンド>
からだを おりたたみ つばさを のばすと まるで ジェットき。 おんそくで とぶことが できる。
<パール>
ジェットせんとうきに まけない スピードで そらを とぶ。ねらった えものは にがさない。

+ 担当声優
小西克幸
『ダイヤモンド&パール』
逢坂力
『超克の時空へ』
坂田将吾
『新無印編』

いずれもシロナの手持ち。

任天堂のRPG『ポケットモンスター』に登場するポケモンの一匹。初出は第4世代(『ダイヤモンド・パール』)。
りくざめポケモン・フカマルが最終進化したもので、細身の肉食恐竜とサメをかけ合わせたような外見を持つ。
この時期のポケモンには珍しく、水生生物モチーフでなおかつ青系の体色にも関わらず水タイプを持たない。
上記のように図鑑のテキストでは飛行能力を持つ設定があり、
サメそのものというよりは「シャークマウス」の描かれた戦闘機がモチーフになっているのかもしれない。
しかし飛行タイプでもない上、ひでんわざの「そらをとぶ」は覚えることができない。
リザードンよろしく続編で習得可能になれれば…。


原作中の性能

HP:108
攻撃:130
防御:95
特攻:80
特防:85
素早さ:102

第4世代における「600族」のポケモンであり、禁止級を除けば2系統しかいない、じめん・ドラゴンの複合タイプの1体。
能力値・タイプ・特性・技、全てにおいて無駄がなく、登場以降トップメタに君臨し続けているポケモン。
その極めて高い安定性から、個々が最強クラスの強さを持つ600族の中でも特に人気が高い。
ポケモンの中でピカチュウをアニメ等での主人公と言うのに対し、ガブリアスを対戦界の主人公と呼ぶこともある。

+ 600族について
伝説級を除いて、種族値の合計が600になるポケモンの総称。ファンの造語であるため、公式の用語ではない。
ポケモンの世代が更新されるたびに1体か2体の頻度で追加されており、
現時点では本項のガブリアスの他、
カイリュー、バンギラス、ボーマンダ、メタグロスサザンドラ
ヌメルゴン、ジャラランガ、ドラパルト、セグレイブ、ブリジュラスがこれにあたる。
個体によって差はあるが、総じて高い能力値の他に
  1. 優秀な特性と技を備えている
  2. 世代を跨いで600族入りしたブリジュラス系列を除き二段階進化
  3. 入手時期が遅く、育成も時間がかかる
  4. ほとんどがドラゴンタイプ(そうでないのはバンギラス、メタグロス)
以上4点も特徴。
種族値500を超えるのがメジャー級の入り口とされるポケモンにおいて、
種族値合計600で対戦の禁止区域に入らないこいつらは対人戦の最強集団であり、
オンライン対戦では非常に高い頻度で見かけることになる。
孵化を利用した個体値厳選が可能なため、廃人によって厳選された個体は考え無しに育てた伝説級以上の強さを発揮できる。
一方で育成には大量の経験値を必要とし、孵化するまでの時間も長く、さらに出現率や入手経路の問題もあり、育成には相応の労力を要する。

なお、数値だけで見れば伝説を除いた中で種族値合計が最も高いのはケッキングの670であるが、
1ターンおきにしか行動できないというマイナス特性を抱えているので600族には含まれない。

具体的に解説していくと、まず能力値は特攻以外の全てが平均以上のスペックを持っており、その内100越えが3種もある。
特筆すべきなのが、素早さが102という点である。
ポケモンでは、強豪の素早さが90~100の間にあることが多く、100を1でも越えたら過半数相手に先手を取れるとされている。
ガブリアスはまさにその100のラインを一歩踏み越えた数値を持ち、道具無しでも過半数のポケモンを相手に先手を取れる。
その上攻撃力130という恐るべき火力を持つため、並の相手であれば1度も攻撃させること無く撃沈できてしまう。
さらに、先制技を使ったとしてもHP100越えに加えて防御・特防も高いため、威力の低い技では弱点を突かない限り決定打には成り得ない。
多少火力を削って耐久に振っても十分実用的であるため、
(タスキを持たない)上位層のガブリアスはその弱点すら耐えて返り討ちにできるようにするなど、耐久調整の幅が非常に広い。

さらにじめん・ドラゴンという複合タイプがコイツの対処の難易度を上げる要因となっている。
見た目や設定からみずやひこうタイプが付けられなくてよかった
第5世代まではドラゴンタイプの技を半減できるのがはがねタイプだけであり、有用なドラゴン対策の1つがはがねだった。
だが、ガブリアスはそんなはがねの弱点であるじめんタイプの技をタイプ一致で放てるため、はがねがストッパーとして機能しなくなるのである。
実質、ドラゴン・じめんの組み合わせだけでほとんどのポケモン相手に等倍かそれ以上のダメージを与える組み合わせであり、
さらに、メインウェポンも「じしん」「げきりん」「ドラゴンダイブ」「りゅうせいぐん」などの高火力なものが揃っている。
サブウェポンも攻撃範囲をカバーする「ストーンエッジ」「だいもんじ」や弱点の補完になる「どくづき」「アイアンテール」等を覚え、死角が無い。
補助技も攻撃力を高める「つるぎのまい」、ドラゴンダイブの命中率をカバーできる「つめとぎ」に加え、
すながくれと併用できる「みがわり」や「すなあらし」といった利用価値の高いものが多い。
その他、「ステルスロック」「がんせきふうじ」を始めとした場作り役でさえ並以上にこなしてしまう。
およそ物理アタッカーに必要な要素を全てブチ込んだような存在であり、未対策のパーティがガブリアス1体で壊滅することもザラである。
バトルタワー等で安定して勝ち続けるのにも適しており、控えに相性補完用のポケモンを入れておけば、
余程運が悪くない限りはどんどん勝ち続けることが可能。

ドラゴン技無効のフェアリータイプですらガブリアスより速いのは第8世代まではザシアンのような禁止級を除けば、
エルフーン、キュウコン(リージョンフォーム)、カプ・コケコだけであり、かつ防御が低いため真正面からでは太刀打ちできず、
第9世代でパラドックスポケモンのサケブシッポ、テツノブジン、ハバタクカミが出るまでまともに相手をできる種はごく少数であった。
対策としては眠りなどの状態異常に頼るか、ガブリアスよりも速い又はタスキを持たせた氷・フェアリーが1番ポピュラーである。
また、じめん技の効かないはがねタイプであるエアームドやドータクン、同じ600族で1撃では倒されにくいカイリューやいかくボーマンダ、
「げきりん」でも確1で沈まないうえに先制技持ちのクリムガンなどであれば、勝算がある。
また、特性「いたずらごころ」を利用した状態異常や先制技「こおりのつぶて」も候補に挙がる。
とにかく相手の土俵に上がらないことが一番である。

ただし強いのはあくまでもシングルバトルで、公式大会で一番採用されているダブルバトルでは第5世代までは、はっきり言って空気
理由は色々あるが、一番大きいのは実用性のある物理ドラゴン技が威力80のドラゴンクロー止まりなことだろう
(シングルにおけるメインウェポンのげきりんは対象を選べない死に技、ドラゴンダイブは命中率が不安)。
そのため、ダブルでのドラゴン及びじめんタイプは威嚇持ちのボーマンダやランドロス(霊獣)が採用されることが殆ど。
一応、特性を活かしてバンギラスの相棒として使えなくもないが、そのポジションもドリュウズやランドロス(化身)が既に居座っているので……。
ただ、素早さと高耐久を併せ持ちながら、少しでも遅い相手をいわなだれで強烈にけん制できるので使い方次第ではダブルで厄介な存在になる。
第6世代以降のダブルでは凶悪なメガ枠である、メガガルーラ、メガリザードンYへの対抗キャラとして一定の評価を受け始めた。
事実、この時期にある世界チャンピオンがギャラドスと共にガブリアスをパチリスの相方として使用し、高い戦果を挙げている。
そして第7世代ではZワザの登場で、じしんを単体化できるのもメリット。
ライバルが出場できないアローラ図鑑限定ダブルレートでは使用率3位であり、もちものも上記のジメンZが最も多かった。

+ 第6世代のガブリアス
『X・Y』においてメガシンカが可能なポケモンの1体として選ばれた。

分類:マッハポケモン
タイプ:ドラゴン・じめん
高さ:1.9m
重さ:95.0kg
特性:すなのちから(天気が「すなあらし」の時、じめん、いわ、はがねタイプの技の威力が1.3倍になる)

HP:108
攻撃:170
防御:115
特攻:120
特防:95
素早さ:92

合計種族値700という大台に達し、特に攻撃は170と驚異の数値を誇る。
さらに特性のおかげで、すなあらし時はただでさえ高い攻撃の威力をさらに底上げできる。
しかし、素早さが並まで落ちてしまうことが大きなデメリットである。
決してハズレではないが、多くのドラゴンに対して後手に回ってしまう点や、
ガブリアスが貴重なメガシンカ枠を使わなくても十分主戦力として機能してしまうことから、
メガシンカすることは殆ど無い。…というか、いのちのたま持ちのメガシンカ前のが強い。

ドラゴンを無効にするフェアリータイプが登場した世代でもあるが、
通常ガブリアスより速いフェアリータイプがサポーター気質のエルフーン一体しかおらず、
揃って「じしん」や各種サブウェポンで返り討ちに遭うという状態であり、抑止力とはならなかった。

+ 第7世代のガブリアス
フェアリータイプが導入された第6世代ですらガブリアスの快進撃を止められなかったためか、
これでもかと言わんばかりに更に大量の新規フェアリータイプが追加された。
こおり・フェアリータイプでガブリアスより素早さが高いキュウコン(リージョンフォーム)や、
いわゆる準伝説と呼ばれるポジションのカプ、チート級の特性と豊富な変化技を持つミミッキュなど、
強力なフェアリータイプの登場でさすがに以前よりも活躍が厳しくなっている。

一方、ガブリアス自身の強化として、「げきりん」使用時のこんらんの弱体化(自傷率が5割→3割に変化)、
「Zワザ」の登場で一発だけだが更に大きなダメージを与えられる攻撃が使えるようになった。
特に「Zワザ」は単体攻撃となる特徴があることから、これまで活躍が難しかったダブルバトルにおいて、
その高い攻撃力を活かすことができるようになったため、大きな変化と言えるだろう。
また、仕様変更で夢特性の「さめはだ」が弱体化してしまっているが、致命的なものではない。
新要素・新ポケモンとの噛み合いの良さが注目された当初は、カプになぞらえて「レー島の守護神ガブ・リアス」と呼ばれる始末だった。

しかし、環境が全体的に高速化したことにより102という素早さが中途半端になってしまった点、
及びドラゴンタイプが短所となる機会が増えた点が大きな逆風となり、
シングルでも霊獣ランドロスや(メガ)ボーマンダ等の台頭を許してしまい、かなり数を減らした。
「じめんタイプは欲しいけど、どうせ抜けないなら遅くて強いのを使おう」と割り切ったプレイヤーも多く、
霊獣ランドロスはおろかマンムーやカバルドンにも使用率で抜かれることに。
第六世代時点でのガブリアスの使用率が第五世代以上に高かった理由としては、純粋な単体性能以上に、
禁止伝説解禁戦でも平然と顔を出すようなメガガルーラ・ファイアローらに強く出られるメタとしての需要もあったのだが、
本作では両者が弱体化したため大きく数を減らしたのでその需要も失われたのが痛い所。
「ガブリアスを中心に回るシングル環境」ようやく終焉を迎えたと言っていいだろう。
勿論あくまで中心から外れただけであり、依然として上位クラスのポケモンである。
以前として使用率の高いメガリザードンX・Yの両者に強く出られる点、高速ステロ要因として優秀な点で採用されることが多かった。

+ 第8世代のガブリアス
人気ポケモンでありながら事前にアナウンスされていたリストラ枠に入り多くのユーザーがショックを受けたが、
ダウンロードコンテンツ「冠の雪原」から復帰を果たした。
新技として防御を下げる代わりに素早さを上げる連続攻撃技「スケイルショット」が習得可能となり、
前述の素早さが中途半端になってしまったガブリアスにとっては念願の素早さを上げられる技を手に入れた。
環境に置いての強さはというと、前世代で跋扈していたカプ達が大きく数を減らし、
あまりにも尖ったスペックを持ったメガシンカ勢がいなくなったという追い風こそあったものの、
S142という圧倒的なスピードと使い勝手のいい一致ドラゴン技を持つ新規600族のドラパルトの台頭がネック。
本作はシーズンごとに事細かにルール(使用可能ポケモン)が変わる為、ガブリアスの使用率もそれに合わせて変動しているのだが、
基本的には前世代通りランドロス・カバルドンの壁が厚く、フェアリー環境でなくなった前世代と立場はあまり変わらない。
「禁止伝説一匹まで使用可能」のルールの竜王戦では禁止伝説にS100が多いという恩恵もあって中々に高い使用率を誇ったものの、
「禁止伝説二匹まで使用可能」のルールの最終シーズンルールではザシアン・サンダー・ランドロスを中心に動くようになり、
このトップメタ3匹によって天敵ゴリランダーが大きく数を減らし、トップメタ相手にも有利に立ち回れる「みず・じめん」勢が台頭。
地面枠がさらに激戦区と化した結果、前世代以上に使用率を落とし、概ね使用率は30~40位となっている。
ただし非伝説ドラゴンタイプという枠組みで見るとそれなりに高い部類に入っているとは言えるか。

+ 第9世代のガブリアス
第9世代では初期実装組から登場。
なんと野生で登場する他、設定通りジェット機のような態勢で飛行しているのが確認できる。
テラスタルにて最大の短所であったこおり4倍という弱点を補えるようになった一方で、
敵のテラスタル化でタイプをフェアリーやひこうに変えられてタイプ一致技を封殺されるリスクが出た事に加えて、
常に氷テラスタルから不意にテラバーストを撃たれる危険性を警戒しなければならなくなった事や、上記のパラドックス勢の登場、
続投のドラパルト、新600族のセグレイブが控えているので全盛期ほど台頭していない。
ただし、カイリュー、サザンドラなどの他の600族ドラゴンもこおりメタのテラスタイプで多数使われている環境のため、
最終的に読み合いになってしまうがこおりメタ持ちドラゴンへのメタとして、一定の使用率はキープされている。

ゲームでは第4世代のチャンピオンであるシロナの切り札であることから、シロナの代名詞として扱われることが多い。
リメイク版『BDSP』では「つるぎのまい」を使い、第4世代で有用な対策の1つであった「いかく」が通用しなくなり、難易度が上昇している。
また、『金銀』のリメイク作品である『HGSS』ではバッジを16個ゲットした後から、チャンピオンのワタルの手持ちに加わるのだが、
このワタルのガブリアスの技構成が「げきりん/じしん/つるぎのまい/ほえる」とほえる以外は普通に対戦でも使われる剣舞逆鱗型であり、かなりガチ構成に近い。
切り札のカイリューはりゅうせいぐんを主軸にした特殊型なのだが、とくこうが下がっても居座るためにむしろ起点にしやすく、
「強化ワタルの切り札はガブ」等と言われた。

ちなみに第4世代以降は一部のポケモンにオスとメスでグラフィックに若干の差異が存在するが、♂は背ビレに切り込みがある。
また、色違いが非常に紛らわしいことで有名。
検索すれば分かるが、胴体の赤色が橙色に変わっただけであり、通常色と比較しなければ違和感ゼロ。
色違いのメガガブリアスは紫色となり、区別は容易。

+ メディアミックスにおける活躍
アニメでは進化前のフカマルが主人公であるサトシの手持ちとして登場している。
DP編が終了するまで進化せず、以降の作品でもほとんど登場していないが、
かなり間を開けて進化したマグマラシのようなケースもあるため、今後の作品でガブリアスがサトシのパーティに加わる可能性はゼロではない。
勿論シロナの手持ちも登場している。

カロス地方が舞台のXY編ではプラターヌ博士のメガシンカ研究の相棒…なのだが、微妙に囚われのヒロインポジ。
初登場時にはロケット団に精神制御を受けミアレシティを暴れ回った(サトシが暴走を抑え、メガバシャーモが窮地を救った)。
二度目の出演はロケット団にさらわれ、精神制御させた状態でメガシンカさせようとした所を、
プラターヌ博士が「ロケット団より先にキーストーンで絆をつなげ、メガシンカさせる」と言う少々荒っぽい方法で救われた。

2020年2月に行われた「ポケモン・オブ・ザ・イヤー」人気投票では7位に輝いた。
各地域ごとの投票の得票数をそのまま総合順位に反映させるという方法なので、純粋な票数比較にこそならないものの、
ドラゴンタイプとしてはあのレックウザよりも上である。


『ポッ拳』におけるガブリアス

初の公式格ゲー『ポッ拳』にも追加キャラの1体として登場。
他のポケモンの例に漏れず、『鉄拳』シリーズのブライアン・フューリーが元ネタのモーションを多く所有しており、
勝利ポーズもブライアンそのまんまである。声質もどことなくブライアンっぽい。

攻撃力も防御力も機動力も高いパワーファイター。
接近戦が得意ながら、デュエルフェイズでは接近するための突進技を各種備えており、
フィールドフェイズでは移動速度が速く、弾も地味ながら性能の高いものを揃える。
真価を発揮するインファイトではコマ投げコマンドブロックなど必要なものを取り揃えてリターンも膨大。
自在に動かすことができれば、一気に近寄って択一攻撃からごっそりと体力を奪える作中屈指のパワーファイターである。

  • フィールドフェイズ
移動がランっぽい姿勢になりかなり機敏。
素直なシュートや横にブーメランを放つサイドシュート、砂嵐を飛ばすジャンプシュートなどの弾は回転率こそ低いものの、
単発の性能だけ見ればそこまで悪くもなく、間合いを詰める前には十分撒いておける。
一気に接近して択をかけるのが望ましいが、弾幕の激しい相手には、
突進攻撃である弾抜けの前A「あなをほる」や、ジャンプ格闘などを勇気をもって放っていく必要もある。
なお、デュエルから移動してくれば莫大な有利Fから起き攻めに移行できるため、一気にダメージを与えるチャンス。
本命のブロック貫通である溜めバックシュートは、ガードされても有利の高性能でヒットすれば一気に150程度と、
フィールドとしてはかなりのダメージを奪えるため、是非とも狙いたい所。

  • デュエルフェイズ
歩きは遅いもののキャンセルの効く8A「ドラゴンダイブ」や、同じく6A「あなをほる」、モーション短めで見えづらい6Xなど豊富な突進技を持つ。
また間合い管理行動としてそれらとは別に、666(正確には66の前ステ中に6)による「走り構え」でランタイプのダッシュに移行できるのが最大の特徴。
すぐには止まれないしガードもできず、技は走り構え中専用の打撃になるので、普通のダッシュというほどの使い勝手ではないが、
隙を突いて一気に間合いを詰め、差し込みや固めに入れるため利点は大きい。
運びも優秀なため引っ掛けたら一気に画面端でダウンまで持っていけ、そこから『ポッ拳』のお約束として、
空中まで範囲のあるコマ投げ「溜めすなじごく(2A)」と「すなじごく走り構えキャンセルX」による強烈な二択を仕掛けることができる。
接近戦時はコマンドブロックの4A「ストーンエッジ」があるので逆択も抜かりなく、接近用の豊富な手札を生かして得意な距離で択一攻撃をかけていこう。
小技からでもかなりのダメージが出るためとにかく接近時の圧が強いが、小技の性能自体はさほどでもないのがネックか。
特に最速技の8Yは対空用でもあるが、反確で珍しくリターンが薄い行動のため、意外と暴れ用のカードが乏しい点に注意したい。

共鳴バーストはメガガブリアスにメガシンカする……のだが、ゲージの溜まりは最低レベルでゲンガーと同程度。
パワーアップ効果もコマブロ(当身)のストーンエッジとコマ投げのすなじごくがクリティカル時限定で演出が入ってダメージアップし、
追撃可能になるのが限定条件解除される……という、要するに強化されるのは立ち回りでなく崩しであり、
膨大なゲージ量が必要な割には圧倒的なパワーアップ感はない、というのが正直な所。
バーストアタック「大逆鱗クラッシュ」も発生時スーパーアーマーで投げが重なっていようが潰せないため、相手が動いていれば強力な技だが、
実はフィールド、デュエル共にガードされてしまうと、
相手に強制ガードクラッシュを誘発させて(フィールド時はフェイズチェンジまで起きるにもかかわらず)なお反確
(届けば全キャラで13F技までの技が確定)という、
パナし得な性能が多いBAの中では非常に使い所が難しいものとなっている。BA演出後に遠吠えでポーズ取ってるせいでな!
まぁ所詮メガガブなんてこんなもんか

余談だが、ガブリアスの最大の弱点はそういう所ではなく運指である。
一般的な4ボタンパッドを思い浮かべて欲しい。↑がX、←がY、↓がB、→がAというのが『ポッ拳』のパッド型コントローラーであるが、
ガブリアスがその本領であるコンボや立ち回りを最大限に生かす為にはその両方に溜めXを要求されるのである。
パッドでボタン溜めキャラを使いこなす必要があるのだ。
攻撃はYとXとA、ジャンプはB、ブロック攻撃はX+A、投げにY+B、その他臨機応変にL(アシスト)R(ガード)を使い分けつつXを押しっぱなしにする。
……人間には普通5本しか指が無いんですが?
なお、アーケードでは当然ながらキーコンフィグなどという甘えたものは無い
家庭用には一応あるものの、アーケードでプレイする気があるならコンフィグ無しに慣れておくのが無難である。
しかし慣れるったってこのボタン配置でどう慣れろと……やはり指を増やすしか


MUGENにおけるガブリアス

Xボックス アルフライト氏の製作したキャラが公開中。
『XY』の3Dモデルのgif画像を使用して制作されている。メガシンカは攻撃モーションが足りないため未搭載。
元ゲーに歩く動作が無いため、移動は不可能。代わりに常時アーマーステ固定となっている。
カラーによって性能が変わり、1Pでは並程度、12Pでは神中位となる。
動けないためか、全体攻撃の「じしん」「いわなだれ」などの派手なうえに広範囲な技を使用できる。
また、前方攻撃「ストーンエッジ」は3割の確率で「ガード不能+威力1.5倍」の急所判定があるなど、原作のリスペクトも高い。
単に力押しな技だけではなく、相手を追尾する「だいもんじ」や体力を払って体力最大値の半分だけ攻撃を受ける「みがわり」なども完備。
さらに設置技の「ステルスロック」で動き回る相手を牽制できるなど、デメリットを補って余りある技を持つ。
どう見てもステルスじゃないのは禁句
余談だが、背ビレを見る限りこのガブリアスはメスである。

出場大会

凍結


最終更新:2024年03月25日 00:42