ウィラード・H・ライト







「理解しようとするな。頭痛にならァ」

07th Expansion制作の同人ゲーム『うみねこのく頃に』の登場人物。
EP6で役目を終え、舞台から降りた右代宮戦人に代わりEP7の主人公となる。
名前の由来は古典ミステリー小説界での「ヴァン・ダインの二十則」の作者、ウィラード・ハンティトン・ライト。
戦人や一部の人物からは「ウィル」という愛称で呼ばれている。
所属組織のSSVDとは、彼のペンネーム「S・S・ヴァン(Van)・ダイン(Dain)」に由来する。
担当声優は『ストIV』でリュウを演じる 高橋広樹 氏。





天界に拠点を置く赦執行機関“SSVD”所属の主席異端審問官。
“二十の楔のライト”、“魔術師狩りのライト”の二つ名を持つ。
かつては冷酷無慈悲な仕事ぶりを発揮していたが、いつの頃からか気紛れかつ無気力になり、ついには辞表を提出するに至った。
辞表は受理され、退職の日を待つばかりの中、魔女ベルンカステルに呼び出される。
かくして彼は、ゲームの探偵役として六軒島とベアトリーチェの謎に関わる事となった。

性格は雑で口も悪いが、一方で人情を大切にする人情家でもある。
異端審問を行う上で、「ホワイダニット」こと動機を最も重視している。
これは「人間の心が関わらない事件など存在しない」という持論によるもの。
「ハウダニット」ことトリックや「フーダニット」こと犯人を重視する異端審問官が多い中では異例である。

ちなみに、髪の赤い部分は髪留めではなく、赤い髪である。
発売前に「イトミミズ」というあだ名が付けられた事も…。


黄金夢想曲』における性能

格闘ゲーム『黄金夢想曲』にはアペンドディスクである『†CROSS』から参戦。
剣を使う戦闘スタイルで長いリーチと火力がウリ。

超必殺技の「灰は灰に返る」が極めて強力。
当てれば相手を高く打ち上げ、容易にループコンボに持って行ける上にダウン引き剥がしも出来るので、
ゲージさえあれば投げからも大ダメージコンボに持って行ける。
しかも、灰ループコンボ中は『黄金夢想曲』の仕様により敵はバースト不可なため、この点も強い。
おまけに対空としてもトップクラスと至れり尽くせり。正にウィラードの代名詞である。

メタ必殺技の「愛なき幻想を禁ず」は実質コンボでしか使えないが、ダメージが高い上に投げ技と同じくダメージ補正が掛からず、
前述の「灰は灰に返る」との組み合わせで(やはりゲージさえあればだが)数回叩き込める等、状況さえ整っていれば相手に致命的なコンボダメージを与えられる。
余談だが、「これが最後の刃だ!」と言う癖に何度も使うので、「最後の刃(大嘘)」等とネタにされる事も。

立ち回りでは強い判定と非常に長い仰け反りorガード硬直を与えるJ2Cを押し付けていくスタイルが基本。
その一方で必殺技共に立ち回りで強い技が少なく、剣を使う技の大半は外した時の隙が極めて大きい、遠距離で何も出来ない等、
かなり尖った性能をしているため、行動を読まれ易かったりする。一度触ると強いがそれまでが辛いタイプと言えるだろう。
ただし、このゲームはタッチシステムにより攻撃中に相方と交代出来るので、ある程度相方任せでもなんとかなる。

アビリティは、一部を除いた必殺技を超必殺技以上の攻撃でキャンセル出来る「SPキャンセル」。
超必殺技→メタ必殺技でもキャンセル出来るので、「灰は灰に返る」→「愛なき幻想を禁ず」での安定した火力アップがメイン。
他キャラでは本来出来ないコンボでの火力アップやガードクラッシュ間近でのラッシュ、隙消し等にも使われたりする。
ただし、キャンセル出来るのはアビリティ付与1回で1度のみで、1度キャンセルが発動するとアビリティの残り時間に関わらずその時点で効果が終わる。

……とまあ「癖はあるがそれを補って余りある爆発力がある」という性能によりキャラランク上位層であったのだが、
CS版『うみねこのなく頃に咲』に同梱されたver2.50では、多くのキャラが強化(一部弱体化)される中
  • J2Cのヒットバック弱体化
  • SP版灰は灰に返るの硬直増加
  • SP版灰は灰に返るからSPキャンセル削除
上記の強み全てが消されるという尋常じゃない弱体化を一人だけ食らった
他のキャラで複数弱体化されたのは紗音ぐらいで、それも体力減少+メタ必殺の威力低下と立ち回りが崩壊するほど致命的なものではない。
これにより最後の刃ループもほとんど出来なくなり、隙の大きさだけが強調されてしまった。
とはいえ、他の基礎性能は変わっていないため中堅に食いつけるレベルではあるが。


MUGENにおけるウィラード・H・ライト

ゆ~とはる氏による『黄金夢想曲†CROSS』仕様のものが2014年12月10日に公開された。
氏の黄金夢想曲キャラとしては縁寿譲治に続いて3人目となる。
タッグシステムがストライカーに変更されている事以外はほぼ原作再現。
自身を含む登場キャラの全員がストライカーとして使用可能。

オリジナルの特殊モードとして、「闇ウィラードモード」と「黄金モード」が存在する。
「闇ウィラードモード」は12Pカラーを選択すると発動。
原作のボス版黒き戦人を意識したモードで、ラウンド開始時に自分とパートナーのSPゲージがMAX、かつ全パートナーのアビリティが常に付加される。
「黄金モード」はイントロ中にstartボタンを長押しすると発動。付属のテキストに従って常時起動させる事も可能。
SPゲージ、メタゲージ、パートナーSPゲージが常にMAXになり、タッチゲージの回復速度も最速になる。

AIは未搭載だが、縁寿のAIも製作しているたくし上げの人ことyuki氏によるAIパッチが公開されている。AIレベルを5段階で調整可能。
ただし、最新版には対応していないので注意。
攻撃が刺されば的確にコンボを繋げ、ゲージ技やメタ必殺技を使えば10割も余裕の大ダメージを与えてくる。
黄金夢想曲特有のシステムもフル活用するため、接近戦ではガードタッチによる切り返しも強力。
一方で飛び道具やリーチの長い攻撃で近寄れない、ガードタッチで切り返せない相手は苦手としている。
ランクとしては凶下位クラス。12Pカラーの闇ウィラードモードはエルクゥにはかなり相性が悪く殆ど負けるものの、トータルの戦果では狂下位クラス。
yuki氏AI
プレイヤー操作

+ 大会ネタバレ注意
並盛りシングルトーナメント ドリンクメニューでは順調に勝ち進み、準々決勝で優勝候補の皇久遠と激突。
2ラウンド目で超必カウンターヒットからの10割コンボを喰らってしまうものの、続く最終ラウンドでは
「次は俺の流儀でやらせてもらうぜ」の宣言通り気絶ループ永久コンボで久遠の超根性値をぶち抜きこれを撃破。
10割VS永久というあまりにも凶下位らしからぬ戦いぶりに、視聴者からは「事実上の決勝戦」「酷いレベルでバランスが取れている」と喝采(?)を浴びた。
その後も勝ち進み決勝で前田慶次を下して案の定見事大会初優勝を果たした。

その後MUGEN祭 並盛りタッグトーナメントでは本来の相方が出禁になってしまったゲス師父の相方に抜擢される。
本家4強&ドリンク覇者という驚異のタッグで視聴者からは「どうあがいても優勝候補」「性能の暴力」とまで呼ばれ、多くのタッグを圧倒してきた。
しかし4回戦でコンバット越前&村紗水蜜タッグ相手にフルセットの末まさかの敗北という衝撃的な結末に終わってしまった。
とはいえ越前の例の技フィニッシュは避けられたのはせめてもの救いだったのかもしれない。

出場大会

+ 一覧
シングル
タッグ
チーム
その他
削除済み

出演ストーリー

プレイヤー操作

アルで昇華(part194)


最終更新:2022年09月19日 17:08