ニンジャスレイヤー


「ニンジャ殺すべし。慈悲はない」

Twitter上で翻訳&連載中のサイバーパンクニンジャ活劇小説『ニンジャスレイヤー』第一部から第三部までの主人公。*1
担当声優はドラマCD・アニメ版共に森川智之=サン。

+ 『ニンジャスレイヤー』という作品について

本名フジキド・ケンジ
ニンジャ組織の抗争に巻き込まれ瀕死の重傷を負ったフジキドは、死の淵に現れた「ナラク・ニンジャ」のニンジャソウルが憑依したことで、ニンジャを殺すニンジャ、すなわち「ニンジャスレイヤー」へと変貌した。
ニンジャソウルが憑依して間もなくの間は、未熟ゆえに目に入る者を殺戮し続ける災害のような存在と化していたが、日本最後とされるリアルニンジャ(ニンジャソウルの憑依ではなく、修行の末にニンジャになった人物)「ドラゴン・ゲンドーソー」によって暴走を食い止められる。
そして彼から暗殺拳「チャドー」とインストラクションを授かり、さらに幾多の戦いを経た結果、少しづつではあるがナラク・ニンジャの力を制御できるようになっていく。

物語の開始当初はニンジャスレイヤー単独での戦いが多かったが、物語が進むに連れて凄腕女性ハッカー「ナンシー・リー」、薬物中毒の私立探偵「タカギ・ガンドー」、マインド潜行能力を持つニンジャ「シルバーキー」といった協力者も少なからず登場している。
また、復讐が完了した第三部現在では「イチロー・モリタ」という偽名*3を使って非合法に探偵活動を行っており、警察に揉み消された事件や表沙汰にならない事件の裏に暗躍するニンジャ組織の情報を探っては黒幕のニンジャをスレイする、ダークヒーロー的な存在となっている。
半神的存在であるニンジャを主な捜査対象とするためか、その探偵活動は既に都市伝説と化しており、「暗黒非合法探偵」としてネオサイタマの住民に知られている。

+ とくとご覧あれ、ニンジャスレイヤーのワザマエを!

+ ドーモ。ナラク・ニンジャです

+ ドーモ。デオチド・ケンジです

+ サツバツナイト

MUGENに殺戮者のエントリーだ!


スパイダーマッなど手書きキャラに定評のあるふうりん=サンによる手描きのものが2015年4月16日にエントリーした。

基本システムは青っぽい猫=サンによって作成されており、弱中強の3ボタン制でチェーンコンボを搭載。
投げには原作でも登場した投げ技「アラバマオトシ」、回避動作に「ブリッジ」と更にそこから繰り出される「メイアルーアジコンパッソ」など原作に登場した動作を再現した数々のアクションが実装されている。
必殺技にはカラテ技以外にも原作でも度々登場したドウグ社製フックロープによる引き寄せ動作、超必殺技には「ヘルタツマキ」「サマーソルトキック」「ツヨイ・スリケン」「アラシノケン」を搭載。

更にファンの間でも人気の高い数々の出落ちエントリーを再現したイントロも収録されており、その再現度は実際高い。
ver.1.1への更新でマヴカプめいたコンボ評価システムやKO演出が追加された。
紹介動画な
http://www.nicovideo.jp/watch/sm26053322 http://www.nicovideo.jp/watch/sm26175465

AIは未搭載だが、にまめ=サンによるAIパッチが作成されている。
小技から高評価のコンボをこなし大ダメージを与えてくる。AIの動きを対人向けと対AI向けのどちらかで設定可能。
かつてはAir=サンによるAIパッチも存在したが、現在は公開停止されており、動画使用も遠慮してほしいとの事。
この他、ポキーモントーナメント2にはうp主のGURI=サンによる自作AIで参戦している。

にまめ=サンのAI紹介動画。
スゴイニンジャとの対戦があるぞ
GURI=サンのAI紹介動画。
4試合あって実際お得
http://www.nicovideo.jp/watch/sm26295012 http://www.nicovideo.jp/watch/sm26313110

また、システム作成を担当した青っぽい猫=サンによる改変版 「ニンジャスレイヤーBC」 も公開されている。
こちらは技性能の変更のほか、エフェクトやシステムがGG風に改められRCやバーストが追加されている。
AIは未搭載。

「ハイクを詠め。カイシャクしてやる」

出場大会

プレイヤー操作

色々な人達の挑戦(人操作、part42)



*1
「第一部から第三部まで」に限定した表現なのは、第3部のラスト以降フジキドがニンジャスレイヤーでなくなり、別の人物が「ニンジャスレイヤー」を名乗っているため。
しかも偽物などではなく、ナラク・ニンジャが憑依した「正真正銘の本物」である。そしてフジキドも生存しており、フジキドともう一人のニンジャスレイヤーが邂逅するシーンすらある。
なぜこのような展開になっているのか?そしてこの先どうなるのか?連載を読んで備えよう。

*2
日本のバブル崩壊とアメリカ製サイバーパンク、そしてニンジャに何の関係が?と思われるかもしれない。

そもそもの源流としては『ザ・ニンジャ』というエリック・ヴァン・ラストベーダーの執筆した小説がある。
これは「現代社会の裏側で繰り広げられるニンジャたちの暗闘」という作品で、ニンジャ物大流行の発端となった物語だった。
歴史の闇に消えたと思われていたニンジャは、現代も尚存在し続けて密かに戦い続けている……。
比喩抜きにニンジャリアリティショックを発症したアメリカ人たちは、半ば本気でそう思い込んでしまったのだ。

そして70年代80年代はベトナム戦争を境に、アメリカの正義が完全に揺らいでいた時代でもあった。
にも関わらず、半世紀前に核兵器で完全に叩き潰したはずの日本が、経済大国としてブイブイ言わせている。
車も電子機器もカメラも日本製に取って代わられつつある(所謂ジャパンバッシングが起きたのもこの時代)。
いささか時代は下るが、ヒーローを残酷で悲惨な目にばかりあわせるのが流行ってしまったアメコミに対して、堂々と真正面から正義を掲げて戦う『パワーレンジャー』が大ヒットしたのも、アメリカ人にとっては脅威だった。
日本のオタクコンテンツは「文化侵略」とまで呼ばれ、『ゴルゴ13』で政治ネタ扱いされるほどのアメリカの危機だった。
(古くは『ボルトロン(ゴライオン+ダイラガーXV)』『ロボテック(マクロス+サザンクロス+モスピーダ)』も大ヒットしているが、 家庭用インターネットの無かった当時、原作が日本だとは知るのはそんなことを気にしない人間のみだったので問題は起きなかった)
さらに時代は下るが、『ポケモン』などに対して反発する運動がアメリカで起こったのも同じ流れである。
(ただしポケモン批判に関してはキリスト教(進化論の否定)や、動物愛護運動(捕鯨批判…ではなく批判の方)も絡んでいるのだが)
なにしろアメリカ合衆国は、アメリカ大陸にたどり着いた移民たちが先住民から土地を奪い取って立国した、歴史の浅い国である。
いくら大国へのし上がったとはいえ、アイデンティティの礎となる歴史(伝統文化)があまりにも浅い。
日本文化の進出は、他民族国家であるアメリカそのものを脅かす、恐るべきものだったのだ。

謎の復活と大成長を遂げた、極東の島国に栄える、得体の知れない経済大国ニホン。
自然、サイバーでパンクな世界観として「日系企業に経済支配されてしまったアメリカ」と言う発想が生み出されたのだった。

いくつかの例をあげると、まずサイバーパンクの世界観を決定づけた名作映画『ブレードランナー』。
ロサンゼルス市内なのに「強力わかもと(日本の胃腸薬)」の広告が日本語で流れていたのは有名で、これはアニメイシヨンでもリスペクトされており、「強力わかもと」の広告が登場している。
一応、忍殺の舞台はネオサイタマ=日本のため、日本語の広告が流れていたとしてもおかしくはないのだが。

同じくサイバーパンクの源流を作ったウィリアム・ギブスンの『記憶屋ジョニイ』。
本作ではヤクザの送り込んできたニンジャめいた刺客とヒロイン・モリィの対決が描かれている。
さらに傑作と名高い『ニューロマンサー』では、チバが電子技術の聖地と呼ばれ、ニホン製のコンピューターが世界を席巻。
有名な「港の空の色は、空きチャンネルに合わせたTVの色だった」という冒頭から始まる第一部はチバを舞台に進行し、クライマックスに至っては、衛星軌道上にてザイバツがクローン培養したリアルニンジャが主人公たちを待ち構えている。
(ただし作品の主題は電脳空間でのハッキングなので、サイバーパンクニンジャ活劇とは異なるのだが)

サイバーパンクではないが、『エイリアン』に「平凡パンチ(日本の芸能雑誌。公開当時は廃刊の危機だった)」が出てきたり(ただし一作目の時点では「口を塞ぐシーンで雑誌を口に押し込もう」 「そのシーンで一番恥ずかしい気分になるデザインの雑誌を選ぼう」と言う流れで偶々選ばれただけと言う説もある)、
続編では一作目の舞台となった宇宙船の所有者が日系企業のウェイランドユタニ社(ウェイランド湯谷社)と言う事になり、更にはユタニ社がアメリカ軍を裏から支配しているとされたのも同種の描写といえる。

しかし、バブル崩壊で日本が不況に陥ったことで、こういった類のネタも下火となってしまった……。
だが、日本は未だに経済大国としてアメリカと互角に張り合ってきている。
「日系企業は非合法活動に忍者を使う事で、他国の産業スパイ相手に無双している」
そんな与太話めいた都市伝説が流布されるのも必然といえよう。

『ニンジャスレイヤー』は、そうした流れを受け継ぐ作品なのだ。

*3
「フジキド・ケンジ」と「イチロー・モリタ」では姓名の順番が明らかに逆なわけだが、これは忍殺全体の傾向で、表記上の順番については妙にテキトーな節がある。
姓名の扱い自体を取り違えていることは(少なくとも主要な人物では)ほぼ無いが。
これは日本人が外国人の名前に関しては日本でも現地の通りの順に表記したり呼んだりするくせに、自分たちが名乗るときは表記、口頭ともに逆に名乗るものだから、外国人が日本の名字だと思っているものを名前、名前だと思っているものを名字だと勘違いしている場合があるということも無関係ではないと思われる。
留学生が最初は日本人の姓名を勘違いしているというのはよくあることである。


*4
忍殺世界のニンジャは大気中の金属粒子にニンジャソウルの力を作用させる事により虚空から手裏剣を生成する事が可能である。
この「生成された手裏剣」を作中では「スリケン」、生成せずに通常の手段で持ち運びするものを「シュリケン」と区別している。
まあ作中シュリケンって巨大手裏剣を背負ったヒュージシュリケン=サンしか使ってないけどね!
なお、このスリケン生成術はグレーター(高位の)・ニンジャのニンジャソウル憑依者でないと使えないものであるらしく、ニンジャスレイヤーもナラク・ニンジャが封印された当初は生成する事ができなかった。
他にも生成できないニンジャはクナイ・ダートと呼ばれるいわゆるクナイを多数持ち歩く等しているようである。
また、少数ながらこのスリケンではなくクナイ・ダート生成術を使うニンジャもいる模様(スリケンとの差別化等は作中全く言及されていない)。
他、スリケンのバリエーションとして「アフリカ投げナイフめいた邪悪なスリケン」やら「ハッポースリケン」やら「炸裂スリケン」やら色々ある。

*5
忍殺世界における「カラテ」は断じて我々の知る「空手」の意ではなく、「武術・戦闘技術全般」「肉体的な練度」「気、エネルギー」と言った、様々な要素が内包される極めて奥ゆかしい概念である。
また、「今も昔もカラテを極めた者が上を行く」「ノーカラテ・ノーニンジャ(いくらジツが強くても、肉体的強さ≒カラテが備わっていない者は一流のニンジャにあらず)」といったフレーズがあるなど、しばしばカラテの重要さについて言及されている。
とは言え実際なんでもありな様相も呈しており、「古代ローマカラテ」「エジプトカラテ」といった流派名や、「カラテミサイル」といった一見では「ナンデ!?」と仰天する単語も登場する。
しかし上記の概念に当てはめれば何も問題はない、いいね?