ミルキィローズ


「青いバラは秘密の印!ミルキィローズ!」

『Yes!プリキュア5』の続編である『プリキュア』シリーズ第5作『Yes!プリキュア5GoGo!』に登場する変身戦士。
シリーズでは11番目の戦士にあたる。CVは 仙台エリ 氏。

変身者は「美々野くるみ」。イメージカラーは紫。
厳密にはミルクという妖精から人間体の美々野くるみに変身し、さらにミルキィローズに変身しているため、二段階変身していることになる。
世界に一つしか咲かない青いバラの力を持っており、初登場時から高い戦闘能力を保持していた。

+ 妖精・ミルクとは
前作『Yes!プリキュア5』中盤より登場した妖精。
作中に登場する妖精の国、パルミエ王国のお世話役見習い→準お世話役。
双子の王子ココとナッツを追って人間界にやってきた。口癖は「~ミル」。
ウサギのように、というかウサギ以上に長い耳を持った外見が特徴。
いつもトラベルバッグを手に引いていたが、続編からは見られなくなった。

性格は腹黒く、自分勝手なトラブルメーカー。
家出、(主に主人公・夢原のぞみとの)口喧嘩、ビーズアクセを壊してプリキュア5分裂・全滅危機の原因を作る、
騙されてドリームコレット(作中のキーアイテム)を敵に渡してしまうなどなど、
作中でも致命的なミスや視聴者の心象を悪くするような展開が多かった。
特にプリキュア5解散回では女児アニメとは思えないドロドロ展開になったこともあり、かなり批判された。
元祖のポルンより受け継がれてきた淫獣(ウザマスコットキャラ)のポジションであり、
『5』放映当時、まだニコニコに本編うpが容認されていた頃の嫌われっぷりは記憶に新しい。

その後の続編では以前よりは格段に大人になり、美々野くるみの姿がメインになったことで腹黒さは影を潜めた。
むしろオールスターズシリーズなどにおいては大人な所を魅せている。
アホの子ののぞみとの対比もあってか明晰な頭脳で学業は優秀、夏木りん(キュアルージュ)以上の運動神経という完璧な才女で、
おまけに敵の幹部と一瞬とはいえ妖精体で張り合うなど、「お前強すぎじゃね?」なシーンが見られるようになった。
一応、読書家のナッツ王子の影響で読書好きで、人間界の物語を研究・編纂して王国に持ち帰るなどしていたので、
妖精の姿では生かせなかっただけで元々頭はよかったようだ。
以前はほとんどりん一人でこなしていたツッコミ役の常識人ポジションをも担うことになった。

『5』時代はプリキュア5の合体必殺技「プリキュア・ファイブ・エクスプロージョン」発動用のアイテムに変身することでプリキュアをサポートした。
また、この頃に病気となった際、キュアアクアこと水無月かれんに付きっきりで看病されたことがあり、それ以来彼女には懐いている。

プリキュア達が5人がかりで苦戦する敵幹部をたった一人で圧倒し、
必殺技である「ミルキィローズブリザード(ミルキィローズメタルブリザード)」は個人技でありながら5人の合体技と同じぐらいの威力があり、
当たれば敵は即消滅(浄化などと生易しく優しくなったのは『ハートキャッチ』以降である)。
敵の強さがインフレしてくる原作後半でも強さは衰えず、最後まで「強い」という印象を残している。
しかし、チートキャラの宿命か体力消耗が激しく、長時間この姿を保っていられずミルクに戻ってしまうことがある。
この場合疲れ果ててしまうため、すぐにまた変身とはいかないようだ。

作中のみならず、プリキュア全作品中でも最強候補に数えられるほどの屈指の強さを誇っている
その描写から単体でプリキュア5人分のパワーを持っていると思われ、つまりエターナルはプリキュア10人を同時に相手しているに等しいということになる。
過去に行われた「プリキュア作中で強そうなのは?」というアンケートにて、初代などを押さえて一位を獲得しており、
映画『プリキュアオールスターズ』シリーズにおいては、二度に亘り素手で大地を殴って巨大クレーターを作り出すなどパワー面が強調された他、
肉弾戦での敵の攻撃を妖精の姿に戻って身体を小さくすることで回避し、一撃加えて再変身するという離れ業を披露したこともある。

プリキュアの仲間だが名前に「キュア」とは付かず、『MaxHeart』のシャイニールミナスと同様に厳密にはプリキュアではない。
…が、商品展開やオールスターズではちゃんとプリキュアの一員として数えられている。
満&薫「解せぬ」

登場当初はプリキュア達にも正体を隠してしていたが、数話後にエネルギー切れで妖精の姿に戻ったことでバレてしまった。
そもそも「美々野くるみ」という名前は「ミルクの耳」の逆さ読みになっており、大きいお友達には正体はバレバレであったが認めたがらない人もいた
なお、隠していた理由は別に大した事情があるわけでもなく、「皆を救うヒロインの正体は秘密なのが昔からのお約束だから」という、
つまり単なる本人の美学故という身も蓋もないものであった。

(以上、ニコニコ大百科、ピクシブ百科事典から抜粋・一部改変)


MUGENにおけるミルキィローズ

hatya氏製作の手描きキャラが存在していたが、現在は氏のMUGEN活動終了に伴い公開終了。
最新版は『ドリームフェスティバル』のドット絵に差し替えられている。

簡易的なAIが入っており、台パンで有名な幕末の瞬間移動を使いつつ、
彼女の持ち味である「ひじうち」や2ゲージ技の「クレーターパンチ」(最新版では「クレーターキック」)などを叩き込む戦法が得意。
原作にて体力切れが激しいという理由から、ニュートラルの状態でライフが減少する仕様となっている。
デフォルトのランクは大体、凶中位ぐらいだが、下記の性能によって格上とも戦える場合がある。

4ゲージ技である「ミルキィローズメタルブリザード」は、原作通りの超威力でダメージは2000。並みのキャラなら大抵即死するほど。
また、ゲージが自動で増加するようになっており、彼女を相手に長いコンボをミスしたりすると4ゲージ技を受けて逆転負けなんてこともある。
また、本気スイッチというものがあり、ONにするとメタルブリザードの仕様が変わってより強力になり、
さらにゲージを温存してメタルブリザードによる即死をより積極的に狙ってくるようになる。

ちなみに旧版ミルキィローズメタルブリザードの演出では、
左上に何故か時刻表示(8:53分。ちなみにプリキュアの放送が終わるのが9:00)があり、謎の存在感を放っていた。

この他、単体キャラ以外ではサクラカ氏製作のキュアアクアの技演出にも登場する。

出場大会



最終更新:2022年11月29日 23:47